モンスター/【エンキドゥ】

Last-modified: 2023-08-15 (火) 17:29:56

元ネタは「ギルガメシュ叙事詩」の登場人物「エンキドゥ」。
原典ではギルガメッシュのライバルとなるべく神に作られた野人。
後に「強敵」と書いて「友」と読む、な仲になり、一緒に冒険を繰り広げる。
しかし、ギルガメッシュより先に死んでしまい、その後のギルガメッシュに強い影響を与えた。


FF5時点では『エンキド』、FF9以降は『エンキド』となったが、
ここでは両方を扱う。

関連項目:キャラクター/【エンキドゥ・ウルク】


FF5

Lv29、HP4000、MP1000、種族:人。
攻撃力50、物理倍率5、素早さ45、魔力40(魔法倍率8)。
防御力0、回避力20、魔法防御0、魔法回避20。
弱点・吸収属性なし。無効化属性:地。カテゴリ弱点なし。
有効な状態異常:暗闇、即死、沈黙、バーサク、老化、スロウ、ゾンビ、リフレク。
行動:
通常時

  • 1ターン:たたかう/エアロラ/クリティカル
    2ターン:きゅうけつ/ミサイル/かまいたち
    3ターン:たたかう/たたかう/クリティカル
    4ターン:きゅうけつ/いと/かまいたち
    5ターン:たたかう/かいおんぱ/ホワイトウインド

魔法 "ノーダメージまほう" を受けた

  • 1ターン:ギルガメッシュの行動パターンが加勢後のものに変化→ホワイトウインド

操る:たたかう/ハリケーン
盗み:通常枠グリーンベレー/レア枠なし。落とすアイテム:なし。
ボス系耐性なし


GBA版公式コンプリートガイド2006年初版第1刷352Pでは「魔法に反応してホワイトウインド」と記述されているが、SFC版とGBA版、ピクセルリマスター版ver1.0.8で実際に試したところ、魔法に対するカウンターは持っていない。

  • さすがに魔法に対してホワイトウインドは、ギルガメッシュも巻き込んで回復するため反撃として強すぎる。

内部的にはエンキドウに「ノーダメージ魔法に対してホワイトウインド発動」というカウンターが設定されており、ギルガメッシュのHPが減るとエンキドウ出現→ギルガメッシュがエンキドウに見えないノーダメージ魔法を使いカウンター発動、というプロセスで、「手当て」を1回だけするという表現になっている。


ギルガメッシュとともにゼザの船団に攻め込んできたモンスター。
エンキド「ゥ」ではなくエンキド「ウ」。アブダクターの色違い。


最初はゼザと戦っているが、ギルガメッシュに3,000ダメージを与えると援護に現れ、同時にホワイトウインドを使う。
その他にもエアロラ吸血かまいたち怪音波など多彩な特殊攻撃を使用。
弱点属性は無いが、HPは4,000と低めなので恐れる敵ではない。さらに言えばデスクローが効いてしまう。


こいつの登場前にギルガメッシュを即死攻撃で倒すと出番が無くなる。
エンキドウを倒し、かつギルガメッシュが生存していると、エンキドウが倒されたことに気付いていないギルガメッシュが援護を求める→返事がないので背後を振り返る→エンキドウが逃げ出したと勘違いし、「置いてけぼりはなしだぜ~!」と叫びつつ自身も撤退する、という演出が入る。

  • 操れる上に自身のハリケーンで瀕死になる。
  • 瀕死時の吸血は強烈なうえ魔法回避のみが頼りのため、そこだけは覚悟しておいた方がいい。ボーンメイル装備者に当たれば自滅するけど。
  • 調合」の『デスポーション』で瞬殺可能。

老いたとはいえ、暁の四戦士の一人であるゼザをタイマンで下していることを考えると、設定上はかなりの実力者と思われる。

  • 単に、ゼザとの戦闘を離脱して援護に来た可能性もあると思う。
    ゼザ自身もそれほど負傷していた感じではないし。

グリーンベレーが盗める。
でもいらない…この時点では「ねじりハチマキ」などが一般的に使われている。
ギルガメッシュから源氏の小手を盗むついでに盗んでみるとガッカリする。


パーティがあまりにも強くなっていると、エンキドウはギルガメッシュを助けにこない。
と、自宅にある攻略本に書いてある。

  • 解析サイトからの情報によると、エンキドウ登場は、HPが6,000~1だった時のギルガメッシュの行動と言う扱いになっているようだ。
    (ちなみにあの時のギルガメッシュのHPは8,888)

つまり1ターンで6,000以上ダメージを与えられる火力があれば再現は可能ということになる。
ギルガメッシュにはスロウが効くし、味方にヘイストも併せれば、普通レベルのパーティでも起こせる現象かも。
調合によるドーピングを使えば簡単に再現可能だろう。

  • やってみた(普通レベルのパーティーじゃないけど)。
    1ターンで9,000強のダメージを与えたところ、エンキドウはあらわれず、にも関わらずギルガメッシュがエンキドウに援護を求め…以降の一連の流れに。
    本来はエンキドウが助けに来るんだ、ってことを知らなければ(つまり初見でこの展開になった場合)、これはこれで筋は通るかも。
    …エンキドウって誰だよ、ってことにはなるだろうが。
  • 自分は2~3ターン目に被ダメにビビってぜになげした結果エンキドウが現れないパターンになった。
    初見だったんでそういうお間抜けイベントなんかなと流してたが、本来は援護が入って回復される所だったのか…

元ネタでは重要人物だったようだが、ギルガメッシュと違いこれっきりの登場なので印象は薄い。
グラもザコの使い回しであることも相まって、ほとんどのプレイヤーは戦闘終了と同時に彼のことを忘れてしまうだろう。

  • 「置いてけぼりはなしだぜ~!」はゲームの中では笑いを誘うセリフだが、元ネタであるギルガメッシュ叙事記での彼らを思うと、案外重いセリフだったりする。

「バーサク→バーサク解除」での行動阻害やこいつを操るなどしてギルガメッシュの「手当てを頼む!」を阻害して倒すと、復活する。
二回以上エンキドゥを倒すと本来落とすはずのないトライデントを落とす。
出現の処理が特殊なのか、アンデッドではないにも関わらず、フェニックスの尾では蘇生しない。

FF6(GBA版)

モンスターや幻獣としての単独での登場こそしていないが、
魔石と化したギルガメッシュの召喚の一つ、「最終幻想」で援護に加わって登場している。
エクスカリパーで1ダメージしか与えられない「ハズレ」もある本作のギルガメッシュだが、このようなFF6味方サイド『最強』の魔法系攻撃を放つこともできる。
彼(エンキドウ)とのコンビネーションがギルガメッシュにとって「最高」なのがわかる。

FF9

名前のみ登場。
ギルガメッシュの命令でエクスカリパーエクスカリバーIIを見つけ出す。

  • ということは、鉄巨人たちを倒してここまできたのか。
    相棒よりよっぱど役に立ちそうな強さである。

あの見た目で名古屋弁を使いこなすエンキドゥに乾杯。

FF12

ギルガメッシュの相棒として登場するが、その姿はFF5とは異なり、犬の姿をしている。
おそらくFF10のようじんぼうに影響されたと思われる。
強力な攻撃をしてくるため先に倒しておくのが良いが、ギルガメッシュの台詞にはエンキドゥが残っていないと聞けないものもある。

  • 犬というより、声から察してウルフっぽい。
    でも、カテゴリー・タイプは共に不明である。
  • スリプルとオイルが有効なので眠らせて放置するかグングニルなどで攻撃するのがお勧め。

2回目時には低確率で、収集する労苦がトラウマ級であるレアアイテム「獄門の炎」が盗めるのだが、ギルガメッシュとも相手取らなければならないので、当たったらラッキーくらいに思っておこう。

FF12RW

ミッション81「ビッグブリッジの死闘」でギルガメッシュとともに登場。
ドンアクト状態を発生させる『ハメどる』が厄介だが、『エスナガ』が使えるパンネロがいれば怖くない。
ギルガメッシュと違って召喚できないのは、説明文通り「薄情者」だからだろうか。


FF12と同様に犬の姿。
グラフィックもドットもアースハウンド?をそのまま流用している。

FF14

ギルガメッシュが連れている黄緑色のニワトリ
(初出のFF5でも緑色だし、羽もトサカっぽい髪も生えていたが)
食べようとしたものの猛反撃の末意気投合し、「一人旅が寂しくなったので昔の仲間の名前を付けた」とのこと。
サブサトーリー中のみならず「ギルガメッシュ討伐戦」ではギミックとして戦闘に参加。
カエルの歌で好物のカエルになったプレイヤーを執拗に追い回し攻撃してくる。
第2ラウンドでは何故か6羽に増殖、1羽1人を担当し複数のカエルが追われることになる。


「真ギルガメッシュ討伐戦」ではFF5の姿の「友神エンキドウ」が登場。こちらはギルガメッシュの願いで喚び出された蛮神である。
戦闘ではFF5同様エアロラやかまいたち、ホワイトウィンドなどを使用。先に倒されて「置いてけぼり」にするのもお約束。

FF15

DLC「エピソード グラディオラス」の中ボスとして登場。
炎をまとった巨大な鳥か翼竜のような姿。
ちなみにエピソードのラスボスがギルガメッシュである。


いままでの洞窟内とは違い、空が見える橋の上という完全に相手側に有利なフィールドで戦う事になる。
全身に炎を纏い、鎧を装備したケツァルコアトルのような姿をとり、頭部には騎士の様なバイザー付きの兜をかぶり、背中には鞍がつけられている。
翼は、全部で3対6枚ある巨大なもので、翼にも常に光り輝く炎に包まれている。
竜の姿をしているが、彼もおそらく旧ルシス王国に仕えた英霊で、元人間なのだろう。
グラディオに若く色気のある男性の声で語りかけ、「久しぶりに現れたか、あの若者の挑戦からずいぶんと待った、さあ、お前はどこまで進めるか」と話しかけてくる。

  • しかし、鞍を装備しているところがちょっと解せなく、あくまで推測だが彼は元々生前から竜に変身できる能力を持ち、己の背中に元帥たるギルガメッシュを乗せて共に戦っていたのではないだろうか。

エンキドゥの攻撃方法は「クチバシ突き」、蹴爪に似た足による「踏みつぶし」、遠距離攻撃の「炎弾」、上空からの急降下攻撃が主で、急降下攻撃は爆炎も付いてくる。
しかしパリィチャンスでもあり、成功するとグラディオがエンキドゥの背中に乗り(この時に鞍が明確に確認できる)、何発か殴った後剣で突き刺す。
その後、ダウン状態になりスキが生じるので、斬りまくろう。しかし復帰時に爆炎を起こすので注意。
近くに朽ちた柱もあるので、それで攻撃するのもいい。
エンキドゥ戦の基本はバックアタック狙いで、ジャストガードを狙おうとすると時間がかかる。
「炎弾」はガードできるが、遠距離攻撃なのでカウンターが届かない場合があり、近くでやろうとすると速すぎて反応できず直撃をくらう危険性がある。


戦闘に勝利する事ができると、英霊から力を受け取る事ができ、最強のブレイクアーツ「アップヒーバル」を習得できる。

TFF・TFFCC

BMSのモンスターとして、FF5のエンキドウが登場。
FF5のバトル1ビッグブリッヂの死闘などで出現する。

TFBL

FF5のモンスターとして登場。
すなけむり暗闇状態にしてくる。

FFRK

FF5からボスとして登場。ゼザの船団戦やイベントでギルガメッシュのお供として登場する。

魔石

FF5の「エンキドウ【V】」がレア3の風属性の魔石として登場している。
超魔石スキルとして「【契】ホワイトウインド」を持つ。
魔石効果は「エンエアロ」と「マジックアップ」(Lv50~)。
魔石スキルは「かいおんぱ」、「かまいたち」、「エアロラ」。


超魔石スキルが即時発動の全体回復のため、使い勝手がよく便利な魔石。

WOFF

ギルガメッシュと共に登場。

PFF

デイリー「天下無双のギルガメッシュ」のゼザの船団のボスで登場する。
ギルガメッシュと交互にミサイルを使ってくる。そのため回復タイミング注意。
定期的にホワイトウインドを使用する。
ギルガメッシュと同時撃破すると「あとは任せた!」のやり取りが無く、ギルガメッシュが撤退する。