・バギ系呪文
【バギ】-【バギマ】-【バギクロス】-【バギムーチョ】-【コーラルレイン】-【メイルストロム】
・【海賊】習得呪文
【マホトラ】-【ルカニ】-【バギ】-【バギマ】-【リレミト】-【レミラーマ】-【ルカナン】-【ピオリム】-【バギムーチョ】-【コーラルレイン】-【メイルストロム】
概要
水流で敵の周囲に ダメージを与える バギ系の呪文
対象とその周囲範囲に【こうげき魔力】依存の【風属性】呪文ダメージを与える攻撃呪文。
バギ○○というネーミングではないものの、説明文の通り本作では【バギ系】呪文として扱われており、「バギ系呪文の極意・瞬き」といった関連宝珠も適用される。
消費MP20、射程15m、範囲7m、ダメージ上限9999(限界突破時19999)。【CT】50秒(開幕25秒)。
基本ダメージは350±50。
攻撃魔力が201以上で攻撃魔力1につき約0.69ダメージが上昇し、攻撃魔力999で900±50ダメージとなる。
攻撃魔力1000以上では攻撃魔力が3増えるにつれてダメージが1上昇し、攻撃魔力1998でダメージが最大の1233±50になる。
ダメージ計算式は次の通り。
攻撃魔力201~999:(攻撃魔力-200)×550/799+350±50
攻撃魔力1000~1999:(攻撃魔力-999)/3+900±50
(※小数点以下切り捨て)
使用職
【海賊】がレベル74で習得。
事実上、バギムーチョの更に上を行くバギ系の5段階目のような位置付けの呪文。
バギムーチョと異なり【かいふく魔力】には依存しないが、魔力の依存しない最低保証分が大きく、使い手の海賊が攻撃魔力偏重で参照パラメータ量に大きな差が付かないこともあり、基本的にあちらより高い基礎ダメージとなる。
更に、あちらより硬直が短く扱いやすい。再使用CTはこちらの方が5秒だけ長いが大した差ではなく、開幕CTは一致するため、バギ系呪文で畳み掛けたい場合はほぼほぼ合わせて使っていける。
しかし、これ運用する上での根本的な問題として、海賊は【攻撃呪文強化】を自力でかける手段を持たず、他者から掛けてもらう以外では【絆のエンブレム改】や【魔犬の仮面】か【デスマスク】、【エステラのこころ】などの装備品か、もしくは「復讐の攻撃呪文威力アップ」の宝珠による確率発動に頼る必要がある。
さらに魔力依存技を扱える職としては攻撃魔力が低い上、【スーパースター】の【鎌スキル】のようなバギ系特化パッシブも持たないなど、使い手の呪文アタッカー性能にかなり難があるためカタログスペックの割に真価を発揮しにくい。
不思議の魔塔
Ver.6.1で解放された装備ランク5の両手杖のメイルストロムの極意でメイルストロム共々使えるようになる。
こちらであれば魔力を大きく伸ばせ、魔力かくせいも同時に習得するので、覚醒からの一撃で雑魚は消し飛ばせるだけの威力を発揮する。
メイルストロムより開幕CT、消費MPが手軽なのも嬉しく、魔力かくせい→ためる系→コーラルレインでMP補充こそ必要だが70階までですらサクサク進んでいける。
変遷
Ver.7.2
攻撃魔力キャップが1500→1999に引き上げられた。
また攻撃魔力999までのダメージ成長率が上がり、攻撃魔力999以上でこれまでより100ダメージが上がった。
余談
「coral rain」は英語で珊瑚の雨。magic barrierやdevine spellと同じく、DQの中では少数派の英語ド直球系の呪文の一つである。
エフェクトは桃色混じりの水流と吹き上げる水柱で攻撃するというもので、雨っぽさを再現するのは難しかっただろうが、桃色で珊瑚を表現したと思われる。呪文発動モーションも専用のものが使われている。
初出はDQ7。あちらでは激流で砕けた珊瑚の破片が敵に降り注ぐという設定で、攻撃範囲は敵全体だった。
ただし、DQ7では他のバギ系呪文やメイルストロムとは異なり【岩石系】(DQ10における【土属性】)扱いだった。
さらに当時のDQ7公式ガイドブックでは「バギ系に属する」と誤った情報が記載されており、エフェクトがそれっぽいのも相まってバギ系と誤解していたプレイヤーも多かった。
一方、本作では(宝珠や属性強化の都合上、海賊の持ち技の中にひとつだけ土呪文が混ざっても使い勝手が悪くなるだけというメタ的な都合もあってか)正真正銘のバギ系呪文となり、前述の通りバギ系や風属性に関するサポートが受けられるようになっている。
同時実装されたメイルストロム共々、DQ10で初の「レベルアップで習得するCT付き呪文」であり、プレイヤーが使える中では初の水を本格的に活用した攻撃手段でもある。(以前から【水神のたつまき】はあったが水要素はかなり乏しかった)