目覚めし傭兵

シェリー：
…くっ…これは…困ったことになりました…
プレイヤー：
ど、どうしたの？何か事件？
シェリー：
こういうことはいけないことだと分かってはいるのですが…
もう…もう衝動が抑えられそうにありません…限界です…
わたっ…私は…くっ…も、もう無理ですっ！
プレイヤー：
………あれ？シェリー…さん？何やら目の焦点が
おかしいですよ？…何か変なオーラとか出し…って
なんで急に走りだすの！
？？？：
うにゃああああああ！！

シェリー：
～～～～っ…こ、こここ、これは想像を…はぁ…
な…なんて可愛いのぉ…柔らかくてふわふわもこもこ…
あぁぁ…かわいいかわいい～～～っ！！
ベルカ：
い、いやぁあああ！な、なんなのこのヒト！
ちょ…ベルカに触らな…やっ…ふぎゃああああ！
シェリー：
きゃう～ん♪なんてかわいいのっ！ほ～らほ～ら、
こちょこちょこちょ～、うふふっ、あぁっ…なんて素敵な気持ち…
日向の匂…はぁ～～～～、幸せ♥
ベルカ：
は、放してぇ～～～～！な、なんでベルカを捕まえ…
……きゃ！そんなとこ触らな………やっ！やめ…
……ふへぇ…ゴロゴロ…ゴロゴロ…
プレイヤー：
…………はっ、つ、つい見入って…。
と、止めるべき…かな？
シェリー：
仲間なんだからこういう事をしてはいけないって、
ずっと思ってのですが…もうやっぱり無理なものは無理です！
何なのこの子かわいすぎますっ！ああん、なんて…なんて…ふぅ…
プレイヤー：
……最近の戦士としての任務で忘れてたけど…
そういえばシェリーって猫に目が無かったよね……
完全に忘れてたよ…
ベルカ：
…ゴロゴ……はっ！
ちょ、ちょっとあなた！そんなとこでみてないで
早く助けてっ！ベルカがたいへんっ、たいへんなのっ！
シェリー：
うふふっ、そんなに警戒しなくても大丈夫♥
お姉ちゃんが、ちゃんと優しくしてあげますからね～♥
あ、ミルク用意しなきゃ！
プレイヤー：
…………完全に壊れてるね…。
これは無理。ベルカ、諦めて。
シェリー：
うふふっ、お耳もしっぽモキレイキレイしましょうねぇ～♥
…ほんと…すごい毛並み…つるつるしていて光って…
質のある空気触ってるみたい…はぅ…
ベルカ：
あぅ…あぅぅ…も、もうやだぁ～～！
姉さまにだってこんなに触られたことないのにっ！
もうベルカに触らないでっ！フーッ！
シェリー：
…なかなか懐いてくれない……でもそこもかわいいっ♥
ほんとに気まぐれで…それでいて愛らしい…
やっぱり猫は素晴らしいですっ！！
ベルカ：
ベ、ベルカから離れてっ！

クー：
………にゃんだ？みょうな予感がするにゃ…
………ま、どうでもいいにゃ。
ベルカ：
な、なんでみんなベルカを捕まえようとするのぉ…
もう、もう…いやぁああああ！
エミル：
あっ、こらっ、ほら逃げないのっ！
ちゃんと注射打っておかないと病気になっちゃう！…仕方ないなぁ…
…ふふっ…こうみえて私、追いかけっこは得意なんだから！
プレイヤー：
………平和ってすてき……。
エミル：
…くっ…ほら…つかまえ……たっ！
んもう、暴れないのっ！はい、すぐ済ませちゃいますから。
ちょぉ～っとチクっとするけど我慢してね。
シェリー：
………あの恐怖の中で半ば諦めたような表情もかわいい…。
やっぱりあの子は別格…なんてかわいいの…。
プレイヤー：
…………………平和っていいよね……。

プレイヤー：
……注射、打ったんだ？
エミル：
大切なことですから。こういうのをやっておかないと、
あとでもっときつーい状態になっちゃったりするんですよ？
エミル：
…確かにちょっとは痛いですけど、無理にでもしてあげないと。
……痛い事する私は恨まれちゃうかもですけど、
あの子達が元気でいてくれるなら、それでいいんです。
プレイヤー：
……エミル…。
ベルカ：
ふへぇ…なにかふわふわするです…ふへぇ…
クー：
なんだおまえ？ヘロヘロじゃにゃいか。マタタビでも食べたか？
あちしにもちょっと寄こすにゃ。
シェリー：
な…なんですかこの状態は…私を殺す気ですか？？？
………み、見ているだけで…気を失ってしまいそう……
ベルカ：
あふぅ…ふわふわぁ～、ベルカ、空もとべちゃうんだぁ～…ふへぇ…
うふふ…そう、ベルカの魔性の魅力でみんなイチコロ…
プレイヤー：
なんかちょっと…ヤバそうだよねこれ…
ほんとに大丈夫？
ベルカ：
…ぜんぶかってくれぅの？ベルカうれしい♪
きっとねえぁまもよろこんでくれぅ…ふへぇ…
シェリー：
………なんて…光景……私もう……もう…
ベルカ：
べぅかにさわぃたいの？だめ。べぅかはおとななんらか…ら…
…………くぅ………くぅ……Ｚｚｚ……Ｚｚｚ…
クー：
…こいつはタダゴトじゃないにゃ…明らかにマタタビじゃない…
これほどヘロヘロになるのはみたことないにゃ。
……このビンかにゃ？………うっ！…危険な匂いがするにゃ！！
シェリー：
うぅっ…この子、うちの子にできないかなぁ…かわいすぎて…
でも…こんな子がずっとそばにいたら…任務にいけなくなっちゃう…
はぁ…私…どうすればいいのでしょう…はぁ…。
ベルカ：
……べぅかはぁ！…………ねぇさまに……くぅ……くぅ……

シェリー：
このままではいけないです…ね…しかし…しかし…。
プレイヤー：
あ、シェリー。どうしたの？何か悩んで…ってまさか…
ベルカのことで悩んでたり…とか？
シェリー：
…マスター…私は…私は一体どうしたらいいのでしょう？
彼女は大切な仲間…護るべき対象…しかし…彼女を見ると…
どうしても自分が抑えられなくなってしまうのです…。
プレイヤー：
うーん…ベルカにちょっかいかけたくなるって気持ちは
私も同じだけど、ちょっとそういうのとは違ってそうだからね…。
シェリー：
…なっ、マ、マスターも同じ気持ちでしたか！
……やはりあのかわいさですからね…無理もないです…。
あのおどおどしながらも去勢を張る雰囲気…耐えられません…。
プレイヤー：
…いや…あの…そういうのとはまた違って…
エミル：
あ、いいところにいました！
クーを見かけませんでした？あの子にも注射打って
おかないといけないんですが、ものすごい警戒されちゃって…。
シェリー：
………そうでした…あの子の他にも猫の子が………
ああっ…私はどうしたら！
クー：
にゃはは！捕まってたまるかにゃ！あんなの刺されたら
あちしが違うイキモノになっちゃうにゃ。
あのヤブ、どうにかするにゃ。
ベルカ：
……逃がさない。ベルカだけあんな風になるの…なるの…
あぅぅ…恥ずかしくて死にそう…あぅぅ…。
あんたも絶対同じにしてやるんだからっ！
エミル：
…ヤ…ヤブ…ですって？数え切れないほどの人を救った私を…
………うふふっ…うふふふっ………うふふふふふふふふふっ。
あなたには…「特別」な注射、ご用意してあげますね♥

シェリー：
あぁ…この子もまた別のさわり心地…素晴らしいです…はぅ…
プレイヤー：
あー…その…なんというか…ほどほどにね？
シェリー：
ええ、もちろんです。マスター？この子が嫌がることを
私がすると思いますか？いえ、するわけがありません。
なぜならこの子が可愛いから。はぁ…かわいい…。
エミル：
…ふぅ、注射一本でこれほど苦労させられるとは…。
まぁ、これ以上ないくらい最高の施術をしたので
この子も私の印象を改めたことでしょう。
シェリー：
この子のがわがままっぽい…猫らしさがかわい……
……はっ、いけないいけない…自制、自制…でもでも…
私には任務が…任務…にんむ…にん…
プレイヤー：
…シェリー、凄い汗だけど大丈夫？
少しくらいならいいんじゃないかな？
……欲望を全開放しなければ、だけど。
シェリー：
…マスター…そ、そうですよね！我慢しすぎるのも
よくないですよね！さすがは私のマスターです！
アドバイスが的確です！
シェリー：
愛でる魅力を隠しきれない彼女たちを愛して何がいけないのか。
…私、もう我慢しません。欲しいものがあれば、手に入れる。
…それは時には強引な手段を使ってでも…。
エミル：
………うーん、この子にもお注射、必要かもですねー。
シェリー：
私が愛するものは、全て私が護ります。
プレイヤー：
ま、まずいことをしてしまったかも…。
悪い意味で吹っ切れてしまった…。
えええエミル！おクスリ！シェリーにもおクスリを！
シェリー：
フッ…マスター、もう手遅れです。もはや私に敵はいません。
この拳に誓います。もう私は迷わない、と。