「鎌鼬」「構太刀」など、さまざまな表記が存在する。
元は日本に古くから伝わる自然現象。
- 風が吹き荒れる日に出歩いていると、いつの間にか皮膚に切り傷を負ってしまうという怪現象。
古くは「つむじ風の中に(イタチの)妖怪がいて人間に斬り付ける」と恐れられ、
近代では「突風の中に生じる極度の低気圧空間(真空)に触れた皮膚が内側から裂ける」とされた。
しかし近年は「ただ単に強風に混じった小石とかで切られるんじゃね?」とも推測されている。 - 他は寒冷地で多い事などから、急激に冷やされた皮膚が裂ける「あかぎれ」の一種説も。
何にせよ一時は定説レベルに扱われていた真空説は今では否定されている。
FF1(GBA版以降)
ギルガメッシュの使う全体攻撃。
属性が無く、耐性を固めたキャラにもスマートにダメージを与えてくる。
FF3
風水師の地形効果。ダンジョンは専らこればかり出る。
対象が単体な上に失敗率も高く、使い勝手は悪い。決まると、「しんくうかまいたち!」とメッセージが出る。
イメージ通り空属性なのだが、使えるエリアで弱点を突けるのは、
魔法陣の洞窟のメイジフライヤーのみで、リスクを考えると微妙。
地形はオートターゲット無効の為、
狙った敵が発動前に倒されると失敗してしまう。
これに気を付けていれば、かまいたちの命中率はかなり高い事が分かる。
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)
DS版では失敗しなくなり、戦士系ジョブの攻撃力が育つまでは主力として使える。
もっとも「地震」に期待した時のハズレという見方もあるが。
単体対象なのは原作通りなものの、DS版以降は仕様変更により無属性&必ずダメージ&相手の能力無視(ダメージに関係するのは使用者の熟練度・知性・精神のみ)と強化され、弱点こそ付けないがどんな敵にも安定してダメージを与えられるようになり、かなり使い勝手が良くなった。
- 特にダメージ計算式に使われるのが使用者の能力(熟練度・知性・精神)のみで相手の能力(敵の魔法防御・魔法回避・属性)は完全無視という点が結構デカい。
FF3(ピクセルリマスター版)
どの地形でも発動する本作最強の地形技。ランダム対象の敵単体に無属性ダメージ。
与えるダメージは地形技の中では抜きん出ている。急流や竜巻のおよそ1.5倍ほど強い。
最終的に威力は通常攻撃に抜かれてしまうが、DS版のシャドウフレアの立ち位置の技である。
体感だが場所によっては他の地形技より出にくい印象がある。
全体攻撃を期待した時にこれが出ると困るが、ボス戦では出てほしくてもなかなか出ない、もどかしい。
FF5
風水士のアビリティ「ちけい」で、平原・室内・ラストフロアなど様々な場所で発動できる攻撃。
他には風切りの刃を装備していると通常攻撃の代わりに発動する事がある。
敵全員に「かまいたち」で風属性ダメージ。
攻撃力90。敵が使う場合攻撃力50。
味方版は全体エアロガ(攻撃力70)を上回る。
- 同属性の全体攻撃と比較すると、威力はシルドラ(攻撃力165)の約半分で連続魔も効かないが、こちらは無消費。
確定発動となればかなり強い。
全体化した三色ガ系魔法は攻撃力92.5。攻撃力90のかまいたちはそれらと同等の威力である。
- 「ちけい」に魔力補正はないため、魔力の低いジョブによっては魔導士ジョブの単体ラ系魔法以下に落ちることも。
すっぴんかものまねしを除いて、すでに「ちけい」をセットしているため魔法系アビリティによる魔力の底上げも出来ない。
敵ではビブロス・ギルガメッシュ(2回目)・インビシブル・ツインタニアが使用。
敵に使われると結構痛い攻撃である。
風属性を防ぐ手段がないので、低レベルクリアでは使われると全滅確定になる場合もある。
「かくれる」もしくはジャンプでかわすか、そうでなければ使われる前に倒すしかない。
- GBA版ではフォースシールドで防げるが、その頃には「かまいたち」を使う敵はもう出てこない。
- 一応亡者の巣窟の一部のボスが使ってくるが、その時点では防ぐまでもないくらい全く脅威にならない。
- 極限低レベルでは、魔法防御力高めて、シェルで堅めて、HPブーストさせてやっとこさ耐えられる。
シェルが魔法バリア頼みなビブロス戦ではドレインと並んで撃たせてはならない攻撃。
また通常プレイでも属性防御ができないので痛い。
発動する場所が多く、手軽な全体攻撃としてゲーム中盤辺りまでは中々に活躍してくれる。
風属性のためエアナイフなどでブーストできれば、面白いくらいのダメージが与えられる。
元々ゲーム中盤あたりまでなら一掃できるだけの威力はある。
- 風切りの刃なら「かまいたち」の発動体とブースターが同一だけど、侍は魔力が低いので青魔法など魔法系アビリティを付けてあげよう。
風切りの刃にも属性強化効果があるため、魔力が上がった全体攻撃力135のかまいたちはかなり強力になる。 - 「すっぴん」ならゲーム終盤では高い魔力がある。とはいえ終盤では使わないだろう。
かまいたちの出ない場所の方が少ないという、おそらく最も見ることになる地形技であり、風水士の主力技。
ラストバトルに至ってはこれ一種類しか出ないという地形技の代表とでも言うべき扱いになっている。
- どこにでも空気は存在している故だろうか。当たり前の事ではあるがラストバトルの無の空間でも周囲に空気は存在している模様。
- 地形をメインに使う前提なら、エクスデス時点で魔力の歌で魔力を強化しておき、属性強化も加えて確定発動のかまいたちを連発するとネオエクスデスで効果的な戦法となる。
FF5(iOS/Android版)
味方版のかまいたちの威力が敵版と同じになり、90から50へ引き下げられた。
地形版は単純に弱体化した一方で、風切りの刃ではクリティカルが追加効果のかまいたちに対しても発動するようになり、二倍に威力上昇、魔法防御無視になる。
- クリティカル発動時の威力は150となる(基礎威力50×2(クリティカル効果)×1.5(属性強化))。
SFC~GBA版までよりも高い威力を出し得るようになった。(もちろんかまいたちとクリティカルが同時に発動する確率はかなり低いが)
FF5(ピクセルリマスター版)
味方のかまいたちの威力が90に戻った。
風切りの刃ではクリティカルがかまいたちに乗らなくなっている。
FF6
モグが「風のラプソディ」「砂漠のララバイ」を踊ると使用できる攻撃で、「かまいたち」を起こして敵全員に風属性ダメージ。消費MP0。効果値48、必中。
- 全体化しても威力が半減しない珍しい特性も持っている。ラ系の効果値が約60なので、敵からくらった時に被ダメージ量が少々「痛く」感じることが多い。
- はさみうちされても敵全体を攻撃可能な、完全全体攻撃技の一つ。
敵ではインビジブル・アスピドケロン・ストームドラゴン・用心棒が使ってくる。
ガウも「あばれる(インビジブル、ガードリーダー、グランインセクト)」で使用できる。
- ガウ加入したての頃のガードリーダーあばれるは結構頼りになる。
インビジブルとグランインセクトと用心棒はスケッチ、あやつるを使用した場合にも使わせてくれる。
必中技なので魔法回避率が128以上あってもかわすことはできない。
敵の「かまいたち」は、雷神の盾・英雄の盾・ミネルバビスチェで無効化すると良い。
MPを消費しないため敵のMPを0にしたりサイレスでは封じることが出来ないので注意。
他にもカイエンの専用武器である風切りの刃でも25%で発動する。
FF6(GBA版以降)
追加モンスター勢ではドラゴンエイビス、強化ストームドラゴンも使用する。
FF7
フラップビート、ソルジャー:3RD、フローズンネイルが使う。
フローズンネイルはともかく、他のニ種については、エンカウントするエリアに到達した時点のレベルで食らうと意外とダメージが大きいので、印象に残るかもしれない。
FF7R
ソルジャー3rdが習得しているアビリティ。
剣を振って高速で飛ぶ5枚の風の刃を1枚づつ扇状に飛ばす風魔法攻撃。加害範囲は中距離までで、相手を狙っては飛ばない。
同じく3rdソルジャーであるローチェも習得している。
FF9
表記は「カマイタチ」。
アバドンが使う。全体に物理ダメージ。風属性は付いていない。
イベント戦の時のパワーは56で、普通に出てくる時のパワーは60と微妙に異なる。
低レベル攻略では、これを喰らうことはほぼ全滅を意味する。
英語版ではこの技が「High Wind」になっている。
FF11
表記は「鎌鼬」。
過去世界のヤグード教団指導者である「現人神ヅェー・シシュ」と「即身成神ソー・ルマ」が使用する特殊技。
自身を中心に範囲ダメージ+ディスペル(強化全消去)。
ギルガメッシュも使用する。
ただしこちらは表示名が「鎌居太刀」という両手刀のウェポンスキル。
前方範囲に風属性ダメージ。また短時間だが防御力低下の効果がある。
詳しくはこちら→鎌鼬
FF13
シ骸専用の特技として登場。
数多くの飛行シ骸が使ってくる。
シ骸の翼から発せられる風の刃の乱れ撃ち。
三日月型の刃を相手グループにばらまく技なので、ダメージにバラつきがある。
ワイト版
風属性の魔法攻撃。軌道上で一番手前にいる敵に当たる。
ネラプシ版
風属性の魔法攻撃。軌道上で一番手前にいる敵に当たる。攻撃回数3回。
ヴァルコラキ版
風属性の魔法攻撃。攻撃回数12回と多い。
エディンム版
風属性の魔法攻撃。軌道上で一番手前にいる敵に当たる。攻撃回数10回。
ピジャヴィカ版
風属性の魔法攻撃。軌道上で一番手前にいる敵に当たる。攻撃回数6回。
FF13-2
今回もシ骸専用の特技として登場。
飛行シ骸が使ってくる。
ネラプシとヴァルコラキが使ってくる。
敵全体(乱れ撃ち)の風属性の魔法攻撃。攻撃回数3回。
軌道上で一番手前にいる敵に当たる。
ブラッドダメージが入るようになり、特にネラプシのは20%も入るので痛い。
FF14
ギルガメッシュとの戦いでエンキドウが使う技など。
エンキドウが使用する物は、一定時間指定地点に竜巻を発生させ、竜巻に触れた者にダメージを与える。
ただしニワトリになっていたらノーダメージで竜巻を消せる。
それ以外にも、一部の雑魚敵が使用し、それぞれ性能が異なる。
雑魚の使う物は、単純にダメージを受けるだけである。
ある種のダメージ床ギミックとして、エフェクトが出続けるタイプもある。
FFT
書物・木・レンガ・橋・調度品・鉄板・コケ・棺で発動する風水士の風水術。
風属性。一定確率でドンアクにする。
これを覚えてないとボス戦で風水術が使えないって事になりがち。
- 発動する地形の種類は多いが、何故かほとんど全てが屋内。
本作後半の強敵戦の大半は屋内マップのためそこでは使えるが、逆に野外では全くと言っていいほど出ない。風属性なのに……。
従来作品ではフィールド上で発動する風水技の代表という印象だったのだが。
蔦地獄と彫塑には劣るものの、発動地形・追加効果共に優秀で風水術の中では優先度の高いアビリティ。
FFTA2
表記は「カマイタチ」。
用心棒が村雨で覚える「奥義」の技。
つむじ風を起こし、相手を切りつける。射程4の風属性単体攻撃。
方向補正は受けない。
ダメージは大したことないが、用心棒にとっては貴重な遠距離攻撃。
DDFF
ギルガメッシュの地上ブレイブ攻撃。
掛け声とともに3枚の風の刃を相手に向けて発射する。
単発攻撃で威力はなかなか高く、射程も長めで誘導もかかるのだが
弾のスピードそのものが遅く、また発射前・発射後の隙が大きい。
- 発射時の、まるでフリスビーでも投げるようなモーションが何ともユーモラスな技。
というわけで実践での出番はほとんど無い。
使用距離的に硬直を減らして他の技と連携可能にしても良かったと思うのだが。
仰け反りの距離が長く、拘束時間も短いので当ててからアシストを絡めることもほぼ出来ない。
- ほいほい連射出来るのでアシストゲージ溜めはし易い。
でんげきはやや性能が高いものの連射は効きにくいので、
相手が遠くにいる時はちびちび発動してゲージを溜めておくといい。
地上ブレイブ技の双突きは若干扱い辛いので、これに差し替えても問題ないだろう。
FFB
風属性のついた技タイプアビリティとして登場する。レアリティはSR以上。
SRは成長速度普通・SR+は遅であることや、属性付きでゴーレムの弱点にもなることから
主力として取得を狙っていっても良いだろう。
PFF
イングズがプレミアムスキルで使用する技の1つ。
木の葉で敵単体に無属性ダメージを与える。
敵単体にあてる技としては威力が一番強いが、他の技が即死攻撃だったりするので何となく見劣りする。
敵が使ってくる「かまいたち」はFF5のもの。
味方全体にダメージを与えるが、よくカウンター技としても使われる。
FFRK
レア2の物理スピードアビリティ。
チョコボと魔法の絵本 魔女と少女と五人の勇者
第一章のプルバックデュエル「ナイツオブラウンド」で使用できるアビリティ。
回転する刃を飛ばして、離れた敵にダメージを与える。
とある敵は際限無く投げまくってくるので非常に鬱陶しい。