ハンティングアウト

プレイヤー:
街の外に何かあるの？
サイクス:
フッ、どうだ？これなら身長の低い者の気持ちがわかるだろう？
高みから見下ろされる気分を味わえ！
プレイヤー:
質問の答えになってない………
サイクス:
フッ。たまたま過去のことを思い出しただけ。何でもないさ。
プレイヤー:
聞かせてくれないか？
サイクス:
ん？背が俺より高いくせに、過去を聞き出そうって？
いいだろう。貴様も大した身長ではないしな。ちょっとだけ教えてやる。
サイクス:
だが、過去といっても話すべきことはない。金で仕事を片づけるだけの暮らしさ。
自分だけじゃない。戦闘国家ウルリッヒでは3割近くがそんなヤツらだ。
サイクス:
国王はそれほど支持を集めてなかった。
人々をおどすために、汚れ役をよく頼まれたもんさ。
口封じや脅迫なんて日常茶飯事だった。
プレイヤー:
それじゃ支持はされないだろう。
サイクス:
どうでもいいことさ。金で仕事を片づけるだけ。単純なもんだ。
今だって、おいしい話があるなら何だってやってのける。
プレイヤー:
そんなことはさせたくないよ………
サイクス:
そうか？残念だな。せっかくで気分がいいから、
割引でもしてやるつもりだったが。じゃあそういうわけで、邪魔しないでくれ。

サイクス:
こうしてると気持ちよく見えるかい？
プレイヤー:
いや、何も言ってないし。
けど、何でここで寝てるの？
サイクス:
遺跡の探検を続けてほかの国の歴史をかじったら、
ウルリッヒの国王が間違ってたってわかったんだ。だが、
ヤツに雇われた我々殺し屋はどうやら暴虐の王の一味だったようだ………
プレイヤー:
過去のことじゃないか。気にしてどうなる？
サイクス:
気にならないのか？こんな血なまぐさい過去があったら、
仲間に迷惑がかかるんじゃないか？
プレイヤー:
そう考えてるんだったら、問題はないと信じてる。
キミの力は歴史を探すのに欠かせない力なんだ。キミを失うわけにはいかない。
サイクス:
つまり貴様は汚れ仕事が出来る人間が欲しい、というわけだ。
ふっ、なかなか腹黒いじゃないか。だが戦いとはそういうものだ。
恥じ入る必要は無い。
プレイヤー:
もう自分からおかしなことを話すんじゃないよ！
とにかく、これからも協力を頼むよ？
サイクス:
フッ、よかろう。だが後で後悔したところで、
逃げ道はないぞ。心の準備をしておくがいい。