『お互いに協力し合えば、仕事を終わらせる事が出来るわトーマス。』
日本語版タイトル | きかんしゃトーマス みんなあつまれ!しゅっぱつしんこう |
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英語版タイトル | Calling All Engines! |
監督 | スティーブン・アスキス |
プロデューサー | サイモン・スペンサー |
脚本 | ポール・ラーソン? マーク・シール |
公開 | ・2005年9月6日(米国) ・2005年10月3日(英国) ・2005年11月2日(オーストラリア) ・2006年9月8日(ドイツ:DVD) ・2006年11月26日(ハンガリー) ・2007年5月7日(ドイツ:TV版) ・2007年6月24日(ルーマニア:ミニマックス版) ・2007年9月14日(デンマーク) ・2007年10月24日(ノルウェー) ・2007年11月7日(フィンランド) ・2007年11月14日(スウェーデン) ・2008年11月5日(日本:DVD) ・2009年8月14日(日本・NHKBS2放送版) ・2009年9月26日(ルーマニア:ジムジャム) ・2011年11月23日(イタリア) ・2012年5月13日(タイ) ・2014年9月13日(日本:劇場公開*1) |
時間 | 60分 |
配給 | ヒット・エンターテインメント |
登場キャラクターA | トーマス、エドワード、ヘンリー、ゴードン、ジェームス、パーシー、レディー、エミリー、ディーゼル、メイビス、ハリーとバート、ディーゼル10、ハロルド |
登場キャラクターB | トビー、ハーヴィー、デイジー、ソルティー、アニーとクララベル、ジョージ (トーマスの妄想のみ:ラスティー) |
登場キャラクターC | ヘンリエッタ、キャロライン、ブッチ、クランキー、ビッグ・ミッキー |
登場キャラクターD | 無し |
挿入歌のみのキャラクター | ビルとベン、デリック、トード(顔無し) |
登場人物A | トップハム・ハット卿、チーフ、橋の工事の作業員、給炭所の所長、空港の責任者、MC |
登場人物B | 大工 (エドワードの悪夢のみ登場:マッコールさん) |
登場人物C | スティーブン・ハット、ブリジット・ハット、ジェム・コール、ソドーブラスバンド |
登場人物D | 無し |
挿入歌のみの人物 | ミスター・ジョリー(工場のロゴのみ) |
未公開シーンのみの人物 | 茶色い帽子と灰色のトレンチコートの男性?、売店のおばさん |
登場スポット | ・ティッドマス機関庫 ・給炭所 ・ソドー吊り橋 ・センターアイランド採石場 ・精錬所 ・ファークァー駅 ・製材所 ・洗車場 ・バルジーの橋 ・ソドー空港 ・ナップフォード駅 ・ゴードンの丘 ・ティッドマス駅 ・ブレンダム港 ・ソドー運送会社 ・ティッドマストンネル ・ミスター・ジョリーのチョコレート工場 ・トップハム・ハット卿のオフィス ・塔型風車 ・キラバン駅 ・ナップフォード機関庫 |
あらすじ | ・ソドー島に飛行場が建てられる事になった。 ・ところが、嵐で復興作業中に蒸気機関車とディーゼル機関車は仲が悪く、お互い問題を起こしてしまう。 |
挿入歌 | ・ああいそがしい? ・がんばるんだ? ・The Dream Song? ・ぼくらはなかま? ・きかんしゃトーマスのテーマ2? |
メモ | ・きかんしゃトーマスの長編映画作品第2作。 ・時系列は第8シーズンと第9シーズンの間の物語。*2 ・この作品から黒ディーゼルとの共演がある為、前作で「10」が省略されていたディーゼル10は黒ディーゼルと区別をつける為、正式な名前で呼ばれるようになる。 ・エドワード、ビルとベン、エミリー、ハーヴィー、ディーゼル、ハリー、バート、メイビス、ソルティー、ラスティー、デイジー、ジョージ(正式)、キャロライン、デリック、トップハム・ハット卿長編作品に初登場*3。 ・第8シーズン『さかな』、『エミリーのぼうけん』、『いだいなエドワード』、『トーマスとはなびたいかい』の使い回し映像あり。 ・この作品のブッチは、第8シーズン『ゴードン、せんせいになる』以来、終始走行していない回である。 ・河本邦弘さんと樫井笙人さんと松来未祐さんは其々2役担当している。 ・この作品からティッドマス機関庫は改築の場面が見られ、現在の形(車庫7つ)に変更された。*4 ・ディーゼル10とレディーが出演しているが、ドッヂとスプラッターは登場しない。 ・梁田清之さんと松来未祐さんと河本邦弘さんがボイスキャストに参加。 ・梁田清之さんがディーゼル10、松来未祐さんがレディーとMCの声を演じたのは本作のみ*5。 ・デイジーは長編第11作『探せ!!謎の海賊船と失われた宝物』まで、デリックとレディーはこの作品以降出番なし。 ・本作のラスティーは第4シーズンの頃の模型が使われている。 ・クランキーとトーマスに続いて睡眠不足に陥るエミリー。 ・ソドー建設会社の重機達に建設と改築作業を依頼しない機関車達とトップハム・ハット卿*6。 ・本作のゴードンはやたら「〇〇にも程がある」と言っている。 ・夢の中でジェームスはココナッツ落としゲーム、エドワードはマッコールさんの畑の案山子、ゴードンは公園の遊具、パーシーは遊園地のジェットコースターになった夢を見ていたが、ヘンリーとエミリーとトーマスは自分の成れの果ての夢を見ていない。*7 ・この時まだ未登場のロージーのBGMが流れる。 ・第8シーズンの使い回しがかなり多い。*8 ・日本では、DVD発売をされてから2014年に公開された。 |
台詞 | ・ナレーター「ソドー島。ここは美しい海に囲まれた島だ。緑の野原や黄色い砂のビーチが広がり、大きな川や小さな川が流れ、森では鳥達が歌っている。風車や炭鉱もあり、港には多くの人達がやって来る。そして島には沢山の線路が敷かれいる。そこを走り抜けている1台の機関車…。トーマスだ!トーマス、元気かい?」 ・トーマス「やあ!皆!ソドー島へようこそ!!」 ・ナレーター「ソドー島の夏はいつでも、とても美しい。水は太陽の光でキラキラと光り、美しい花達が辺り一面に咲き乱れる。どの機関車もとても忙しい季節だ。港に着いた沢山の観光客を乗せ、幾つもの素晴らしい観光地へと案内する。ジェームスは海辺へ、エミリーは風車へ、そして、トーマスは吊橋へ人々を案内した。特に吊橋はとても観光客に人気のある場所だった。毎晩、仕事が終わると、トーマスとパーシー、それにゴードン、ヘンリー、ジェームス、エドワードの皆は『ティドマス』にある機関庫へ帰って来る。機関庫は彼らが車輪を休め、ボイラーを冷やし、その日あった冒険の話をする場所だ。そんな機関庫が彼らの家だ。そこは暖かくて居心地がよく、ゆっくりと眠れる落ち着いた場所なのだ。ある朝、トップハム・ハット卿が機関庫へやって来た。とても重要な知らせを伝えてきたのだ。」 ・トップハム・ハット卿「ソドー島に新しい空港を造る事になった。今までより、もっともっと、多くの観光客が島にやって来るだろう。」 ・ナレーター「トップハム・ハット卿が誇らしげに言った。機関車達は皆とてもワクワクした。 ・パーシー「飛行機が見られるね。凄いや!」 ・トーマス「それに、もっと、沢山の人を観光地へ案内できるぞ!」 ・ナレーター「トーマスとパーシーが空港の工事現場にやって来た。煉瓦や木材を運んで来たのだ。」 ・トーマス「ここに沢山の観光客が来るんだね!」 ・パーシー「それに飛行機も!」 ・ナレーター「その時、ハリーとバートがやって来た。」 ・ハリー「臭い蒸気機関車が又邪魔をしてやがる!」 ・ナレーター「ハリーが文句を言い。」 ・バート「此奴等の近くで仕事をしなきゃ行けないのか?!」 ・ナレーター「バートがぼやいた。此れを聞いたトーマスとパーシーはカンカンになった。彼等もディーゼル車の側で仕事をしたくなかった。ディーゼル車は油っぽいし蒸気機関車とは大違いだった。」 ・МC?「蒸気機関車とディーゼル車は、どこが違うか、分かるかな?トーマスは、蒸気機関車だね。燃料は、石炭です。そして、ハリーとバート。2人も、石炭で走るのかな?残念!二人の燃料は、オイルです。蒸気機関車とは、まるで違うよね。トーマスは停車すると、蒸気を噴き上げます。ハリーとバートも蒸気を吹き上げるかな?残念!ディーゼル車は、蒸気は出さないよ。でも時々、真っ黒な煙を吐き出します。今の音が聞こえたかな?トーマスの汽笛の音だね!蒸気機関車は皆、汽笛を鳴らします。あれー?今の何の音だろう?此れは、ハリーとバートの警笛の音。ディーゼル車には汽笛が無い代わりに、警笛が付いています。蒸気機関車とディーゼル車は全然違うんだね。」(初台詞) ・ナレーター「トーマスは忙しく一日を送っていた。その日の午後、彼は操車場から材木を運ばなければならなかった。トーマスが到着すると、其処には既にハリーとバートが来ていた。彼等の貨車には工事現場へ運ぶ木の板が何枚も積まれている所だった。」 ・バート「俺達にはとっても大事な仕事がある!」 ・ナレーター「バートが自慢した。」 ・ハリー「蒸気機関車のどの仕事よりもな!」 ・ナレーター「ハリーが付け足す。トーマスはカンカンに怒った。だが、彼にはある考えが浮かんだ。悪戯を思いついたのだ。トーマスは、そっとバートの貨車に近づく。そして、丁度クレーンが材木を降ろしたその時、貨車を思いっ切り押し出した。」 ・トーマス「ハハハ!失礼!これで大事な仕事に遅刻だね!」 ・ナレーター「そう言うと、トーマスは走り去った。その後、トーマスとパーシーは操車場で貨車の入れ換えをしていた。2人はとても楽しく仕事をしていた。貨車を押したり、汽笛を鳴らしたりしている。其処へディーゼルがゆっくりと現れた。」 ・ディーゼル「おーい、トントントーマス。ハリーとバートに、悪戯したそうだな。でも、俺には何にも出来ないんだろう?俺には大事な仕事があるんだ~。」 ・ナレーター「トーマスは、またある悪戯を思いついた。」 ・МC「ディーゼルは貨車と連結されるのを待っています。工事現場に必要な物を運ぶためだね。貨車は3台、煉瓦の入った貨車。材木の入った貨車。其れからバナナの入った貨車。トーマスはディーゼルに悪戯をしようと思っているみたいだから、皆で考えよう。この中に一つだけ、工事現場には必要無い貨車があります。どれだか分かるかな?煉瓦の入った貨車かな?残念!煉瓦は建物を作るのにとても役立つよ。壁を作るのに必要だね。もし、トーマスがこの貨車をディーゼルに渡したら悪戯にはならないよ。じゃあ材木の入った貨車は如何かな?此れが必要ないかしゃかな?残念!材木もとても役立つよね。屋根を作るのに必要だから此の材木を渡してもディーゼルへの悪戯にはならないよね。其れじゃバナナの入った貨車は如何かな?バナナで家が作れるかな?其れは無理!だからディーゼルに悪戯するにはバナナピッタリだね!とっても美味しい食べ物だけどバナナは工事の役に立たないんだよ。」 ・ナレーター「ディーゼルを騙して、バナナの貨車を繋いだのだ。トーマスとパーシーはとても楽しい気分だった。次に二人は工場へと向かった。柱にする鉄を運ぶためだ。処が工場に到着すると其処には何とも恐ろしい物が待っていた。ディーゼル10だ。ディーゼル10はとても力強く、大きかった。そして、とても強力なピンチーを持っていた。トーマスとパーシーは其れが鉄や鋼をペチャンコにするのを見ていた。2人は身震いした。ディーゼル10が物凄く怖かったのだ。」 ・トーマス「ディーゼル10がいない時に来よう…。」 ・ナレーター「トーマスが怯えながら言った。そして二人は大急ぎで走り去った。その日の夕方、トーマスとパーシーは楽しそうに機関庫へ向かっていた。2人は車輪を休め、友達にその日の冒険話を聞かせるのが待ち遠しかった。処が帰る途中で吃驚する様な事が有った。」 ・パーシー「見て!まだ橋のペンキが塗り終わってないよ!」 ・トーマス「それに空港の工事も半分しか終わってない!」 ・ナレーター「さらに機関庫へ到着すると建物が取り壊されている事に気付いた。」 ・トーマス「何があったの!?僕らの機関庫に何があったんだろう?」 ・ディーゼル「新しい機関庫を建てるのが、俺達の大事な仕事だったのさ。でも、作業に遅れが出て終わらなかった。」 ・トップハム・ハット卿「機関庫を建てるのに、このバナナはちっとも役に立たないではないか!」 ・ナレーター「蒸気機関車達は皆ディーゼル達に腹を立てた。自分達の家を台無しにしたのだ。だが、トーマスは落ち込んでいた。彼には全て自分の所為だと分かっていた。」 ・ヘンリー「僕らはどこで寝るんだ!?」 ・ナレーター「ヘンリーが嘆いた。その答えは直ぐはっきりした。機関車達は島の中を彼方此方走り、皆其々別の場所で眠らなければならなかった。ジェームスは汚くて埃っぽい給炭所へ。」 ・ジェームス「こんな所じゃもう、ピッカピカでいられないよ!!」 ・ナレーター「エドワードは石切り場へ。」 ・ディーゼル「臭い蒸気機関車が来たぞ!」 ・ナレーター「ディーゼルが文句を言う。パーシーとヘンリーは鉄の工場へ。」 ・ヘンリー「落ち着かない場所だなあ…。もし故障でもしたら、間違ってスクラップにされちゃうよ!」 ・ナレーター「そして可哀想なゴードンはテントの下で寝る事になった。」 ・ゴードン「侮辱するにも程があるぞ!!」 ・ナレーター「暖かくて居心地のいい車庫に居たのはトビーだけだ。彼は自分の所に他の機関車を呼びたかったが、其処は余りにも小さすぎた。トーマスは皆に悪い事をしたと思った。建て替えが全然終わっていないのは自分の所為だからだ。今夜はナップフォードの車庫でエミリーと一緒に眠らなければならなかった。」 ・トーマス「僕はディーゼル達をちょっと懲らしめたかっただけなのに…。」 ・エミリー「黙って寝て頂戴!」 ・ナレーター「エミリーは自分の車庫を誰かと一緒に使うのが嫌だった。彼女は静かで平和な車庫に慣れていた。」 ・トーマス「心配しないで。僕が必ず何とかするから。きっと明日の夜にはティドマス機関庫に戻るよ」 ・ナレーター「しかし、その夜、ソドー島は酷い嵐になってしまった。今まで経験した事の無い様な強い風が吹いていた。ビュービューと激しい音がする。風は線路の上を吹き抜け大きな木を薙ぎ倒した。そして屋根を吹き飛ばし、フェンスを目茶苦茶にした。ゴードンのテントまで吹き飛ばした。」 ・ゴードン「何て事だ…!」 ・ナレーター「他の機関車達はちゃんとした車庫に居る事が出来たが、誰もが皆心配していた。」 ・パーシー「ここは安全だといいけど…。」 ・ナレーター「パーシーが怯えて言った。強い風は一晩中吹き付けた。吊り橋はこの強風の中、大きく揺れていた。そして大変な事が起きた。翌朝、車庫から出て来たトーマスは、嵐による被害を目にしてとても驚いた。」 ・トーマス「大変だ…!嵐の所為で滅茶苦茶だ!」 ・ナレーター「トーマスは島の彼方此方を走った。何処も皆嵐のせいで酷い状態だった。工事中の空港は大変な事になっていた。たが、吊り橋が崩れ落ちているのを見たトーマスは最悪の気分になった。その朝、トップハム・ハット卿がやって来たが、彼はとてもイライラしていた。」 ・トップハム・ハット卿「嵐の所為で、とんでも無く大きな被害が出た。何とか修理をしなければ、観光客が来なくなってしまうだろう。」 ・トーマス/パーシー/エミリー「わかりました。」 ・トップハム・ハット卿「皆!いつもよりもっともっと頑張って働いてくれたまえ!でないと空港も完成しないぞ!」 ・パーシー「僕達の機関庫も直ぐ直りますか?」 ・トップハム・ハット卿「兎に角、他の仕事が全部終ってからだな!」 ・ナレーター「トップハム・ハット卿は厳しい声でそう答えた。」 ・МC「仕事は沢山ありました。誰がどの仕事をすればいいか、皆で考えよう!ハーヴィーにはクレーンがあるね。エドワードとヘンリーには煉瓦や材木を沢山積んだ貨車が繋がってる。そしてトーマスには客車が繋がってるね。そう!アニーとクララベル!この線路は倒れた木で塞がれているけど、どの機関車が役に立つかな?エドワードとヘンリー?残念、煉瓦や材木を積んだ貨車では倒れた木を退かせないね。トーマスならどうだろう?残念。客車も倒れた木を退かす事は出来ないよね。じゃあ、ハーヴィーは如何かな?その通り!ハーヴィーのクレーンなら倒れた木を動かすのにピッタリだね。ハーヴィーありがとう!次は空港を見てみましょう。この建物を修理するには煉瓦や材木が必要見たい。どの機関車が必要かな?トーマス?残念、アニーとクララベルには材木も煉瓦も乗ってないよ。じゃあ、エドワードとヘンリーなら役に立つかな?そう!皆の思った通りこの二人は煉瓦や材木を沢山積んでいるよ。ありがとうエドワードとヘンリー!この作業員達は吊り橋へ行く所みたいだね。彼等の役に立つのはどの機関車だろう?トーマスはとう?その通り!作業員達をアニーとクララベルに乗せて、トーマスがつり橋まで彼等を連れて行けばいいんだね。ありがとうトーマス!皆も考えてくれて有り難う!」 ・ナレーター「作業員達を乗せたトーマスが吊り橋にやって来た。其処にはディーゼルが待っていた。」 ・ディーゼル「トンチキトーマス!お前とは口を利かないぞ。俺にバナナの貨車を繋げて悪戯したのはお前だからな。」 ・トーマス「僕だって君とは話をしないよ。」 ・ナレーター「ハーヴィーが倒れた木を片付けた。だがハリーとバートは彼と口を聞かない。」 ・ハリー「臭い蒸気機関車の所為で、俺達は遅れたんだからな!」 ・ナレーター「エドワードとヘンリーが煉瓦や材木を空港の工事現場へ運んで来た。彼等もディーゼルとは話をしなかった。」 ・エドワード「ディーゼル達の所為で、機関庫は滅茶苦茶なままだ!」 ・ナレーター「ディーゼル車達は蒸気機関車達と口を聞かない。蒸気機関車達もディーゼル車達と口を聞かない。誰もが皆怒っていた。暫くして、トーマスはまたもディーゼル10とあった。ディーゼル10は塞がれた線路を綺麗に片づけていた。彼の巨大なピンチーが重い鉄を持ち上げ貨車に積み込む。」 ・トーマス「あの『ピンチー』はとっても強力なんだろうな…。」 ・ナレーター「怖がりながらそう言うと、トーマスは急いで走り去った。ディーゼル10や、彼の恐ろしいピンチーの近くにはいたくなかったのだ。その夜、ナップフォードの車庫ではトーマスがまたお喋りを始めた。彼はエミリーにディーゼル10の事を話した。其れから彼のその日の仕事の事も。」 ・エミリー「いいから黙って寝て頂戴!」 ・ナレーター「エミリーは静かな車庫が好きだったのだ。だが、トーマスが眠ると鼾をかき始めた。エミリーは眠れなくなってしまった。彼女はトーマスが機関庫へ戻ってくれるよう心から願った。翌朝、トップハム・ハット卿がトーマスの所へやって来た。」 ・トップハム・ハット卿「トーマス。吊橋の新しい橋桁が届いた。それを港から橋まで運んでくれたまえ。」 ・トーマス「わかりました!」 ・トップハム・ハット卿「だが、橋桁はとても重いから誰かに手伝って貰いなさい。」 ・ディーゼル「ディーゼル車なら、きっと誰の助けも要らないぜ。蒸気機関車なんかと違ってな。」 ・トーマス「僕は蒸気機関車だけど、1人でも運べるよ!」 ・ナレーター「トーマスが怒って言った。」 ・ナレーター「しかし、港に着いたトーマスは不安になった。橋桁がとても長かったのだ。其れに吃驚するほど重かった。トーマスは目一杯の力を込めて思い切り押した。やっとの事で貨車が動き出すトーマスはゆっくりと線路を走り出した。ピストンは力一杯動き、車軸は音を立てて軋んだ。そう彼の貨車はとても長く、そして、とても重かった。」 ・МC「トーマスはこの橋桁を壊れた吊り橋まで運ぶ途中です。其処へ行く線路は3つ、でも、トーマスにはどの道が一番簡単に走れる道か分からないから、皆で考えよう。この線路は近道のように見えるけど、途中に急な坂道があるね。重たい貨車を運ぶトーマスにはこの線路があってるかな?ううん、重い貨車を押してこの急な坂を登るのはとても大変だよ。もっと、トーマスが簡単に走れる線路は有るかな?この線路も近道に見えるけど、途中にとても急なカーブがあるね。長い貨車を運ぶトーマスにはこの線路があってるかな?そうトーマスの荷物はこのカーブを曲がるには長すぎるよね。もっとトーマスが簡単に走れる線路はあるかな?最後の線路は他の2つよりも遠回りに見えるけど、急な坂道や急なカーブは無いよ。トーマスにはこの線路があってるかな?その通り!此れがトーマスに一番合ってる線路だね。良かったねトーマス!」 ・ナレーター「トーマスがゆっくりと吊り橋へ入って来た。」 ・チーフ「よくやったぞ、トーマス。」(正式な初台詞) ・ナレーター「トーマスも嬉しかった。其れに休憩を取るのを楽しみにしていたのだ。でももう一つ仕事があった。橋げたを正しい位置に下ろさなくてはならない。」 ・ディーゼル「俺がやるぜ。一番強いのは俺だからな。蒸気機関車よりもずっと力がある。」 ・チーフ「いや。ここはトーマスにやらせてみよう。彼は自分がどれだけ力持ちか、証明してくれたからな。」 ・ナレーター「トーマスはとても鼻高々だった。ディーゼルはムッとしていた。作業員達が沢山のケーブルをトーマスに繋ぐ。トーマスは力を込めてゆっくりと前に進んだ。然し、橋はとても重くトーマスの車輪が滑ってしまった。作業員達は心配になった。トーマスは必死に力を込め橋げたを真っ直ぐに支えた。ゆっくりと進みながら、静かに降ろして行くと、橋げたはドンドン重くなっていく、トーマスは橋桁を真っ直ぐ支える為に、更に力を入れ、そして漸くそれを完全に降ろす事が出来た。作業員達は歓声を上げた。」 ・橋の工事の作業員「君は本当に力持ちの機関車だよ。それにとても役に立つ機関車だ。」(正式な初台詞) ・ナレーター「トーマスはクタクタに疲れていた。だが、自分のボイラーが火を噴くかと思う程、興奮し誇らしげだった。」 ・トーマス「蒸気機関車はディーゼル車より役に立つんだ。」 ・ナレーター「これを聞いてディーゼルはカンカンに怒った。その日の午後、トーマスは橋を塗るペンキを取りに出掛けた。トーマスが操車場に到着にした。そして、ペンキを載せた貨車を連結させる。然し、其処にはディーゼルも居た。」 ・ディーゼル「誰が1番か、思い知らせてやる!」 ・ナレーター「ディーゼルはそう呟くと思い切りペンキの貨車に立辺りした。沢山のペンキ缶が飛び上がった。そして、トーマスのボディ全体に飛び散った。緑のペンキ、黄色のペンキ、其れに赤いペンキもあった。トーマスはとても可笑しな格好になった。」 ・ディーゼル「フン!縞々シーマス!」 ・ナレーター「ディーゼルは笑ってそう言うと走り去って行った。」 ・トーマス「ディーゼル達を懲らしめてやる!」 ・ナレーター「今度は、トーマスがハリーにいきなり体当たりした。その次はハリーがジェームスを見つけて体当たりする。島の彼方此方でディーゼル車と蒸気機関車がドスン!ガシャンとお互いにぶつかり合い始めた。どの機関車もすっかり汚れてしまい洗車が必要だった。其れなのに仕事は全く終わっていなかった。その日の夕方、トップハム・ハット卿が機関車達の所へやって来た。」 ・トップハム・ハット卿「君達は、島に混乱と遅れを招いたんだぞ!橋のペンキも塗り終わってないし!空港も完成していない!今年は一人も観光客が来てくれないだろう!」 ・ナレーター「そう言われて、機関車達は悲しくなってしまった。」 ・トーマス「観光客が来ないなんて…。」 ・パーシー「それに飛行機も来ないよ。」 ・エミリー「これからずっとトーマスと一緒の車庫に寝るなんて。もう!」 ・ナレーター「どの機関車も惨めな気分だった。その夜、機関車達はソドー島に観光客が来なくなったら自分がどうなるだろうかという夢を見ていた。皆自分達が役に立たなくってしまう事が怖かった。ジェームスは移動遊園地の夢を見ていた。夢の中で彼はココナッツ落としになっていた。沢山の子供達が並ぶ中にはトップハム・ハット卿の姿もあった。子供達はジェームスを目掛けて沢山ボールを投げつけた。ボールは煙突の上のココナッツに命中した。」 ・ジェームス(夢の中)「こんなの嫌だ!ピッカピカの機関車だった時はとっても楽しかったのに…!」 ・ナレーター「悪い夢を見ているのは、ジェームスだけではなかった。ゴードンも嫌な夢を見ていた。夢の中で彼は公園に置かれていた。子供達が彼のボディをブランコや滑り台にしている。そして、彼方此方登って遊んでいる。」 ・ゴードン(夢の中)「馬鹿にするにも程がある!俺は元の機関車に戻りたい!」 ・ナレーター「エドワードは案山子になった夢を見た。彼は車軸まですっぽり畑の泥に埋まっていた。農場のマッコールさんは何も気にしていない。誰より酷い夢を見たのは、パーシーだった。夢の中で彼はジェットコースターになっていた。ガタガタレールの上を勢い良く、登ったり下りたりしている。 ・パーシー(夢の中)「嫌ー!誰か助けてよ!」 ・ナレーター「日が昇り始めた頃、トーマスも夢を見ていた。夢の中で、彼は如何やって、仕事を上手く進められるかを考えていた。トーマスはあれこれ考えながら、霧の立ち込めた山の線路を走っていた。すると、其処に現れたのはレディーだった。レディーはとても特別な蒸気機関車だった。彼女は高い山の中で働いていた。レディーはディーゼル車のラスティーと一緒に貨車の整理をしていた。其れを見たトーマスは驚いた。」 ・レディー(夢の中)「お互いに協力し合えば、仕事を終わらせる事が出来るわトーマス。」 ・ナレーター「次の朝、目を覚ましたトーマスは、自分が何をすればいいかハッキリと分かった。トーマスはメイビスを探して、島の中を走り抜けた。メイビスは他のディーゼル車とは違った。優しいメイビスなら、トーマスの計画を手伝ってくれると思ったのだ。」 ・МC「トーマスは急いでメイビスを探しています。でも彼女が何処に居るか分からないみたい。どうやったらメイビスを捜せるかな?メイビスの警笛は他のどの警笛とも違う音をしている。此れが手篝になるかも知れないね。皆もメイビスの警笛を聞き分けてトーマスを助けてあげよう。トーマスは何処から探そうか考えているよ。メイビスは何処で仕事をしているでしょう?そう!石切り場かも知れない、メイビスが居るかどうか耳を澄まして聞いてみて。今のはメイビスの警笛だった?残念!今のは汽笛の音だったね。此れはパーシーでした。トーマスは他の場所も探しに行かなきゃね。ひょっとして、メイビスはブレンダムの港で何かを積み込んでいるのかも、彼女が此処に居るかどうかもう一度耳を澄まし聞いてみて。今のは、メイビスの警笛だった?そう確かに今のは警笛だったけど、メイビスの警笛じゃないよね。此れはソルティーでした。トーマスは、又他の場所へ捜しに行かなきゃね。もしかしたら、彼女は洗車をしているのかも知れないよ。一緒に耳を澄ましてみて。今のはメイビスの警笛だった?そう…その通り!今のはメイビスの警笛だね。でも、此れはメイビスには見えないけど…、良かった!メイビスが石鹸の泡に包まれていたんだね。トーマスはメイビスを見つけたよ。皆手伝ってくれて有り難う!」 ・ナレーター「トーマスは、メイビスに自分の計画を話した。ディーゼル車と蒸気機関車を協力させると言う計画だ。メイビスも賛成した。」 ・メイビス「空港を完成させる方法は他に無いわ。」 ・トーマス「でも、どうやったら皆に一緒に仕事をして貰えるかな?」 ・メイビス「まずは、お互いに話をする事から始めましょう。」 ・ナレーター「其れを聞いて、トーマスは良い事を思いついた。」 ・トーマス「そうだ!明日、皆を給炭所に集めて会議を開こう!」 ・ナレーター「トーマスとメイビスは会議の事を知らせる為、他の機関車達に会いに行った。トーマスはパーシーに伝え…、ジェームスとエミリーにも伝えた。メイビスはディーゼルに伝え…、其れから、ハリーとバートにも伝えた。あっと言う間に全ての機関車が会議の事を知った。しかし、まだ知らない物が居る。トーマスはディーゼル10に会議の話をしようと思った。然し彼の側に近づく度に、トーマスは怖くなってしまうのだ。そして、彼の横を急いで通り抜けてしまった。どうせ、話しても彼が蒸気機関車と協力してくれる筈が無い。トーマスは会議の事を全員に伝えるのに随分時間が掛かった。彼はとても疲れてしまい、エミリーの車庫迄戻る元気が無かった。其処でトーマスはその夜、外で眠る事にした。彼はゆっくりと側線へ入った。森は真っ暗だったが、トーマスのランプは明るく輝いていた。トーマスは今日の冒険話を誰かにしたかったが、近くに居るのは梟?たげたった。エミリーはトーマスが何処に行ったか考えていた。」 ・エミリー「きっと、パーシーの所に行ったのね、良かった。」 ・ナレーター「エミリーは嬉しかった。また車庫で一人きりに慣れたのだ。だが、トーマスが居なくなった車庫は少し静か過ぎる気がした。トーマスのその日の出来事を聞いたり、彼の鼾を聞けないのが、何だか寂しかった。次の朝、機関車達は揃って給炭所へ向かった。島中から蒸気機関車やディーゼル車が集まって来た。給炭所はとても賑やかになった。此れを見た給炭所の所長は驚いた。」 ・給炭所の所長「どうして、機関車達が一斉に集まってるんだ?」(初台詞) ・ナレーター「驚いた所長は、トップハム・ハット卿に電話した。トップハム・ハット卿がクリームパンを食べようと座った。丁度その時…!電話が鳴った。所長が機関車の事を伝える。」 ・トップハム・ハット卿「分かった。今すぐ其方へ行こう。」 ・ナレーター「機関車達は会議が始まるのを待っていたが、トーマスがまだ来ていない。」 ・メイビス「きっと直ぐに来るわ。」 ・ナレーター「トーマスは力の限りスピードを出して、郊外の線路を走り抜けていた。だが、目的地はまだ遠かった。」 ・トーマス「早く給炭所にへ行かなきゃ!急がないと!急がないと!」 ・ナレーター「ディーゼル車達はトーマスを待っていたく等なかった。」 ・ハリー「蒸気機関車って奴は遅刻ばかりだ!」 ・バート「このゴタゴタは全部蒸気機関車の所為だからな!」 ・パーシー「そんな事無いよ!」 ・ナレーター「パーシーがムッとして答える。」 ・パーシー「先に始めたのは、そっちじゃないか!」 ・ナレーター「此れを聞いたディーゼル達は腹を立てた。」 ・ハリー「俺達の力を思い知らせてやる!」 ・ナレーター「その時、漸くトーマスが到着した。彼が思い切り汽笛を鳴らすと…どの機関車も黙り込んだ。」 ・トーマス「蒸気機関車もディーゼル車も一緒に働かなきゃいけないんだ。」 ・ディーゼル「くっさい蒸気機関車と一緒になんて働きたくないね!」 ・ジェームス「僕らだって、汚いディーゼルとは一緒に働きたくないさ!」 ・トーマス「もし、空港が完成しなかったら、僕達全員が困った事になるよ。蒸気機関車もディーゼル車も役に立つ為には乗客や貨物が必要だろう?」 ・ナレーター「機関車達はその言葉に納得した。皆がトーマスは正しいと思った。其れに誰もが空港を完成させたかった。其処へ、ヘリコプターのハロルドがやって来た。トップハム・ハット卿を此処まで乗せてきたのだ。」 ・トップハム・ハット卿「何故、皆ここに集まっているんだ?」 ・ナレーター「トップハム・ハット卿が訪ねる。トーマスは彼に会議の内容を話した。」 ・トーマス「皆で協力するんです!そして予定通り空港を完成させます!」 ・ナレーター「其れを聞いて、トップハム・ハット卿はとても喜んだ。」 ・МC「トーマスには仕事が沢山あります。でも、蒸気機関車とディーゼル車が力を合わせれば、きっと終わらせる事が出来るよね。島の彼方此方に機関車が必要な仕事があるよ。そして皆其々に特異な事があるから、どの蒸気機関車とディーゼル車が一緒に働けばいいか皆で考えよう。作業員は吊り橋のペンキ塗りを終わらせなければいけない。でも、ペンキはまだ操車場にあるよ。ペンキを運ぶには機関車が2台必要で操車場には急なカーブがある。小柄なメイビスはこの急なカーブでも作業が出来るよ。でも、彼女を手伝う為にもう1台小さな蒸気機関車が必要だね。ゴードンやヘンリーはこの仕事にあってるかな?残念!2人共体が大き過ぎるね。じゃあ、誰が手伝えるかな?ゴードンよりも体の小さなパーシーはどう?そう、その通り!彼なら急なカーブでも貨車を移動させる事が出来るね。よく出来ました!パーシーにはメイビスと協力して、ペンキを運んで貰いましょう。蒸気機関車とディーゼル車が協力して仕事をするんだね。此方では大勢の作業員が空港へ行くのを待っているよ。トビーには助けが必要だね。どのディーゼル車なら彼を手伝えるかな?ハリーとバートは如何?乗客を乗せられるかな?残念!ハリーとバートは貨車の整理は上手だけど、乗客は乗せられないよ。乗客を乗せられるディーゼル車は他に居る?デイジー?そう!其れはいい考えだね。デイジーは乗客を運ぶディーゼル車だから、トビーに協力してもらおう。此れで何人かの作業員はトビーに乗り、残りの作業員はデイジーに乗り込めたね。こうして又、蒸気機関車とディーゼル車が協力することが出来たよ。次はゴードン、彼の客車には機関庫の修理に向かう建設作業員が乗って居る。でも、その客車はとても重くて、しかも機関庫はゴードンの丘の反対側。何時もならエドワードが後ろから押して、丘を越えるのを手伝ってくれるけど、今、エドワードは資材を運ぶのに大忙しだよ。其れじゃゴードンを手伝えるディーゼル車は居るかな?トーマスも『分からない』って列車を押すのが得意なディーゼル車は誰かな?ハリーとバートがゴードンを押せるかな?今までやった事は無いけど、2人なら、ゴードンの客車を押して丘を越えられるかも知れないよ。大成功!また蒸気機関車とディーゼル車が助け合えたね。蒸気機関車とディーゼル車が協力して、とてもいい仕事をしてるからね。やったねトーマス!皆も考えてくれて有り難う!」 ・ナレーター「皆の協力で空港の工事が終わった。ピカピカの窓にキラキラのドア。其れに大きな管制塔がある。其れとまっすぐで平らな滑走路も、機関車達は皆とても誇らしく、そして、ワクワクしていた。最初の飛行機が空港へ向かっている。だが、まだ一つだけ仕事が残っていた。トーマスが貨車と共に操車場へやって来た。とても注意深く進んだが、線路が凸凹している。突然、貨車が線路から外れて何台かが給水塔目掛けて突っ込んでしまった。給水塔はギシギシ揺れたかと思うと斜めに傾きだした。そして、そのまま滑走路の上へと崩れ落ちた。幸いにも怪我人は出なかった。」 ・パーシー「滑走路?に罅が入ったよ!それに線路が塞がれちゃった…。」 ・ナレーター「空港の責任者が滑走路を調べに来た。」 ・空港の責任者「修理をしないと!これでは飛行機が着陸出来ない!」(初台詞) ・ディーゼル「蒸気機関車はヘマばっかりだ!」 ・ナレーター「ディーゼル車達はとても機嫌が悪かった。一日中臭い蒸気機関車と働くのを我慢していたのに全てが台無しになったのだ。蒸気機関車達も怒っていた。飛行機は直ぐ近くまで来ている。作業員が滑走路の修理を始めた。」 ・チーフ「仕上げにはスチームローラーのジョージが必要だ!」 ・ナレーター「チーフが大きな声で言った。」 ・トーマス「でも、この線路は通れないし…。ジョージは遠くに居て、ここに来るまでには凄く時間が掛かってしまう。」 ・ナレーター「其処で線路を片付ける為空港の責任者がハーヴィーを呼んだ。然し、ハーヴィーも島の反対側に居て直ぐにくる事が出来ない。トーマスは全て自分の所為だと思った。」 ・パーシー「これで飛行機が見られなくなっちゃった…。」 ・ナレーター「その時、トーマスにある考えが閃きかれは急いで走り出した。ディーゼル10なら線路を片付けられると思ったのだ。 ・トーマス「ディーゼル10がこの仕事を手伝ってくれるといいんだけど…。」 ・ナレーター「ディーゼル10はやっぱりとても怖かった。だが、空港を元通りにするには彼に頼むかしない。トーマスは勇気を振り絞った。」 ・トーマス「あの…すみません。」 ・ナレーター「トーマスは恐る恐る話しかけた。ディーゼル10は大きな唸り声をあげた。」 ・ディーゼル10「(唸り声)」 ・トーマス「一寸良いかな?」 ・ナレーター「トーマスはもう一度話しかけた。」 ・ディーゼル10「何の用だ?」 ・ナレーター「トーマスはディーゼル10に塞がれてしまった線路の事を話した。」 ・ディーゼル10「何故、俺が君らを手伝わなきゃいけないんだ?」 ・トーマス「だって、飛行機が着陸出来ないと、観光客が一人も来なくなっちゃう。そうなったら、どの機関車も役に立たなくなるんだ。」 ・ディーゼル10「じゃあ、手伝ってやろう!後でゆっくりな!」 ・トーマス「でも、今すぐ助けが必要なんだ!でないと、皆の努力が全部無駄になっちゃうよ。君が一番役に立つ機関車になるんだよ!」 ・ディーゼル10「いいだろう!分かったよ!協力してやるぜ!」 ・ナレーター「トーマスはディーゼル10に頼んで良かったと思った。ディーゼル10は気難しいが、彼もまた他の機関車と同じように役に立つ機関車でいたいのだ。作業員達が修理を急いでいた。」 ・チーフ「直ぐ、ジョージに来て貰ってくれ!滑走路はまだデコボコのままだ!」 ・ナレーター「トーマスとディーゼル10は猛スピードで走った。」 ・ハリー「あの臆病者はどこだ?」 ・ナレーター「ハリーがそう言うと…。」 ・バート「またヘマをして逃げたのさ!」 ・ナレーター「バートが続けた。その時、トーマスが戻って来た。」 ・メイビス「トーマスだわ!」 ・ナレーター「メイビスが吃驚して言った。」 ・メイビス「ディーゼル10と一緒よ。」 ・ナレーター「ハリーとバートは目の前の光景が信じられなかった。」 ・パーシー「トーマスは臆病者なんかじゃないよ~!」 ・ナレーター「早速、ディーゼル10が瓦礫を貨車に積み込み始めた。阻止トーマスがその貨車を移動させる。」 ・バート「こんな事があるなんて思っても無かったぜ!」 ・ハリー「トーマスとディーゼル10が一緒に仕事をするなんて、信じられないね。」 ・ナレーター「ディーゼル10は一所懸命働いていた。」 ・パーシー「皆で手伝ったら、飛行機が着陸が出来るかも知れないよ!」 ・ナレーター「こうして、機関車達全員が手伝い始めた。もう時間があまりない。ディーゼル車は蒸気機関車が臭い事等、忘れ、蒸気機関車はディーゼル車が汚い事を忘れた。線路が片付くと直ぐにトーマスはスチームローラーのジョージを迎えに行った。ジョージは貨車に乗って待っていた。トーマスは猛スピードで空港へと戻った。直ぐにジョージが滑走路を平らにしてくれた。其処へ聞きなれた音が聞こえてきた。ヘリコプターのハロルドだ。トップハム・ハット卿を連れて来たのだ。」 ・ハロルド「いやあ!凄く素敵な空港じゃないか!」 ・トップハム・ハット「飛行機は間も無く着陸するだろう。」 ・ナレーター「機関車達は皆ワクワクしていた。」 ・トーマス「ディーゼル達と一緒に仕事するのも楽しかったよ。」 ・ディーゼル「たまには、蒸気機関車達と仕事するのも悪くないな。」 ・ナレーター「ディーゼル車と蒸気機関車が違う事は皆が知っていた。でも、皆、客車や貨車を牽いたりして役に立事が大好きだった。最初の飛行機が近づいて来る。そして遂に飛行機が着陸した。誰もが皆その光景を素晴らしいと思った。あまりにも嬉しくて皆で一斉に汽笛や警笛を鳴らし始めた。此れでやっと皆が、何時もの大好きな仕事に戻れるだろう。」 ・ナレーター「その日の夕方、機関車達はトップハム・ハット卿に会いに行った。其処で彼等は驚きそしてとても喜んだ。」 ・トーマス「凄いよ!機関庫が修理されてる!」 ・ヘンリー「凄く素敵じゃないか!」 ・エドワード「今までよりずっとカッコいいよ!」 ・ゴ璽疋?]「素晴らしいにも程がある!」 ・[[トップハム・ハット卿「これで皆、家に帰って来られるぞ。」 ・ナレーター「でも、エミリーは悲しかった。今では他の機関車と一緒に居る方が好きになっていたのだ。その時、パーシーがある事に気付いた。」 ・パーシー「場所が1つ増えてるよ!ほら!1、2、3、4、5、6、7!」 ・トップハム・ハット卿「これはエミリーの為に用意したんだ。これからはエミリーもこの機関庫で眠りなさい。」 ・ナレーター「エミリーはとても嬉しかった。その夜、皆は蒸気機関車やディーゼル車、そして飛行機の話をした。そして、誰もがこのティッドマス機関庫が最高の場所だと思った。」 |
その他 | ・映像自体はフジテレビに届いており、『脳内エステIQサプリ?』のコーナー『IQミラー間違い9』で一部シーンが流された。 |
英国版CV | ・ナレーター/他:マイケル・アンジェリス |
米国版CV | ・ナレーター/他:マイケル・ブランドン |
日本版CV | ・ナレーター:ジョン・カビラ ・トーマス:比嘉久美子 ・エドワード:佐々木望 ・ヘンリー:金丸淳一 ・ゴードン:三宅健太 ・ジェームス:江原正士 ・パーシー:神代知衣 ・レディー/MC:松来未祐 ・エミリー:山崎依里奈 ・ディーゼル:ケン・サンダース ・メイビス:伊東久美子 ・ハリーとバート:並木伸一 ・ディーゼル10:梁田清之 ・ハロルド:羽多野渉 ・トップハム・ハット卿:納谷六朗 ・チーフ/給炭所の所長:河本邦弘 ・橋の工事の作業員/空港の責任者:樫井笙人 |
参照画像 | |
予告編 | みんなあつまれ!しゅっぱつしんこう 予告編![]() |
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