- 種族
- 海竜種(海竜目 海竜亜目 焔竜下目 アグナコトル科)
- 別名
- 炎戈竜(えんかりゅう)
- 英語表記
- Agnaktor
- 危険度
- MH3・MH3G・MHX・MHXX:★5, MHP3:★6
- 登場作品
- MH3, MHP3, MH3G, MHX, MHXX, MHXR, MHST, MHST2, MH-R
目次
生態・特徴 
- 火山の奥地や洞窟などを根城とする陸棲型の海竜種。
ウロコトルの成体で、全長30mを突破する個体も珍しくないという大型の中の大型モンスター。
火山に生息するモンスターの中でもとりわけ危険度の高いモンスターとして知られており、
過去にはたった一頭でとある小国を半壊させるほどの被害を出した事例もある。
このため、ギルドによっては狩猟に非常に厳しい制限が設けられている場合もある。
ウロコトルのように積極的に群れを作ったりはしないが、
同種の別個体が自分の縄張りに侵入しても積極的に排除しようとはせず、
寧ろそれぞれの個体が互いの縄張りを共有し合い、一つの地域に複数の個体が鎮座し続ける場合もあり、
その点においても人間側から見ての脅威度は非常に高い。
「碇口」と呼ばれる独特の形状の硬い嘴を持ち、その特徴と生態から《炎戈竜》と通称される。
- 本種の最大の特徴は、その特徴的な碇口と強靭な筋肉で火山の頑強な岩盤を突き破り、
そのまま身体を捻ることでドリルのように掘り進むという驚くべき生態を持っている点である。
その運動能力は大型モンスターの中でも群を抜いており、
地中、地上、天井を縦横無尽に移動することができ、その巨大さに見合わぬ驚異的な機動力を誇る。
また、体長に対して四肢は比較的短いが、その見た目に反して陸上での動きも素早く、
走行速度自体もハンターのそれを軽く超える。
- 食性は肉食性で、リノプロス等を積極的に襲って捕食するが、ウロコトル同様腐肉を食べることもある。
元々アグナコトルの嘴は火山地帯に住まう強固な外殻を持ったモンスター達を捕食するために進化したもので、
獲物にこの嘴を叩きつけて抉り返すように食べるため、アグナコトルに捕食された生物には独特な痕跡が残る。
また、ウロコトルと同じく嘴をカタカタと鳴らす威嚇行動をとることが確認されており、
この音で仲間や子どもとのコミュニケーションも行っているとされる。
稀に複数のアグナコトルがしきりに嘴を鳴らす光景が目撃されることがあり、
それは自分達に大きな危険が近付いているのを感じて仲間同士で警戒し合っているためらしい。
火山の生態系の頂点に立つ成体のアグナコトルにとって脅威となる事象は少ないため、
殆どは火山の噴火や尋常ならざる強さを持つ生物の出現、
あるいはそれらの接近といった極めて重大な非常事態の兆候となっていることが多く、
火山全体だけでなく人間達にとっても無視できるものではない。
- 耐熱性に優れた甲殻には小さな突起が生えており、その上に灼熱のマグマを纏っている。
時間が経つにつれて全身のマグマは冷えて固まり堅牢な鎧となる。
非常に屈強な個体は、攻撃と同時に身体を纏うマグマで周囲を焼き払うといった行動をとることもある。
全身の鱗の隙間から不燃性の体液を常に分泌しており、決して火傷を負うことはない。
グラビモス以上に長い時間に渡ってマグマを潜行することも可能で、
更にはまるで水中を泳ぐかのような驚異的な速度でマグマの中を泳ぐ。
体内にもマグマを溜めており、口から光線状にして吐き出すことで外敵を焼殺する。
この際、胸部や碇口は瞬間的に赤熱するほどの高熱を発する。
一方で赤熱化したマグマは比較的柔らかく、この時に攻撃を加え続ければ引き剥がすことが可能。
同時に甲殻の表面も僅かながら損傷する為、
一度剥がれた部位は暫くマグマが纏わり付くことはなく狩猟の際は大きな弱点となる。
- 繁殖期には交尾の為に火山の山頂に集まる習性があり、この時に天井裏を移動することを覚えるという。
そのため、天井から攻撃を仕掛けてくる個体の大半は繁殖を経験した個体であるとされる。
卵を体内で孵化させ、ある程度成長させてから一度に2、30匹ほどを出産する。
しかし、成体になるまでには非常に長い期間を要すため、完全に成体になれるウロコトルはごく僅かである。
- 非常に強力で危険性の高いモンスターであるが、それ故に素材は大変貴重で利用価値が高い。
燃えるような美しい赤色は見る者を魅了し、中でも上質な素材は専門的なコレクターも存在する。
また、その素材から作られた武具は如何なる業火をも撥ね退け、
灼熱の刃は斬り裂いた獲物の返り血を瞬く間に蒸発させてしまうという。
地方によっては武具以外にも船舶のパーツや楽器の素材などにも利用されているらしい。
概要 
- MH3より登場した、海竜種の大型モンスター。
亜種については下記の記事を参照されたし。- モンスター/アグナコトル亜種(凍戈竜、MHP3より登場)
- 火山のマグマの中を潜行する性質を持ち、ツワモノ揃いのMH3のモンスターの中でも屈指の実力を誇る強敵。
水準以上の攻撃力と俊敏性、巨体を活かした広い当たり判定はかなりの脅威となる。
- 小型モンスターに分類されるウロコトルの成体であるが、
その全長は海竜種の中でも最大級で、最大金冠ともなると33mを突破する。
「海(水中)」を根城とするという種のイメージを覆す、火山帯に生息する海竜種であり、
「所詮ウロコトルの成体だし、せいぜい陸揚げされたラギアクルスに毛が生えた程度でしょ?」
などとナメて掛かって、消し炭にされたハンターの数は計り知れない。
- アグナコトル最大の特徴は、全身を特殊なマグマで覆っていること。
体表をうっすら覆っているヴォルガノスとは異なり、その身を覆うマグマはかなり派手かつ大規模。
この纏ったマグマは時間が経つと黒ずんで冷え固まり、近接武器の一撃を弾き返す頑強な溶岩の鎧と化す。
これこそが本種が紅蓮の鎧まといし竜とも呼ばれる所以である。
冷え固まってしまった鎧は単純な打撃や斬撃で剥がすことはできなくなり、
正攻法を取る場合は火属性攻撃や砲撃、爆弾などの熱を伴う攻撃で溶かし、
その上で武器による攻撃を加えて纏ったマグマを破壊する必要がある。- 冷えた鎧の弾き返し効果は、心眼により無効化することが可能。
そのため、旋律により心眼効果を得る狩猟笛と、
スラッシュアックスの剣モードなら硬い鎧を相手にゴリ押すこともできる。
火炎弾で軟化→物理弾で攻撃、あるいは硬化時は水冷弾・氷結弾で攻撃という戦術が取れるボウガンはともかく、
まともに属性を纏って攻める近接武器にとっては非常に頭が痛い特性である。- 上述の通り砲撃で軟化させることは出来るため、水・氷属性のガンランスなら優位に戦える。
- また、火と氷の双属性双剣なら、やや効率は悪いが鎧を軟化させつつ氷属性を叩き込む戦術も可能。
この場合も、硬化時に弾かれないようにしておく必要があるが。 - MHX(X)なら、水or氷属性の操虫棍+火属性の猟虫で挑むという選択肢もある。
- 冷えた鎧の弾き返し効果は、心眼により無効化することが可能。
- これだけだと非常に手を出しにくい相手であるが、ハンター自身が熱を与える以外にも攻略法は存在する。
- 一つは、火山地帯やアグナコトル自身の熱を利用する方法。
アグナコトルがフィールドに存在するマグマの中に侵入した場合(地中に潜った場合も)、
冷え固まった鎧は再び溶けてマグマの状態に戻る。
また、後述の熱線を発射した際や嘴叩き付けを行った際などは、
その余波で嘴や胸部のマグマが赤熱し軟化する。
- 一つは、火山地帯やアグナコトル自身の熱を利用する方法。
- 赤熱時の尻尾や嘴の攻撃などの小さな物理攻撃にも火属性が付加されており、
ハンターを頻繁に火属性やられに追い込む。
火山の地形ダメージも相まって、怒り時の猛ラッシュであっという間にキャンプ送りにされた人も多い筈。
短い手脚からは想像もできないほど素早く動き、隙も少ないので、
狩猟の際にはラギアクルスやウラガンキン以上に心して挑むようにしよう。
- 最大の武器は口から放つ灼熱の熱線、往年のグラビームを彷彿とさせる「アグナレーザー」。
その威力たるや、アグナコトルの巨体をもってしても発射の反動を殺しきれずに数歩後ずさりするほど。
勿論直撃しようものならたとえ火耐性を高めていようと大ダメージは免れない。下手すれば即死レベルである。
グラビモスの首振りグラビームならまだしも、
アグナコトルは縦横無尽に、しかも熱線を自在に振り回す。
実際、自分が気をつければいいのは一部分だが、初見のハンターは明らかに戸惑うような軌道なので
慣れるまでは回避のタイミングが掴みづらい。- 熱線は、その予備動作で、攻撃が以下の2種類に大別される。
- 体全体を地面から出した状態で、嘴をカチカチすると、下から上へ突き上げる熱線。
- 地面に潜り、地鳴りのように地面が震える演出の後、体の胸より上を出した状態で、
嘴をカチカチすると、下から上へ突き上げ、そこから回転する。
ただ、回避する方法は簡単で、予備動作を見せたら、胸元に潜り込めばやりすごすことができる。 - パッと見は似ているアグナレーザーとグラビームだが、実は細かい差異がある。
グラビモスの熱線は体内に溜まった熱エネルギーを高圧縮して放つもの(排熱)であり、
見た目もどちらかというとエネルギービーム風である。
対してアグナコトルの熱線は潜行中に大量に取り込んだマグマそのものであり、
膨大な熱を持ったマグマを光線に見えるほどの勢いで吐き出しているという代物である。
体内でも断熱・不燃性の体液が常に分泌している等の理由があるにしても、
マグマを熱を保ったまま体内に溜め込んでおけるその耐熱能力には驚嘆せざるを得ない。
というか一体あの細長い体のどこにそれほどまでに大量のマグマを溜め込んでいるのだろうか。
- 熱線は、その予備動作で、攻撃が以下の2種類に大別される。
- 他に凶悪な攻撃として、地中からの急襲がある。
ビームに気を取られがちだが、実はこの攻撃こそが最も厄介。
この攻撃は簡単に言えばガレオスのように地中からハンターに襲い掛かる攻撃なのだが、
アグナコトルはそれを連発してくる。それもかなり正確な角度からである。
迂闊に緊急回避などしたら確実に2撃目の餌食になるであろう。
しかも更に厄介なことに、この急襲は攻撃間隔が絶妙なので起き攻めされる可能性が極めて高い
(しかも飛び出るタイミングをある程度ずらすことまで可能な模様)。
これにより、1発でも喰らうと最悪の場合「起き攻め急襲→気絶→急襲→起き攻め急襲」という
強制即死も同然の事態に陥ることもある。
また、アグナコトル特有の性質として天井に潜る。
洞窟の天井に下から穴を抉じ開け、そのまま自在に天井を行き来するため、
地中のみならず天井からの奇襲にも気を配る必要がある。
- また上記の地中強襲に加えて厄介なのが、背びれを出しながら突進してくる地中突進。
この攻撃はハンターの進行方向を先読みして突っ込んでくるいわゆる未来予測機構の攻撃である。
その他にはディアブロスの地中強襲(強)がこれに当たる。
予備動作はわかりやすいが凄まじい軌道で曲がってくる上にかなり速いため、避けるのはかなり難しい。
幸い攻撃範囲は狭いので、立ってたら当たらなかった、なんてこともたまに起こる。
- MHP3からの地上での突進にも未来予測機構が搭載された。
恐ろしく高性能かつギリギリまで軸合わせをしてくるので、
緊急回避したと思ったらふっ飛ばされた……という状況が割とよく起こる。
その代わり、脅威だった上記の地中強襲を連続で行ってくる場合の間隔が長くなり、回避しやすくなった。
MH3時代の地中突進の未来予測は健在だが、MHP3、MH3Gでは上位以上限定かつ低確率に変更され、
多くの場合普通に直進してくるので、回避しやすくなっている。- MHXでは地中突進の未来予測をしてくる確率がかなり高くなった。
地上突進もP3仕様の未来予測付きかつ頻度が高いので、
未来予測に対処できなければ痛い目を見るだろう。
予備動作中にハンターが向いていた方向に向かうため、突進直前に反対方向に向かうとかわしやすく、
うまく決まると何もない場所に向かって突進していくアグナコトルを後ろから眺めることができる。
特にガンナーの場合、後方から貫通系の弾を撃つチャンスを作ることになるため、
慣れると寧ろチャンスを作る機会になる。
- MHXでは地中突進の未来予測をしてくる確率がかなり高くなった。
- MH3Gでは、地上突進は軸合わせが若干早く終わるようになり、やや回避しやすくなった。
代わりにクチバシを突き刺す攻撃のパターンに、
リオレイア亜種やブラキディオスが得意とする回り込んでから即攻撃が追加された。
しかも単発なら下位でも使ってくる上、性能も半端ではなく、フレーム回避以外での回避が難しい。
ただし、回り込むときの胴体に触って尻餅をつき、その間にクチバシ攻撃をやり過ごせることも多い。
また、G級ではこのクチバシ攻撃の後に2連続でクチバシを突き刺しながら前進してくる3連続攻撃となっている。
後半の2連続はお馴染みの4連続クチバシに比べると動きが遅く隙も大きい。
- 肉質に関しては特異な性質を持っており、前脚と後脚の部位は左右が共通となっている。
例えば右前脚のマグマ鎧を破壊して肉質を柔らかくすると、
左前脚の肉質も例えマグマが冷えて黒化しようとも柔らかい状態になる。
一方で胴体は怯み耐性が極端に高く、集中して狙わないと胸や背中の部位破壊は難しい。- MHXで胴体の怯み耐性が大幅に落ちた上に貫通式の水冷・氷結弾が復活したため、
3シリーズよりも胴や胸の部位破壊が容易になっている。
- MHXで胴体の怯み耐性が大幅に落ちた上に貫通式の水冷・氷結弾が復活したため、
- 地面に潜っている時は、怒り状態でなければ音爆弾が効く。
ディアブロスと同じようなリアクションを取り、暫く半身を埋めたままもがく。
マグマも軟化しているので、絶好の攻撃チャンスである。
しかしディアブロスと違い、タイミングは結構シビアである。- 音爆弾が成功すると落とし物をするが落とし物のタイミングがやや遅く、
地面に出てもがき始めてからキラリと音がするためやや違和感がある。
ちなみに地面から飛び出してから落とし物をする前の僅かな時間に、
麻痺や眠りなどで拘束状態になると落とし物をしてくれない。
- 音爆弾が成功すると落とし物をするが落とし物のタイミングがやや遅く、
- 疲労時は主にリノプロスを捕食しスタミナを回復するが、稀に巣に帰って腐肉を食べることもある。
腐肉を食べるのはウロコトル時の生態の名残だろうか。
肉を食べるので罠肉も使えるが、未発見時でなければ効果がないので注意が必要。- 疲労時は攻撃が不発したり動きが止まったりするのはどのモンスターも同じだが、
マグマの中に移動しやすいアグナコトルは疲労後のエリア移動で、
こちらは進入不可能なマグマの中に移動しそのまま動きを止めたり、
ビームのスカ撃ちをして時間稼ぎをしてくることがある。
またこちらが近づくと後ろに下がることも多いため、
ギリギリで攻撃が届きそうな場合でもマグマの中に逃げられてしまったり、
罠を仕掛けたのに後退して逃げられてしまうことがある。
生き残るためには効果的な手段ではあるがちょっと汚い戦法である。
- 疲労時は攻撃が不発したり動きが止まったりするのはどのモンスターも同じだが、
- このアグナコトル、MH3の頃は上位ではうんざりするほどよく見掛けた。
しかし主に練習の場となる下位は全然見掛けなかった。
言ってしまえばオンライン下位は★3高難度クエスト限定、
オフラインは村最終緊急と同時出現と非常に時期が遅く、受ける環境が限られていたからである。
そのため、当時は下位アグナ素材が不足しやすい原因の1つとされていた。
その分実力も十分に高く熟練者でも死亡確率が高い。
MH4(G) 
- 他の海竜種共々登場していないが、竜人問屋で別のモンスター素材と交換することで炎戈竜素材を入手できる。
- 上位アグナ素材は通常種素材にもかかわらずティガレックス亜種の素材と交換となっており、
バルバレ地方でも珍重されているようだ。
MH4GではG級素材も登場したが、交換対象素材はG級リオレイア亜種素材である。
確かにリオレイア亜種の素材も貴重ではあるが、上位やG級の序盤~中盤で戦闘するモンスターであるため、
やや格が落ちた感は否めない。
MHX 
- MH4シリーズでは素材のみの登場に留まったが、MHXで久々に復活。
今作ではラティオ活火山、地底火山に進出しており、
イーオスやヴォルガノスなどの旧シリーズ組とも顔を合わせることになった。
- 勿論幼体のウロコトルも登場し、一緒になって襲ってくる。
しかしウロコトルは下位から登場するが、今作はアグナコトルの下位個体は登場せず、上位からとなる。
- 基本的な仕様やモーションは3シリーズと同様であるが、
MH3Gで追加された回り込みからの嘴攻撃がオミットされていたり、
突進のホーミングが若干弱まり、MH3Gより避けやすくなっている。- 逆に(予測・ホーミング能力が低下したとは言え)誘導性が強い突進を逆手に取れる
ブシドースタイルとの相性は抜群である。
上手く誘導して迎撃しよう。 - 床と天井を行き来する独特な戦法は相変わらずだが、今作の2種類の火山は孤島地方よりも天井が高め。
高高度から迫りくるアグナコトルはかなりの大迫力。 - 高低差のあるフィールドに適応するため、新たに縦薙ぎレーザーを獲得。
普通の直進レーザーかと思わせて、ゆっくり上に薙ぎ払ってハンターを狙撃してくる。
- 逆に(予測・ホーミング能力が低下したとは言え)誘導性が強い突進を逆手に取れる
- 4G以降、起き上がりタイミングをある程度調整できるようになったので
地中からの突進を立て続けにくらいにくくなった…とも言い切れない。
先述した通りアグナコトルはタイミングをずらして突進をしてくるため、
起き上がりを遅くしていればやり過ごせるとは限らない。
更に壁際に加えて段差の傍でくらった場合、避けるのは非常に困難であり、
冗談抜きでハメ殺される恐れもある。体力には十分余裕を持って挑もう。
- また纏う鎧に関して、今作では火属性の攻撃をぶつけても軟化しにくくなっている。
一応軟化しないわけではないが、それに必要な火属性ダメージが多くなっているように変更されたようだ。
- その性質上、乗り、ひいてはエリアルスタイルとの相性が悪い。
というのも、乗り~ダウンまでの間に纏った溶岩の鎧が硬化してしまうため。
パーティプレイならいざ知らず、ソロで軟化中にダウンまで持っていくのは厳しい。
そのため、乗りを狙う場合はあらかじめ溶岩の鎧を破壊しておくなど、工夫が必要となる。- 硬い背ビレが背中を縦断していてそこに乗れないためか、ハンターが乗る場所は左肩の上くらい。
暴れ疲れたアグナコトルがゼーハーしている際は傾いたハンターのドアップが映る。なんだか新鮮だ。
- 硬い背ビレが背中を縦断していてそこに乗れないためか、ハンターが乗る場所は左肩の上くらい。
- 地底火山での主戦場となるエリア8の北(高台の上)にアグナコトルを誘導すると、一切地中に潜らなくなる。
溶岩が軟化する機会が減ってしまうものの潜行攻撃で時間を稼がれることがなくなるため、
各種ゲージの維持が容易になる。
また、高台へは壁をよじ登ってくるのではなく地中からの飛び出しを用いるので、
強制的に肉質を軟化させる手段としても有用な戦術である。
- 獰猛化モンスターは部位耐久値が上がるが、
アグナコトルの場合その影響で溶岩を剥がすのが難しくなっており、
獰猛化の隙の少なさと相まってなかなかの強敵である。
- ハプルボッカと共に最初に復活が判明したモンスターであるが、
発売日までハプルボッカ共々公式サイトに復活が告知されず終いであった
(ラギアクルスやウラガンキンなど、後に復活が判明したモンスターは既に復活紹介が行われている)。
- 意外な事に今作において溶岩島に出現することは無く、
(お祭りフィールドである闘技場を除けば)対面するのは火山と地底火山のみ。
ドスイーオスや通常個体のディノバルドは活動している事を思うと少々意外である。- また(地底)火山という二つ名個体のメッカ*1に居ながら、
特殊許可クエストに登場するのは「宝纏捕獲依頼7」だけとなっている。
- また(地底)火山という二つ名個体のメッカ*1に居ながら、
- イベントクエスト「鎚と戈の競演」では立体闘技場に登場するが、何気に二重床エリアに出現する海竜種はアグナコトルが唯一である。
前作MH4Gでは海竜種が不在のために検証は不可能だったが、ちゃんとツタやられになることも確認された。
二重床の上では厄介な潜行を行わなくなるので、苦手な人はツタの上に誘い出すと良いだろう。
そしてたとえ植物の床の上でも嘴を叩きつければ溶岩が噴出し、肉質は軟化する。知ってた
MHXX 
- 引き続き登場。村上位では★9からの登場になる。
だが村の上位クエストでは面倒なことに単体クエストが捕獲クエストしかない。
討伐したい場合は火山モンスターの先輩であるヴォルガノスとの2頭クエストを強いられることになる。
- G級では最高位のG★4での登場となる。集会所の上位と違って単体狩猟はキークエストに指定されていない……
が、なんとドボルベルクと密室闘技場で同時狩猟という、
めちゃくちゃな内容のクエストがキークエストになっている。
まるでイベントクエストにありそうな内容だが、正真正銘のキークエストである。
事前情報なしでこのクエストがキークエストだとはまさか思わないだろう。- 体力の多いドボルベルクと時間経過で硬くなるアグナコトルという非常に厄介なタッグである。
闘技場なので溶岩が存在せず、硬くなられたら特定の行動を取ってくれないと手出しできない。
なお、分断柵を上げている間は潜ってこちらと向こうを行き来したりはしないので安心していい。
首が長いため頭だけ柵を貫通し発覚状態に移ることはあるが。
- 体力の多いドボルベルクと時間経過で硬くなるアグナコトルという非常に厄介なタッグである。
- 本作のG級個体は、MH3Gで披露していた連続クチバシ攻撃に手が加えられた。
ハンターをよりしっかりと捕捉するが、攻撃速度が大幅に低下したものとなった。
これにより、胸に多少は張り付きやすくなっている。
- また、マグマの鎧が赤熱化している場合、尻尾回転とボディプレスが強化されるようになった。
尻尾を振り回した時には周囲に溶岩の塊が出現し、プレスの際には大きなマグマの波が発生する。
これにより攻撃範囲が広がっており、
火属性やられも健在なので回避するときは上位以上に余裕を持って動くようにしよう。
それぞれ尻尾と胸のマグマを破壊すれば封じることができるので、部位破壊すれば楽になる。
- 首振り熱線や潜行からの回転熱線も健在。
G級の場合、回転熱線の方は上位だと安置であったアグナコトル周辺をカバーするように発射してくるため、
剣士だとボーナス行動とは行かなくなった。- 観察してみるとかなり無茶苦茶な首の曲がり方をしている。
- G級の獰猛化個体の体力は通常個体の倍以上という凄まじい耐久力を獲得。
他の獰猛化モンスターと比べてもこの上昇率は圧倒的。
数値にして20700。
なんとあのグラン・ミラオスよりも多いのだ。
激しい攻撃や強固な鎧の代わりに体力は低めであったアグナコトルが
トップクラスの体力を得てしまったことで、とんでもない難敵と化している。- 加えて、狩猟するマップが段差と傾斜だらけで屈指の戦いにくさを誇る地底火山であり、
更に取り巻きのように存在する大量のウロコトルによる妨害も激しい。
本体の強さに様々な悪条件が重なり、獰猛化個体の中でも指折りの難関となっている。
正直ソロでは苦行に近いので、オンラインで有志を募るのが無難であろう。
- 加えて、狩猟するマップが段差と傾斜だらけで屈指の戦いにくさを誇る地底火山であり、
- 潜行行動を頻繁に行うため、自己強化系の狩技やブレイヴ状態の残り時間を無駄に消費させられやすい。
ちなみに天井から突撃してくる最中に閃光を当てた場合、閃光やられにはなるが墜落はしない。
- 通常個体・獰猛化個体共にガンナー対策の一環なのか、
貫通矢・貫通弾のクリティカル距離にいるとやたらと接近してきて尻尾回転を繰り出す。
移動自体に攻撃判定があるうえに視界を思いっきり塞いでくるため、
移動をジャスト回避やイナシで凌いでてしまうと続けざまに振ってくる嘴or尻尾が避けにくい。
移動に誘導性は無いので、きっちり間に合うように歩きで軸をずらして
嘴or尻尾に当たらない範囲まで出ると良いだろう。
弓の溜め移動はアクセルレイン中でもないと間に合わない。
- 前回同様、溶岩島で姿を見せる機会はやはり一度もない。
基本的に火山棲のモンスターではない矛砕、鏖魔、青電主は登場し、
復活したグラビモスも顔を見せるため、ますます彼/彼女の不在が際立っている。
出てくる顔ぶれのヤバさを考えると、案外危機管理能力があるのかも知れない。- 特殊許可クエストと関わりが薄いのはXXでもそのままで、鎧裂のクエにはノータッチ。
既存の二つ名のG級クエに乱入する事もなく、やはり上位の「宝纏依頼7」にしか姿を見せない。
- 特殊許可クエストと関わりが薄いのはXXでもそのままで、鎧裂のクエにはノータッチ。
MHR(:S) 
- 海竜種の接地面問題のためMHWシリーズには登場できなかった本種だが、
MHRise発売直前のVジャンプ公式動画にて、溶岩洞の安全確保のターゲットとして
「ウロコトル」の名前が映り込んでいたため、成体であるアグナコトルの復活も
確実視されていたものの、蓋を開けてみるとなんと未登場という事態に。
今作では既存海竜種の復活や新規海竜種の追加もあり、
特に同じく地面に潜る行動を取る海竜種であるオロミドロもいた為、
立場が被る古参海竜である彼の不参戦は残念なところである。
- 今作では同じく成体がおらず幼体だけの参戦となっているモンスターが複数おり、
その中には同じく熱線の使い手であるグラビモスや、
溶岩を纏う本種に対して氷を纏うザボアザギルなども含まれる。そしてドスジャギィも
- 上記のモンスターにも言える事だが、成長した個体はどこへ行ったのだろうか。
もしかしたら今作の火山マップである溶岩洞は溶岩と水場が共存する特異な環境なので、
アグナコトルが棲息するには向いていないのかもしれない。
しかし後述するオロミドロ亜種を考えると別に問題ない気はするが…。
- G級相当作品であるMHR:SのPV公開段階ではアグナコトルが参戦するという情報は無く、
それどころか新モンスターとして「溶岩に潜り、溶岩を身体の一部に蓄え、地中に潜ると高温で赤熱する海竜種」
という特徴が近しい溶翁竜オロミドロ亜種が登場。
フィールドもウロコトルが生息している溶岩洞であるという事もあり、
このまま未登場を貫く事になってしまうのではないかという恐れが出てきてしまった。- 更に深掘りすると、亜種の方も氷人魚竜イソネミクニ亜種の登場で立場が危ぶまれている。
こちらは自身ではなく周囲の地面を凍らせて滑るように移動する、水ブレスではなく氷属性のブレスを吐くなど、
アグナコトル亜種と直接被る特徴は少ないものの、
やはり「氷属性担当の海竜種」という一番のアイデンティティが被っているのが気になるところ。
- 更に深掘りすると、亜種の方も氷人魚竜イソネミクニ亜種の登場で立場が危ぶまれている。
- そしていざMHR:Sが発売されてみると、やはりアグナコトルは未登場という事態に。
そして当然のように亜種の方も参戦ならず。
やはり骨格の問題が尾を引いているのだろうか…。- 同骨格で海竜種筆頭のラギアクルスが海外でのインタビューで参戦できないと明言された段階で、
やはりアグナコトル種も参戦できないというのが確定路線だったのだろう。
特に溶岩洞や寒冷群島がアグナコトル種を動かす上で、或いは生息域として設定する上で
何かと不都合があったのかもしれない。 - また、本作の目玉要素である操竜との相性の悪さも影響していると思われる。
本記事のMHXやMHSTの項でも述べている通り、背中全体をヒレが縦断している都合上
安定して跨がれる場所が存在せず、ビジュアル的な面でも問題が発生することになる。
参戦が叶っていれば強力なビーム使いとして活躍できた可能性があるだけに残念である。 - なお、Rise時点で幼体しか登場していなかったグラビモスと
ザボアザギルも引き続きMHR:Sでも参戦は出来なかった。
- 同骨格で海竜種筆頭のラギアクルスが海外でのインタビューで参戦できないと明言された段階で、
- ちなみに、代わりに新登場したオロミドロ亜種だが、
登場ムービーで「お前たちの繰る炎など児戯に等しい」と嘲るかのように
という語りと共に幼体のウロコトル達を蹴散らす様子が描写されている。
もはや完全に狙っている
派生作品 
MHST 
- ドヴァン火山の山頂付近にある溶岩の池の中などに生息する大型モンスターとして登場。
テクニックとスピードの2タイプの攻撃を使いこなす上に、
高い威力を誇るグラウンドアッパーを繰り出したり、
非常に強力な全体火属性攻撃である拡散熱線まで吐くという、かなりの強敵。
適正レベルで出会ってしまった場合は3乙してもおかしくないため、
出来ることならけむり玉を使って逃走することも視野に入れておきたい。
どうしても戦いたい場合は、弱点である水属性の攻撃手段を用意しておかないと苦しい戦いとなるだろう。- ただ、実はアグナコトルの行動パターンには規則性があり、
特技封じになっていない場合は、奇数回にテクニック攻撃、偶数回にスピード攻撃を繰り出してくる。
ただし、大抵の場合「テクニック→拡散熱線→グラウンドアッパー→スピード→…」
といった具合に、三すくみ攻撃に差し替える形でノータイプの特技を仕込んでくるので、
次にどの攻撃が来るかには十分注意を払っておくこと。- 次に繰り出してくる攻撃がノータイプか否かは、バトルラインの有無で判断できる。
よく確認してこちらの手を選ぶようにしたい。
- 次に繰り出してくる攻撃がノータイプか否かは、バトルラインの有無で判断できる。
- ただ、実はアグナコトルの行動パターンには規則性があり、
- ちなみに本作では常に溶岩に浸かっていることや、システム的な問題などもあってか、
メインシリーズのように時間経過で全身の溶岩が冷え固まるようなことはない。
- 全身が灼熱の溶岩で包まれているからか、それとも背ビレが邪魔で鞍が置きにくいからなのか、
本作においては珍しくオトモンにすることができない、ライド不可の大型モンスターである。
ハンターたちは余裕でしがみついたりしているが…。かなり斜めになるけど- これについては後にMHST2の公式放送で開発陣から釈明が行われた。
やはり、背ビレが鞍の置き場所を悩ませていたがためにオトモンにはできなかったようだ。
確かに無理やり頂点に乗せよう物ならバランスが悪くて仕方ないが
- これについては後にMHST2の公式放送で開発陣から釈明が行われた。
- ストーリー上でもとある特殊な状態に陥った個体がボスとして登場する。
それまでのボスとは別格の強さを誇る上に通常個体は絶対にやらない龍属性の攻撃なども行なうため、
かなり苦戦することは間違いない。
地中に潜った際に音爆弾が有効な点はメインシリーズと同じであるため、
必ず用意しておくように。
オトモンドロップ 
- MHST本編では果たせなかったものの、
その更なる派生作品であるスマホ向けタイトル「オトモンドロップ」では晴れてオトモンに。
背ビレが邪魔という問題については、
山のような背ビレをカルデラのように窪ませてそこに置いている。
絆技は、自身が回転しながらあのレーザーをぶん回す「トルネードレーザー」。
MHST2 
- 今作にもしっかり続投。火山地帯であるベルガ地方の溶岩地帯に出現する。
相変わらずマグマの池の中に鎮座していたりするが、
ストーリー中にボスとして立ち塞がる事はないため存在感は薄め。
なんなら凶光化ボスの一体として登場する亜種の方が目立っている……
- 今作ではモンスターのランダム行動がなくなり、
状態ごとに決まった行動を取るようになったため、格段にやりやすくなった。
アグナコトルの場合、通常時はスピード攻撃やスピード単体技の「ボディタックル」などを繰り出してくる。
また、見た目は何も纏っていないが溶岩が硬化している扱いらしく、
どの武器系統でもダメージが大きくカットされてしまう。- この状態からすくみなしランダム単体技「ボルケーノアッパー」を出すと赤熱状態になり、
パワー攻撃やパワー単体技の「マグマテイル」などの技を出してくる他、
必殺技としてすくみなし全体攻撃の「拡散熱線」を放ってくる。
この拡散熱線の威力はかなり高く、ベルガ地方に到着したばかりの
装備やレベルではあっという間に消し炭になってしまうだろう。
- また、怒り状態に入るとテクニック傾向となる他、
すくみなし全体攻撃の「ボルケーノクロス」を出す事で赤熱状態に移行する。
- ただし原作と同様、赤熱状態となると肉質が軟化し、斬・突の武器属性が通るようになる。
また、体を部位破壊するとダウンして隙を晒すため、
この間に一気にダメージを叩き込んで体力を減らしてしまおう。
- この状態からすくみなしランダム単体技「ボルケーノアッパー」を出すと赤熱状態になり、
- MHSTから4年が経ったものの、アグナコトルを含め前作でオトモンに出来なかったモンスターが
今作でオトモンに出来るようになる……などといった事は残念ながら無かった。
まぁオトモンドロップのように背びれに鞍を覆い被せるのも(本人の心境は不明とはいえ)痛々しそうではあるが……。
MHXR 
- MH3GをベースにするMHXRにも亜種と共に登場している…のだが、本作のアグナコトル種はどういう訳か
最初から背ビレと胸殻(特殊種と元々胸殻のない亜種は背ビレのみ)が破壊されている。
既に破壊されているだけでなくターゲットもできないため、
部位数が多い*2事による何らかの不都合があった為に取られた措置であると思われる。- ちなみにアグナコトルより遥かに後の登場ではあるが、
覇玉武器のチャージアックスは一度に全部位を与ダメージアップ状態にでき、
さらに超高出力属性解放斬りで同状態の部位それぞれに大ダメージを与えられるという
「部位数の多さ」が明確な利点になる武器種であり、直接でないにしても
この系列の効果が出ることを見越しての調整であるとも考えられる。
うまく胴体を抜けていけるように放たないとダメージや武技P、エキス集めの効率が悪くなってしまう。 - ちなみにアグナコトルより遥かに後の登場ではあるが、
アグナコトル煉獄種 
- Ver.8.6にて実装されるアグナコトルの特殊種。別名:噴戈竜。
余談の項でも述べられているが、このアグナコトル煉獄種は
MHXRが「モンスターハンター スマート」として開発されていた時期に公開されたモンスターであり、
約5年弱が経ってからようやく日の目を見た形となる。
グラフィックに若干の差異はあれど見た目はその時からほぼ変わっておらず、
リオレウス豪火種のように全身に激しい炎を纏ったアグナコトルという出で立ちである。
通常個体では何故か剥がされていた胸の溶岩が復活し、さらにターゲットも可能になったため
貫通系の攻撃もやりやすくなった。しかし背中は変わらず始めから傷ついている。- ちなみに、例によって前アップデートにて実装されたモンスター(ガノトトス激流種)の武具の性能が、
水属性であり、かつ海竜種へ有効な武技を有するということから、
次には満を持してアグナコトルの特殊種が実装されるのではないかという予想は多くあった。
- ちなみに、例によって前アップデートにて実装されたモンスター(ガノトトス激流種)の武具の性能が、
- 独自の行動として「煉獄ブレス」がある。
アグナコトル煉獄種は時折、地面から岩を掘り起こして食べることがあるのだが、
この岩を2個食べてから潜行するのが煉獄ブレスの合図。
その後、360度熱線の時と同じく上半身だけを地上に出し、
長い溜めの後にエリア全域に及ぶ大爆発を発生させる。
更に煉獄ブレスの使用後は一定時間「煉獄まとい」状態となり、
直接攻撃に爆破やられ効果が付与されたり、近くにいるだけで熱によりダメージを受けてしまうようになる。
岩を食べる時間も含めて煉獄ブレスの予備動作中は完全に隙だらけであるため、
その際にできるだけダメージを与えておくとよいだろう。
- 外見に目が行きがちだが、切断された尻尾の断面は明るい橙色をしている。
- 武器は双剣、ランス、ガンランスの3種*3と非常に少ないが、
登竜門武器含め全て入手の時点で覇玉武器となっている。
装備するとエフェクトとして火の粉とマグマが溢れ出す。
- 防具は「ヴォルグナシリーズ」。ヴォルケーノ(噴火)+アグナコトル、だろうか。ヴォルガノではない
見た目はアグナXシリーズをベースに、纏う溶岩の黒色を全面に押し出した色合いとなっており、
こちらはどちらかというとリオレイア灼熱種の防具に近い雰囲気となっている。
赤く明滅するギミックもあり、
胴部位を装備すると武器と同じエフェクトが現れる。
- Ver.9.0では登竜門装備含む全ての装備品に進化先が追加され、
登竜門装備は新クエストである極地強襲、強襲装備は加えて更に上のランクである
極地強襲上位、禁断の狩場の極地効果に対する耐性スキルが発動するようになる。
また、強襲装備は最大進化で強襲産初の☆7に到達する。
生態ムービー 
- ブラキディオスの生態ムービーにゲスト出演。
熱線でブラキディオスを押し返したり、お得意の地中急襲で翻弄したりと序盤は善戦するが、
ブラキディオス御用達の爆破粘菌を付着され、爆発により返り討ちに遭う。
さらに、弱って痙攣しているところを怒り状態に突入したブラキディオスの叩きつけにより、
オーバーキルに近い形で爆破されるという実に損な役回りであった。- ラストのカメラアングルのせいか、このシーンは、
顔面を叩き潰されていると解釈されていることが多い。
ブラキディオスの項でも述べているが、実際は潰されている訳ではないので安心しよう。
まあ、この個体が身体の何処かしらに必殺の爆砕拳を食らった事実に変わりはないのだが。
- ラストのカメラアングルのせいか、このシーンは、
- このムービーはMH3のアグナコトルの実力を知るプレイヤーにかなりの衝撃を与えたらしく、
彼の敗北を嘆く声も散見された。
MH3やMHP3で苦しめられた仇敵がいとも簡単に粉砕されてしまったことに
思わず唖然としたプレイヤーは多いだろう。- ただ、それはそれでアグナコトルに愛着を感じていたプレイヤーが多かったことの裏返しであり、
本人にとっては不幸ばかりではなかったと言えるだろう。 - 粘菌爆破でKOして勝鬨を吠えておけば良かったものを、
そこから更に追撃の爆破をかますという暴挙に出たことから、
ムービーを見たアグナファンによるブラキディオスへのバッシングが急増することとなってしまった。
前述した通り顔面を叩き潰されたと誤解している人も多いため、
この傾向は更に拍車がかかってしまっている状況にある。- 暴挙とは言えあくまで人間視点での感想であり、自然界ではこれが普通なのかもしれない。
何より止めを刺さないと背後からそれこそアグナレーザーで襲われる可能性もあるので、
しかるに客観的に見れば合理的ではある。
- 暴挙とは言えあくまで人間視点での感想であり、自然界ではこれが普通なのかもしれない。
- アカムトルムの生態ムービーではグラビモスがビームを押し返されてアカムトルムに敗北している。
生態ムービーとはビーム使いへの洗礼なのか…
- ただ、それはそれでアグナコトルに愛着を感じていたプレイヤーが多かったことの裏返しであり、
- ちなみにムービーの最初でアイルーがブラキ色の鉱石を捨て、アグナ色の鉱石を取る
というシーンがあったが……いずれにせよ因縁を付けられたアグナコトルは不憫この上ない。
- 上述の通りムービーでは巻きつき攻撃も披露しているが、ゲーム中の攻撃としては存在しない。
ハンターのような小物には使用しないだけで、対大型モンスター用の攻撃手段の一つなのかもしれない。
生態ムービー内だけの攻撃をするというのはこれに始まったことではないが。
武具 
- アグナコトルの素材はいずれも独特な形状をしており、それを素材とした武具も強く影響を受けている。
また、岩盤を穿つ碇口や地面を切り裂くヒレなど鋭利な素材が多いため、
斬れ味や会心率の優れた武器が多い。短いながらもデフォルトで白ゲージの斬れ味を持つ物もある。
さらにクルペッコやリオレウスの素材で作られた武器を上回るほどの高い火属性を有する物が多い。
その代償なのか基本攻撃力がやや低めな傾向にあり、スロットを持つ武器が少ない。
余談 
- 通常種はその容姿や動作から、
任天堂のアクションアドベンチャーゲーム「ゼルダの伝説 時のオカリナ」に登場する
竜のモンスター「灼熱穴居竜ヴァルバジア」に似ていなくもない
(ヴァルバジアは後足が存在せず、蛇のような長大な身体を持つなど相違点も多いが)。- MH4において、そのゼルダシリーズとのコラボが果たされたが、当のMH4にアグナコトルは不参戦。
代わりと言ってはなんだが、件のコラボクエストには、同じく時のオカリナに於ける竜型モンスター
「猛炎古代竜キングドドンゴ」に第一印象の良く似たアカムトルムが登場した。 - MHXではアグナコトル、リンク装備共に登場しているため、両者の共演が可能となった。
原作におけるリンクは地面の穴から顔を出した所を金属製の両手持ちハンマーで頭を叩いて
気絶した所をマスターソードやハンマーで追撃していく他、
アマツマガツチのように空中を移動している所を弓で射抜いていくという戦い方をしている。
なお、肝心のコラボクエストに残念ながら登場しない。
- MH4において、そのゼルダシリーズとのコラボが果たされたが、当のMH4にアグナコトルは不参戦。
- 名前の由来は、「アグニ」+「コアトル」だろうか。
「アグニ」は、インド神話の火神であり、赤色の体に炎の衣を纏う。
「コアトル」、つまり「ケツァルコアトル」はアステカ神話の神であり、
一節には人類に火をもたらした神とされ、その姿はしばしば蛇のような造形で描かれる。- ちなみに、ケツァルコアトルと対立する存在として「テスカトリポカ」という神が存在しているが、
このテスカトリポカはテオ・テスカトルとナナ・テスカトリの名前の由来となっている。
炎戈竜が強大なモンスターであることを踏まえても些か分が悪すぎる相手であり、
アグナコトルからすれば対立など願い下げであろう。
実際対峙するとなるとレーザーは効かないわ、溶岩の鎧も火炎放射や爆破粉塵であっさり剥がされるわで、
単純な格上であることを差し引いても、相性最悪なのは文字通り火を見るよりも明らかであろう。 - ゲーム中ではアグナコトルとテオ・テスカトルが対峙したムービー等は現状唯一共演したMHX(X)でも確認されなかったが、
その後MHRiseにて親分を差し置いて復活を果たしたウロコトルが
同じくMHW(:I)から続投を果たしたテオ・テスカトルに対し怒りを買ってしまった結果
「地獄行き」の判決を下されリノプロス共々粉塵爆発に焼かれる憂き目に遭ってしまう。
幾多の頂点捕食者から業火の王さえも君臨する溶岩恫でコトル種が平穏を築く事は容易い話では無い様である。- 因みに同作ではケツァルコアトルを由来とした環境生物「ケツァルコブラ」が登場した。
尤も、こちらが生息するのはコトル種どころかテスカト種すら進出が確認されていない水没林なのだが。
- 因みに同作ではケツァルコアトルを由来とした環境生物「ケツァルコブラ」が登場した。
- ちなみに、ケツァルコアトルと対立する存在として「テスカトリポカ」という神が存在しているが、
- 通常種の素材から作られた武器は火属性、亜種の素材から作られた武器は水属性である。
つまり通常種は亜種素材の武器が、亜種は通常種素材の武器が天敵となっている。
ただし、通常種亜種ともに本体に一番効く属性は龍属性である。- なお、MH3Gにて双属性の双剣が復活。
これにより二種類のアグナコトルの素材を使った精霊双刃エレメンタが登場した。
残念ながら作製時期は遅く、G級の中盤に作製可能。
性能は氷属性をメインに、火属性がついている。
一応両方弱点の敵にドボルベルクがいるが、
とりわけ火属性に弱いドボルベルクを相手にするなら通常種素材のみで強化した双剣の方が有利である。
- なお、MH3Gにて双属性の双剣が復活。
- 通称の「戈」とは、矛やピッケルのことで、その名の通り嘴が矛のように硬く鋭い。
しかし、この文字を見て一発で読めた人はかなり少ないだろう(「戈」とは
青銅器時代の日本や中国に実在した武器でもあるので、歴史に詳しい人は読めたかもしれない)。
ファミ通の副編集長ですら、漢字辞典の力を得てやっと読めた程である。
ちなみにPSPのキーボードにはこの漢字が無い。
- かつてはイベントクエストを除くとサイズの記載されるモンスターでは最大の巨体を誇っていたが、
MH3Gで超大型モンスター並みの全長を持つ最大の海竜種、ラギアクルス希少種が登場、
更にMH4で全長50m突破すらあり得るという規格外の存在が確認されたことから、
サイズについてはそこまで注目されなくなった。
尤も、これは上に挙げた2種が常識破りの存在であるために相対的評価が下がっているというだけで、
アグナコトルが鳥竜種モンスターらの2倍近い全長を持つ巨大竜であることに変わりはない。
- MH3では、「炎戈竜の爪」系統の素材がなかなか手に入らない印象が強かった。
なんとMH3では4箇所の足を全て部位破壊しないと、爪の部位破壊報酬を貰えない。
一応、剥ぎ取りや捕獲でも爪は出るものの、確率は低い。
ただでさえ、MH3最強クラスのアグナコトル相手に全足破壊というミッションが与えられることで、
その難易度は更に上昇し、アグナコトルの地位を確固たるものとした。- 流石に4箇所の部位破壊は大変だと判断したのか、
MHP3以降は、足一箇所で部位破壊報酬が貰えるように変更された。
- 流石に4箇所の部位破壊は大変だと判断したのか、
- MHXRがまだ「モンスターハンター スマート」として開発されていた時期に
公開されたスクリーンショットの中に、
「アグナコトル煉獄種」というモンスターが映し出されたものがあった。
現在のMHXRにおける特殊種の雛形となったモンスターなのかもしれない。
開発期に発表されたスクリーンショット以降長い事煉獄種が表に出ることはなかったが、
Ver.8.6で満を持しての実装が発表された。
- MHXではザボアザギルと関連付けられる事がある。
両者の共通点として、
属性の鎧を纏う、高圧縮された属性ブレスを撃つ、体を捻って地面に潜る、
幼体は名前を変えて小型モンスターとして登場、海洋生物がモチーフ、卵生、
背ビレを突き出した状態で潜行する、亜種は通常種とは正反対の環境に棲息する、
防具に過酷な環境に耐えるスキル&ガード性能向上スキルが付く、
という多くの特徴が挙げられる(アグナコトル亜種の場合は、生息地が寒冷地という点も一致する)。- また、生息地と属性が逆となっている以外の、
対を成している興味深い特徴として、ランスが取り上げられる。
アグナコトルのランスは、槍がクチバシ、盾が尻尾、
ザボアザギルのランスは、槍が尾びれ、盾が胴体だが、両者ともガンランスでは逆の関係となる。
さらに、両者のランスの名前が「炎槍アグナコトル」と「氷槍ザボアザギル」と、
見事に両者の名前自体をそのまま冠する、対を成すランスとなっている。
- また、生息地と属性が逆となっている以外の、
- まだMH3の全モンスター情報が出ていなかったとき
一部のユーザー間にて「ウリエオス」という名前でこのアグナコトルの存在が噂されていたようだ。
要するに「アロデグス」だの「ミラグレイド」だのと同じようなものである。
ただ、アグナコトル自体は村クエストで出会えることや、
イビルジョーやアルバトリオンの登場が遅かった(そもそもMH3は上位に上がるまでが結構長い)ことから
アロデグス、ミラグレイド程は広まらなかったようだ。
素材 
- 炎戈竜の燃鱗
- アグナコトルの鱗。
高熱は帯びていないが、燃え上がっているような色合いをしているため「燃鱗」という名称で呼ばれる。
大型モンスターの素材にしては有効な使い道が少なく、価値もそれほどではない。
質によって名称や価値が変化することはなく、亜種やG級の個体に至っては剥ぎ取ることもできない。
おかげでMHP3以降ではウロコトルから得られる「溶岩獣の上鱗」よりも
アグナコトルの鱗の方がレア度も売却価格も低いという酷い事態になってしまっている。
余談だが、MH3とMH3Gではアグナコトル通常種の防具にも「燃鱗」という固有スキルがつく。
詳細はリンク先を参照。
- 炎戈竜の甲殻
- アグナコトルの甲殻。
マグマの高熱にも耐える耐熱性を持つとともに、非常に軽量である。
通常種のそれはそのままの状態でも見事な赤色だが、加工を施すことでその色合いは深みを増し、
より上質であるほどさらに鮮やかな色身が出るという。
この甲殻に岩石化したマグマを付着させることで鉄壁の防御能力を持たせている。
より頑丈かつ耐熱性に優れたものは「堅殻」、更に上質なものは「重殻」と呼ばれる。
通常種の場合は近年異常な興奮状態に陥った個体が確認されるようになり、
その個体からは通常よりも黒ずみ強度を増した甲殻が入手できる。
こちらは「獰猛化炎戈竜殻」と呼ばれ、通常の甲殻と区別して扱われる。
- 炎戈竜の皮
- アグナコトルの皮。
強度よりも柔軟性を重視したものとなっており、動きを阻害することはない。
これもまたマグマに耐える耐熱性を持つとともに、その極端な温度で鍛え上げられている。
より上質なものは「上皮」、厚くも脅威の柔軟性を持ち、耐熱性も増した最上のものは「厚皮」と呼ばれる。
- 炎戈竜の爪
- アグナコトルの四肢に生えた爪。極端な高温となっても劣化することはない。
マグマの中から現れた直後は凄まじい高熱を帯びており、通常以上の殺傷力を持つ。
より鋭利に発達したものは「鋭爪」と呼ばれ、その殺傷力はまさにマグマその物。
さらに剛健に発達したものは「剛爪」と呼ばれ、高温のマグマすら服従させる程の殺傷力を持つ。
- 炎戈竜のヒレ
- アグナコトルの身体の各所にある鰭状のパーツ。
背ビレは岩盤を引き裂ける強度があり、船のパーツにも使用される。
非常に色彩が美しく、専門の収集家も存在する。
より上質なものは「上ヒレ」、特に優れたものは「特上ビレ」と呼ばれる。
特上ビレに至っては、芸術家が描いたかのように美しい色彩であり、大自然の神秘を感じさせる。
- 炎戈竜の
碇口 - アグナコトルのクチバシ。上下に反り返った形状が碇(錨)のように見えることからこう呼ばれる。
地面に突き刺し、体を捻りながら穴を掘り、そのまま地中や溶岩を潜行する事が出来る。
リノプロスの甲殻をも容易く突き破る程の鋭さはそのまま武器となり、
これを素材として使った武器にもその特徴的な面影を残す。
また、噛み合わせると特徴的な音が出るため
これを利用して仲間同士でのコミュニケーションにも利用される。
質によって名称や価値が変化することはないが、
MHSTでのみ例外的に「大碇口」という上位素材が登場する。
- 炎戈竜の尻尾
- アグナコトルの尻尾。
珍しい品だが、用途や需要が限られており、それほど希少価値はない。
また、質によって名称や価値が変化することもない。
- 赤熱した胸殻
- アグナコトルの胸部にある外殻。熱線を吐く際に使用する器官と一体化している。
付着したマグマの鉱物が蓄積・融合して装甲となっているとともに、
融解しないのが不思議なほどの高熱を帯びている。
歳月を経てより強度を増したものは「堅胸殻」、更にそれが進行したものは「重胸殻」と呼ぶ。
- 炎戈竜の骨
- アグナコトルの骨。
MHXRで追加された固有素材。
- 炎戈竜の火炎玉
- アグナコトルが持つ玉石。
MHXRで追加された固有素材。
- 噴戈竜の甲殻
- アグナコトル煉獄種の甲殻。
- 噴戈竜の骨
- アグナコトル煉獄種の骨。
- 噴戈竜の爪
- アグナコトル煉獄種の爪。
- 噴戈竜の火炎玉
- アグナコトル煉獄種が持つ玉石。
関連項目 
モンスター/アグナコトル亜種
モンスター/ウロコトル - 幼体。
武器/アグナ武器 - アグナコトルの素材を用いた各武器へのリンクあり。
防具/アグナシリーズ
アイテム/溶岩塊
BGM/火山戦闘BGM - テーマBGM「大山、鳴動す」 の記述あり。
クエスト/カウンターバランス
クエスト/鎮三竜
アクション/熱線
モンスター/ブラキディオス - 因縁の相手。