DCS:OH-58D

Last-modified: 2025-11-13 (木) 02:53:15

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概要

OH-58D Kiowa Warriorは、アメリカ陸軍で運用されていた単発単ローターの軽偵察/攻撃ヘリコプターです。 本機は、観測、偵察、攻撃、護衛など、多岐にわたる任務を遂行できるように設計されています。 最大の特徴は、メインローター上に設置されたマスト搭載式照準器 (MMS) で、これにより昼夜間や悪天候下でも目標の捕捉とレーザー照準が可能です。
OH-58 Kiowaの歴史は、1960年代初頭にアメリカ陸軍の軽観測ヘリコプター (LOH) 計画のために開発されたBell D-250に遡ります。 OH-58Aとして採用された後、改良が重ねられ、OH-58D Kiowa Warriorへと進化しました。
Kiowa Warriorは、湾岸戦争、パナマ侵攻、アフガニスタン紛争など、アメリカ陸軍が関与した主要な紛争のほとんどで活躍しました。 しかし、2017年にアメリカ陸軍はOH-58を退役させ、無人航空機(UAV)へとその役割を移行しました。
OH-58は、軽快な運動性と優れた安定性を備え、SCAS(安定性および制御増強システム)により、安定した飛行が可能です。 多岐にわたる任務を遂行できる汎用性の高さ、MMSによる優れた目標捕捉能力、高度なアビオニクス、優れた操作性と飛行安定性など、多くの利点を備えた機体でした。

購入時のアドバイス

このモジュールは、以下のようなプレイヤーに特におすすめです。

  • ヘリコプターの操縦が好きで、特に偵察任務に興味がある方。
  • 地を這うような低空飛行(NOE - Nap-of-the-Earth)を楽しみたい方。
  • 高性能なセンサー (MMS) を駆使して、敵に見つからずに一方的に攻撃する「ハイド&アタック」戦術が好きな方。
  • 友人や仲間とマルチクルー (Multicrew) で連携し、パイロットと砲手の役割分担を楽しみたい方。
  • UAV(無人機)や他のKiowaと映像を共有するL2MUMSシステム など、現代的なネットワーク戦闘に興味がある方。

メリット

  • MMS (Mast Mounted Sight): 機体を隠したまま索敵・攻撃できる、非常に強力な偵察・照準システムを搭載しています 。
  • マルチクルー: 2人乗りでの連携プレイは、DCSの中でも特に濃密な体験を提供します。操縦と索敵・攻撃を分担することで、効率的な戦闘が可能です 。
  • L2MUMS: 他のユニット(有人・無人)とセンサー映像やメタデータを送受信できるため、戦場での情報共有能力が格段に向上します 。
  • ユニークなゲームプレイ: 重武装の攻撃ヘリとは異なり、「見つからずに狩る」という武装偵察ヘリならではの緊張感と達成感を味わえます。

デメリット

  • 軽武装: 搭載兵装はHellfireミサイル、ロケット弾、.50口径機銃、ATAS(対空ミサイル)に限られ、一度に搭載できる量も多くありません 。重装甲の目標が多数いるミッションには向きません。
  • 繊細な操縦: 軽量な機体であるため、風や兵装の重量バランスの影響を受けやすく、安定したホバリングや精密な操縦には習熟が必要です。
  • 防御力の低さ: 本質的に偵察機であるため装甲は薄く、敵の対空砲火に非常に脆弱です。

まとめ

DCS: OH-58D Kiowa Warriorは、単なる攻撃ヘリコプターではなく、「空飛ぶ偵察兵」としての役割を深く追求したモジュールです。MMSを駆使した索敵と、仲間とのマルチクルー連携は、他のどのモジュールにもない独自の楽しさを提供します。
派手な撃ち合いよりも、知的な索敵と精密な攻撃を好むプレイヤーにとって、最高の選択肢の一つとなるでしょう。

マニュアル/ガイド

OH58D_User_Guide-.ja(機械翻訳).

キーアサイン

OH-58Dは、特にマルチクルーを想定しているため、パイロット (Pilot) とコパイロット (CP/G) の両方の操作を1人で行う場合、割り当てるキーが多くなります 。

優先度の高いもの

最低限、以下の軸操作と主要なボタンスイッチは割り当ててください。

共通の軸:

  • サイクリック (Cyclic) Pitch / Roll: 操縦桿の前後・左右
  • コレクティブ (Collective): 上昇・下降
  • アンチトルク・ペダル (Anti-Torque Pedals): 機首の左右

パイロット (OH-58D Pilot カテゴリ):

  • フォース・トリム解放 (Force Trim Interrupt): サイクリックのトリムを再設定するためのボタン
  • 武器発射 第1段階 (Fire Weapon (1st Detent)): 機銃のバースト射撃 または ATASのシーカー起動
  • 武器発射 第2段階 (Fire Weapon (2nd Detent)): 機銃の連続射撃 または ミサイル/ロケットの発射
  • 武器選択ハット (Weapon Select 4 Way Hat): 武装の選択(Up: Rockets , Left: Gun , Right: Hellfire , Down: ASE Page )
  • ミサイル作動 (Missile Activate (ATAS Only)): ATASのクーラントを作動させます

コパイロット (OH-58D CP/G カテゴリ):

  • MMS LOS スルー (MMS Line of Sight [LOS Slew] Vertical / Horizontal): MMSセンサーの視界を動かす軸(最重要)
  • レーザー発射 (Fire Laser (Press and Hold)): レーザーの照射
  • MMS センサー選択 (MMS Sensor Select TV/TIS): MMSのセンサーをTV(可視光)とTIS(赤外線)で切り替えます
  • MMS FOV 選択 (MMS FOV Select): センサーの視野角(ズーム)を切り替えます
  • MMS マニュアル/スレーブ (MMS Manual / Slave Mode - Select): MMSのモードを切り替えます
  • MMS ポイント・トラック (MMS Point Track On): 目標を自動追尾(ポイント・トラック)させます

余裕があれば割り当てたいもの

  • フレア投下 (Flare Dispense Switch): 対抗手段のフレアを手動で投下します
  • SCAS ヘディング・ホールド/トリム (SCAS Heading Hold/Trim Switch): SCAS(安定化装置)のヘディング・ホールド機能のON/OFFおよび方位トリム
  • ディスプレイ選択ハット (Display Select 4 Way Hat): パイロットMFDの表示ページを切り替えます
  • MMS エリア・トラック (Area Track): MMSを指定した空間座標に固定します

ゲームパッドレイアウト

(WIP)_OH-58D_Gamepad_Layout.png

始動

casmo TVより引用

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始動手順

  1. エンジン始動前 (Before Engine Start)
    1. Essential Bus Switch を START に設定します 。
    2. FADEC Circuit Breaker Switch (オーバーヘッド) を ON にします 。
    3. Ignition Circuit Breaker Switch (オーバーヘッド) を ON にします 。
    4. Ignition Keylock Switch (センターコンソール) を ON にします 。
    5. Battery 1 Switch を ON にします 。
    6. FADEC Auto/Manual Switch が AUTO であることを確認します 。
  2. エンジン始動 (Engine Start)
    1. スロットル (Throttle) を IDLE ポジションに進めます 。
    2. Start Switch (コレクティブ) を2秒間押し続けてから離します 。
    3. NG (ガス発生器回転数) が 63-65% で安定するのを待ちます 。
    4. DC Generator Switch を ON にします 。
    5. AC Generator Switch を ON にします 。
    6. Essential Bus Switch を RUN にします 。
    7. Fuel Boost Switch を ON にします 。
    8. スロットル (Throttle) を OPEN (全開) に進めます 。
    9. RPM Trim Switch (コレクティブ) を使い、NP/NR (ローター回転数) を 100% に調整します 。
  3. システム起動 (Systems)
    1. SCAS Power Switch (計器パネル) を ON にします 。
    2. SCAS Pitch/Roll および SCAS Yaw Engage Switch を ON にします 。
    3. 必要に応じて各種システム(IFF, RWR, CMWS, L2MUMなど)のサーキットブレーカーを ON にします 。
    4. MMS (コパイロット席) を起動します。MMS Mode Selector を FWD(または他の運用モード)に入れ、MMS Manual/Slave Switch を操作します 。
    5. Master Arm Switch を STANDBY にします 。
  4. NAVアラインメント (NAV Alignment)
    1. EGI(航法装置)のアラインメントは自動的に開始されます。完了まで最大4分間かかります 。

注意点

  • スロットル (Throttle) をIDLEに進めてから 60秒以内 にスタートスイッチ (Start Switch) を押さないと、安全機能が働きエンジンは始動しません 。
  • この状態になった場合は、一度スロットルを OFF に戻し、FADEC Circuit Breaker Switch をOFF/ONしてリセットする必要があります 。

飛行

特性

  • フォース・トリム (Force Trim System): この機体は磁気ブレーキによるトリムシステムを採用しています 。サイクリックを任意の位置で固定するために使用します 。トリムを再設定したい場合は、サイクリック上の Force Trim Interrupt Switch を押しながらサイクリックを新しい位置に動かし、ボタンを離します 。
  • SCAS (Stability and Control Augmentation System): 安定化装置であり、パイロットの操縦を補助し、 workload(操縦負荷)を軽減します 。ピッチ (Pitch)、ロール (Roll)、ヨー (Yaw) の3チャンネルで作動します 。
  • ヘディング・ホールド (Heading Hold Mode - HHM): SCASの一部として、限定的な機首方位保持機能を提供します 。コレクティブ上の SCAS Heading Hold/Trim Switch で操作します 。

禁止操作

  • レーザーの尾部への照射: レーザーの尾部(後方10度以内)への照射は信頼性が低いため(訳注:自機へのダメージや誤作動の可能性があるため)禁止されています 。

離陸

  • 通常のヘリコプターと同様の手順で離陸します。SCASが正常に作動していることを確認し、コレクティブをゆっくりと引き上げます。

巡航

巡航速度

特定の巡航速度は定められていません。MFDの Cruise Performance ページ で、現在の高度、気温、重量に基づいたパフォーマンス(最大速度、航続距離など)を計算できます 。

自動操縦

OH-58D Kiowa Warriorの自動操縦は、 安定性および制御増強システム(SCAS) の一部として機能します。 SCASは、ピッチ、ロール、ヨーの3つのチャネルで動作し、飛行安定性を向上させ、パイロットの作業負荷を軽減します。

自動操縦の使用方法(手順)は以下の通りです。

  1. SCASの電源を入れます。 SCASコントロールパネルのSCAS電源スイッチをオンにします。
  2. SCASのピッチとロールのエンゲージスイッチをオンにします。
  3. SCASのヨーエンゲージスイッチをオンにします。
  4. ヘディングホールドモードをオンにします。 SCASヘディングホールド/トリムハットを上に押します。
  5. ヘディングを調整します。 必要に応じて、SCASヘディングホールド/トリムハットを左右に押してヘディングを調整します。

注意:

  • 自動操縦は、飛行安定性を向上させるための補助的なシステムです。 自動操縦を使用する場合でも、パイロットは常に航空機の制御を維持する必要があります。
  • 自動操縦は、すべての飛行状況で使用できるわけではありません。 自動操縦を使用する前に、飛行マニュアルを参照して、自動操縦の使用が適切かどうかを確認してください。

着陸

成功への鍵

  • MFDの HVR (Hover) ページ の活用が鍵となります。このページは、機体の水平方向の移動速度(ドリフト)を示す速度ベクトル (Velocity Vector) と、機体の加速方向を示す加速キュー (Acceleration Cue) を表示します。これらを参照することで、安定したホバリングと精密な着陸が可能になります。

対空

武装一覧

  • ATAS (Air-to-Air Stinger): 赤外線誘導の対空ミサイル 。

武装の使い方

ATAS 空対空ミサイル

ATASには2つのモードがあります。

  • 非連動 (Unslaved)
    1. Master Arm Switch を ARMED にします。
    2. パイロットの武器選択スイッチでATASを選択します。
    3. MFDのL3ベゼルで SLAVING が OFF であることを確認します 。
    4. Missile Activate ボタン(パイロットサイクリック)を押し、シーカーの冷却(クーラント)を開始します 。
    5. 機首を目標に向けます。
    6. Weapon Fire (1st Detent) を押し、シーカー音(トーン)を聞きます 。
    7. シーカーがターゲットをロックし、高いピッチのロックオン音が鳴ったら、Weapon Fire (2nd Detent) を押して発射します 。
  • 連動 (Slaved)
    1. Master Arm Switch を ARMED にします。
    2. ATASを選択し、SLAVING を ON にします 。
    3. コパイロットが MMS でターゲットを追尾します 。
    4. パイロットはMFDまたはODAに表示されるATASのシーカーキューとMMSの照準を合わせます 。
    5. Missile Activate ボタンを押し、クーラントを開始します 。
    6. Weapon Fire (1st Detent) を押します 。
    7. ロックオン音が鳴ったら、Weapon Fire (2nd Detent) で発射します 。

注意: ATASのシーカークーラントは、各パイロンにつき約5分しかもたないため、必要な時だけ作動させてください 。

対抗手段の使い方

  • フレア (Flare Dispenser): パイロットのコレクティブ上のスイッチ で手動投下するか、CMWSによって自動投下されます 。
  • AN/APR-39 (RWR): レーダー脅威を探知し、RDI(レーダー探知機インジケーター)に表示します 。
  • AN/AVR-2 (LDS): レーザー照射を探知します 。
  • AN/ALQ-144 (IRCM): ミッションエディタでオプションとして搭載可能な赤外線妨害装置(通称ディスコボール)です 。
  • AN/AAR-57 (CMWS): ミサイルの接近を探知し 、センターコンソールの CMWS Control Panel で AUTO に設定されている場合、自動でフレアを投下します 。

対地

武装一覧

  • .50 Cal M3P Machine Gun: 12.7mm機関銃 。
  • Rockets (2.75-inch): 通常の無誘導ロケット、およびレーザー誘導の APKWS 。
  • AGM-114K Hellfire: 対戦車ミサイル 。
  • M4 Carbine: コパイロットの携行火器(個人防衛用だが、攻撃にも使用可能) 。

武装の使い方

MMS (Mast Mounted Sight) の基本
対地攻撃の核心となるシステムです。コパイロット (CP/G) が主に操作します 。

  1. センサー: TVS (Television Sensor - 可視光) と TIS (Thermal Imaging Sensor - 赤外線) を切り替えて使用します 。
  2. 追尾 (Tracking): Point Track や Area Track を使用して目標または地点を追尾・固定します。
  3. レーザー (Laser): Laser Fire ボタン でレーザーを照射し、距離測定 (RNG) または目標指示 (Designation) を行います 。

M3P Machine Gun (.50 Cal)

  1. Master Arm Switch を ARMED にします 。
  2. (リロード後など)必要であれば Gun Arm Switch を RECOCK して装填します 。
  3. パイロットが武器選択スイッチ (左) で Gun を選択します 。
  4. MMSの照準 や PDU のレティクル を使って狙いを定めます。
  5. Weapon Fire (1st Detent) でバースト射撃、(2nd Detent) で連続射撃します 。
    注意: 機銃の照準は弾道計算を行わないため、MMSの照準は単なる目安です 。

Rockets (Unguided / APKWS)

  1. セットアップ (Rocket Cue Setup):
    • 兵装ページ (Weapons Page) から Weapons BIT/Setup Page に入り 、ロケットの種類(M151 HE, M274 Smokeなど)をゾーンごとに設定します 。
    • 信管 (Fuze) と 射程 (Cue Distance) を設定します。射程は手動入力(例: 2000m)、レーザー (L)、またはナビゲーションポイント (N) から取得できます 。
  2. 無誘導 (Unguided) の発射:
    • Master Arm を ARMED にし、ロケットを選択します。
    • MMSで目標を捉え、MFD/ODAに表示される Rocket Cue(予測着弾点)を参考に照準し、発射します 。
  3. APKWS (レーザー誘導) の発射:
    • コパイロットがMMSで目標を捉え、レーザーを照射します 。
    • パイロットは Rocket Cue が更新されるのを待ち、照準を合わせて発射します 。

AGM-114K Hellfire
Hellfire Hellfireには大きく分けて2つの発射モードがあります。

  • LOBL (Lock on Before Launch - 発射前ロックオン)
    1. Master Arm を ARMED にし、Hellfireを選択します 。
    2. MFDで Delivery Mode を LOBL に設定します 。
    3. コパイロットがMMSで目標を捉え、レーザーを照射します 。
    4. パイロットは機首を目標方向へ向けます 。
    5. ミサイルシーカーがレーザーを捉えると、MFDの拘束ボックス(Constraints Box)が実線に変わり、ステータスが "TRK" になります 。
    6. パイロットが Weapon Fire スイッチで発射します 。
  • LOAL (Lock on After Launch - 発射後ロックオン)
    障害物に隠れたまま、目標の座標(DIR Point または Pre-Point )に向けて発射するモードです。
    1. Master Arm を ARMED にし、Hellfireを選択します 。
    2. Delivery Mode を LOAL (HI, LO, または DIR) に設定します 。
    3. HSDページなどで目標座標を DIR Point または Pre-Point として設定します。
    4. パイロットは機首を目標方位に向け、MFDの拘束ボックス内に照準キューを収めます 。
    5. ボックスが実線になったら発射します 。ミサイルは指定された座標に向かって飛翔し、その途中でレーザーを捕捉します。

M4 Carbine (コパイロット)

  • VRの場合: コパイロット席でM4のラッチに手を伸ばして掴むと、VRコントローラーで照準・発射できます 。
  • マウスの場合: ラッチをクリックすると、コパイロットがM4を構えます 。マウスで照準し、指定したキー(デフォルト: マウス左クリック)で発射します 。

外部リンク

公式サイト(販売ページ)

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