【ゲーツゾーン】

Last-modified: 2021-09-06 (月) 00:58:45

トルネコ3

【異世界の迷宮】(及び【異世界の試練】)の36F~40Fの俗称。
【げんじゅつし】を仲間にした時のデフォルトネーム、「ゲーツ」を由来としている。
ただし、同じくゾーン名の由来となっている【メイジももんじゃ】【ひょうがまじん】【エリミネーター】と異なり、げんじゅつしは仲間にしても大して役に立たない。【バーサーカーゾーン】と同様、最も危険で印象に残るモンスターを俗称に使っているのである。
 
出現モンスターは【どろにんぎょう】【ミステリドール】【ベビーサタン】【さまようよろい】Lv3、【まどうし】Lv3、【テンツク】Lv3、【げんじゅつし】Lv3、【はねせんにん】Lv6。
 
【ゾンビゾーン】やバーサーカーゾーンと同様に、モンスターの攻撃力は全体的に低めに抑えられている。
最も攻撃力が高いさまようよろいLv3でさえ攻撃力25止まりであり、16F~20Fの【ゴーレム】Lv2(攻撃力30)を乗り越えてきたプレイヤーにとっては大したことないだろう。
だがその分、厄介な特殊能力を持ったモンスターが多く、それも状態異常を付与するモンスターが大半を占めている。トルネコ及びポポロと仲間モンスターの行動を制限したり、アイテムを奪ったりステータスを弱化させる特技を持つモンスターで構成されている。
厄介な特殊能力を持っているモンスターが多数闊歩する恐怖の5階層。敵の攻撃力が低いからと言って、力押し一辺倒で進める程に甘くはない。
28F以降から引き続き視界も狭く、通路の出会い頭の不意打ちも厄介なので、アイテムを惜しみなく使って進んでいきたい。
 
ベビーサタンに【保存の壺】または【ふつうの壺】を盗まれて壺の中のアイテムが飛散してしまったり、まどうしに【ラリホー】を唱えられて眠らされている間に他の敵が別の部屋から群集でやってきたり、【瀕死】状態にも関わらずはねせんにんの【変な呪文】の効果で自然回復できなかったり……なんて事が起こる。
また、見通しの悪い通路では、テンツクに出会い頭で【誘う踊り】【踊り】状態にされたり、ミステリドールに吸収光線を受けるなんて事もしばしばで、階段部屋を見つける事に難儀するだろう。
 
【さまようよろい】はこのゾーン唯一のパワータイプのモンスターで、他の連中に比べれば大幅にマシ。
その代わり能力値は高く設定されていて(HP60、攻撃力25、防御力34、経験値98)、防御力だけならば次のゾーン次々のゾーンのモンスターを含め最高値を誇る。
一歩開けて待機する能力を持っているので、放置して追跡されると退路が断たれてしまう。
トルネコならば【木の矢】等のアイテムがあればこちらから一方的に攻撃したい所だが、防御力が高いので消耗してしまいがち。
ポポロの場合は、純粋に強い仲間モンスターを差し向けて倒すのが対処が早いだろう。
 
しかし、どろにんぎょうやまどうしはモンスターハウス以外では必ず寝ているので無視することは容易だし、ミステリドールは【ウィンドスピアー】があればほぼ一撃、さまようよろいは【剣系】なので【水がめ】が有効と、何らかの対策が可能なモンスターも多い。
このフロアは眠った状態で出現するモンスターが多く、ベビーサタンも周囲3マス以内に近づかない限りは動かない。【げんじゅつし】による事故が怖いが、即死のリスクが大きかったバーサーカーゾーンと比べれば巡回しやすい階層と言える。
【草の神の壺】【合成の壺】【爆発の指輪】【レミーラの杖】【世界樹の葉】などの重要アイテムがまだ入手できていない場合は、即降りはせずにできるだけアイテムを回収したいところ。
敵の経験値は全体的に低く、風が吹くまで稼ぐほどのゾーンでもないので、一通りアイテムを回収した後はさっさと階段を下りてしまうのが望ましい。
【人形よけの指輪】があればミステリドールとどろにんぎょうの特技を防御可能、【ミニデーモンの指輪】もあればベビーサタンのアイテム盗みを防げるので、多少は安全に巡回可能になる。しかし、肝心のげんじゅつしの特技を防げる指輪はない。

げんじゅつしの対処法

このフロアで最も注意すべきモンスターは【げんじゅつし】。「ゲーツ」はポポロで彼を仲間にした時のデフォルトネームである。
直線上にいるキャラクターに高確率で【げんじゅつしの杖】を振り、ワープと同時に【かなしばり】状態にされる。
ワープで【モンスターハウス】に突っ込んだり、【ガーゴイルの店】で買い物中にワープさせられて勝手に【泥棒】状態にされると悲惨なことになる。
そうでなくても、飛ばされた先に別のげんじゅつしがいるとまた杖を振られ、たらい回しにされてストレスが貯まること請け合い。
かなしばり状態がターン経過で解除されるのは時間がかかるので、ワープでたらい回しにされると満腹度をどんどん浪費するのも厄介な点。
 
更に、【ミステリドール】の吸収光線と【どろにんぎょう】【不思議な踊り】はかなしばり状態を解かない仕様なので、ワープ先にこの2匹がいて通常攻撃を繰り出さずに特技を連発してきた場合、一方的に【ちから】や最大HP、レベルを下げられ続ける可能性もある。
どろにんぎょうは必ず寝ているのでまず問題ないが、ミステリドールは最初から起きていることが多いので一応注意しておこう。まあ注意していてもどうしようもない場合もあるが、この2匹の特技率は低めなので相当運が悪くないと連発はされない。
さすがに「ワープでモンスターハウスのド真ん中に突っ込む」「運悪く寝ているどろにんぎょうの隣にワープして運悪く特技を連発される」といった事故は頻繁に起こることではないが、事故率を減らすためにできるだけ杖を振られる前に倒したいところ。
 
倒すと【げんじゅつしの杖】をたまに落とすが、ドロップ率は3%程度と相当低い。げんじゅつしの杖は便利だが、風まで粘って狩っても1本も落とさないこともザラであり、コイツの危険度に見合った入手率ではないので、あまり期待しない方が良い。
かなしばり状態にされてターンが経過しているうちに【大風】地上へ強制送還される可能性もあるので、このフロアで風ギリギリまで粘るのは危険。

ポポロ編では

【げんじゅつし】の特技によりポポロ及び仲間モンスターが孤立しやすく、トルネコで挑戦している時より危険度が高くなると言える。
特に集団行動が大前提のポポロでは、げんじゅつしの杖の効果でパーティから離脱すると、確実に単独行動を余儀無くされる。
【ひょうがまじん】はげんじゅつしの杖を回避できるのでここでも優秀だが、かわした先にポポロがいると当たってしまうので、ポポロ自身が飛ばされるリスクが増えてしまうことには注意。
 
逆に仲間モンスターがげんじゅつしに飛ばされてしまう場合もあり、【ホイミスライム】などの戦闘向きではない仲間モンスターを援護できずに倒されてしまったり、仮に助かったとしてもミステリドールの特技で大幅に弱っている場合もある。
飛ばされた仲間を助けに行く最中にワナチェックがおろそかになり、【地雷】を踏んでしまうことのないようにしたい。
敵自体はあまり強くないゾーンなので、【メイジももんじゃ】【ハエまどう】などの強い仲間モンスターなら、飛ばされて孤立しても大体生き残るのでそれほど心配する必要はない。
 
このゾーンのモンスターは、【防御・晩成】タイプで成長が遅かったり、仲間にしても特殊能力が役に立たなかったりで、勧誘する必要性は薄い。【ゲーツ】は容赦なく直線上の味方を巻き込んでくるので、仲間に加えても下手に扱うと危険。
次の【浮遊ゾーン】で使いやすい仲間モンスターが多数登場するので、【メイジももんじゃ】【ハエまどう】【キメラ】【ひょうがまじん】【シルバーデビル】などの主力が充実していれば、無理に狙う必要はないだろう。
 
なお、このゾーンに出現する【ミステリドール】は異世界限定種の1体。
仲間モンスターコンプリートの為に持ち帰りたいのならば、積極的に勧誘を狙っていこう。
特技は強力だが成長が遅く、初期ステータスも防御力が低めで難があり、即戦力としては期待できない。
ミステリドールを99Fまで守り切るのは至難の業なので、コレクション目的なら【リレミトの巻物】でさっさと連れて帰ろう。

40階

40Fは必ず大部屋モンスターハウスが出現する。
20Fと同じ攻略法が通用する場合もあるが、今回はげんじゅつしがいるので【聖域の巻物】は信頼できない。
【草の神の壺】【かなしばりのたね】の組み合わせが一番確実だが、草神の空き容量が少ない場合はできるだけ使わず、70F・81F用に温存しておきたいところ。
【白紙の巻物】がある場合は、【ダイバクハツの巻物】を書き込んで読むのが一番いいだろう。
階段が近い場合は、【まものしばりの巻物】【とびつきの杖】等のアイテムを駆使して逃げることも可能。
モンスターに四方八方を囲まれた場合は【爆発の指輪】を装備して爆風で薙ぎ倒すのも一考だが、装備する際は必ず【回復の壺】の携帯を忘れずに。
さまようよろいを盾にして、他のモンスターをげんじゅつしが杖で飛ばすのを待つという荒業もあるが、自分もげんじゅつしに飛ばされ固まっているところに、【まどうし】のラリホーや【テンツク】の誘う踊りをくらって冒険終了……という可能性もあるので、過信は禁物。
 
20Fと異なり経験値の低いモンスターが多く、敵を全滅させても経験値的にはあまり旨味はない。
しかし、モンスターハウスに落ちている大量のアイテムを回収できるメリットは大きいので、勝算があるなら積極的に狙っていこう。
【めぐすり草】があればワナチェックの手間が省けるので、アイテム回収作業も楽になる。
 
苦労して40Fの大部屋モンスターハウスを乗り越えた先は、初心者殺しと名高い【浮遊ゾーン】である。