大型モンスターのブレス攻撃の型。見た目がビームの様に見えることから。
中には、(公式で「ブレス」とされる攻撃でも)どう見てもビームにしか見えないものもある。
目次
概要
- 最も有名なのはグラビモスの熱線、通称:グラビーム。
他にもガノトトスやウカムルバス、アグナコトル等のブレスはこう呼ばれることもある。- 変わり種ではゴグマジオスの重油ブレスもビームと呼ばれることもある。
- 高エネルギーを一気に放つような攻撃が多く、総じてダメージが大きいのが特徴。
発射に高い出力が必要なためか、ビームを放ってくるモンスターには強敵とされている者が多い。
また、ほとんどの場合ガード強化が無い場合はガードを突き破る。
ついでに壁をも貫く場合が多いため、障害物で回避することは基本的に不可能。
欠点は直線上以外には攻撃が届きにくいことだが、モンスターによっては首を動かしたり
地の利を活かしたりすることでこの弱点をカバーしている。
中には、太さがエリアの半分近くを占める無茶苦茶なものや
放ったビームを屈折させ、多方向への攻撃とするモンスターさえ存在する。
- なお、押し並べてリーチは直線的であるため、必ず横に逃げよう。
- ただし場合によっては扇線上、円周線上、あるいは無差別に乱舞軌道するタイプもあるので
必ずしも真っ直ぐ飛んで来るタイプだけでは無い点には注意したい。
何度も連戦していれば、どのモンスターがどのタイプのビームを放射するかは経験から判断できる。
- ただし場合によっては扇線上、円周線上、あるいは無差別に乱舞軌道するタイプもあるので
- 単発のブレスと異なり一瞬で遠距離まで判定が現れるため、大きく離れていても油断できない。
また、単発のものと比べて射程が長い傾向にある。
ただし、流石に無限遠まで伸びるわけではなく、広いエリアではリーチが足りずに
ビームの末端が見えることがある。
- MHXシリーズでは攻撃の終わり際に細い残光が見えるようになり、よりビームっぽくなった。
- 全ての属性持ちブレスで見られる攻撃手段であるが、
雷属性のビームのみ、メインシリーズでは使い手がしばらく現れなかったという歴史がある。
それどころかビームとはイメージが結びつきにくい氷属性や水属性の方が、この手の攻撃の使い手が多いくらいである。
雷属性を操る強敵としてイメージされるラージャンに関しても、肝心の気光ブレスは無属性である。
雷属性の使い手の遠距離攻撃は雷球、放電、落雷といったパターンが多いので、
結果的にビーム攻撃の採用率が低いものと思われる。- 時は流れMHXにて、尾の先端から光線状の放電を行うライゼクスが登場。
また、二つ名個体はビームサーベルによる攻撃を繰り出す。
そしてMHRiseでは、ナルハタタヒメが視覚的にも分かりやすいビーム攻撃を引っ提げて登場。
上述したライゼクスとは異なり、口から放つ雷属性ビームブレスもしっかり持ち合わせている。 - 雷属性の使い手がメインシリーズよりも多いMHFでは、
雷属性ビームの使い手としてベルキュロスにディオレックス、シャンティエン、
トリドクレス(通常種)、G級祖龍、極み傲るドゥレムディラが存在し、使い手の少なさは特に感じない。
辿異種トリドクレスは設定的には雷属性のエネルギーを用いたビームを用いるのだが、
その実体は高速のスリップダメージ攻撃であり、内部上は厳密には雷属性とは無関係。
なお、ドゥレムディラはもともとは氷属性のモンスターだったが、
極み傲るドゥレムディラという特殊個体に限り、属性が変化して紫雷のビーム状ブレスを多用してくる。 - なお、水属性ビームに関しては、高水圧による線上定点照射という形で現実世界にも存在し、
「ウォータージェットカッター」の名称で呼ばれている。
なんと鋼鉄ぐらいであればスッパリ切断してしまう程の物理的威力を持ち、
実際に鋼材の切断加工などに用いられている。
特に、ガノトトス、タマミツネなどの水鉄砲水属性ビームブレスの威力の高さは
この仕組みによるダメージだと説明されれば腑に落ちる話ではある。
文字通りの意味で地面を叩き割る威力がある水属性ビームブレスを使うアマツマガツチもいる事だし。
- 時は流れMHXにて、尾の先端から光線状の放電を行うライゼクスが登場。
- ちなみに、龍属性ビームも使用者が少ない。
アカムトルムのソニックブラストはビームというより大規模な衝撃波に近い。
有名なのは「ドラビーム」というそのまんまな呼び方で親しまれるドラギュロスのブレスの一つだろう。
辿異種ドラギュロスの放つ超極太冥雷ビームは地面を融解させ、
ビームか融解させた地面に触れたハンターを問答無用で即死させる。
また、最近のところではMHXでオストガロアも龍属性ビームを放つ。
双頭(触腕)から放つものと、本体の口から放つものがあり、
特に瘴龍ブレスとも呼ばれる後者は超極太でほぼ即死級の威力を持つ。- MHRiseでは、新たな龍属性ビームの使い手として奇しき赫耀のバルファルクが
アン・イシュワルダと同じモーションでビームを放つ。
彗星に次ぐ威力を持つが、意外にもガード強化なしでもガードは可能である。
- MHRiseでは、新たな龍属性ビームの使い手として奇しき赫耀のバルファルクが
- MHFをプレイヤーする人にとっては、「ビーム」というと、
ドゥレムディラの"壊毒ビーム"の俗称で親しまれる攻撃技を思い浮かべることも多いだろう。
一言で表すならド迫力のブレスと言うべきものだが、中心の一本の直線状ブレスを中心に
5本ほどのブレスが竜の如くその周囲をうねりながら飛んでいき、
紫色の凄まじい毒の波動が放たれる壮絶な様が必殺技としてビームの名を冠すに至っている。
ちなみに、えげつないエフェクトの量に違わず、かすりでもすると一撃で即死する(比喩ではなく)。- 前述の極み傲るドゥレムディラの場合は、これが紫の巨大な稲妻を吐き出すものになっている。
エフェクトは随分と様変わりしているが、直撃すれば即死確定なことに変わりはないので注意したい。
- 前述の極み傲るドゥレムディラの場合は、これが紫の巨大な稲妻を吐き出すものになっている。
クロスビーム
- 複数の光線状の攻撃が十字(あるいは十字に近い形)で交差して放たれる状況を表した俗称。
ファンによる呼称であり、公式用語ではない。
- アグナコトルやグラビモス等を2頭同時に相手にする場合に見られることがある。
2本のビームが空中で交差し合う様子は非常に派手で見映えが良く、一見の価値があるが、
そんな状況になるかどうかはモンスターの気分次第なので実際に見るのは苦労する。
熱線を多用するグラビモス亜種の同時狩猟の場合は結構な頻度で発生するので、
見たい場合には受注するのもアリ。
ラージャンがやたらと出てくる百竜夜行も、遠距離攻撃を多用するルーチンになっているため
高確率で見られる可能性がある。
いずれもクロスビームを眺めている余裕があるほどヌルいクエストでは無いが。
- クアルセプスの紹介画像や剛種紹介ムービーでもクロスビームが確認できる。
実戦では分断が容易なのでクロスビームを見る機会は少ないが、
2頭で行う連携技は片方に気付かれていない場面でも繰り出すため注意。
なお、G級の個体は周囲に撒いた結晶にエネルギーを充填、
時間差で結晶が炸裂し光線を放つという形で単独でクロスビームをブッ放してくる。
- 剛種ヘビィボウガンに組み込める排熱噴射機構を用いると、
ハンター側も最大4本同時にビームを放つことができる。
ゲージを溜めた後に全員で同時にエリアイン、ターゲットの発覚モーション中に
排熱弾を撃つ排熱エリチェン戦法を取る人にとっては馴染み深い光景でもある。- ただし、排熱噴射機構のダメージ発生原理の関係上、
同時に複数撃ち込んでも1人分のダメージしか入らない。
これは上位版の「砲熱照射」にも言える。
「実弾で攻めた方が早い」という事実もあり、
複数人同時の排熱噴射、及び砲熱照射は一種のロマンの域に留まっている。
- ただし、排熱噴射機構のダメージ発生原理の関係上、
- 上述したオストガロアは1体だけでクロスビームを使うことがある。
オストガロアの攻撃には「地面から触腕を出し、先端から青い体液を放出して
円を描くように薙ぎ払う」物が存在する。
二本の触腕でほぼ同時に攻撃してくることも多く、その時にビームが重なることで
「光線状の攻撃が交差して放たれる状況」が生まれるのである。
- 現実においても、対象に2方向から射撃を行う「十字砲火」という実に有名な戦術が存在するが、
こちらはクロスファイア(crossfire)と呼ばれる。
なお、英語でクロスビーム(cross beam)と言うと建物の「大梁」の事を指す。
余談
- シリーズによっては、ハンター側の装備の中にも
レーザービーム……に見える弾種を使用できる物が存在する。
一般的なゲームに於ける「レーザー」には貫通効果が付随するタイプが多いが、
ボウガン内蔵ビーム光線烈光弾には貫通弾の様な貫通効果は適用されない。
また、搭載弾数が少ない、調合で工面できない、などの制約は厳しいが
ブレの影響を受けず、反動が小さく、画面内の全距離がクリティカルヒット相当の高威力と
事実上のビーム砲と見做されて高い評価を受ける理由も納得である。- 挙句の果てには本当に本物のビーム砲まで登場してしまった。