・職業
【戦士】-【僧侶】-【魔法使い】-【武闘家】-【盗賊】-【旅芸人】
-【バトルマスター】-【パラディン】-【魔法戦士】-【レンジャー】-【賢者】
-【スーパースター】-【まもの使い】-【どうぐ使い】-【踊り子】-【占い師】
概要 
特殊な武器で 銃撃したり 大砲を設置して 敵を粉砕。短剣 弓・ブーメラン・オノを装備可。
習得呪文 
習得方法 | 習得呪文 |
最初から | 【マホトラ】 |
【ルカニ】 | |
【バギ】 | |
【バギマ】 | |
Lv54 | 【リレミト】 |
Lv56 | 【レミラーマ】 |
Lv58 | 【ルカナン】 |
Lv62 | 【ピオリム】 |
Lv65 | 【バギクロス】 |
Lv69 | 【バギムーチョ】 |
Lv74 | 【コーラルレイン】 |
Lv80 | 【メイルストロム】 |
取得スキル 
解説 
Ver.6.0で実装された職業。Ver.4以降で実装された職業の例に漏れず、初期レベルは50。
武器は短剣・弓・ブーメラン・オノ、盾は小盾を装備可能。
【職業スキル】で固有ギミックの【大砲置き】を有する。
また、一般的な海賊のイメージからDQシリーズでは珍しい「銃」を使った各種特技を持ち、更に過去のDQ作品の海賊のイメージから風系を中心としたいくつかの呪文も使用可能。
【パラメータ】は、物理寄りの遠距離アタッカーとして物理や砲撃に関する部分は高い一方、魔法面は平凡で耐久面はローブ職並みという極端な配分となっている。
Lv124時点では【きようさ】が【レンジャー】に次いで高く、【ちから】も僅差ではあるが【武闘家】【まもの使い】より上。物理攻撃職としては【MP】も高め。
一方で【こうげき魔力】は比較的控え目で、【かいふく魔力】は素でゼロである。また、【HP】は【魔法使い】【僧侶】に次いで低い。
大砲置きは召喚系の特技だが、これまでの【げんま召喚】や【死霊召喚】と違って味方を補助する術を一切持たない攻撃一辺倒の性能をしている。
射程が30mで「きようさ+【こうげき力】/3」に依存。守備力無視の無属性なので安定した火力を出しやすい。
自動砲撃の間隔は長めかつ大砲は他の召喚系と違って自発的に方向転換や移動することが無いが、海賊自身が特技によって能動的に大砲を操作し方向転換や砲撃を行わせることも可能。
その性質上、置きっぱなしでは敵の行動パターンの把握とパーティ内での立ち位置の連携ができていないと全く当たらなくなってしまうが、一方で能動的な大砲操作をガンガン行うと操作が忙しくなる。
真価を発揮するには海賊を操作するプレイヤーも、他のパーティメンバーもそれなりに慣れが必要である。
職業スキルの銃の特技は15mもの射程(【メラ系】等の攻撃呪文と同等でこれより長いのは一部弓技くらい)を持ち、単体攻撃も範囲攻撃も揃っている。
また、風属性の攻撃呪文も扱い、既存バギ系4種に加えて専用呪文のコーラルレイン・メイルストロムを習得できる。
総合的な適性は鎌スーパースターに劣るものの、味方の補助を貰った上でのコーラルレインやメイルストロムの威力は中々のもの。
装備武器を見ても飛び道具を2種類使用できるため、呪文・職業スキル・武器スキルの全てにおいて遠隔攻撃に特化した後衛アタッカーとなっている。
補助の面では、呪文と各種銃スキルにより【マヒ】【スタン】【恐怖】【守備力低下】といった状態異常をばら撒ける。
また、アタッカー寄りの枠ながらピオリムで【行動間隔短縮】を扱えるのも地味なポイントである。もちろん、各種武器スキルも併せれば補助の範囲は更に広がる。
ただし、耐久の低さには気を配る必要がある。武器や防具からは近距離アタッカーや補助職に近い存在と勘違いしてしまいがちだが、基本的にはローブ職と同じ後衛の枠と考えたい。
迂闊に壁に入ると、うっかり範囲攻撃に当たったり自分タゲでそのまま殴られたりした際に一撃死しかねないため、【相撲】が必要な場面は若干苦手。
また、大砲そのものに影響するものを除いて自己バフを持たないことも弱点の一つ。
【攻撃力上昇】【攻撃呪文強化】といった基本的なバフも能動的にかけられないため、自動バフ効果を持った装備を使うなり他職から貰うなりする必要がある。
特に攻撃力上昇に関しては、物理技や呪文を捨てて砲撃一辺倒で立ち回ったとしても少なからず影響してくるため、確保する重要度が高い。
上記のように攻撃手段は幅広いものの、基本的には「砲撃による無属性かつ守備力無視の遠距離攻撃」がメインの職であり、純粋な物理アタッカーや呪文アタッカーとしてのスペックは他の専門職に大きく劣ることにも注意したい。
銃の特技は射程こそ長いものの威力は控えめで、呪文の方面では職業スキルでのサポートが充実しておらず、それらを補強するような独自カスタムの武器スキルも持っていない。前述した通り自己バフにも乏しい。
特に敵の守備力や属性耐性が極めて高い【エンドコンテンツ】においては、下手に物理技や呪文を混ぜるより大砲系の特技を使い続けた方が総ダメージを出しやすい。
時には、銃や風呪文は【魔剣士】における【ドルマ系】のような雰囲気付け程度のものと割り切り、ガンナーや風使いとしてのロールプレイは諦めて砲撃手に徹することも大切である。
必殺技は強力な大砲を設置する【ウルトラ大砲置き】と、設置されている大砲全てを強化する【パニックキャノン】。
所持スキル考察 
どの武器種にも明確な長所・短所があるので、自分の行く場所に合わせて武器を選ぶと良い。
- 大砲置き
砲撃ダメージは海賊本人の攻撃力/3+きようさに依存し、【攻撃力上昇】や【攻撃力プラス】の効果も反映される。
実装当時は最高の基礎攻撃力を持つ上にきようさ補正も併せ持つ【翼神のオノ】が砲撃火力最高となる武器であったためか、2022年の【ドラゴンクエストX 国勢調査】ではオノを装備している割合が42.4%と一番多かった。
Ver.6.3までは【大砲置き】に【CT】が10秒あったため、【チャージタイム短縮】の有無で火力が大きく変わるという注意点があった。
そのため、【魔法戦士】と組んで【クロックチャージ】を貰ったり(ただし無属性砲撃が売りの海賊と属性強化が売りの魔法戦士のトータルの相性はそこまで良くない)、【風の宝珠】や【イルミンズールの弓】【ステラツイスター】で開戦時・行動時CT短縮を狙っていくのが強力とされた。
しかし、Ver.6.4からは大砲置きにCTが無くなったため、CT短縮の有無による影響がかなり小さくなった。
- ほうげき
職業スキルの範囲物理技の中で最も高威力の【錨ぶんまわし】(およびバギ系呪文の中で最も高威力のメイルストロム)は近距離技であり、武器種を問わず接近しなければならないため注意。
若干威力は落ち、属性が固定される問題も生じるが【しびれ弾ショット】【火炎弾ショット】で代用するのも手。
また、職業スキルのCT技はいずれも大砲に関わるものや状態異常に趣きを置いたもののため、テンションの捌け口としては基本的に武器スキルやコーラルレイン・メイルストロムを頼ることになる。
ただし【スタン弾ショット】は高めの倍率を持つため、【スタン】が効きづらい相手であってもあえてダメージ目的で使うという手もある。
- 短剣スキル
150Pの【状態異常成功率アップ】によりルカニ系呪文、しびれ弾ショット、スタン弾ショットの成功率を底上げできるため、状態異常をばらまきながら戦うスタイルにお勧め。
短剣は基礎攻撃力が低く、砲撃や物理攻撃の火力自体は他武器種と比べて若干下がる。あくまで状態異常を活用してこその武器種である。盾が持てることもあって耐性もつけやすい。
短剣はLv115以上のものになると他の武器種より攻撃魔力が高くなる為、バギ系呪文やルカナンを活かしやすい。
大砲が勝手に砲撃する都合上、【スリープダガー】からの【ヒュプノスハント】コンボは使いづらくなっている。
- 弓スキル
遠距離攻撃に特化できる武器種。もちろん【弓聖の守り星】によるサポートも可能。
こちらも短剣同様に範囲火力面は職業スキルの特技で補えるが、錨ぶんまわしを使うと遠距離特化の利点を捨てることとなるのが悩ましい。
また、散弾ショットと【さみだれうち】は同じ射程15mの非CT遠隔単体技で役割が被るが、前者は攻撃回数の多さから来る「特技ダメージ+」による伸びしろ、後者は純粋な倍率と複数相手でも攻撃がばらけない点が強みとなる。
何気に、呪文や職業スキルと合わせれば単独で炎・雷・風・光・闇と5種類もの属性攻撃を扱うことができる。
- ブーメランスキル
範囲攻撃に特化し、【デュアルブレイカー】による状態異常への支援や【レボルスライサー】による火力支援もできる。盾が持てることもあって耐性もつけやすい。
ただし単純に範囲火力で見た場合は、対象を指定できないという点を考慮しても【デュアルカッター】より錨ぶんまわしのほうが安定してダメージを与えられる場合が多い。
基本的にほうげきスキルの特技をメインにし、合間合間でデュアルブレイカーやレボルスライサーで支援する形になるだろう。これらのCT技を使いたい時だけ他武器種から持ち替えるというのもアリ。レボルスライサーにより大砲のダメージを底上げできるのも利点。
- オノスキル
武器スキル込みで遠近両用の戦いが可能だが、海賊自身は耐久力が最低クラスであり盾も持てないので、場合によってはパラメータ目当ての武器種と割り切って武器スキルの活用を諦め、遠距離戦に徹することも考慮すべきだろう。攻撃力が高く、きようさ補正のついた武器も登場しているので通常時の大砲のダメージは最大となる。
なお、近接範囲攻撃に関しては錨ぶんまわしが【オノむそう】のほぼ上位互換的な性能を持っているため、基本的にはこれをメインに使っていくことになる。
【鉄甲斬】による【守備力低下】や【行動間隔延長】も便利。
オノは他武器種と違って攻撃魔力や詠唱補助の基礎効果を持ったものが存在しないため、各種風呪文は最も腐りやすくなる。
関連クエスト 
特殊コンテンツでの扱い 
コロシアム 
Ver.6.2に【コロシアム】に参加可能になった。
変遷 
Ver.6.0 
実装。
Ver.6.1 
Lv56で【レミラーマ】を覚えるようになった。
また、大砲とウルトラ大砲の砲撃音が大きくなったほか、砲撃によるダメージ表示が変更された。
Ver.6.4 
「大砲」「ウルトラ大砲」「大砲置き」の調整。
「ほうげき」の【160スキル】に【集中砲撃】が追加された。
余談 
シリーズ初出はDQ7。当初は最高クラスのHPを持ちメイルストロムを始めとした水の呪文や特技(実際はそのほとんどがバギ属性扱いだったが…)を使ったアタッカー職であった。
リメイク版では職業システムの改修に伴い「つるぎのまい」を使える貴重な職業。
開発者インタビューによれば「遠距離物理攻撃をやろう」というコンセプトが決まっており、過去シリーズに登場した実績があり、かつ銃や大砲を扱えるイメージのある職業という経緯で決定されたとのこと。
本作ではこの通りDQナンバリングの職として初の要素を多数搭載しつつも、風呪文も扱うという形でDQ7の要素を踏襲している。
銃について 
これまでのDQシリーズ、特にナンバリング作品において、【キラーマシン】を始め剣と魔法のファンタジーという基本的な世界観に反するハイテクな存在が登場することは度々あったが、「銃」の存在が描かれることは殆どなかった。
本作の海賊が味方キャラの技として銃を使うようになったことはシリーズの中では極めて異例と言える。
と言っても近年は他のファンタジー系作品においても時代の流れか、銃をはじめとした近代兵器が活躍することはさほど珍しくなくなっており、むしろ近代兵器にファンタジーが蹂躙されるというのは定番になりつつある。
ドラクエシリーズにおいても、魔法仕掛けとはいえプレイヤーが大砲やら戦車やらを運用することができるドラゴンクエストビルダーズシリーズの世界がそれに当たると言える。
他のファンタジー系作品に銃等が登場する場合は、剣や弓の存在意義を奪わないようオーパーツまたは最先端技術として扱える者や量産規格化を制限したり、ダイの大冒険の魔弾銃のように魔法と組み合わせた魔法武器の一種という位置付けにすることが多い。
しかし、本作においては今のところそうした設定の掘り下げがされていない(海賊の職業クエスト内では銃についてほぼ言及されず、他の使い手も非常に少ない)ため、銃がどの程度の存在なのかは不明である。
ただし、海賊の中では一般的な道具として扱われている以上、現代アストルティアの七種族社会における銃は、他の武器種ほど普及はしていないものの、一定レベルの製造・保守技術や流通ルートが確立されていることは間違いないと言える。
(非実弾式だが)【ウルタ皇女】がある人物を銃殺刑に処したことや、一部の【マシン系】モンスターが機銃を搭載していることから、過去の文明などにおいて銃が存在していたこともうかがえる。
一方、大砲については元々城壁や船に搭載して運用するものであり、基本的には剣や弓のような個人用の武器と競合することが無いため、過去DQを含むファンタジー系作品でも割と登場している。
むしろ、本作の海賊のように個人で大砲を運用するのはかなりの無茶振りであり、そうした無茶を押し通すための設定として魔法などが使われることもあるのだが(ビルダーズのまほうの大砲などはこれに該当)、こちらについても設定の掘り下げは特にない。
一般的な大砲の運用については、アストルティア防衛軍の防衛戦やドルワーム軍の【ウルベア大魔神】戦等で弾丸含めて多数投入されている事から既にアストルティア全土に普及していると思われる。
魔界においても暴動鎮圧後のバルディスタにて武器や弾薬の提供を受けたという台詞がある辺り流通しているものと思われる。
また、お月見イベント【Moon Festival 2022「満月の夜の物語」】では火縄銃と思わしき銃が登場している。
なお、海賊が特技で使用している銃は「フリントロック式銃」と呼ばれるもの。
海賊のNPCについて 
ギルザッド地方に海賊のアジト跡があり、モンスターとして【バイキングソウル】が登場するようになったが、生きている海賊が登場するのはしばらく後の話であった。
2013年および2015年(再演)の海開きイベントクエスト【大海賊の秘宝】では500年前の海賊【デュレーク船長】が登場。
【ガイオス古海】(Ver.3.4実装)にある沈没船には同じく亡者の【ヘルシー海賊団】が登場。
【リーネさんのセレブな日常】(Ver.4.0実装の【アストルティアキャラクターズファイル】)では【海賊スクアーロ】率いるスクアーロ海賊団が登場。生きている海賊としては初であった。
そして、海賊の職業クエストでは【マドロック海賊団】および【ハルバルド海賊団】が登場した。
なお、NPC海賊にはPCは使用できない片手剣やツメを得物とする者も見られる。
【蒼天のソウラ】では【ジャング】率いるハンマーヘッド号の一味が登場。ゾンビ化しており、【ゆうれいせんちょう】、【ナイトリッチ】
などDQ10未登場モンスターの姿をしている者もいる。紆余曲折あって【エスコーダ商会】所属の私掠船となる。
海賊コスプレ 
海賊の職業装備は【海賊の戦闘服セット】である。
【はやてのベストセット】はDQ3の男盗賊の装備がベースだが、頭装備の【はやてのバンダナ】はなぜかドクロマークが描かれており、カラーリングによって海賊コスプレの基本アイテムとなっている。
【ヴァンガードコートセット】(Lv93装備)、【アドミラルセット】(おしゃれ装備アイテム)は海軍の船長風だが転じて海賊コスプレに流用されやすい。
【DQXショップ】で売られている海賊風ドレスアップ装備には【キャプテンマントセット】や【コルセアマントセット】がある。
もちろん、ここで挙げているセットは全て海賊で装備可能。