グロム級駆逐艦 2番艦 ブウィスカヴィツァ (Błyskawica)
2020年11月のブラックフライデーセールにて発売されたブラック迷彩のブウィスカヴィツァ。独立した艦艇でオリジナルブウィスカヴィツァと同時に所有できる。諸元はまったく同じ。
性能諸元
・基本性能
Tier | 6 | 種別 | プレミアム艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 駆逐艦 | 派生元 | - |
国家 | ヨーロッパ | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | 15500 | |
装甲 | 10mm-16mm ・艦首/艦尾 16mm ・砲郭 10mm-16mm ・装甲甲板 16mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | - | |
機動性 | 最大速力 | 39.0ノット[kt] | |
旋回半径 | 610m | ||
転舵所要時間 | 5.8秒 |
隠蔽性 | 通常 | 火災 | 煙幕 | |
---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 7.0km | 9.0km | 2.5km | |
航空発見距離 | 3.5km | 6.5km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
- | mod.1 | 12.0km | 105m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 120mm/50 wz 34/36 Bofors | 3基×2門 1基×1門 | HE弾 1700(8%) AP弾 2200 | 6.5秒 | 18.0秒 | HE AP |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 533mm Triple | 2基×3門(6門) | 14400 | 70秒 | 8.0km | 57kt | 1.2km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
- | 13.2mm Hotchkiss wz.30 | 4基×2門 | 14 | 1.2km | |
40mm Bofors wz.36 | 2基×2門 | 22 | 3.5km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ | ○ | ○ |
1 | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 | |
操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | ||
推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | ||
3 | 隠蔽システム改良1 | -10%:被発見距離 | |
操舵装置改良3 | -40%:転舵所要時間 -80%:操舵装置修理時間 | ||
目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
---|---|---|---|
応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:5秒 消耗品の準備時間:40秒 | |
十字キー上 | |||
発煙装置 | 2回 | 消耗品の動作時間:20秒 消耗品の準備時間:240秒 持続時間:85秒 | |
十字キー右 | |||
エンジンブースト | 2回 | 消耗品の動作時間:120秒 消耗品の準備時間:180秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
ブウィスカヴィツァは、当時としてはヨーロッパ最強の駆逐艦であり、その速力と砲力において、競合する国々の駆逐艦を大幅に凌駕していました。就役当時には、その対空兵装は世界最強を誇りました。現在、本艦はポーランドのグディニャで記念艦として展示されています。(就役年: 1937/同型艦数: 2)
解説
- 概要
ポーランド所属のTier6プレミアム駆逐艦。
- 抗堪性
Z-23や大型駆逐艦と呼称されるMinskのような規格外を除けばHPは高い部類に入る。
- 主砲
- 門数とDPM
120mm単装砲1基と連装3基、計7門を搭載している。DPMは同格の中で日独ソを上回る中堅ぐらい。
米英の駆逐艦や後述する魚雷の射程的を考慮すると主砲が主兵装と言えるため、出来れば艦長スキルでDPMを上げよう。 - 射角と弾道
射角は135°から150°まで取れるので優秀と言える。弾速が900m/sと非常に速く、日駆の127mm砲よりも弾道特性は優れている。
流石にMinskのようなソ駆には負けるものの、遠距離射撃による運用は実用範囲に入る。火災発生率も高いので艦長スキルを付けて大型艦を火炙りするのもアリだろう。
- 門数とDPM
- 魚雷
- 魚雷性能
雷速57kt、射程8kmの魚雷を搭載している。雷速が遅めだが魚雷発見距離が僅か1.2kmのため、反応時間は約8.1秒と平均的である。
艦の性能が似ているソ駆のMinskは射程が4kmに対して、隠蔽雷撃が可能な遠距離型砲駆としては本艦が扱いやすいと言えるだろう。 - 魚雷発射管
2基3門の計6本を搭載している。門数が少ないので面制圧能力は低めだが、装填時間は僅か70秒と日駆の暁のように早い。
HPが減れば砲撃主体を止めて雷撃に専念する雷駆運用もこなせる。一方で射角が非常に悪いのが難点である。魚雷発射管の真横を中心に前後30°づつしか射角が取れない。
船体をかなり傾けなければ撃てないので射撃する際は島や敵艦との間合いに十分注意する必要がある。
- 魚雷性能
- 対空火力
対空性能は低い。
秒間ダメージはお世辞にも高いとは言えないため空母がいる戦場ではなるべく単独行動は極力避けて味方の対空艦に頼るか艦隊行動を心がけよう。
なお、中距離対空兵装の射程が航空発見距離を上回っているため、対空オンオフを切り替える必要がある。
- 機動性
速力は39ktと同格の中では速い方である。しかし、本艦よりも速力が速い艦が続々と実装されているため実装時に比べてアドバンテージは下がってきているので注意が必要。
転舵所要時間はツリー艦の初期船体を除けば最も遅く、転舵能力は悪いと言っても過言ではない。また、最高速力に対して機関の出力が低いためか加減速も良好とは言えない。
そのため、推力改良2や操舵装置改良2で補う必要があり、どちらを選ぶかはプレイスタイルにも依るだろう。
- 隠蔽性
海面発見距離7kmは同格の中では長い方に入る。Stig Hansson Ericson艦長を乗せれば最大隠蔽5.1kmまで縮まる。
Tier6以上の格上がいる戦場で隠蔽ガン振りの駆逐艦でもない限りは先手を取りやすい。とはいえどマッチング時に敵チームの駆逐艦の発見距離を確認し、適切な運用を行う必要がある。
- 消耗品
ヨーロッパの駆逐艦としては珍しく煙幕を使う事ができる。性能は日駆の物とほぼ同じでこれといった特徴がない普通の物。
主砲斉射の火力が高い艦なので状況に応じて煙幕射撃を行う等、上手く活用していきたい。
エンジンブーストもごくごく平凡な性能である。
- 総評
主砲と魚雷の性能が優秀でなんでも出来る万能艦と言えるが、遠距離から敵艦を燃やすだけであれば魚雷と機動力に優れるLeningradやDPMの高いSimsに軍配が上がるため、良く言えば万能、悪く言えば器用貧乏と言えるだろう。
しかし、空母や格上がいる戦場などに放り込まれても環境に合わせて切り替えて戦えるのは先の2艦には無い利点である。
主砲と魚雷の回転率の良さから戦果を上げやすくクレジット稼ぎに適している。気分次第でなんでもやれる本艦は気分屋のプレイヤーには適した一隻かもしれない。
史実
ブウィスカヴィツァ (Błyskawica) は、ポーランドがイギリスに発注し建造されたグロム級駆逐艦の二番艦である。ポーランド語名の「ブウィスカヴィツァ」は「稲妻、稲光」を意味する。「ブリスカヴィカ」と表記されることもあるが、これは日本語における慣用表記であり、ポーランド語としての発音は「ブウィスカヴィツァ」に近い。より頑張るならブルェィスカヴィィツァ。
原語の記録映像(YouTube)の64秒過ぎに聞くことができる。(オ・エール・ペ(ORP?)の後)
1935年9月起工。1936年10月1日進水。1937年11月25日就役。グロム級の2隻は第二次世界大戦前に就役していた駆逐艦の中では最も重武装の部類に入る。
開戦の2日前、1939年8月30日「ブウィスカヴィツァ」と駆逐艦「グロム」、「ブルザ」は損失を避けるためバルト海からイギリスへと向かった(ペキン作戦)。9月1日にイギリスに着き、それからはイギリス海軍の本国艦隊と共に行動した。1939年9月7日、「ブウィスカヴィツァ」はUボートからの攻撃を受けた。
1940年5月はじめ「ブウィスカヴィツァ」はノルウェー戦線に参加、ドイツ軍の陣地を砲撃し、ドイツ軍機2機を撃墜した。5月の終わりには連合軍のダンケルクからの撤退作戦(ダイナモ作戦)に参加した。
戦争の残りの期間は大西洋や地中海で船団護衛や哨戒活動に従事した。
1941年、120mm砲7門が102mm高角砲8門に換装された。1944年6月8日、「ブウィスカヴィツァ」はウェサン島近海でドイツ駆逐艦と交戦した(ウェサン島の海戦)。
戦争中「ブウィスカヴィツァ」は146,000海里を航行し、83回船団護衛に従事した。戦闘では3隻のUボートを撃破し少なくとも4機の敵機を撃墜した。
戦後ポーランドに戻り、1976年5月1日からグディニャで記念艦となっている。
(wikipediaより)
なお一番艦である「グロム」はペキン作戦にてイギリスへ脱出に成功し、改装を行った。
イギリス海軍と共にノルウェー海域で作戦に従事していたが、1940年5月4日ナルヴィク沖でドイツ空軍He111爆撃機の攻撃により沈没した。
小ネタ
コメント欄
- 雷駆かと思ったらまさかの砲駆運用の方がいいのか? -- 2023-12-10 (日) 19:06:55
- 万能なので撃ち合いも強いよ。ソ駆さえ気をつければね。魚雷性能を強化すると主砲性能が下がるから艦長はかくれんぼ艦長一択。 -- 2023-12-11 (月) 01:06:28