シャルンホルスト級戦艦 2番艦 グナイゼナウ


性能諸元
・基本性能
| Tier | 6 | 種別 | ツリー艦艇 |
|---|---|---|---|
| 艦種 | 戦艦 | 派生元 | Bayern |
| 国家 | ドイツ | 派生先 | Bismarck |
| 生存性 | 継戦能力 | (A) 50,900 (B) 58,200 | |
| 装甲 | 13-360mm ・防郭 45-260mm ・艦首/艦尾 26-90mm ・砲郭 45-350mm ・装甲甲板 25-95mm | ||
| 対水雷防御 | ダメージ低減 | (A-B) 22% | |
| 機動性 | 最大速力 | 初期 28.8ノット[kt] 後期 32.0ノット[kt] | |
| 旋回半径 | 830m | ||
| 転舵所要時間 | (A) 20.6秒 (B) 14.7秒 | ||
| 隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 海面発見距離 | 14.6km | 16.6km | 16.6km | 13.4km | |
| 航空発見距離 | 11.7km | 19.3km | 14.7km | - |
| 射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
|---|---|---|---|---|
| A-B | mod.1 | 14.7km | 240m | |
| mod.2 | 16.1km | 258m |
| 主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| A-B | 380mm L/52 | 3基×2門 | HE弾 4400(34%) AP弾 11600 | 26.0秒 | 36.0秒 |
| 副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| A | 105mm L/65 Dop.L.C/31 150mm L/55 MPL C/35 150mm L/55 SK C/28 | 7基×2門 4基×1門 4基×2門 | HE弾 1200(5%) HE弾 1700(8%) HE弾 1700(8%) | 3.4秒 7.5秒 7.5秒 | 5.3km 5.3km 5.3km | |
| B | 128mm L/61 SK C/42 | 11基×2門 | HE弾 1500(5%) | 4.0秒 | 5.3km |
| 魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A-B | 533mm Drilling | 2基×3門(3門) | 13700 | 68.0秒 | 6.0km | 64kt | 1.3km |
| 対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
|---|---|---|---|---|---|
| A | 20mm Flakzwilling 38 20mm Flakvierling 38 | 14基×2門 7基×4門 | 59 42 | 2.0km | |
| 37mm Flakzwilling 30 | 8基×2門 | 21 | 3.5km | ||
| 105mm L/65 Dop.L.C/31 | 7基×2門 | 116 | 4.5km | ||
| B | 20mm Flakzwilling 38 20mm Flakvierling 38 | 12基×2門 7基×4門 | 50 42 | 2.0km | |
| 37mm Flak LM/42 | 6基×2門 | 62 | 3.5km | ||
| 128mm L/61 SK C/42 | 7基×2門 | 136 | 5.2km |
・アップグレード
| スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
| ○ | ○ | ○ |
| 1 | ![]() | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 |
![]() | 照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | |
![]() | 副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 | |
| 2 | ![]() | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 |
![]() | 操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | |
![]() | 推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | |
| 3 | ![]() | 目標測距装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 |
・開発ツリー
| 軍艦名 (必要経験値/購入クレジット) | モジュールスロット (必要経験値) |
| 当艦 | ━ | モジュールスロット1 (42000) | ━ | モジュールスロット2 (63000) | ━ | モジュールスロット3 (105000) | ━ | Bismarck (210000/-) |
| 船体 | ||
|---|---|---|
![]() | Gneisenau船体 B | 1800000 |
| 主機(エンジン) | ||
![]() | 推力160,000馬力 | 225000 |
| 射撃管制装置(照準装置) | ||
![]() | 照準装置 Typ6 mod.2 | 225000 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
| 十字キー左 | |||
|---|---|---|---|
![]() | 応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:15秒 消耗品の準備時間:80秒 |
| 十字キー上 | |||
![]() | 修理班 | 3回 | 消耗品の動作時間:28秒 消耗品の準備時間:80秒 回復:0.5% HP/秒 |
| 十字キー右(いずれか選択) | |||
![]() | 強化型副砲照準器 | 3 回 | 副砲の安定性:+100% 副砲の散布界:-50% 消耗品の動作時間:30秒 消耗品の準備時間:160秒 |
![]() | 水上戦闘機 | 3回 | 消耗品の動作時間:90秒 消耗品の準備時間:180秒 HP:x 秒間平均ダメージ:55 |
![]() | 着弾観測機 | 3回 | 消耗品の動作時間:30秒 消耗品の準備時間:200秒 動作中の自艦の砲安定性:+10% |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
戦艦グナイゼナウは、巡洋戦艦に迫るほどの速力を備えていました。近代化改装により 380 mm 砲への換装が図られ、同時期のより大型の戦艦に対抗し得る火力を得たものの、主砲の門数の少なさと、脆弱な水平装甲が欠点でした。
就役:1938
同型艦数:2
解説
- 概要
ドイツのTier6戦艦。本艦からナチス・ドイツの艦となる。
シャルンホルスト級戦艦の二番艦で、プレミアム艦として一番艦も実装されている。
主砲の投射量が少なめだが、その弱点を補って余りある程他の性能は優れており扱いやすい。
- 抗堪性
HPはTier6全戦艦中下から3位(以下、Scharnhorst、Lyon)。
Tier6戦艦の非装甲部の装甲厚は25㎜なのだが、これはゲームシステム上380㎜以上のAP弾と重巡のHE弾を弾くことが出来ず、命中しただけでダメージを貰ってしまう。
しかし本艦の胴体部は側面と甲板ともに40㎜を超える装甲厚があり、また艦首と船尾の側面には70㎜の装甲帯が貼られているため、ダメージの無効化は他のTier6戦艦より起きやすく、数値以上のタフさを見せる。
そしてドイツ戦艦の例に漏れずバイタルは水平方向から飛んでくる砲弾に対してカッチカチである。
ただし耐水雷防御もドイツ戦艦らしく低いので、高威力の魚雷がはびこる高Tier戦場では一層の注意が必要である。全体

バイタルと装甲

喫水線の赤い部分は350mmとかなり分厚い。更に、よーーく見ると舷側装甲から繋がった傾斜部分に厚さ110mmの甲板がある。単純に考えても460mmというとんでもない厚さの装甲でバイタルが守られていることになる。薄い部分もあるので実際はもっと複雑だが… - 主砲
38cm砲を連装3基、計6門搭載。
この艦から主砲の照準速度が早くなり、一気に取り回しが改善される。
しかし、砲の数が同格の戦艦よりも少なく、ドイツ戦艦の特徴である低めの精度を投射量でカバーすることができない。
精度と弾数の少なさが相まって10km未満で全弾外れるのが日常である。諦めが肝心。
射程は同格の中では長く(ハロウィン艦長を載せればだが)、一応最大で18km前後まで狙うことは可能だが、それほどの遠距離では例え偏差が完璧でもクリーンヒットしないことも珍しくはない。
だが、近づいてしまえば頑丈な装甲と素早い装填、高い貫通力のおかげでダメージを稼ぎやすい。
とにかく敵艦に張り付いて好きなだけ撃ちまくろう。ただし魚雷や孤立には注意。
- 副砲
副砲特化にした場合、最大で8.2kmまで強化できる。(副砲5kmの一般的な戦艦だと、最大でも7.7km)
- 魚雷
射程6km、片舷3門の魚雷を搭載。
射角はかなり広く、敵との出会い頭の戦闘や接近を試みた駆逐艦への牽制などに使える。ただし壊れやすく、肝心な時に撃てなくなっていることも多い。
命中すれば致命的なダメージを負わせられるが、当たらずとも敵艦に回避行動を強いることができる。上手く使えば自分に有利な状況を作り出せる。もしも戦艦以外一切乗ったことがないというのであればはじめての魚雷となる。
緑色の範囲が発射可能な角度で、白いラインはロックオン中の敵艦がそのままの速度で直進し続けた場合その方向へ撃てば当たるという予測線。
主砲と違って射程外の敵にもロックオンできてしまうので、ちゃんと射程内かどうか確認しよう。
- 対空
後期B船体では対空砲を11基装備しており、Tier6としては非常に強力な長距離対空砲を持つ。短中距離も日米ソには勝るといったところ。アップグレードや艦長スキルで強化する価値はあるが、やはり単艦ではどうにもならないことは留意するべし。
水上戦闘機を載せることができるようになるので、好みで使い分けるとよい。
- 機動力
最大で32ノットという非常に優れた速力を発揮し、転舵所要時間も14.7秒と悪くない。移動でストレスを感じることはほとんどないだろう。
アップグレードの推力改良2を装備すれば更に快適に動ける。
ただし船体が長いため、旋回半径は同ティア戦艦で最も広い。*1
姿勢制御の際は硬い装甲があるためあまり気にならないが、不意を付いた魚雷の回避は困難であるため注意しよう。
- 隠蔽性
海面発見距離は14.8km。同格の戦艦より短い。
- 総論
主砲を犠牲にその他を余りある長所で補った船。
役目は高速、高耐久を生かして最速で前線へ行き、真っ先に弾受けを行い、うまく体力を残しつつ後半はお得意の接近戦で殲滅というのが役目だろう(自分で戦況を変えられる力はない。味方任せの部分がかなり大きい)。
しかし、優秀な装甲、速度に物を言わせて前半に突出し過ぎると複数の戦艦、巡洋艦にフルボッコにされ、雷撃処分されるのがオチである。過剰な突出は禁止。
巡洋艦のような立ち回りが出来る珍しい戦艦?(デカくて硬い巡洋艦とも見ていいかもしれない。)
難しさは戦艦の中でもトップなのでグナイゼナウを乗りこなせれば一流の戦艦乗りでいいだろう。
史実
1935年のヴェルサイユ条約軍事条項破棄後に建造されたドイツ海軍の戦艦、シャルンホルスト級の二番艦である。艦名はプロイセン陸軍軍人であり、参謀本部の創設に尽力したアウグスト・フォン・グナイゼナウに由来する。
1934年12月8日にドイチェヴェルケ社にて起工後、一時建造が中止するものの1935年5月6日に建造を再開し1936年12月8日に進水、1938年5月21日に竣工した。ちなみに起工日、就役日共にグナイゼナウの方が先であったことから、グナイゼナウ級と称される場合もある。
1939年11月21日、本艦はシャルンホルスト、軽巡洋艦ケルン、ライプツィヒなどと共にヴィルヘルムスハーフェンを出撃。23日、フェロー諸島沖海戦に参加。英武装商船ラワルピンディをシャルンホルストと協力して撃沈した。
1940年2月18日から20日までノルトマルク作戦でシャルンホルスト、アドミラル・ヒッパー、駆逐艦2隻と共にノルウェー沖へ出撃、しかし戦果はなかった。
4月9日、シャルンホルストと共にナルヴィク沖海戦に支援部隊として参加、6月8日にはノルウェー沖海戦にも参加し、英国航空母艦グローリアスをシャルンホルストと協同して撃沈している。
12月28日、シャルンホルストと共に通商破壊作戦に出撃するものの、悪天候のため引き返さざるを得なくなってしまった。
1941年1月よりシャルンホルストと共に北大西洋で通商破壊作戦(ベルリン作戦)に従事。
2月8日、両艦はHX106船団を発見するも直衛中の戦艦ラミリーズの姿を見て襲撃を断念。続いて3月8日、SL67船団を発見したが戦艦マレーヤが護衛についていたために退避。
それでもなお両艦は計22隻の船を撃沈・拿捕し、3月22日にフランスのブレスト軍港に入港した。
ブレストでは4月6日にイギリス軍機の攻撃を受け魚雷1本が右舷後部に命中、10日には爆撃を受け約50名の死者を出すなど大きな被害を受けている。
1942年2月11日にツェルベルス作戦にシャルンホルスト、プリンツ・オイゲンと共に参加。小破したためキール軍港で乾ドックに入渠し、修理に入る。しかし連合軍の空襲は続き26日に爆撃を受け被爆、火災が艦首の弾火薬庫を爆発させ大破してしまう。幸いにも艦体部分の損傷は軽微であり、機関は無事であったため自力航行能力は失われなかった。
その後、4月4日までに完全に外洋航行可能な状態にまで修理されると、主砲塔を連装38cm砲に換装することになりポーランドのゴーテンハーフェンへ移動する。しかし1943年にバレンツ海海戦の敗報を受けたヒトラーの大型艦廃棄命令によって工事は中止、廃艦が決定してしまう。
搭載砲は陸に揚げられ要塞砲や海岸砲に転用、第1砲塔はそれぞれ単装に分割されオランダに、第2、第3砲塔は3連装砲塔のままノルウェーの要塞に移駐された。
1945年3月23日、港の入口を閉塞するために自沈。閉塞船として最後の役目を果たしたのであった。
ちなみに廃艦時に要塞砲に転用されたうちの第3砲塔や、副砲塔が砲身とともに現存している。機会があれば訪ねてみるのも良いかもしれない。
小ネタ
史実では38cm砲の搭載は実現されておらず、WoWSには計画時の仕様が登場している。
艦名の由来となったアウグスト・フォン・グナイゼナウは、プロイセン王国参謀総長ゲルハルト・フォン・シャルンホルストの補佐官として、ナポレオン・フランス軍と戦った軍人である。1813年に諸国民解放戦争が始まると、参謀次長となったが、同年にシャルンホルストが亡くなりその跡を継ぐ。ワーテルローの戦いでは直接指揮を執り、フランス軍右翼に決定的な打撃を与え、ナポレオン戦争を終結に導いた。
なお本艦はシャルンホルストより起工日、就役日が共に早いが、進水はプロイセン王国参謀総長就任順にシャルンホルストのほうが先である。(よってシャルンホルスト級戦艦と呼ばれる)
運命のいたずらか、戦艦グナイゼナウが自沈したのはアウグスト・フォン・グナイゼナウが没したのと同じポーランドであった。


















ビスマルク引換券だと思って頑張れとしか言えない-- 2025-06-29 (日) 11:35:03