「DCS Worldとは」についての補足

Last-modified: 2023-01-22 (日) 07:29:23

lbyvefbwdretlwgs_Hero1.jpg
DCS公式サイトには、DCS World 2.7について次のような記述があります。

さらに20種以上の航空機が購入可能です。

156種以上のAI兵器システム、105種の地上車両と列車、50種の対空防衛システム、19種の艦船、84種のAI機が含まれており、高度に洗練されたミッションを作成できます。

現在の地域には、コーカサス、ネバダ州のテスト・トレーニング・レンジ、ノルマンディー1944などがあります。開発中の新しいマップには、ペルシャ湾、シリアなどがあります。

この数字や内容はバージョン2.0当初ぐらいの時期のままなのか、バージョン2.5から2.7にかけてアップデートで増加したコンテンツが反映されていません。
公式表記における兵器システムなどのカウントのしかたに不明な点もあるが、2022年7月時点のバージョン2.7.16の収録コンテンツをユーザ側で独自に数え上げると以下のようになるかと思われます。
これから新規にDCSを始めようと考える方が、現時点のDCS Worldの収録コンテンツ規模をより正確に把握するための参考になると幸いです。

購入可能な航空機数は、30以上のモジュールで、複数サブタイプ収録なものを個別に合計すると50機以上。

AI兵器システムはおそらく189種以上、142種の地上車両と列車、83種の対空防衛システム、43種の艦船、141種のAI機。

 

カウントした内訳

mjolasapdmisgjmx_Hero2.jpg

  • 購入可能な航空機数について
    モジュールとして販売されてものには、1モジュールの中にその機種のサブタイプが2から4同梱されているものがあり、サブタイプ合計の航空機数はモジュールとしての種類より多くなる。

    再現度の高いASMモジュール33(固定翼機27・ヘリコプター6)、サブタイプ合計44(固定翼機35・ヘリコプター9)

    再現度の低いSSMモジュール6(すべて固定翼機)、サブタイプ合計9

    詳細は モジュール一覧ページ へ。
  • 地上車両と列車について(対空防衛システムを除く)
    対空防衛システムを除いた地上車両と列車の数は、合計142種類。
    地上車両の内訳は兵装のある車両や固定砲、観測支援車両等が92種類。非武装車両が38種類(うち民間車両が8種類)。
    鉄道列車が12種類(すべて非武装)。
  • 対空防衛システムについて
    対空防衛システムは、ある1種類のシステムが実働するためにレーダーと発射機(ランチャー)の2種類の車両で構成される、あるいは複数種のレーダーを組み合わせる、司令部車両や発電機車がさらに別にあるといった史実を一定反映した再現度となっており、「システム」としての収録数より「構成車両」の収録数が多くなっている。

    また、システムとしてはいったんDCSに収録されていた対空防衛車両群に、より史実に近い構成となるよう補助的な役割の車両や固定レーダーが追加収録されて増えることもある。

    40種の対空防衛システムが収録されており、その構成車両は83台。
  • 艦船
    艦船もある艦型のX番艦が別々に再現収録されていたり、異なる年度の状態が複数再現収録されている。
    艦型数34(うち非武装民間船7)、艦船数43(民間船7)。
  • AI兵器システム
    もともとのカウント基準が不明な数字だが、車両・対空防衛システム・艦船のうち軍用のもののみ、また複数車両で1「システム」を構成しているものは「システム」で数えると、おそらく189種。
  • AI機
    AI機は、プレイヤーが購入すれば乗ることのできるフライアブル機が追加される際に、その新機種が同時にAI機として使用することもできるようになる。
    またモジュール未購入のプレイヤーのDCS WorldでもAI機として登場・使用することは可能となる。
    その際、後方互換性問題があり以前からAI機として収録されていたサブタイプと微妙に違いをつけた登場名称でフライアブル機が追加されることがあり(F-5EやF-16Cなど)、若干の水増し感が生まれなくもないが、そのようなフライアブル機やアップデートによる別機種扱いもすべてひっくるめて……
    固定翼機120+ヘリコプター21の141種のAI機が存在している。

(ここまでのAI兵器群はすべてDCS Worldに初期収録されており無料で使用できる)

  • 地形モジュールについて
    開発完了地形 コーカサス、ネバダ州、ノルマンディー1944、ペルシャ湾、シリア、英仏海峡
    開発中地形 マリアナ諸島(現代)、フォークランド諸島(20XX)
    開発予定地形 マリアナ諸島(WWII)
    将来の拡張可能性 フォークランド諸島(1982)、英仏海峡もしくはノルマンディーにロンドン&パリの大都市部追加
    (DCS Worldに初期収録されているのはコーカサスのみ、無料追加ダウンロードできるのがマリアナ諸島のみ、他の地形は有料)
 

有料アセットパックによるAI兵器追加

ss_6397ac0cfae607db49566396b85af87796f85d71.600x338.jpg
DCS: WWII Assets Packとして有料販売されている兵器パックを購入すると、WWII時代の英米独AI兵器が
地上車両と列車20種、対空兵器6種、艦船5種、AI機2種
追加される。(2021年9月のバージョン2.7.6時点)

なお、WWII Assets Pack販売開始当初はこのコンテンツの一部として有料販売されていた A-20G爆撃機、シャーマン戦車、ボフォース40mm機関砲 などは、その後のアップデートにおいてDCS World側に移管して無料開放されることとなったといった経緯もある。
そのかわりにより多くの新しい車両や対空兵器がWWII Assets Packに追加されてもいるので、WWII Assets Packの内容が減ったということにはなっていない。

 

また、公式サイトのChangelog等でチャイナ・アセットパック (China Asset Pack) として言及される現代中国の兵器群については、そのすべてがDCS Worldの一部として無料提供されており、有償販売されているものではない。
F-14 Tomcatと同時追加されたCV-59 Forrestal、南大西洋・アセット (South Atlantic Asset) として言及される空母InvincibleやLeander級フリゲートなどについても同様にDCS Worldの一部として無料提供である。