【かなしばりのたね】

Last-modified: 2024-06-15 (土) 00:07:16

概要

【不思議のダンジョン】シリーズに登場する「」の一種。
対象を【金縛り】状態にする草。持続時間は操作キャラの場合は50ターン、モンスターの場合は永続。
 
少年ヤンガスでは「金縛り状態が存在しない」という理由から【かなしばりの巻物】【かなしばりの杖】・この草は登場しないが、
その代わりに金縛り状態に近い仕様の効果を持つ「【マヒ】状態」と【マヒの巻物】【マヒの杖】【マヒのたね】が登場する。

トルネコ2

PS版は販売価格1000G、買取価格250G。GBA版は販売価格500G、買取価格250G。
【墓場のダンジョン】【不思議のダンジョン】【井戸のダンジョン】【もっと不思議のダンジョン】のいずれかで入手できる。
 
基本的には【トルネコ】本人が飲んで使用するのではなく、モンスターに投げつけて使用する。
厄介な敵から距離を取ったり、金縛ったモンスターを壁代わりに利用したりするのが主な使い方になる。
うっかり【モンスターハウス】に足を踏み入れてしまったら、一歩退いて入り口にやってきたモンスターを金縛れば、対処がだいぶ楽になる。
また、剣の技の一つである【かなしばり】を習得するのにも利用できる他、【身代わりコンボ】にも使える。
 
自分で飲んで使用する場合は、自分自身を金縛る必要がある場面などないので、草共通の【満腹度】5%回復の効果を得たい時に限られる。
とはいえ、50ターンも自発的に行動できないというのは、リスクが高いのは言うまでもないだろう。
飲んだ時点では敵影など見えていなくても、しばらくしたら敵が団体でやって来る可能性もある。特に奇襲が怖い【シャドー】【バーサーカー】【ドッグスナイパー】等が出現するフロアはなおさらである。
 
やむを得ずこの草を飲む事で【餓死】を凌ぐ場合には「トルネコの近くにモンスターが存在するか」を必ず確認すること。
自然治癒までモンスターから攻撃されなかった場合、トルネコの満腹度が5%回復 → 50ターン経過(満腹度は10または11ターンで1%減少)と、【大風】が吹きやすくなるだけの【無駄行動】になってしまうからだ。
自分で飲むのであれば、厄介な特殊攻撃をしてこないモンスターが隣接している状態で飲むのが最も被害を少なくできるだろう。飲んだそのターンの内に、隣のモンスターが殴って金縛りを解除してくれるはずである。
 
不思議のダンジョンシリーズにおける前作にあたる【風来のシレン】に登場した【かなしばりの杖】と比べると、かなしばりのたねは1回しか使えない上に投擲なので外れることもあり、使い勝手はかなり劣ると言える。
今作でこの草以外でモンスターを金縛り状態にできるのは、アイテムでは【かなしばりの巻物】【まものしばりの巻物】(ターン制限あり)、【げんじゅつしの杖】。それと戦士の技の「かなしばり」。
特に戦士に【転職】した場合は巻物が読めなくなるので、「かなしばり」を習得するまではこのアイテムを使うのが最もポピュラーなモンスターを金縛り状態にできる手段となる。

トルネコ3

販売価格は100G、買取価格は50G、重さは35。
【いざないの洞くつ】【海竜島の遺跡】【魔物のほら穴】等、様々なダンジョンで入手できる。
 
トルネコ2での効果に加え、この草が「祝福状態」だと15ターンの間「強烈なかなしばり状態」になる仕様に変更された。
強烈なかなしばり状態の間は攻撃を受けてもかなしばり状態が解除されない為、後作の【マヒのたね】等の「マヒ状態」に近い。
ちなみに祝福状態のこの草を飲んでから15ターンが経過すると、通常のかなしばり状態(更に50ターンを消費)になる。
【異世界の迷宮】で未識別の祝福状態のこの草を飲んで何もできずに【スライム】等に殴り倒されるのは、悔しいながら誰しも経験した事だろう。
 
今までの「自分は50ターンでかなしばり状態が解除され、モンスターは永続的にかなしばり状態になる」という性質上【草の神の壺】の中に入れる草として非常に適している。
但し【マドハンド】【ようがんまじん】等の【潜ってかわす能力】を持つモンスターはかなしばり状態にする事ができない。
この特殊な性質により【ブラッドハンド】が出現するフロアではこの草を安易に使用できない。飲んで【満腹度】を増やすのも控えよう。
異世界の迷宮70F、【魔物の巣】11Fでの【大部屋】【モンスターハウス】でも出現するので、その間はこの草を使用するのを控えた方が賢明。
マドハンド系、ようがんまじん系は【まどわし草】による幻惑効果を投げられたもの以外回避できないので、草の神の壺にまどわし草をいれると何も出来なくなる。
それ以外の場所では【邪悪な風穴】の12~14F、【封印の洞くつ】の50~54F・64~68F・79~83F等にも出現する事がある。
このフロアでの開幕モンスターハウスの確率こそ低いものの、【階段】を降りた直後に出くわす場合を加味して一応注意した方が良い。
 
【草なげの杖】が持ち物にある場合は、少々勿体無いがこの草を足元に置く事により擬似的に「かなしばりの杖」として使用できる。
また【ふきとばしの杖】をこの草に向かって振る事で、アイテムを拾えない状況下であっても無理矢理かなしばり状態にする事ができる。
 
モンスターの特殊能力を完全に無力化するという点では【まどわし草】に劣るものの、
こちらは【経験値】を稼ぐ場合にはモンスターを追い掛け廻す必要が無い。
また、倒したモンスターを【仲間】にできるという利点もある。
【めつぶし草】とも一長一短だが、複数の草を持ち合わせている場合には状況によって使い分けよう。