概要
DQ7から登場したロボット型のモンスター。
【キラーマシン】系列のプロトタイプらしく、MBのカード説明でも「【ドクターデロト】の造り出した殺人兵器第1号」とされている。背中にエンジンか何かを背負い煙を噴いている辺りはまだ試作品といったところか。
同種属に【からくり兵】、【ポンコツ兵】、【ベテラン兵】、【レッドハンター】がいる他、スーパーライトではやや黒いボディの【メタルクラッシャー】、ドラけしには黄と茶色のボディの【サンドモデル】、ウォークには紫色のボディでスパークしたオーラをもつ「魔改造プロトキラー」も登場している。
DQ7
【発掘現場の洞窟】から【魔空間の神殿】にかけて現れる、からくり兵と同じ姿のモンスター。
ポンコツ兵の上位種にあたるが、それほど強くなっていないどころかむしろ素早さは下がっている。
行動パターンも変わらず通常攻撃か痛恨の一撃のみ。痛恨もポンコツ兵と同じ【2.5倍タイプ】なので危険度は低い。
打撃一辺倒なのに攻撃力は89と時期の割に低く、発掘現場の洞窟でも魔空間の神殿でも一番攻撃力が低いモンスターはこいつである。【はぐれメタル】にすら負けている。これでは脅威になりようがない。
通常ドロップは【バトルアックス】だが、まれに【プロトキラーの心】を落としていくことも。アイテムコンプリートを目指している人はひたすら狩ることになるだろう。
DQM2
物質系。覚える特技は【スライムたたき】、【ちからをためる】、【たいあたり】。
自力で習得する「ちからをためる」と「たいあたり」を残しておけば【とっこう】を【思いつく】。
序盤こそ能力は良く伸びるが、長続きしない早熟型である。耐性も会心率も特に見所がないのでさっさと配合してしまおう。やはり所詮は試作品といったところか…
【物質系】×【デビルアーマー】、【さまようよろい】×【悪魔系】などで作れるほか、
キラーマシン及び【キラーマシン2】に【スライム系】を配合することで退化させることも可能である。
が、あろうことかプロトキラーからキラーマシンへの配合ルートは無し。本当に試作品なのか?
一応物質系なので【グリズリー】などを配合してキラーマシンにすることもできるが、今度は体当たりやとっこうが暴発してこのキラーマシンがしばしば無駄死にする仕様に…。
ちなみに野生で仲間になった場合は【フェロモン】を使わない限り♂固定である。
PS版
幾つかの【ふしぎなかぎ】の世界にNPCとして登場する。
【悪魔の世界】では魔物の町の道具屋を営んでいるが、事件を解決する前に訪れても「人間に売るもんなんかねえや」と言われ何も売ってくれない。
【からくりの世界】では【ヘルム】が作り出した「ヘルムマシン1号」という名前の個体が登場する。
キャラバンハート
【ドラゴンの角】周辺~【ルプガナ】周辺に出現する。転身させて作るのなら【つじぎりアックス】×さまようよろいの心+バーサーカーの心。
覚える技は【もろばぎり】、ちからをためる、たいあたりと自分を犠牲にするものばかり。まさしく特攻用のモンスターだろう。
攻撃以外の能力値の伸びがいいとは言えないが、大切に育てていきたいところ。なぜならコイツはキラーマシンに転生できるからだ。
強力なキラーマシン2を生み出すためにもこの時点からしっかり準備をしておかないといけない。
プロトキラー(+4以上)×プロトキラーの心+プロトキラーの心というプロトキラーづくしでキラーマシンが誕生する。
ジョーカー2プロ
ジョーカー2では出してもらえなかったが、プロで久々に登場。
今作で少ないSサイズAI1~3回行動持ちで、3回動いてくれれば非常に強力。
さらに【メタルキラー】まで持っており、メタル系にも簡単にダメージを与えることが可能。
ここまでいいと何かしらデメリットがついているもので、消費MP2倍に加え能力の上限が低い。
AI1~3回行動+しょうひMP×2を併せ持っているのは【ケルベロス】や【タイムマスター】も同じ。
ただ、上位種のキラーマシンとキラーマシン2よりよほど攻撃役には向いている。うまく使いこなせれば強力だろう。
野生では【メタルハンター】の代わりに【遺跡】に出現する。群れで現れて一斉に【とっこう】や体当たりを仕掛けてきたり、そのまま持ち前の複数回行動で追い打ちをかけてきたりもするので、甘く見ていると思わぬ被害を被ることにある。
それに伴い【メタルチケット】を盗むのも無印版より難しくなっている。
所持スキルは【ヒャド&デイン】。攻撃されるたびに首が吹っ飛ぶというインパクトのある演出もコイツの特徴である。
テリワン3D
引き続き登場し、前作の特性に加え【ギャンブルカウンター】・【亡者の執念】という非常に嫌らしい特性2つを習得。
さらにHPが上がり消費MP2倍が消えたのでかなり使いやすくなったと言える。しかし相変わらず能力値上限がほかと比べると低め。
所持スキルは相変わらず「ヒャド&デイン」。野生個体は【れっぷうの扉】におり、何体か捕まえておくと【サージタウス】量産が楽になる。
イルルカ
位階425、物質系のBランク。
物質系としては【デスソーサー】の一つ上、【エビルチャリオット】の一つ下。
能力傾向や特性のおおまかな特徴はテリワン3Dと同じ。
装備可能武器は斧・ハンマー・杖。本作で杖以外に二種類持てるのは異例。所持スキルは【ヒャド&デイン】。
特性は【スタンダードボディ】【れんぞく】(2回) 【AI1~3回行動】。
+25で【亡者の執念】、+50で【ギャンブルカウンター】、【新生配合】で【暴走機関】。
さらに【メガボディ】化で【ひん死で会心】、【ギガボディ】化で【ひん死で呪文会心】が付く。
新生配合を行った際の、基本サイズでの不利な特性のつきやすさは-5。
1~3回行動に加え、亡者の執念・ギャンブルカウンター・暴走機関という組み合わせは
単純に優秀なうえシナジーがあり、非常に優秀。ポンコツな印象は完全に消え去った。
シナリオのお供としては安定感抜群の【キラーマシン】などには及ばないか。
- ステータス成長率(100Lvアップの基準値)
HP:475 MP:199 攻撃力:489 守備力:362 素早さ:328 賢さ:339
- ステータス上限の基準値(新生配合済み・特性抜き)
HP:1558 MP:580 攻撃力:1163 守備力:930 素早さ:846 賢さ:962
- ステータス上限の実数値(新生配合済み・スタンダードボディ・AI1~3回行動)
HP:1246 MP:464 攻撃力:930 守備力:744 素早さ:677 賢さ:770
ステータス上限は攻撃力重視のモンスターとしては大健闘している。
HPが多少低めな以外は総じて並かそれ以上で、特に攻撃力上限は最高クラス。
特性とステータスは非凡で見どころがあり、あの魔神【ダークドレアム】にも勝るとも劣らないと言っていい。
相手や戦法次第ではこちらの方が強いとすら言えるだろう。
耐性面はキラーマシン一族と共通の、混乱と麻痺に弱いのが欠点。
ただじダメージ系には強めで、眠り半減、配合を重ねればザキも無効と、総合的には悪くない。
野生個体は魔王の城におり、遠くからでもこちらを感知できるうえに見つかるとものすごい勢いで突っ込んでくるので結構ビビる。警備ロボットだろうか。
メタルハンター×2の配合で作ることも可能であり、前回と同じようにサージタウスの素材になる。
こいつにも【ドクターデロト】開発の兵器という設定がついた。
キラーマシンのプロトタイプならば、さもありなん。
バトルロード2レジェンド
第一章「よみがえる伝説」から登場。
ステータスはHP:537 ちから:92 かしこさ:88 みのまもり:90 すばやさ:55。
使える技は「フィジカルコマンド」と「メンタルコマンド」。 前者は棍棒と斧を振り回し、敵1体を攻撃。後者は背中からレーザーを発し、敵全員の足を竦ませる。どちらも攻撃の途中や最後に故障するポンコツメカである。
HP以外の能力のバランスが良く、雷以外の全属性に耐性を持っており最早その性能は完成版のキラーマシンを超えている。
勇者と組むとメンタルコマンドが「ファイナルコマンド」に変わる。
この技は捨て身の構えをとり、3回攻撃を受けると敵に900以上のダメージ、自分に約600のダメージを与える自爆技「CODE:NULL」が使えるようになる。 故障どころの騒ぎじゃない。
だが捨て身の構えをとっている間は何もできず、ゆうきも貯まらない。
単体攻撃メインの相手にこれを使うと中々CODE:NULLを使えず足を引っ張ることに…
勇者と【ばくだんいわ】、プロトキラーでチームを組み、ばくだんいわが「わらう」、プロトキラーが「ファイナルコマンド」を使うと、上手くいけば一気に敵のHPを1800以上削るなんてこともできる。
【スライム】、【ももんじゃ】とチームを組む事で、【勇車スラリンガル】へと合体する。
スキャンバトラーズ
マシン系目白押しの超4弾にて、ノーマルチケットとして登場。モンスターレベルは110。
ステータスはHP:1200 ちから:1000 すばやさ:250 かしこさ:350 みのまもり:760。
わざは赤ボタン技のたたきつぶす→ラストスイッチ(100)の2つのみ。
戦士の職業アイコンを持っているので、戦士と相性が良い。
ラストスイッチはやはりというべきか自身を大爆発させ敵に大ダメージを与える自爆技である。
敵が3体以上ならこのレアリティとしては破格の1000ダメージ超えも夢ではない……
が、1回使うと反動で力尽きてしまい、戦闘からは実質除外された扱いになってしまう。
敵に対してとどめの一発に使うくらいがちょうどいい使い方だろう。
DQMSL
物質系Aランクモンスターで、ポンコツ兵の転生先でかつメタルクラッシャーの転生元。
特技はこんしん斬りとよろいくだき。特性はひん死で会心。リーダー特性は全員の会心率3%アップ。
タクト
2021年9月14日開催の「シルバーウィークイベント」にて、「勇車【スラリンガル】SPスカウト」のAランク枠として登場。モンスターバトルロードのスラリンガルの素材の1人。同時期に【銀ももんじゃ】も登場。
物質系Aランク、こうげきタイプ。
リーダー特性「物質系物理威力+10%」
とくぎは「こうげきじゅんび」/「クラッチシュート」/「テンプルブロー」
覚醒スキル 10Pで「スロットルアップ」30P/50Pで「休み成功率+5%」を習得できる。
蒼天のソウラ
2巻で【<勇者>ユルール】が【ミイラおとこ】と【ミステリードール】と共に連れていた3匹のモンスターの1匹。
【魔公子イシュマリク】の拡大・幻惑呪文(エクス・マヌサ)の影響でユルールからは【アマセ】だと誤認されている。
野生のモンスターではなく【魔工技師プラクゥ】の製作物だと思われる描写があり、左手に持つ受信機により【魔導鬼ベズール】に操作されるだけの自我の無い存在であった。
眼から放つ光線「メンタルコマンド」を使用する。効果は痺れによる一時的な行動不能。
数で劣るユルールをアシストする他、右手に持つこんぼうで【うりぽ】を攻撃する等、果敢に活躍したが【フーゴ】に破壊される。