概要 
王族が座る立派な【椅子】。
作品を追うごとに徐々に改良が加えられている。
DQ1の竜王のものを除いて、玉座はほぼ一貫して南側、つまり画面の下を向くように設置されている。
2Dの時代ではこのように配置することにより、画面の手前にいるプレイヤーに対して常に正面の姿を晒すことになり、絵的にも玉座に着いているキャラクターの存在感を強調するのに最適な構図になっている。これはDQシリーズに限った現象ではなく、トップビュー方式のゲームのほとんどでこの形が取られている。
視点を自由に変えられる3Dの時代を迎えてもこの法則は残され、ほぼ例外なく玉座は南向きに設置されている。
DQ1 
【ラルス16世】・【ローラ姫】・【りゅうおう】がそれぞれ座るものが登場している。
【竜王の玉座】の後ろには【隠し階段】があり、この玉座の後ろの仕掛けという設定は、後のいくつかの作品にもセルフパロディされている。
FC版等ではカウンターと同じマップパーツをコの字型に5つ組み合わせることで玉座を表現している。このため、横や後ろから玉座を挟んで【はなす】ことができる。
竜王の座っているものは唯一、右方向を向いている。
またFC版等では、最初にもらえる宝箱の1つ(中身は【かぎ】)だけが、ラルス16世の玉座の後ろに置かれている。
初見プレイヤーが鍵だけ取って外に出てしまう(他の宝箱は消える)のを防ぐためだろう。
リメイク版 
専用のグラフィックが用意された。
王と姫の玉座は同型だが、竜王のものは悪魔の様な装飾が施された独自のものとなっている。
DQ2以降 
DQ2からは玉座の専用グラフィックが用意され、SFCに移ったDQ5からは見た目もイスらしくなった。
横から話しかけることはできなくなり、横方向を向いた玉座も姿を消した。
DQ8 
【トロデーン城】でのイベントでは、【大臣】がこっそり【トロデ】の玉座に座っていたことが発覚。だが不運な事に座っている最中に呪いで身動きが取れない状態になり、さらにはそこをトロデ達に目撃されてしまう。
当然トロデはカンカンに怒るのだが、そんな事も知らずに満足そうな顔でただ座り続ける大臣の姿はなかなか笑える。ちなみにエンディングではこの大臣も普通に登場しているので、クビにはならなかったようだ。
ちなみに、まったく同じシチュエーションが過去作にも存在する。おそらく一種のセルフパロディだろう。
DQ10オンライン 
ハウジング用の家具として様々な玉座が登場。
DQB 
ストーリーでは終章で作成可能。
【ととのえた布】3個、【毛皮】2個、【鉄のインゴット】3個、【金】1個で作れる。スコアは500pts。
また、【ラダトーム避難所】の最深部と【セカイノハンブン】から回収が可能。
これを使った部屋レシピは【玉座の間】のみ。しかもラダトームのものであるからか2つ必要。
「竜王の玉座」という家具もあり、もちろん竜王の城に置いてあるが回収は出来ない。作成、活用できるのは【フリービルドモード】限定となる。
DQB2 
ムーンブルク島のストーリーを進めると作成可能になる。
レシピは【こわれた玉座】、【わた】×5、【金のインゴット】×2と、前作から大幅に変更されている。
入手手段としては【ロンダルキア】の【ローレシア】から盗ってくるか、こわれた玉座を材料に作成、もとい修理することになる。ムーンブルク島であれば最初から拠点にあるものを使えばいいが、それ以上に用意したければ【ザブザブ島】の【キングマーマン】のドロップ品を狙うことになる。なお、こわれた玉座は製作可能だが、作るのに玉座を用いるため、玉座を作る為にこわれた玉座を作るということは不可。製作という名の破壊である。
案の定というべきか非常に豪華でありごうかさを示す豪華点は150と最高値タイとなっている。前作同様玉座の間を作る際に必要となるが、本作では玉座は1つでよくなった。