概要
今作における戦闘でおそらく最も重要であろうシステム。兼状態変化。
DQ9の【怒り狂う】をベースに今作のリアルタイムバトルにアレンジした仕様となっている。ちなみに「いかり」と読む。
他のオンラインゲームにおけるヘイトシステムをドラクエ用にわかり易くしたシステムでもある。
モンスターが怒り状態になる要因は様々であり、
- HPが規定値(最大HPの50%や25%が多い)を下回った時。(大体モンスターの名前の色が変わった時)
- 会心の一撃や魔力暴走を発生させる。
- 他のモンスターが倒される。
- こちらが呪文や特技を使う。
- こちらがダメージを与える。
- こちらが何らかの方法でHP(蘇生含む)やMPを回復させる。
- こちらが攻撃をかわす。
- 弱点属性で攻撃。
- 【ぬすむ】を使う(成否関係なし)。
- 【みやぶる】を使う(ごく一部のみ)。
- 固有に設定された特定の特技を使う(ごく一部のみ)。
- 【パラディンガード】や【モンスターゾーン】を使う(全ての条件を無視して使用者に怒る)。
といった要因で怒り状態になる事がある。
なお、マヒ眠り混乱魅了休みなど、行動不能状態になっている間、それらが解除された直後は怒り状態にならず、怒り状態になる判定も行われない。
また、特技で怒るタイプの魔物は暴走魔法陣や強化ガジェット零式といった魔法陣が場に残っているだけで、魔法陣を敷いた人に対して怒るので注意が必要。
(誤解されやすいが、魔法陣への出入り自体は怒りの原因とはならない)
単にイラついているだけというわけではなく、怒ったモンスターは次の特徴を持つようになる。
- 攻撃力が1.25倍になる(必殺技など例外あり)。
- 基本的にほとんどの攻撃が怒った対象に向けられて行われるようになる(DQ9と同じ)。
- 行動が変化する。
- 行動間隔が短くなる
行動の変化とは、ボーンファイターや守護者ラズバーンのように、ローテーションで行動するようになったり、
ベリアルのベホマやベビーマジシャンの暴走ヒャドのように怒り状態でしか使わない行動を行うようになるなど、基本的に強力な行動をとる事が増えるようになる。
また、怒った相手ばっかり狙うので、相撲などで守ってあげたりしないと、攻撃力が上がっているため結構あっけなく死んでしまう事が多い。特に複数回行動持ちには注意。
また、ピラミッドのボスのファラオだけは怒りによる攻撃力増加の倍率が少しだけ低くなっている。
怒ったモンスターは以下の方法で怒り状態を解除する事が出来る。
- 行動を何回か行う。
- 【ロストアタック】を当てる。
- 怒った対象が力尽きる。
- 300秒(5分)経過する。
- キラージャグリングを除いた方法で混乱、または魅了状態になる。
この他、パラディンガードやモンスターゾーンの効果により怒りを強制発生させた場合は、怒る対象を変えるために一旦怒り状態を解除する。
ロストアタックで解除した場合は、怒ってから約3~5秒以内に解除した場合は別の行動、及び対象を再選択して即座に行動に移る。
3~5秒以上経過した後(=【ターンゲージ】が貯まった状態)でロストアタックをした場合は、行おうとした行動、またはターンエンドを行うまでは行動、対象を再選択しない。
これを忘れてうっかり他の人がロストアタックしたからといって近寄ると、
怒り状態でしか使わない行動(例:しっぽアタック、痛恨のツインクローなど)を食らってしまう場合があるので注意が必要。
また、ロストアタックするまでにかかった時間に関係なく、【じひびき】などを準備してるところで怒りを解除しても行動を中断できないので注意。
本来怒るルーチンがないモンスター(【メタルスライム】や【フォレスドン】など)を必殺技で無理矢理怒らせた場合は、原則1回の行動で静まる。
基本的には即座に解除させたいところなのだが、
【覚醒プスゴン】など、呪文や特技に反応してことごとく怒るタイプは怒りをターンエンドがくる前までに放置しておいて
パラディンなどが相撲して怒った相手に近寄らせない方がいい場合もある。
また、狙われている相手がはっきり分かるのを利用して放置しておくという手もある。
この場合はターンエンドで攻撃されても死なないように工夫する必要がある。
モンスターの中には怒り状態だと厄介な技を使用せず(【キラーマジンガ】の【リモートリペア】など)、あえて怒りを解除しないほうが有利に戦えるものも多い。
なお、モンスターにとっては良い状態扱いではないためか、【ゴールドフィンガー】・【零の洗礼】では解除できない。
初期バージョンの頃は、おたけびやクモノ等で休み、幻惑や眠りなど一部の状態変化をかけると一時的に怒り状態が「ミス」となって発生しなくなっていたが、
どうやらバグだったようでひっそりと修正された。
Ver.2.1~
怒りのアイコンデザインが変更に。赤い怒りマークが1つになった。
と、共に怒りの上位とも言える【激怒】なる状態が出現。
激怒は怒りマーク3つ(旧来の怒りは2つ)。
Ver.2.1.0f
2.0以降に追加されたモンスターの怒り状態の行動が、同種の別のモンスターと入れ替わるという不具合があった。
Ver.3.1
【パラディンガード】や【モンスターゾーン】を使用した際の怒り状態は、攻撃力増加と行動間隔短縮の効果が発生しない別のものとなった。
これ以降追加された【おシェルペンペン】や【スパークリベンジ】など怒りを誘発させる特技は全て同じ特徴を持っている。