取って…来た…ニャ。バタッ…
ココット農場やポッケ農場で爆弾採掘をしてくれるアイルー。
これはあくまでプレイヤー間の俗称であり、本名は不明。MHP、MHP2(G)に登場する。
特徴
- なぜこう呼ばれているかというと、爆弾採掘という行為が無茶を通り越して大変危険なものだからである。
農場の洞窟に眠る鉱石を得るため、採掘に使うタル爆弾をハンターから譲り受けるのだが、
なんとそれを火をつけたまま洞窟内に持っていき、
そのまま爆風に巻き込まれてしまう。
爆破演出をスキップしても、やっぱりその瞬間にはハンターの前で倒れている。
そしてハンターらはアイテムを受け取るアクションで軽く挨拶し、鉱石を受け取っていく…。- 己の身を呈して体を酷使するせいで、1回行うとクエストをこなすまで再起できない。
採掘が終わると近くのベンチにうつ伏せで倒れ、息を切らして震えているため、
爆弾採掘の過酷さがこちらまで伝わってくる。しばらく…休ませて…欲しい…ニャ。- 当然、素材ツアーでは拠点での時間が進まないため、何回行こうが何回時間切れになろうが永遠に休み続ける。
- 何故そこまでしてくれているのか?日当のマタタビはいくらなのか?笑いを取りたいのか?
何故爆弾を設置してから穴から出てきて起爆するということを学ばないのか?
全て謎に包まれているが、努力賞を授けたい気分になるアイルーである。
- 都市伝説では、これによってラオシャンロンが目を覚ましているのではないかと騒がれている。
これはプレイヤー間の冗談ではなく、なんとハンター大全などにもバッチリと書いてある。
- 己の身を呈して体を酷使するせいで、1回行うとクエストをこなすまで再起できない。
- なお、彼(?)に打ち上げタル爆弾(G)を渡すと、持ち方を間違えて洞窟内へ向けて発射。
ほっとけば安全に爆破できたのに、それをわざわざ追いかけたせいで爆破されるという珍プレーを見せてくれる。
もしかしたら「自分ごと爆破される」ことに何か重要な意味があるのかもしれない。
しかも鉱石と同時に爆破されたはずなのに、自分が飛ばされてきた時には
既に掘り出した鉱石を手に握っている。そしてそれを渡すと力尽きる。
もしかしたら上記のように打ち上げタル爆弾でさえもわざわざ洞窟に入っていくのは
爆発した瞬間に飛び散った鉱石を掴んでいるのかもしれない。
時間が経つと消滅でもするのか……?
- どのようなリアクションをとってくれるのかが非常に気になるところだが、
残念ながらJUMPタル爆弾とポリタン爆弾は使用できない。
あるいは対巨龍爆弾を一度は使ってみたいと思った血も涙もない諸氏も多いのでは?
これであれば洞窟の巨剣すら採掘できそうなので、反則なのかもしれない…。
- ちなみに、採掘を断った時の台詞は「残念だニャ」である。
…ただのドMなのかもしれない。
余談
- MHP2Gではオトモアイルーにも無謀な性格の者がいる。こちらは爆弾より武器での攻撃が好きらしい。
勇敢な性格に近い行動パターンで、大型モンスターを狙って攻撃する傾向が強い。
体力が本当にギリギリになるまで地面に潜らない。と言うより、大概力尽きるまで潜らない。正しく無謀。
この特性上、七転び八起きの術などのスキルと相性が良い。- ちなみに、爆弾専門で体力ギリギリになるまで潜らない者もいる。こちらの性格は「相討ち覚悟」。
「無謀」と大差がない名前だが、何となくこっちの方が名前の響きがかっこいい気がしないでもない。
- ちなみに、爆弾専門で体力ギリギリになるまで潜らない者もいる。こちらの性格は「相討ち覚悟」。
- 流石にかわいそうとの声が上がったのか、MH3(G)では農場に大型採掘施設は存在せず、
続くMHP3は採掘施設はあったものの、オトモアイルーにピッケルを与えて送り出すという至極真っ当なものに変わった。
そして爆弾採掘があるアイルー村Gでは、タル爆弾を手に持って投げ入れて採掘する方法に変わっている。
彼の犠牲(?)は制作陣をも動かしたのだ。単に頭が回らなかっただけかもしれないが- ちなみにMH3Gではアイルーに代わりプレイヤーのオトモとなるチャチャとカヤンバが
自ら大砲の砲弾となってモンスターに吶喊すると言う大技を見せてくれる。
無謀アイルーの心意気は、種族の壁さえ乗り超えて奇面族に受け継がれたらしい。
- ちなみにMH3Gではアイルーに代わりプレイヤーのオトモとなるチャチャとカヤンバが
- 世界のどこかには、大タル爆弾Gを抱えて敵に突撃するアイルーや、
抱えるどころか大タル爆弾に乗って特攻をかましてくるアイルーもいるらしい。
そしてMHX(X)では自力で爆弾特攻も可能になった。
無謀アイルーの流れは脈々と受け継がれている…。- 更に同作では、アイルーの方が自ら大砲の砲弾となって吶喊するようになった。
MH3Gの奇面族の心意気を見事に受け止め、種族の壁を超えてアイルーに引き継がれる形と相成った。
- 更に同作では、アイルーの方が自ら大砲の砲弾となって吶喊するようになった。
- 近年の作品は表現規制を重んじる傾向にあるため、アイルーの扱いもソフトなものになりつつある。
また、農場というシステムも廃止され、技術の進歩で鉱石採掘もハンターの力だけで事足りるようになった。
今後の作品で彼(?)のように無謀なアイルーが現れることはあるのだろうか…。