Yubari

Last-modified: 2023-05-16 (火) 01:53:47

夕張型軽巡洋艦 夕張

Yubari_0.jpg

性能諸元

性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能

Tier3種別プレミアム艦艇
艦種巡洋艦派生元-
国家日本派生先-
生存性継戦能力18,700
装甲6-57mm
・防郭 0-1mm
・艦首・艦尾 0-1mm
・砲郭 0-1mm
・装甲甲板 0-1mm
対水雷防御ダメージ低減-
機動性機関出力57,900馬力[hp]
最大速力34.5ノット[kt]
旋回半径560m
転舵所要時間3.8秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離9.2km12.7km11.2km4.1km
航空発見距離5.8km8.6km8.8km-


射撃管制装置艦体モジュール主砲射程最大散布界
-mod.112.7km0m


主砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回
-140mm 3rd Year type2基×2門HE弾 2400(10%)
AP弾 2700
6.5秒24.0秒


副砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填射程
-120mm 10th Year Type mod.B21基×1門HE弾 2000(8%)6.0秒2.0km


魚雷艦体口径基数×門数(片舷)最大ダメージ装填射程雷速発見
-610mm連装2基×2門(4門)14,60049秒6.0km63kt1.6km


対空砲艦体口径基数×門数秒間平均ダメージ射程
-25.0mm Type96 mod.18基×1門143.0km
25.0mm Type96 mod.14基×2門20
25.0mm Type96 mod.13基×3門18
120mm 10th Year Type mod.B21基×1門34.5km



・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
0Aiming Systems Modification 0-min.png照準システム改良0-40%:主砲弾の最大散布界
+20%:主砲旋回速度
+20%:魚雷発射管旋回速度
+20%:副砲の最大射程
-40%:副砲弾の最大散布界
1Main Battery Modification 2-min.png主砲改良2+15%:主砲旋回速度
+5%:主砲装填時間
Aiming Systems Modification 1-min.png照準システム改良1-7%:主砲弾の最大散布界
+20%:魚雷発射管旋回速度
+5%:副砲最大射程
-5%:副砲弾の最大散布界
Secondary Battery Modification 2-min.png副砲改良2+20%:副砲最大射程
-20%:副砲弾の最大散布界

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品の動作時間:5 秒
消耗品の準備時間:60 秒

詳細は消耗品を参照

解説

※最大散布界やAP弾貫通力などゲーム内で見れない情報については、PC版wikiを参考に解説文を書いている

  • 概要
    Tier3日本プレミアム巡洋艦。
    1隻のみ建造された夕張級軽巡洋艦の1番艦。
  • 主砲
    140mm砲を2基4門搭載している。
    砲門数が少ないため、DPMは極めて低い。

    しかしこの艦の最大の特徴として、「照準システム改良0」を搭載できる。
    このアップグレードを搭載することによって、散布界の横幅が10kmで61.2mに縮めることができる。
    さらに「照準システム改良1」を搭載した場合は、散布界の横幅が10kmで54.06mにまでなる。
    散布界が極めて狭い分、偏差射撃が完璧なら、駆逐艦に全弾命中させ続けたり、真横を晒している巡洋艦に何回も連続でバイタル貫通させ続けたり、戦艦に複数箇所火災を発生させることも容易にできる。
    反面、散布界が極めて狭い分、少しでも偏差射撃がずれると一向に当たらないということが起きる。
  • 魚雷
    2基4門搭載している。
    装填速度、雷速、威力いずれも極めて優秀。
    しかし、射界が極めて狭く、腹を晒さなければならないため、接近戦時の切り札という要素が強い。
  • 対空
    極めて高いが、射程が短く大破しやすい対空機銃が中心のため、あくまで自艦の自衛用として考えたほうがいい。
  • 抗堪性
    HPは18,700と極めて低い。
    装甲も艦中央部は57mm装甲と薄く、バイタルパートもその57mm装甲のすぐ裏にあり、ほぼ甲板付近の高さまで判定があるため、容易にバイタルパートを貫通される。
  • 機動性
    最高速度はTier相応。
    旋回半径と転舵所要時間は極めて優秀。
    ただし、主機が駆逐艦以上に損傷しやすい。主機の修理時間をアップグレードやスキルでカバーできるわけでもなく、応急工作班の準備時間も普通の巡洋艦と同じ。あまりに悩まされるようなら、応急工作班の準備時間を少しでも短くするしかない。
  • 総評
    アップグレードによる極めて狭い散布界を持つ代わりに、砲門数の少なさ、魚雷の射界の狭さ、HPや装甲の貧弱さ、主機の高い損傷確率という致命的な欠点をたくさん抱える、プレ艦らしいピーキーな性能になっている。
    プレイヤーのエイム力と、いかに撃たれないで相手に砲撃を浴びせる立ち回りが出来るか問われる艦である。

史実

艦歴

実験的な軽巡洋艦などとよく紹介されるが、その正体は「3000tクラスの船体に5000t巡洋艦並みの攻撃装備を載せてみた」という代物。
その為、どちらかというと米国などの軽巡洋艦よりは、天龍型などのような駆逐艦と軽巡洋艦の中間に近い性質を持つ。
なぜこのような軍艦が生まれたかというと、当時の日本海軍は金欠であり(当時の日本は不況)、「低コストな小型船でそれなり以上の戦力をそろえたい」という要望が強かったため。
その答えとして生まれたのが夕張である。余りに独創的なその設計は流石の日本海軍も難色を示したが、設計チームのゴリ押しに屈して、建造が許可される。そして1923年(大正12年)7月竣工。

 

その異様な設計は各国海軍を驚かせて注目の的となり、ジェーン海軍年鑑に特記項目付きで掲載された。その為海外でも有名な艦である。
小型にしたことにより耐久性や航続性等に問題があり(駆逐艦より航続距離が短い)、水偵を搭載する余裕がなかった等の欠点もあったものの、砲撃の火力は要求通りとなり、設計者である平賀譲らを一躍有名にした。

 

なお夕張の成功は、古鷹型重巡洋艦などコンパクトで高火力を目指す日本重巡の基礎となった。また特型駆逐艦(吹雪型駆逐艦)などそれ以降の日本軍艦の設計コンセプトにも強い影響を与えることとなる。
そのため、日本海軍を語る上で欠かせない艦と言える。

 

軽量化により、重武装かつ高機動力を得たものの、代償である隔壁の少なさなどは夕張以降の(大淀を除く)日本巡洋艦共通の弱点になるなど、良くも悪くも日本軍艦の特色を体現している。
夕張自体も、機関室付近に受けた潜水艦の魚雷一発だけで浸水を食い止められず回復不能に陥り、駆逐艦により曳航を試みるも翌日沈没した。

小ネタ

14㎝砲

本ゲームでは14㎝砲が連装2基4門であり、球磨型ら5500t型軽巡洋艦の片舷6門に後れを取っているが、これはこのゲームが1944年の対空兵装を強化された最終時をモデルとしているためであり、竣工時は艦首の12㎝単装高角砲と艦尾の14㎝連装砲の先にある25mm三連装機銃の所に14㎝単装砲があり、14㎝砲が片舷6門と5500t型と同火力を誇っていた。
因みに5500t型も1944年当時には5、7番主砲を撤去(これにより片舷4門となる)、対空火器の増設を行った例もある。

平賀譲と蕎麦

 夕張の設計者である平賀譲造船中将は喉頭癌で死の床にあった際に食べたがったのが蕎麦である(奇しくも夕張市の名物も蕎麦であるが、蕎麦は蕎麦でも「カレー蕎麦」なので、名物というよりはB級グルメというべきか)。
 ちなみに平賀中将が最期に口にした蕎麦は東京神田の老舗、秋葉原からもほど近い「かんだやぶそば」。残念ながら2013年の火災で当時の建物は全焼してしまったものの、再建成って現地で今もなお盛業されている。ここの蕎麦を食べつつ夕張と平賀中将を偲ぶのもまた一興だろう。
 なお、「かんだやぶそば」は蕎麦つゆが辛いので有名であり、平賀中将は一口食べるも、むせてしまいそれ以上食べることができなかった。夫人は「つゆが辛すぎたのですよ!」と文句を言ったという。

コメント欄

  • ページ作成者の方へ。テンプレと違う箇所が多々あったので修正しました -- 管理 2019-04-24 (水) 19:30:41
  • マッチングする艦数が少ないので、戦艦から逃げ回りつつ火をつけ続けるプレーが楽し過ぎる -- 2022-03-19 (土) 15:47:45
  • せめて煙幕があればなぁ -- 2022-06-07 (火) 19:19:55
  • 東郷平八郎の、スキル阻止できない との組み合わせが一番活躍できそう -- やっとレジェ艦長? 2022-07-13 (水) 18:11:17
  • 隠蔽7.5kmとかにしてくんねーかな?小さいんだしさ。 -- 2023-05-14 (日) 00:01:34