シムス級駆逐艦
性能諸元
・基本性能
Tier | 6 | 種別 | プレミアム艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 駆逐艦 | 派生元 | - |
国家 | アメリカ | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | 13,800 | |
装甲 | 6mm-16mm ・艦首/艦尾 16mm ・砲郭 6mm-10mm ・装甲甲板 13mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | - | |
機動性 | 最大速力 | 38.5ノット[kt] | |
旋回半径 | 500m | ||
転舵所要時間 | 2.7秒 |
隠蔽性 | 通常 | 副砲 | 主砲 | 火災 | 煙幕 | |
---|---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 6.8km | - | - | 10.6km | 2.5 km | |
航空発見距離 | 3.6km | - | km | km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
- | mod.1 | 10.8km | 112m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
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- | 127mm/38 | 4基×1門 | HE弾 1800(5%) AP弾 2100 | 3.3秒 | 5.3秒 | HE Mk32 AP/SC Mk38 |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
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- | 533mm Mk15 mod.0 | 2基×4門(8門) | 11,600 | 87秒 | 5.5km | 65kt | 1.3km | |
533mm Bliss Leavitt Mk7 mod.2B | 2基×4門(8門) | 8,500 | 72秒 | 9.2km | 49kt | 1.0km |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
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爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
- | 短 | 12.7mm Browning M2 mod.2 | 4基×1門 | - | 63 | 95.0% | 0.1-2.0km | ||
20mm Oerlikon Mk4 | 2基×1門 | ||||||||
長 | 127mm/38 Mk30 mod.0 | 4基×1門 | 2 | 1400 | 70 | 93.0% | 0.1-5.8km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ | ○ | ○ |
0 | 照準システム改良0 | -40%:主砲弾の最大散布界 +20%:主砲旋回速度 +20%:魚雷発射管旋回速度 +20%:副砲の最大射程 -40%:副砲弾の最大散布界 | |
推力改良1 | -20%:主機の損傷確率 -20%:主機の修理時間 | ||
操舵装置改良1 | -20%:操舵装置の損傷確率 -20%:操舵装置の修理時間 | ||
1 | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 | ||
対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 | |
操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | ||
推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | ||
3 | 隠蔽システム改良1 | -10%:被発見距離 | |
操舵装置改良3 | -40%:転舵所要時間 -80%:操舵装置修理時間 | ||
目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
---|---|---|---|
応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:5秒 消耗品の準備時間:40秒 | |
十字キー上 | |||
発煙装置 | 2回 | 消耗品の動作時間:27秒 消耗品の準備時間:240秒 持続時間:121秒 | |
十字キー右 | |||
エンジンブースト | 2回 | 消耗品の動作時間:120秒 消耗品の準備時間:180秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
シムスは、1930年代終盤に10隻が建造されたシムス級駆逐艦のネームシップです。前級であるマハン級およびペンハム級の設計を踏襲しつつ、魚雷発射管を1基減じて主砲を強化しており、新型の火器管制システムとサポートリング方式の新型の完全閉鎖式主砲塔を備えていました。本級は、二次大戦前にアメリカ軍が就役させたものとしては最後の駆逐艦級でした。10隻中、戦没は3隻のみに留まりました。
解説
- 概要
初心者で購入を検討されている方へ
アメリカティア6プレミアム駆逐艦。
- 抗堪性
HP13,800は同格と比較すると砲駆としては少ない方である。MinskやAkizukiといった砲駆は凡そ15,000以上あり、大型に属する独駆(Maassなど)がHP17,000以上を考えると心許ない数値である。
- 主砲
アメリカ名物の5インチ38口径単装砲4基4門、同格であるTier6のBensonが搭載している主砲と同一のもの。本艦はティア5MahanのA-B船体より1門少ないが、再装填時間が3.3秒と短いためDPMはMahanに次いで高い。全門指向範囲は30~145度と広く、主砲旋回時間も早いので機動戦に向いている。射程が10.8kmとFletcher並に長いが、長い分だけ発砲ペナルティによる発見距離も長いので周囲の敵に気を配ろう。
- 魚雷
短射程で高威力の魚雷と長射程で低威力の2種の魚雷を選択出来る。
2基の魚雷発射管は首尾線上配置で8射線であるが、魚雷発射管が各々前後逆に旋回するため、旋回後直ちに魚雷を使おうとすると片方が回り切ってないことがあるので注意する必要がある。
- 533mm Mk15 mod.0 (2基8門)
最良隠蔽5kmであれば一応隠蔽雷撃が可能な射程距離を持つ。雷速が65kt(ノット)と非常に速い。後期魚雷よりも威力があるが、同格の他国艦と比べるとそれでも威力が低く、浸水率も190%とあまり高くない。装填時間は早い方。
- 533mm Bliss Leavitt Mk7 mod.2B (2基8門)
射程が9.2kmとBensonの後期魚雷と同じで長いため安全圏から雷撃が可能だが、雷速が49ktというゲーム中屈指の鈍足を誇っている。この雷速ではガイドラインに従って当てる事は難しく、どちらかと言えば海峡や水路に「置く」ように使う戦術が有効。また、初期魚雷よりも更に威力が低く浸水発生確率が135%と同格最低……どころか、Tier4の魚雷にも負ける数字で、対水雷防御のしっかりしている大型艦は勿論、駆逐艦相手にも浸水が発生しにくい。
幸いTier6の駆逐艦における再装填時間が二番目に早いので、惜しみなく使っていこう。
とこれだけならよかったのだが魚雷威力が8,500とPC版から思いっきりナーフされており同じプレ米駆であるBenham*1より下で同格内どころかTier4以降駆逐艦の全体の中でびりっけつ、ましてやティア3レベル以下の魚雷威力という有様である。魚雷が数本当たってても敵からすれば蚊に刺された程度でしかない。
魚雷威力を鑑みればAlbert Gleaves艦長乗せて初期魚雷の魚雷射程を伸ばして運用*2する方法といった無理やりな運用も必要…かもしてない。
- 533mm Mk15 mod.0 (2基8門)
- 対空性
駆逐艦としては比較的高めの対空性を有している。
- 機動力
38.5ktはアメリカ駆逐艦では最高速度を誇る。
旋回半径500mを考慮すれば、WoWS最高の運動性を持つ艦の1つと言えるだろう。この運動性で敵弾をかわしつつ、照準を逃さない主砲で相手を攻撃するのである。
- 隠蔽性
最良値は5.4km。Tier6駆逐艦の隠蔽平均値は5kmなので、それよりも若干悪いことになる。また更に隠蔽の良いTier7駆逐艦とマッチングする可能性も高いため、かなりの確率で敵に先制される。先述の機動性を活かして、どこまで踏み込んでいけるのかを見極める戦術眼を鍛えなければ、活躍の機会はないだろう。
- 総評
「Simsの“s”は複数形の“s”である」という評価の通り、単艦で敵と立ち向かう艦ではなく、味方との連携が如何にとれるかによって評価が分かれる艦である。味方と連携せず分艦隊も組まない、という戦い方をすると、魚雷性能が貧弱なアメリカ駆逐艦という程度のシロモノになってしまう。
本艦の強力な対空砲火は艦隊防空に寄与し、対して個艦防空はあまり高くない。その対空性能とアメリカ駆逐艦特有の効果時間の長い煙幕が連携プレーの支えとなる。敵味方の動きをしっかりと見て、柔軟な戦いをして行こう。
史実
ベンハム級の後継として開発された。次級はベンソン級である。米海軍が戦間期に建造した最後の駆逐艦級でもある。
本級は第二次世界大戦直前に就役したアメリカの最新鋭駆逐艦であり、大戦を通じ洋の東西で活動し続けた。
艦名は第一次世界大戦中、米遣欧海軍部隊指揮官を務めた海軍大将ウィリアム・ウォーデン・シムスから。
就役直後は、5inch単装砲5基、魚雷発射管はマハン級と同じように4連装3基の1基を首尾線上に、2基を両舷側に配置していた。だが、すぐに150トンのオーバーウェイトによるトップヘビーが判明し、ゲーム中と同じ5inch砲4基、魚雷発射管4連装2基に改められた。
シムス級は開戦時最新鋭の駆逐艦ということもあり、最前線へと配属されることになる。
この「シムス」は1940年8月2日に大西洋艦隊所属となり、英独が争う大西洋において中立哨戒を実施。1941年12月に真珠湾攻撃が起き、対日戦が始まるとシムス級各艦は太平洋戦線へ転属。シムスはレキシントンなどが所属する第17任務部隊に配属され、1942年5月の「珊瑚海海戦」に参加する。世界史上初の純粋な空母航空戦となったこの海戦で、「シムス」は補給活動を終え分離された給油艦「ネオショー?」を護衛して退避を実施していた。しかし偵察任務を帯びた翔鶴の九七式艦攻により、「シムス」を重巡洋艦、「ネオショー」を「空母」と誤報されてしまったため、翔鶴及び瑞鶴から計78機の攻撃隊が発艦する。2時間以上後にその情報が誤りであったと報告が入り、最終的にシムスらは36機の九九式艦爆の空襲を受ける。
結果、3発の250㎏爆弾の直撃(内、機関室内に2発)を受け、真っ二つに折れて轟沈。生存者は190名中15名であった。
ネオショーも7発の爆弾と1機の自爆を受け大破、航行不能となった。
ミッドウェイ海戦において、空母「ヨークタウン」と共に日本潜水艦「伊168」に撃沈された駆逐艦「ハムマン」はシムス級駆逐艦の4番艦である。ハムマンはヨークタウンに横付けして消火及び救助活動をしていたのだが、それが不運なことにヨークタウンを狙った魚雷がハムマンに命中し、沈没している。
また米空母「ワスプ」撃沈の際、伊19の発射した酸素魚雷6発は、他に2隻に(たまたま)命中し、3隻同時雷撃という世にも珍しい戦果を上げているが、そのうちの一隻がシムス級7番艦「オブライエン」である(被害は大破、のちに真っ二つに折れて沈没)。余談ついでに言うと、もう1隻は戦艦「ノースカロライナ」で被害は中破であった。
なんだか日本潜水艦の大戦果に巻き込まれることの多い可哀そうな艦級と思うのは筆者だけだろうか。
一方で、従軍星章を16個獲得したラッセル(駆逐艦としては2番目に多い)や、15個獲得のモリスを筆頭とした活躍艦も多い。
小ネタ
コメント欄
- 春の大型クレートから出たんだけど….0.1%のコイツより 0.45%のウォースパイトの方が良かったナ -- 2022-06-12 (日) 12:12:43
- それな。 -- 2023-04-06 (木) 20:37:45
- T6のやたらたくさん種類がある米駆の中では一番弱い気がする HPが低すぎるし取り柄が全く見当たらない -- 2024-02-09 (金) 22:25:55