- 種族
- 飛竜種(竜盤目 (不明) アカム科)
- 別名
- 覇竜(はりゅう)
- 英語表記
- Akantor
- 危険度
- MH4・MH4G:★6 MHX・MHXX:★7 MHP3:★8
- 登場作品
- MHP2, MHP2G, MHP3, MH4, MH4G, MHX, MHXX, MHF, MHXR
目次
生態・特徴 
- 「其の口は血の海、二牙は三日月の如く、陽を喰らう」と、伝承にて語られる伝説の竜。
その生態は謎に包まれているが、古龍に匹敵するほどの圧倒的な力を持つとされている。
一部の地方では「黒き神」「火山の暴君」「獄炎の覇王」などの様々な異名で呼ばれ、
ハンターズギルドでは主に《覇竜》と通称される。
基本的には火山帯の奥地に生息しているとされているが、
寒冷地域であるポッケ地方にもその出現と脅威を記した伝承が残されている。
- 下顎から伸びる豪壮な牙と背面を覆うように立ち並ぶ無数の棘が特徴。
数少ない資料を統括すると、全長約30m、全高約10mという竜としては規格外なまでの巨体を誇るとされ、
火山地帯に棲息するモンスターの中でも1、2を争う巨大生物と考えられる。
その巨体が歩みを進めるだけで大地は砕けていき、尻尾を振り抜けば地面は根こそぎ削り取られる。
岩盤を容易に砕く剛爪による一撃は、大岩が飛来するがごとき圧倒的な迫力を持つ。
鎧竜グラビモスや岩竜バサルモスといった火山帯に棲む大型モンスターを捕食対象としており、
牙や顎には彼らの持つ強固な外殻をも一撃で貫く鋭さと強度、
そして喰らい付いたまま投げ飛ばして沈黙させるほどの咬力を有する。
鈍く黒光りする鱗や外殻は並大抵の攻撃にはびくともせず、高熱のマグマはもちろん、
グラビモスが放つ灼熱の熱線すら通用しない圧倒的な堅牢さを誇る。
その豪壮な牙は大地を容易に抉り取り、これを用いて地面を掘り返すことでマグマの中を潜行することも可能。
アカムトルムほどの巨大生物が地下に潜れば、その体積に押し出された溶岩が地表に噴出する。
これだけでもハンターにとっては驚異の攻撃となり得る。
溶岩を噴出させながら地中を潜行する姿と迫力には、熟練のハンター達でも圧倒されるだろう。
ブレスの生成器官は持っていないが、強靭な肺活量を活かした咆哮はティガレックス以上に強烈。
その音圧だけで岩石を砕き、大地を揺るがし、灼熱のマグマを噴出させる。
また、この咆哮を応用した『ソニックブラスト』と呼ばれる竜巻状の衝撃波を吐く姿も確認されている。
これは咆哮などとは次元の違う、耳栓などはものの役にも立たない圧倒的な威力を誇り、
全長数十mはあろうかという大型船を一撃で破壊・転覆させることすら可能。
強靭な前脚を用いて外敵を抑え込み、至近距離からソニックブラストを放つ荒業も見せることがあり、
大地に向けた超音速の衝撃波を拡散させ、外敵もろとも周囲を巻き込んで木端微塵にしてしまう。
これほどまでに強烈な衝撃波を専用器官無くして放てるとは考えにくく、
専門家の間では何らかの特殊な身体構造を有しているのではないかとも囁かれているが、
調査は難航しており、そのメカニズムは全くと言っていいほど解明されていない。
また首回りの襟のような骨盤は、音速を超える衝撃波を発射する反動から
首を保護するために発達したものと推測されているが、こちらも調査不足につき断定には至っていない。
- 翼や飛膜、そしてそれらしき器官の名残などは確認できず、前脚は歩行に適した形状に進化している。
当然ながら飛行はおろか、ティガレックスなどのように滑空することもできない。
こういった外見的特徴、そして古龍にも匹敵する圧倒的な力を持つことから、
かつては分類不能の古龍種にカテゴライズすべきだとの意見もあった。
しかし正式発見後に行われた詳細な調査により、原始的な飛竜種と類似する骨格構造を持つことが判明。
その外殻や爪の形状にも飛竜種やその祖先と共通する特徴が見られることから、
史上で初めての、翼や飛行能力を全く持たない(超)大型飛竜種として分類されることとなった。
その後の研究では、あらゆる大型飛竜種の祖先であるワイバーンレックスの誕生よりも更に古い、
始原の飛竜種とも言うべき存在と近縁にある種ではないかとされているが、
当該飛竜種については現在でもその化石すら発見されておらず、この巨大竜の系譜は謎に包まれている。
余談だが、このアカムトルムの分類というテーマは一時期は学界でも大きく取り上げられ、
生態樹形図の改定などにも大きな影響を与えた。
リオレウスやグラビモスなどの、以前は「獣脚亜目」とされていた飛竜たちが
新たに「竜脚亜目」として再定義される事となったのもその影響である。
- そり立つような牙は口元に近い節から薄皮が剥けるように伸びていくため、
表面には年輪のような模様が浮かんでいる。
体表からはカルシウムを含んだ体液が分泌されており、そこから火山の希少鉱物が沈着される。
これによって形成された外殻は成長と共に黒光りを強め、硬度も増していく。
最大の特徴の一つでもある背中から突き出た大棘は、脊椎骨に添って一列に並んでおり、
その横を一回り小型の第2列、第3列が平行に突起している。
アカムトルム特有の強靭な腱がこれら大棘を支え、背甲及び筋肉と繋ぎ合わせており、
さらにその腱が交互に絡み合って網目状の構造となって頑健な背甲を形成している。
怒りが頂点に達すると外殻の節々がマグマのような赤い光を放ち、普段は緑色の瞳も赤々と輝き、
口からはイビルジョーの唾液以上に強力な酸性の唾液が分泌され、
喰らい付いた獲物の甲殻や鎧を一瞬で腐食させて確実に息の根を止める。
- 「アカムトルム」という名はポッケ村の古い言葉で「災厄」を意味しており、
同村においては現在でも忌むべき名として忌避されているという。
そしてアカムトルムが目撃された年には、大雨や干ばつなどの異常気象が発生する場合が多いらしい。
また、ガウシカなどの動物たちが警戒行動を取り続け、
やがては麓から姿を消すといった奇妙な行動が見られることもあるという。
その出現が把握された場合はハンターズギルドから非常事態宣言が発令され、
時には国家レベルでの対応が取られることもある。
なお、ある伝承にはこのアカムトルムと対を成す「白き神」と呼ばれる存在が示唆されており、
この二体が双璧を成した時、世界は崩壊すると語られている。
- 個体数が少ない上に危険極まりないため、これ以上の詳しい生態は謎に包まれている。
派生作品の種・個体
- 特異個体
- 近年、とある新米書士隊員からの報告でギルドの知るところとなった特異なアカムトルム。
冷酷な視線を感じさせる蒼い眼を持ち、極めて狂暴な性質を持つ。
原因は不明だが、何らかの行動を起こすたびにその周囲では噴火が続発することが確認されており、
また上空に向けてソニックブラストを放つことでドーム状の衝撃波を巻き起こし、
獲物を一掃するという驚きの行動を見せることもある。
これは周囲に真空が巻き起こるほどの強力な攻撃であり、大地を震わせて火山を活性化させる効果もある。
概要 
- MHP2で登場した超大型モンスターにして、同作のラスボス。
飛竜種の中でも一際巨大な体躯と強力な力を持っており、
対となる崩竜ウカムルバスとともに所謂「古龍級生物」として扱われる。
その危険度と個体数の少なさ故に生態面での調査が難航しており、
存在が確認された際には非常事態宣言が出されるなど、古龍種との類似点も多い。
- 史上初の超大型飛竜種。しかしその体躯は超大型モンスターの中では最小の部類に入る。
全長は約30m、体高は10m弱と、金冠ガノトトスより小さいことになる。
ただし、四本の足でどっしり構えたその姿は実際以上に大きく見える。
その影響かは不明だが、MHP2をやりこんで引き継いだハンターがMHP2Gでアカムトルムを見たとき
小さくなった印象を受けることもある。
また、公式サイズだとガノトトスの大きさは約23mであり、全長・体高ともにアカムトルムが大きく勝っている。
なお、ウカムルバスもほぼ同等の全長を持つが、僅差でウカムルバスが勝る。
- 前述のように、空を飛ぶための翼はおろか滑空用の皮膜すらなく、
その巨体もあって飛竜としては非常に特異な姿をしていると言える。
しかし、上あご付近の顔つきや、突進が終わった後のブレーキモーションはティガレックス等に、
MH4以降に搭載された乗りアクション時の抵抗はナルガクルガ等にそれぞれ似ており、
部分的に飛竜らしいところもある。
MHP2(G) 
- MHP2ではラスボス、MHP2Gでは村上位のラスボス及び、G級進出への門番役を務める。
ゲーム内では黒き神と呼ばれていた存在。村の入口の案内アイルー曰く「黒くてでかいやつ」。
- 通常時は龍属性にやたら弱く、頭と尻尾に至っては40%も通る。が、腹を壊すと一気に効き辛くなる。
腹破壊後は腹への雷属性が通りやすくなる。
物理肉質も大体柔らかくなるが、何故か尻尾と後ろ脚は逆に硬くなる。弾肉質の場合は背中が一番軟らかくなる。
- 巨体のために攻撃範囲が非常に広く、豪壮な棘や牙のインパクトのせいで初めのうちは手強く感じるだろうが、
慣れてしまえばかなり楽に倒せてしまえるために、報酬金や素材の価格の高さから、
金稼ぎに利用されてしまうことが多い。そのためアカム銀行、ATMと呼ばれることも。
(ATM=Akamutorumu)
しかし、油断しているとその攻撃力の高さ故、あっという間に力尽きてしまうので注意。- ランスやガンスでガ性+1を発動させ腹をツンツンしてるだけで、
余程下手をうたなければ狩れてしまう凄まじいお手軽モンスターだった。
部位破壊に打撃と斬撃の2つを要求されるが、
槍二種はどちらも兼ね備えているので全部位破壊も簡単という相性の良さ。
ただ、牙の破壊を狙うと怒り時に牙振り上げで防御ダウンを喰らわざるを得なくなるため、ガード強化が欲しい。
上位の暁丸/凛・覇一式で両方発動する。龍耐性は低いが、カメラワークの悪意以外での死因となると
ペイント忘れてソニックブラスト直撃くらいしかないのであんまり問題はない。
- ランスやガンスでガ性+1を発動させ腹をツンツンしてるだけで、
- 咆哮はティガレックスと同様に攻撃判定があり、迂闊に近寄ると吹き飛ばされる。
しかし、ラスボスだけあってその威力はティガレックスとは桁違いに高い。
この咆哮で大地を揺るがし、マグマを噴出させてくる。
このマグマは攻撃力、当たり判定ともにかなり凶悪なため予備動作を見たらすぐに離れた方がいい。
- 必殺技は、前方に竜巻状の極太ブレスを吐き出す「ソニックブラスト」。
当たるとあのグラビームを凌ぐほどのダメージを受ける。
幸い予備動作は比較的長いので、大口を開ける予備動作を見たらすぐに回避に移りたい。
ただし非怒り時であれば溜めている最中に音による衝撃を与えると、
長時間ダウンし殴り放題となるため攻撃のチャンスとして見ることもできる。
特に定位置へ潜行後は高確率でソニックブラストを放つため、
素早く納刀し先回りすることで安定してダウンを取れる。
遠距離への攻撃としてはもう一つ「突進」がある。巨体のため速度は非常にゆっくりだが、威力は高い。
しかも、ゆっくりと進むゆえに軌道修正能力がとんでもなく高く、
逃げようと距離を離してしまうと的確に追跡され、追い詰められて轢かれるといった事態になることが多い。
さらに巨体のため当たり判定も半端なく大きく、ギリギリまで引き付けてから緊急回避しないとかわせない。
初戦時には、巨体がゆっくりと、だが確実にこちらを追尾しながら迫ってくる光景に圧倒されるだろう。
ただし、これら2種の攻撃は、性質上敵が遠距離にいる時にこそ効力を発揮するものであり、
接近した相手にはまともに機能しない。
びびって離れるよりも懐に入って攻撃しまくったほうが安全なのである。
銀行と呼ばれるようになった所以の一つは、この大技2つの対処のしやすさのためでもある。
- 通常、潜行しているモンスターの位置は千里眼系統のスキルが無ければ見えないが、
このアカムトルムだけはなぜかペイントボールでも潜行時の位置がばっちりマップに表示される。
潜行攻撃は大ダメージ+怒り中なら防御力ダウン+高確率で起き攻め突進という、喰らうと最悪な技だが
これさえ知っていれば当たることはそうそうないだろう。
エリア移動されることのない決戦場でペイントボールが投げられていた珍しい事例である。- ちなみに、MHP2Gのウカムルバスも同様の仕様であった。
ということは身体が大きすぎるのが原因なのだろうか?
しかしMHP3以降は、ウカム共々この仕様は撤廃されている。
- ちなみに、MHP2Gのウカムルバスも同様の仕様であった。
- 上記の様にMHP2時代のアカムトルムはよく「銀行」「見かけ倒し」とネタにされていたが、
クエストの依頼文を見る限り、
集会所の緊急クエストに登場する個体は「ハンターズギルドが総力を結集してようやく追い詰めた後」、
村クエとイベントのG級に登場する個体は「人望の厚い国王が治める一国の軍隊が死力を尽くして戦った後」
であるため、いずれもハンターが相手にする時点ではすでに消耗している可能性が高い。
もしこれが本当だとしたら全快の時はどれだけ強いんだアカムトルム。
昨今のシリーズではクエストの依頼文に「戦いを挑んだが返り討ちにされた」という内容も増えているが、
どれも一方的にコテンパンにされたというものが殆どであり、
前述のギルドや軍隊のように、明確に戦いを繰り広げた・ダメージを与え追いつめたというものはあまり類例がない。
リオレウスが傭兵たちを軽く蹴散らし、ナルガクルガが遠征隊を壊滅させるような状況を見るに、
コイツの場合も一方的で勝負にならなかったという見方も無いわけではないが…。- と言っても、これはあくまで「設定上の強さ」であり、
再三述べているとおりゲーム内においては単なる見かけ倒しモンスターに過ぎなかった。
この後のシリーズで順当に強化を重ねてはいくものの、
アカムトルムはラスボス級モンスターの中では実力面で特に不遇であると捉えられることは今なお多い。
- と言っても、これはあくまで「設定上の強さ」であり、
MHP3 
- MHP3にも登場。溶岩峡谷という専用フィールドで戦うこととなる。
- 本作ではアイコンが変更されており、アカムそのままの姿となっている。
ちなみに2ndGのiOS版も同様のアイコンが適用されている。
- 決戦場と同じくクーラードリンク必須だが、地形ダメージを受けるポイントが点在していること、
火山内部と同様にガスが吹き出して行動を妨げられてしまうなど、狩猟環境は劣悪である。
- 「あ、コッチにもアカム出るんだ!これで資金には困らないな」と
MHP2G時代のように軽い気持ちで戦うと、見事に返り討ちにされるくらい強化されている。 - …しかし、それらの行動があることを覚えてしまえば、やっぱり銀行になってしまうのであった。
それでも、追加されたモーションから、以前の「銀行」とは異なり、戦い甲斐のある相手になったと言えよう。
- だが、2011年8月5日にイベントクエスト覇王降臨が追加。
体力と攻撃力が跳ね上がり、覇王の名に違わない強さになっている。
その攻撃力たるや、怒り時のボディプレスや振り向き噛み付きを喰らえば、
シルバーソルやゴールドルナといった龍耐性の高い★8ランクの防具の剣士でも、
余裕で瀕死に持っていかれる驚異の攻撃力を誇る。
龍耐性の低いバンギスや古龍の装備を来ていれば正に一挙手一投足が即死攻撃となる。
しかし一人でも回復や防御を入念にして挑めば倒せないわけではない。
恐ろしいのはむしろPTで行くときである。
知っての通りアカムトルムは攻撃範囲が桁外れに広く、更に攻撃力が高くなっていることも手伝い、
他人狙いの攻撃に巻き込まれて力尽きてしまう事態が多々発生。
運が悪ければ薙ぎ払いソニックブラストでメンバー全員が一撃死もありうる。
世にも珍しい、PTより、ソロで行くほうが成功確率が高いという不思議なクエストである。
- 鈍重な動きのアカムトルムだが、牙振り上げのモーションがMHP2Gから比べて素早くなっている。
高速で軸合わせをしつつ牙を振り上げるアカムの姿は、MHP2Gで狩り慣れたプレイヤーほど驚くだろう。
MH4 
- 発売前情報は一切無かったが、MH4にも参戦。
遂にナンバリング初参戦を飾った。
- MH4への登場に伴い、グラフィックも一新。
設定や伝説で語られる通り、全身の甲殻及び爪が艶を帯び黒光りしており、
牙と背部の刺のような装飾に茶色が刺しボリュームアップ、身体の随所に鱗のようなものが見えるなど、
従来のものに比べて、全体的にかなり質感と生物感が出ている。- 甲殻に映る光や影がよりはっきり分かるようになっているため、
アカムトルムが「本当にそこにいるかのような」臨場感を味わえるだろう。
この重量感での大技は筆舌に尽くしがたい迫力である。
- 甲殻に映る光や影がよりはっきり分かるようになっているため、
- 狩猟地は本作初登場のフィールド:溶岩島。
後述の通りアカムトルムの攻撃に際してギミックが発動するなど、なかなか豪華なフィールドである。
- 登場クエストは旅団★6「高難度:覇を見てせざるは」、
集会所★7「高難度:獄炎に座す、覇たる者」、集会所★7「高難度:横行覇道アカムトルム」、
そしてイベントクエストの「ゼルダの伝説・決戦の猛炎覇竜」。
そのうち、「高難度:横行覇道アカムトルム」はHR60で登場する強化クエストである
(このクエストのおかげで彼をATM呼ばわりするハンターが減っているとかいないとか)。
旅団クエストでは裏ボスポジション、集会所ではラスボスの前座を務める。
そのため、旅団クエストでも受注条件HR7以上となっている。
- 旅団クエスト「覇を見てせざるは」の依頼主はチコ村の臆病なアイルー。
彼から依頼されるクエスト群を全てクリアすると、最終課題としてクエストが追加される形で登場。
すなわち、臆病なアイルー関連のストーリーにおける事実上のラスボスである。
また臆病なアイルーにとってはいわくつきの相手であり、
彼に勇気を取り戻させるため、ハンターが覇竜を狩猟する様を見せることとなる。- クリアすれば臆病なアイルーがオトモとして雇えるようになるほか、
ぽかぽか島のヒーローブレイドを抜くことが出来るようになる。
また、この臆病なアイルーに関連したストーリーを進める過程でチコ村の成り立ちなども判明するため、
HRと腕に自信のあるプレイヤーは是非プレイして見て欲しい。- 当たり前だが、集会所のアカムトルムを狩猟してもヒーローブレイドは抜けない。
- クリアすれば臆病なアイルーがオトモとして雇えるようになるほか、
- 相変わらず素材の売価がとても高いので銀行扱いされているが、後述のように強化された行動もあるため、
従来作のような感覚でいくと返り討ちにされる。あくまでハイリスクハイリターンだと肝に銘じておくように。
特にPTプレイでは事故死に気を付けたい。- もっとも、突進のホーミング性能の低下や追加された攻撃が相変わらず非常に遅いのもあって、
新行動への対応を覚えれば、MHP3の頃から若干強化されたアカムトルムと言ったところ。
普通のアカムじゃ物足りない、という方は、是非HR60で登場する強化個体に挑んでみよう。
- もっとも、突進のホーミング性能の低下や追加された攻撃が相変わらず非常に遅いのもあって、
戦闘能力 
- 肝心の戦闘力だが、過去作のモーションのいくつかに調整が加えられている。
- アカムトルムの代名詞その1とも言える超重量級突進だが、
なんとハンターの横を通り過ぎると共にティガレックスが如くドリフト、
更にホーミング性能を上げて再び突進を繰り出すという衝撃モーションが追加。
これまでのように「大剣溜め3余裕だろ」などと余裕こいていると見事に轢殺される。
なお開幕咆哮→ドリフト突進の流れは確定行動である。
分かっていれば対策は容易だが、長時間攻撃できないので出来れば閃光玉を投げて阻止したい所。
また、「突進キャンセルからの噛み付き」という地味な新技も追加されているので、
ただの鈍足ホーミング突進と舐めてかからない方が無難である。
- アカムトルムの代名詞その2「ソニックブラスト」はかなりエフェクトが変更されており、
渦巻状ではなく、二重螺旋状の衝撃波を放つものとなっている。
また、最大の相違点として龍属性やられが追加されている。
その分威力は今までのシリーズよりやや控えめとなっているが、
属性偏重武器を担ぐ場合はウチケシの実をお忘れなく。
- 早くもハンター達の間で話題となっている攻撃は、
回り込むように背後の敵に噛みつき、正面を向いていた部分を尻尾で一気に薙ぎ払う新モーション。
見たことない人のために説明すると、
海竜種の殆どが行う噛み付き→尻尾で打ち払う回転攻撃をアカムトルムがやってくるのをイメージしてもらえばよい。
MHP3で追加された振り向き噛みつきに比べると躍動感に欠けるが、
危険度は振り向き噛みつきを遥かに上回る。- まず、攻撃の出が速い。背後で溜め攻撃準備やアイテムを使用しているとほぼ被弾が確定する。
さらに厄介なのが極長リーチで襲い掛かってくる尻尾。見た目以上にリーチが長く、攻撃力も非常に高い。
あろうことか、背後に誰もいないのに尻尾を当てようとこの攻撃を繰り出してくることもある。
そして、極めつけがそのコンボ性である。
背後噛み付きに被弾すると言わずもがな吹っ飛ぶのだが、これが復帰の早い小吹っ飛びであるため、
喰らった位置取りによっては、というか正面で噛みつきを食らった場合、
高確率で行動可能になったところを尾で強かに打ち据えられる。
無論両方喰らえば剣士でも確実に死ぬ上、尻尾の判定が長いこともありフレーム回避も不可と、
ガード不可武器にとっては絶望的な処刑宣告にもなり得る。
また怒り状態の場合、当然ながら怒り分のダメージ増加に加え、
噛みつきの時点で防御力ダウン【大】となり、そこから追い打ちの様に襲い掛かる尻尾の追撃と
無慈悲極まりないオーバーキル仕様へ早変わりする。
- さらに厄介なことには、尻尾の判定は一度の接触では消えない。
これが何を意味するのかというと、尻尾を一度ガードしたからといって、
すぐにガードを解いたら残った判定に轢かれてしまう。
一連のモーションを完全に防ぎきるには2~3回のガードが必要となり、
その分のスタミナが残っていなければ被弾確定。
たとえガードできたとしても、ガード性能の低い武器だと5割近い削りダメージが発生、
体力次第ではそのままBC送りになる。
また行動が終わり尻尾が元の位置に戻ろうとする際にもダメージ判定が発生するため、
攻撃が終わったと思って油断していたら力尽きていたというようなことも起こりえる。
絶対に当ててやる、と言わんばかりの当たり判定の多さである。
尻尾切断を狙う場合は特に警戒を要する。 - まず、攻撃の出が速い。背後で溜め攻撃準備やアイテムを使用しているとほぼ被弾が確定する。
- ボディプレスなど一部行動に際しフィールドの地盤が沈下・隆起するというギミックが追加。
地盤を沈下させることで溶岩地帯を作りだし、地形ダメージを自力で発生させてくるようになった。
乗り状態成功時のチャンスやピンチの際にもじわじわと体力を奪われるため、
出来れば暑さ無効やネコの長靴術を発動させて行きたいところ。
- 閃光玉の効果時間も非常に短く、MHP3では2回目からだった閃光玉即解除の流れを1回目で繰り出してくる。
この仕様から、従来の閃光ハメすら出来なくなってしまった……
かと思われていたのだが、アカムトルムにとってここに大きな誤算があった。
そう、鈍重なモーションゆえに、閃光やられ解除までのタイムラグが長すぎるのである。
どういうことかというと、閃光玉で怯む→解除モーションの一連の流れが非常に長く、
実質6秒近い時間殆どその場で動かないまま拘束できる上、解除モーションをとる前に威嚇を挟む場合もあり、
この場合に至っては約11秒間無防備で突っ立っている。
むしろ見方を変えれば閃光玉状態で暴れられて手痛いダメージを受ける可能性のあった過去作より、
とりあえず数秒拘束でき、かつ反撃の心配もなく安全とすら言えるのである。
具体的に言うと、眼前に陣取って適切なタイミングで閃光玉を投げ続ければ、
閃光玉が切れるまで半永久的に拘束し続けるといった所業が可能となってしまう。
実際、これを利用したハメも一部で流行している。- ハメの方法はごく簡単。
貫通弾をしゃがみ撃ち可能なヘビィボウガンを担ぎ、火力スキルを盛ったガンナー3人が撃ちまくり、
とりあえず武器は何でもいいので閃光玉を調合分込みで持ち込んだ誰かが閃光玉を投げまくる。
これによって強化個体ではない通常のアカムトルムならば場合によってはそのまま討伐できてしまう。- ただし、アカムトルムはアカムトルムでハメ対策を講じているようで、
上記の閃光漬けを行った場合、ほぼ間違いなく途中で潜行によってハメを抜けだされてしまう。
こうなった段階で瀕死だと高確率で定位置に移動してから薙ぎ払いソニックブラストを繰り出してくる。
これによりとりあえずハメ可能と聞いて思考停止していたハンターは見事に狩られる。
転んでも唯では起きないということか、この辺りは流石である。
- ただし、アカムトルムはアカムトルムでハメ対策を講じているようで、
- ハメの方法はごく簡単。
- こんなナリだが、もちろん乗り状態に対応しており、剣士でも背中を破壊しやすくなった。
とんでもない巨体を誇るアカムトルムを見事に乗りこなしているハンターというのは、ある意味凄い画である。
注意すべきは、動きが鈍重であるため、暴れる(しがみ付かなければならない)時間が非常に長い点。
怒り時はいざ知らず、通常時だとスタミナ100程度では絶対にスタミナが切れる。
スタミナを切らされた挙句振り落とされては目も当てられないので、
乗りを狙う際はしっかりスタミナに気を配っておくか、強走薬を服用する等の対策を講じることを強くお勧めする。
暴れ後の休憩時間自体は非常に長い(そのまま乗り成功まで持っていけるレベル)ため、
ちゃんとスタミナを確保しておけば問題ない。- 乗り状態はつまるところ乗りゲージがモンスターに追い付かれさえしなければ良いので、
(他のモンスターにも言えることだが)暴れモーションの前半で無理矢理ゲージを稼ぎつつ、
頃合いを見てしがみ付きにシフトするという工夫をすれば、
乗った時点で多少スタミナが減っていても何とか成功させられるだけの猶予はある。
尤も、スタミナを少しでも多く確保しておいた方が簡単かつ確実なのは事実。
混戦の最中、うっかり乗ってしまった時の奥の手として使うに留めるのが吉だろう。
- 乗り状態はつまるところ乗りゲージがモンスターに追い付かれさえしなければ良いので、
- 本作登場である新武器である操虫棍は、アカムトルムとの相性がすこぶる良い。
- かなりの巨体を誇るため、エキスを採取出来る部位が分かりやすく、また採りやすい。
- 隙の少ない猟虫飛ばしにより、咆哮中も噴火を避けつつ離れた位置から攻撃&エキス採取できる。
- 移動強化からなる素早い回避・移動で相手を翻弄できる。
- マトがマトだけに、大ぶりなモーションが多い操虫棍でも特定部位を狙った攻撃が十分可能。
- 判定が広く、移動強化+攻撃UP状態のセルフジャンプ攻撃を容易に全弾当てることが出来る。
- 尻尾薙ぎ払いやボディプレスによる振動・地形変化もセルフジャンプで華麗に回避して反撃可能。
- 尻尾が大きく回復効果のある緑エキスを採取しやすいため移動強化で素早く移動しながらの回復が行える。
「どうにも苦手だぜチクショウ!」という方は、ぜひこの機会に操虫棍を使ってみよう。
MH4G 
- MH4の拡張版であるMH4Gにも登場。本作でも溶岩島に出現する。
- 遂に正式なG級個体が登場。
意外にもアカムトルムはこれまで通常の集会所G級クエストに出現したことがない。
同じくG級の存在していたMHP2Gにも一応G級のアカムトルムのクエストは存在していたが、
イベントクエスト限定であり、入手できる素材も上位と同じものであったため、
アカムトルムにG級素材は存在しなかった。
本作ではラスボス撃破後に通常のG級クエストが出現し、G級素材も初解禁と相成った。- ちなみに本作ではウカムルバスがラスボスの前座という、前作のアカムトルムに近いポジションになっている。
このため上位にせよG級にせよ、アカムとウカムは狩猟可能になる時期が微妙に異なっている。
- ちなみに本作ではウカムルバスがラスボスの前座という、前作のアカムトルムに近いポジションになっている。
- G級個体は新モーションとして2連続ドリフト突進が追加。
1回で終わりだと早とちりして接近しすぎると巻き込まれるので注意。
- そして完全新規モーションの史上最大の大技も解禁。
大きく頭部を振りかぶるようにして立ち上がり、膨大な息を吸い込んでソニックブラストをチャージ。
そのままの勢いで右前方眼前に向けて空気がブレる程の衝撃波と共にソニックブラストを発射、
薙ぎ払いつつソニックブラストを更に巨大化させ、連続大噴火と共に前方一帯を吹き飛ばす。
そして〆にソニックブラストを撃ち終った反動を利用して震動を伴う大ボディプレスを繰り出すというもの。
アグレッシブな予備動作はもちろん、ソニックブラスト、噴火、そしてボディプレスと
アカムトルムの代名詞がこれでもかと詰め込まれたド迫力攻撃であり、初見では度肝を抜かれるだろう。- 性質的には薙ぎ払いつつソニックブラストを巨大化させてくる点が脅威で、
巨大化に伴い攻撃範囲が大幅に拡大する上に着弾地点にドでかい噴火が巻き起こるため、
出始めのソニックブラストの軌道上からかなり遠ざかった位置にいても余裕で直撃する。
腹下に潜り込めば当たらないが、撃ち放った後はボディプレスを繰り出すため安地にはなり得ない。
もちろんソニックブラストから大噴火、ボディプレスに至るまで全てが即死級の破壊力を誇るため、
予備動作を見たら即座に側面や後方に退避し、攻撃が終わるのを待った方がいい。
タイミング良く閃光玉を投げて強引にキャンセルさせるのが一番安全で確実だが、
これほどの大技でありながら頭を擡げてからソニックブラスト発射までは実に2秒程度しかなく、
武器を構えている状態だと予備動作を見てからでは回避や対処が間に合わない場合もある。
- とりわけガンナーは中距離にポジションを構えることが多いため脅威となる。
アカムトルムの正面に立つ場合は、アカムから見て右側のポジションを意識するといい。
- 性質的には薙ぎ払いつつソニックブラストを巨大化させてくる点が脅威で、
MHX 
- 公式サイトにその姿が掲載されるなど大々的に存在が公表されたMH4(G)から一転、
事前情報皆無であったアカムトルムだが、MHXでもめでたく続投した。
- 4シリーズでは集会所ラスボスの前座に収まっていたが、本作では正真正銘の裏ボスとして参戦。
HR60に到達することで、崩竜ウカムルバスと共に討伐クエストが解禁される。
世界が崩壊するという設定は…。
登場クエストは勿論『獄炎に座す、覇たる者』。- 裏ボスどころかラスボスでもなかったモンスターが次回作で裏ボスに抜擢される例は珍しく、
HR60という遅すぎる登場に驚いたプレイヤーもいたようだ
(MH4(G)では同じくHR60で強化個体が登場している)。 - 2016年4月28日より、イベントクエスト「カプコン・覇王烈昂」が配信されたことにより、
HRを解放してさえいればHR60まで行かずともアカムトルムに挑めるようになった。
- 裏ボスどころかラスボスでもなかったモンスターが次回作で裏ボスに抜擢される例は珍しく、
- 本作での危険度は7。
オストガロアやアマツマガツチといった強大な古龍種に一歩及ばず、ドス古龍と同ランクである。
4シリーズでもクエスト報酬金がドス古龍と同額だった事実を鑑みるに、
現在のアカムトルムはドス古龍と同等、あるいはやや上回る脅威と見做されているようだ。
- 本作では4シリーズから更にグラフィックが向上し、
艶に加えてマグマに照らされほの赤く光る甲殻まではっきりと表現されている。
マグマを噴き上げて地中から登場する様は、正に公式CGイラストの如し。
- 「ソニックブラスト」のエフェクトが4シリーズのものから再び変更され、
黒い螺旋波動を纏った白い直線ビーム状の衝撃波を放つものとなった。
ビームや衝撃波というより息を吐いてるように見えてしまうのはご愛嬌
ソニックブラスト=黒い螺旋ブレスという印象も強かっただけに、これに驚いたプレイヤーは多いだろう。
また、発動の際にはキーン…という耳を劈く高音が発生する。- ソニックブラストに関しては仕様も若干変更が入っており、
定位置から直線状に発射する際、若干上下左右に振ってくることがある。
振れ幅は僅かなのでかなり離れていなければさほど影響はないが、
ソニックブラストに当たらないギリギリの位置でふらふらしているとぶっ飛ばされるので注意。
- ソニックブラストに関しては仕様も若干変更が入っており、
- 戦闘に関して、基本的な仕様は4シリーズと同じ。
注意すべきは、溶岩潜行時に発生するマグマ噴出の演出が変わり、
どこに噴出が発生するか見定めにくくなっている点か。
攻撃力自体は相変わらず高く、怒り状態では防御力ダウンによる一撃死も発生し得るので、
忍耐の種を忘れずに持参したい。
- 本作では相方とも言えるウカム共々、裏ボスのポジションになった影響か耐久力が高い。
ソロでボウガンで挑む場合、いつもと同じ感覚で大丈夫と武器・スキル構成をある程度妥協して、
調合なしで挑もうものなら弾数がかなりギリギリの戦いになる。
準備はしっかり整えてから挑みたい。
- 厄介な新技などはないものの、耐久が大幅に上がったことや他の金策手段の充実、
またウカムルバスやオストガロアの報酬金や素材の売却額もかなり高いことなどから、
本作では「金策と言えばアカム!」という風潮はやや収まったと言える(もちろん1つの手段としては有りだが)。
- 乗り状態を成功させての破壊を想定しているためだと思われるが、
今作におけるアカムトルムの背中の部位破壊耐久値は異様に低い。
ボウガンの貫通弾等で狙うとソロでもあっけなく破壊できてしまう。
それどころかパールセレブパラソルなどの貫通電撃弾なら数発で終わる。- ちなみに、今作の「獄炎に座す、覇たる者」のサブクエスト条件は背中の破壊である。
ガンナーなら1分とかからずサブクエスト達成できてしまうため、
宝玉狙いや金策を目的に手っ取り早く周回が可能。
- ちなみに、今作の「獄炎に座す、覇たる者」のサブクエスト条件は背中の破壊である。
MHXX 
- 村上位のクエストを進めていくと出現する4つの緊急クエストのうちの一つを担当しており、
4以来となる村アカムの登場である。
村クエストなので集会所のものよりも耐久力が低く、狩り馴れたハンターならさほど苦戦はしないだろう。
- G級個体の出現HRは以前と変わらぬ60。クエスト名は『起源にして、頂点』。
4Gで追加されたG級モーションの他にもいくつか強化されており、
定位置に移動してから放つソニックブラストの発生が上位までより早くなっていたり、
往復突進のホーミングがだんだん強くなるようになっている。
最後の突進はかなり強烈に曲がるため、ガード不可の武器は注意が必要。
さらに突進中と終わり際で別々の判定になっているため、イナシで対処してもぶち当たることもある。
上位個体と同様耐久力もかなり高いため、ガンナーソロでは弾切れの心配も。- 素材の売却額は相変わらず非常に高いものの、G級モーション追加による大幅な強化、
さらに今作はお守りも多数入手できる集会所ラスボスが存在しているため、
Xに輪をかけて銀行呼ばわりされることは減っている。
- 素材の売却額は相変わらず非常に高いものの、G級モーション追加による大幅な強化、
派生作品 
MHF 
- ティガレックスと共に、シーズン1.5にて追加された。
MHP2同様当初はシークレットとして扱われており、当時のアップデート情報では「謎の大型モンスター」
との記述を確認することが出来る。
- HR5以降の個体も変種として実装。
初期に実装されたゆえに肉質が固く、属性も通りづらいため、評価はあまりよろしくない。
腹を破壊してしまえばだいぶマシにはなるが…。
そのため、閃光ハメしながらの拡散祭りやガンランスでの砲撃での狩猟が流行ったようである。
時を経た現在となってはアカムトルムからしか取れない汎用素材などないに等しいが…。
ちなみにG7で若個体が復帰区に常駐するようになり*1、
G9では変種のみ入門区にも常駐するようになったことで、HR700開放試練のネタにも事欠かなくなったようである。
G10でHR解放試練が廃止されたりなどのシステム改変により姿を消した。
- 余談だが、クエストによってはホルクが核地雷級の邪魔者となる。
特異個体 
- 見た目の変化
- フォワード.2にて特異個体がアップデート情報から外れて秘密裏に実装され、
ベテランシリーズクエスト「ディスカバリーレポート」の最終クエストにて突如出現。
MHFでも通常個体は相変わらず金稼ぎに利用されていた不憫な存在だったが、
特異個体はそのイメージを一蹴。
凄腕ハンターが4人でガチ勝負を挑んでも三落ち報告を書かせるほどの強敵へと進化を遂げた。
当時は、その強さから「アカムトルム特異個体はラスボス」とまで言い出すユーザーもいたほどである
(実際、ラスボスとして君臨していたMHP2から堂々参戦してきたモンスターのため、
特異個体が「ラスボス」と比喩されても別におかしな話ではないが)。
- 振動や咆哮がワンランクアップし、それぞれ耐震+2、超高級耳栓が必要となったのは当然だが、
ほとんどの攻撃に腐食やられ・マグマ噴出が追加されたのが特に大きい。
これにより「アカム特異個体に挑む時には硬化薬or忍耐の種は必須。持ってこない奴は核地雷。」
とまで言われるようになった。
- 通常のアカムトルムは閃光玉で動きを止めてから拡散弾で追撃、
といういわゆる閃光ハメが推奨されていたが、
特異個体一応対策を得ており、使った瞬間にキレる仕様が追加されている。
しかし、元々の効果時間が短い故に特異個体の閃光玉時間短縮補正がほとんど意味を成さず、
結局、効率で閃光ハメが主流になるのに時間は掛からなかった。所詮はアカムである。
ただし、近接で挑む際は閃光効果中に強引に繰り出す地面潜行で発生する噴火の存在により、
完全に思考停止出来る訳ではない
(防御力によっては即死級ダメージのため、火事場状態での思考停止は極めて危険)。
- モーションに関しての変化は少なく、一部新モーションが追加されている(後述)ものの、
基本は既存モーションに特大のマグマ噴出が追加されているのみ。
ただ、とにかくあらゆるタイミングでマグマ噴出が発生するため、初見では面食らうだろう。
なお、マグマ噴出は地面からマグマが湧きだす→噴火まで数秒かかるため、時間がやたらと長い。
位置取り次第ではマグマに邪魔をされて待ちぼうけを食らうことも少なくなく、結構煩わしい。- 潜行については、通常と異なり潜行の軌道上にマグマ噴出が発生するため、事実上の攻撃技となっている。
なお、マグマ噴出の関係上、アカムトルムがどこへ向かっているか一目瞭然なため、
通常個体で位置把握に有用であったペイントボールは、特異個体には必要ない。
- 尻尾薙ぎ払いについては、右側面をなぎ払う逆パターンが存在。
例によって薙ぎ払った軌道上には何故かマグマが噴出するため手を出しにくい。
総じてみれば「とりあえずマグマ噴出を追加して隙を減らす」という隙潰し的方向性の調整が色濃い。
モーションというよりはエフェクトによる強化や時間稼ぎという印象も強く、
面倒な腐食やられが各攻撃に付随することもあって、ガチで戦う際の戦闘面での評価は芳しくない。 - 潜行については、通常と異なり潜行の軌道上にマグマ噴出が発生するため、事実上の攻撃技となっている。
- 発見された経緯もかなりおかしく、
「ドスギアノスを見た」というガセ情報をつかまされた書士隊員が、
雪山と間違えて火山に行ってしまい、正式な確認につながったという。そんな奴を雇うな
しかもその隊員は仲間内でもうっかり者呼ばわりされるほどの新米で、
温冷ドリンクやこんがり肉が底を尽きながらも現地で報告を纏めたという。
いったい何をどう間違えれば火山を雪山と間違えるのだろうか。
新規技
- ほぼ全ての攻撃にマグマ噴出と腐食やられが追加されているが、
それ以外に既存モーションを改造した攻撃、オリジナルモーションの攻撃も一部存在する。
- 二連噛みつき
- 通常の噛み付きの変化形。
二歩後退した後、前進しながらの噛み付きを2回繰り返す。腐食やられ効果付き。
また、噛みつき一回ごとにマグマ噴出がそれぞれ一回ずつ発生する。
隙が小さいわりには比較的高威力で、喰らうと上空へ吹き飛ばされてしまう。
- 咆哮ソニックブラスト
- 開幕時の咆哮と同モーションでソニックブラストを放つ。
どちらかと言えば「咆哮中の口からソニックブラストが放出されている」構図に近い。
咆哮しつつ放つ関係上、前方付近は超高級耳栓が発動していないと長時間拘束されてしまう。
ソニックブラストには腐食やられ効果が付属するが、お手芸のマグマ噴出は発生しない。
- ドームソニックブラスト
- 最大攻撃にして完全新規モーション。
顎をもたげてブラストをチャージし、直後、天空へ向かって雄たけびを上げ、
自身の周囲にオーラのような形のソニックブラストを巻き起こす。
さすがに即死することは少ないが、攻撃範囲がとてつもなく広く、
予備動作開始から発射までは約2秒と短時間、さらに喰らうとさも当然のように腐食やられに陥る。
通常のソニックブラスト同様、ガード性能+2がないとガード不可能(ガードしても腐食やられにはなる)だが、
オーラ状に展開するためか判定時間は短めで、慣れればフレーム回避で避けられる。
どちらかと言うと性能や威力よりも迫力にこだわった攻撃であり、一見の価値あり。
G級 
- MHF-G7にて実装された。
狩猟解禁日は2015年6月24日。難易度は★7で、特異個体にも対応している。
- G級行動としてはエフェクト追加と技追加の2種類が存在する。
突き上げ攻撃時に同時にマグマを跳ね上げ、
背中の棘で粉砕して周囲に複数個降らせるエフェクトが追加された。
これによって特異個体で比較的安全な行動だった突き上げ攻撃がかなり危険なものとなっている。
- 新技は、唸るような動作の後にボディプレスを行い、その衝撃で周囲に炎の壁を作り出す。
炎の壁はハンターを閉じ込めるかのように、触れると吹き飛ばされてしまう。
そして一定時間後、特異個体の最大技であるドームソニックブラストを放ち、ハンターごと炎の壁を吹き飛ばす。
ボディプレスでは広範囲に岩盤砕きが発生し、まともに被弾すると大ダメージを受けてしまう。
ドームソニックブラストの威力は言わずもがなである。
幸い、炎の壁にさえ触れなければいずれも判定は一瞬なので回避は容易。
予備動作も長く分かりやすいので対策はできるだろう。
- なお超大型モンスターであるアカムトルムだが、体力は常識的なG級モンスターの範囲に収まっている*2。
攻撃力もそこまで苛烈ではなく、防御力によるダメージ軽減が十分機能する。
ただし特異個体には防御力ダウン効果のある攻撃が多く含まれていることを忘れてはならない。
- ちなみに麻痺時間と気絶時間は短くなっているが、閃光玉は有効。
ただしG級ハンターの強烈なインフレに伴い、
一人を閃光役に固定する完全な閃光ハメは必ずしも効率的とは言えなくなっている。
動きを止める程度の使用になるだろう。
- 肉質については、変種ほど無茶苦茶なものではない*3が原種に比べかなり硬化している。
元々弱い部位の肉質でも-10程度の補正がかかっているため、
弱点部位*4は斬が頭、打が頭、首、腹。
弾は原種の頭と尻尾の肉質が40と元々シビアだったが、
更に硬化して30になったことで狙い撃ちなしでは弱点特効にギリギリ足りない状態になってしまっている。
なお斬・打についても弱点以外の部位は斬・打共に25以下と凄まじく硬いため、
ダメージを稼ぐ場合、正々堂々真っ向勝負を挑まないといけない。
腹を破壊すると肉質が変わり、斬で腹に弱点特効が発動するようになる他、
斬武器ではほぼ狙う機会がないが背中も軟化する。
ただしそれ以外の部位は更に硬化する(これは原種からそうであるが)。
弾は頭・尻尾共に硬化する代わりに背中が軟化するが、狙い撃ち無しでは弱点特効にギリギリ足りない。
属性については龍>雷だが、腹を破壊すると水がよく通るようになる。
- 素材については非常にシンプルで、コモン素材の絶鱗と絶殻、準レアの剛髄、
剥ぎ取り希少素材の断裂爪、HC素材の滅棘のみ。
部位破壊限定の素材はないので、剛髄がある尻尾を優先して狙えば良い。
ちなみに牙を両方折る場合、ノーマルだと体力が30000に対して頭へのダメージで4回怯ませる必要があり、
所要ダメージは8400。
ハードコアモードだと体力が25500に落ちる上に怯み耐性が倍になるので、頭に14000ダメージ必要。
要するに全ダメージの半分以上を頭に集中させないと折れない。
これだけ苦労してもコモン素材の絶殻と汎用素材の絶玉しか出ないので、
両方折れなくても気にしなくてもいいだろう。
その他の耐久値も高めで適当に攻撃していると一箇所も壊れない事すらある。
剛髄が出て2回剥ぎ取れる尻尾だけは切断しておきたい。
余談だが、特異個体においては報酬の出る部位破壊のみに絞っても総耐久値が体力を上回るため、
全部位破壊は不可能となっている*5。
- G級武具も勿論存在しており、武器は大剣、太刀、双剣、弓。
防具はアカムトGシリーズとなっている。
なお大剣の「覇皇大剣ガカムトルム」についてだが、
MHFには覇剣やそれに変わるアカムトルム大剣自体が存在しておらず、
何気に初のアカムトルムの大剣ということになる。
いずれもG級武器でも最強クラスの攻撃力とマイナス会心を有しており、
空色ゲージこそないが長い紫ゲージも特徴的。
防具は、剣士は剣神、剛撃、紅焔の威光、見切り、
ガンナーは穏射、集中、剛撃、紅焔の威光が発動する。
GX段階で追加されるSPは、剣士が三界の護り、溜め威力、吸血、血気活性、鼓舞、
ガンナーが三界の護り、血気活性、回避距離、調合師、怒。
装飾品化した際に消えるのは炎寵なので注意。
- なおG級解禁のイベントにおいて、MHFにおけるアカムトルムの設定が初めて公開されている。
かつて、先代(MHF-GGまでの)ギルドマスターの率いるハンターズギルドが総力を結集して追い詰め、
ようやく討伐に成功したという歴史があるとのこと。
今回登場したG級個体は、当時の個体を遥かに超えるものであるという。
- 余談だが、G級に進出した時期であるG7は非G級特異個体がHC素材だけ持っていた通常個体だったり、
モードをHCにしてもHC素材を持ってこなかったりと新規の特異個体が曰く付きの物ばかりだったため、
「ノーマルG級クエストでもG級特異個体が出現する」というぶっ飛んだ予言をした人もいたとかいなかったとか。
結局アカムトルムだけは何の問題もなく登場できたようだが。
MHXR 
- Ver7.8アップデートより、MHXRにアカムトルムが実装された。
戦闘フィールドは溶岩島となっており、
何気に本作においてモンスターと共に新フィールドが登場するのは珍しい。
塔の秘境やMH3の火山エリアへアカムトルムを登場させるのはさすがに不自然だからであろうか。
ただし、アカムトルムの一部攻撃に伴う地盤変動ギミックはオミットされている。
胸と背中の部位破壊は胴体という扱いとなり、まとめて破壊される。
- 属性は土属性だが、マグマ噴出にはやはり火傷効果が伴う。
この性質も含めてドボルベルク峰爆種と似通った部分が多く、
そちらの対策装備で参考になる部分もあるだろう。
- モーションはMH4準拠だが、噛みつき振り上げやボディプレスなどと共にマグマ噴出が発生するという、
MHFの特異個体に近い調整がなされている。
咆哮に伴うマグマ噴出は最後に必ずハンター全員の足元に発生させる為、
離れているからといって油断はできない。
また、腐食やられは「被ダメージアップ」状態として実装されている。
効果としては腐食やられと同じようなものだが、
防御力が半減する腐食やられに対し、こちらは被ダメージが1.5倍程度になる状態異常であるという。
MHXRにおいては防御力の影響が特に大きく、適正クラスの防御力から半減もされてしまうと
ほぼ全ての攻撃が即死級の威力となってしまうため、この調整は妥当だろう。
- 覇玉狩猟笛のトライアルクエストで登場する個体と強襲クエストで登場する個体とでは、
めまい状態の持続時間が大きく違う。
トライアルクエストでは大抵のモンスターと同じくらいだが、
強襲クエストでは1秒くらいしかめまい状態にならない。
これは、特定の武器を使用する「引っ掛け」と呼ばれる戦法を不可能にするための調整である。- なお、これは3周年記念開発陣インタビュー
において矢澤氏より明かされたもので、
それまでは不具合とみなすユーザーも多かった。 - 前述した特定の武器に関して、武技による与ダメージの値を下方修正すべきだと唱える人も多かったが、
MHXRにおいては、「下方修正は原則行わない」というのが運営の方針なので
、武技の効果には手を加えなかった。
ではどうしたかというと、その武器を覇玉化して挙動を覇玉武器専用のものに変更したことで
「引っ掛け」を行えないようにした。
Ver8.0大型アップデートと同時に問答無用で覇玉化されたものにすり替わるので、覇玉化を逃れる術は無い。
「引っ掛け」による高速周回はできなくなった代わりに覇玉武器専用の強力な攻撃を行えるようになったため、
「下方修正」なのか「上方修正」なのかが不明瞭な調整である。
- なお、これは3周年記念開発陣インタビュー
- 武器は全てが実装される訳ではなく、
大剣、太刀、ヘビィボウガン、双剣、狩猟笛、スラッシュアックス、チャージアックス、ガンランスの7種。
これらのうち、前4種は特定のプラス値まで強化することで秘技が開放される。
なお、双剣は高難度版のクエスト、ガンランスは登竜門クエストでのみ排出される。
また、チャージアックスとスラッシュアックスは覇玉武器への強化が可能である。
生態ムービー 
- 夜の火山でグラビモスと対峙し、その圧倒的な実力で
グラビモスを一方的に叩き伏せるまでの一部始終が描かれている。
両者睨みを利かせながら、相手に歩み寄る際の演出は怪獣映画顔負けのド迫力。
グラビモスの放つ熱線を正面から食らい一度は押し返されるも、
強引に押し切って喉元に牙を突き立てて巨体を投げ飛ばす姿は圧巻の一言。
- ハンター大全Gによれば、これは縄張り争いなどではなく、
アカムトルムのれっきとした「捕食行動」であるという。
また、このムービーは「ギルドへ報告されたアカムトルムの狩りの一部始終」という設定である
(実際、「狩りに生きる」にも「火山に生息する飛竜たちを蹴散らしていた」と
調査隊が報告してきた旨が記載されている)。- このグラビモス、実はアカムトルムのテリトリーに迷い込んでしまった個体らしい。
アカムトルム自体個体数の少ないモンスターであり、このような事態は非常に稀である。
ちなみに、設定上ではアカムトルムの生息地は「火山の奥地」としかされておらず、
ゲーム内では描写されていないだけで、普通の火山にも生息しているようだ。
- 「グラビモスの方が強くないか?」という話題が上がることもあるが、それはあくまでゲーム上の話。
世界観上では強大な飛竜達の中でもトップクラスの実力者とされるグラビモスも、
古龍級生物たるアカムトルムにとっては単なる食料に過ぎないのである。
このムービーはゲーム上の実力と設定上の実力は必ずしも一致しないという事実を
如実に示していると言えるだろう。- 一応フォローすると、ご存知の通りグラビモス自身の戦闘力も火山の生態系における地位も決して低くはない。
彼を純粋な実力で圧倒できるアカムトルムが伊達に古龍級を名乗っていないというだけである。
- 一応フォローすると、ご存知の通りグラビモス自身の戦闘力も火山の生態系における地位も決して低くはない。
- このグラビモス、実はアカムトルムのテリトリーに迷い込んでしまった個体らしい。
- このムービーでは、ゲーム中では使用しない、ウカムルバスのような跳躍を行っている。
この跳躍が普段の鈍重な動きからは想像もつかないほどの猛スピードであったことから、
「これを実際の戦闘でも使えばいいのでは?」とか
「ハンターと戦闘している時のアカムトルムは手を抜いているのではないか」等と感じた人もいたようだ。- ただ、生態ムービーのほか、モンスター同士の本格的な縄張り争いが実装されたMHWorld以降では
アカムトルム以外のモンスターにも対モンスターでしか使用しない攻撃が複数確認されている。
あるいはモンスターも、攻撃対象によって使用する攻撃や戦法をある程度変えたほうがよいことを
自然に培った経験や本能によって弁えているのかもしれない。
- ただ、生態ムービーのほか、モンスター同士の本格的な縄張り争いが実装されたMHWorld以降では
- ちなみにMHP2Gでは、集会所のアカムトルムのクエストを自分で受注してクリアしないと
この映像を入手することができなかった。
村クエや他人の受注したクエストをクリアしても入手できないので、その点には注意。
- 長らく別種モンスター同士の対決を描いた生態ムービーはこれ1つだけであったが、
後にMH3Gのブラキディオスの生態ムービーで、ブラキディオスとアグナコトルの一騎打ちが描かれた。
こちらも負けず劣らずの迫力満点のムービーなので、一見の価値ありである。
余談 
- MHP2G以前のシリーズで戦う場所は決戦場だが、それはギルドが決戦場に追い込んだためであり、
決戦場が本来の生息地というわけではない(元々火山の奥地を縄張りとしているようではあるが)。
ギルドが干渉していない場合でも火山地帯に登場し、MHP3では溶岩峡谷という火山の奥地、
MH4以降でも溶岩島という火山活動の活発な島に出現する。
- アカムトルムは対のウカムルバスと共に飛竜種に属していることは前述したが、
祖先はレックスに類似する骨格を持った絶滅種、「ワイバーンオリジン」であると考えられる。
詳細は絶滅種の個別記事を参照のこと。
- 対となる存在のウカムルバスが氷属性を操り火属性に弱いため、たまに勘違いされることがあるが、
アカムトルムは確かに火には強いが、だからと言って火属性を操り氷や水の属性に弱いというようなことは無い。
咆哮や潜行の際に火属性の攻撃を仕掛けてくるが、それは周囲のマグマによる余波である。
もっとも、決戦場や溶岩峡谷にてマグマの中から現れる様子や、
「獄炎の覇王」などという異名・専用BGMからそのように勘違いされるのもある意味で仕方がないが。
- 名前の由来は、アイヌ語で「アカム(円盤)」と「トゥル(灰)」を組み合わせた物と思われる。
アイヌでは円盤は“不動のもの”を示し、灰は“火の神様の落とした垢”であるとされている。
また、「アカム」は北海道にある阿寒湖の語源でもあるそうだ。
- 別名である「覇竜」は、テーマ曲の「獄炎の覇王」からも伺えるように、
古龍にも匹敵するその力を「竜たちの覇王・覇者」として畏怖して付けられたものと見られるが、
実は中国語では「覇王竜」という言葉が実在している。
ティラノサウルスに対する中国語翻訳の一つであり、日本語と同じくラテン語を直訳した「暴君竜」の呼称も存在するが、
暴君という言葉のイメージの悪さゆえに、それを「覇王」と意訳したものも使われているというわけである。
- MHP2で初登場し、その後発売されたハンター大全Gでは、その全長は2994cmと掲載されていた。
しかし、MH4において公式サイズが変更され、
『10周年記念 モンスターハンター展』で公開およびその資料本購入者に配布された特典DVDの映像では
3049cmと僅かばかり大きくなっている。
一度発表された超大型モンスターのサイズ設定が変更された例はこれが初であり、
同時に現時点では唯一の事例である。
原因はおそらくMH4登場に際してモデリングを変更したためと見られる
(世界観的にいえば、決戦場のものと溶岩島のものの個体差であろう)。
なお、MHP3に登場した溶岩峡谷の個体の全長は不明。
- 某邪神ライトノベル
の6巻にて「アーカム・トルム」という邪神の存在が語られている。
なんとアメリカのマサチューセッツ州に生息しているらしい。但し架空の都市だが。
ちなみに「覇竜肉」という素材を得られるらしい。味は不明。- またその巻では「クー音(クーネ)」という人物(?)が初登場しており、
全編を通してパロディの塊である同作の性格上、アカムトルムを意識したのはまず間違いないだろう。
- またその巻では「クー音(クーネ)」という人物(?)が初登場しており、
- MH4で登場した両生種テツカブラとは立派な牙や厳つい外見、
火に強く火山地帯に現れるなど妙に類似点が多く、ドスケルビならぬドスカブラと言えなくもない。
ちなみに、噛み付きのモーションなどもそこそこ似ている。
- MHP2Gにおいて、アカムトルムの出現は、「世界の危機」と認識されていたことが判明している*6。
ただ、これはポッケ村において覇竜に纏わる大層な伝承が残っていたことが原因と思われ、
ポッケ村には他にも「白き神とともに出現するとき、世界が崩壊する」という、
やや誇張染みた言い伝えも存在している
(昔の人々にとっては「自らの村」とそれを取り巻く「自然」が「世界」そのものであったとも解釈でき、
そういった意味で「世界=村や周囲の自然を滅ぼす」という伝説が形作られたと考えれば辻妻は合う)。- 依頼文などを見る限りでは(規模は不明ながら)国を危機に陥れるだけの力は有しているようで*7、
MHP2及びMHXXでは
「ギルドが総力を結集し、覇竜を火山(溶岩島)の一角へと追い詰めた」という一文も存在する。
これらを見ると、ポッケ村の村人が「覇竜の討伐」を「世界を救うに等しい偉業」と捉えていたことも
別段おかしな話ではないかもしれない。
- 依頼文などを見る限りでは(規模は不明ながら)国を危機に陥れるだけの力は有しているようで*7、
- アカムトルムの怒り中に地中から出てくる際の背中の棘に当たると、
なぜか口元の攻撃に当たったときと同じように腐食やられ[大]になってしまう。
背中からも唾液と同様の成分が出ているのだろうか?
扱いの変遷 
- アカムトルムは、作品によってかなり異なる扱いを受けていることで知られる。
初登場時などに特例的な扱いを受けるのは看板モンスターやラスボスの常とも言えるが、
アカムトルムはそれがとりわけ顕著なのである。- 続くMHP2Gでは、まず上位の方は前作と同じで特筆すべきことはなにもない。
が、G級アカムトルム*9は本作のラスボスと並び5000zという、
あのミラ系(4500z)すら声を失うほどの高額であった。
無論、契約金が上昇した強化個体の類ではなく、通常個体の契約金でこの額である。
ギルドポイントに関してもミラ系と同等の3000にまで引き上げられているため、
格としてミラ系に劣っていた要素は完全に克服したといえよう。
- 続くMHP3でも勢いは止まらず、アマツマガツチ討伐後に登場する裏ボス群「三界」の一体として登場。
なんと、アルバトリオンと同等の契約金、ポジションを築き上げている。
しかし、ここで再びギルドポイントに差をつけられている。やはりこいつらとは格差があるのだろうか。
- が、MH4では没落という言葉すら生ぬるく、
登場ランクも契約金も大型モンスターである彼らと同等にまで落ち何食わぬ顔でクエスト一覧に紛れ込み、
集会所では本作のラスボスである蛇王龍の前座ポジションに収まってしまうという事態に
(これは蛇王龍がモンスターとして規格外すぎることを考えると仕方のない部分もあるが)。
それどころか、同じく古龍級生物に比肩するとされる希少種達よりも報酬金が低い。
一方、かつて契約金の最高額を争ったミラボレアスは今まで通り裏ボスというポジションに収まっており、
クエスト契約金も3000zと非常に高額である。
MHP3から時が経ち大したことないとバレたその危険度が見直されたのだろうか…。
まあ、間違いなく4シリーズの個体の方が旧シリーズの個体よりも強いのだが。
覇カム?知らない子ですね
- MHXでは(裏ボスというポジション故か)ドス古龍よりもやや契約金が引き上げられた。
ただし、危険度はドス古龍と同格の★7に定められており、超大型古龍よりもワンランク低い。
やはり古龍種でない以上、超大型モンスターの中では危険度は低い方であると認知されているようだ。
被害の拡大を恐れたギルドが報酬金の設定をあえて数段階引き上げることで、
ハンターにさっさと討伐させようという目論見があったのかもしれない。
時が流れて、ギルドもその能力や危険度をある程度把握できたため、MH4での再格付けにより、
ドス古龍相当に落ち着いたと考えられる。とはいえ、未だ天災級であるという評価に変わりは無いが。 - 続くMHP2Gでは、まず上位の方は前作と同じで特筆すべきことはなにもない。
素材 
- 覇竜の上鱗
- 溶岩の熱にも耐え切るアカムトルムの鱗。
アカムトルムの素材の中では価値は低いが、それでもただの鱗にしては破格の値段で取引されている。
硬度も鱗というにはあまりにも堅く、並大抵の衝撃では傷一つ付けられない。
より上質なものは「厚鱗」と呼ばれ、溶岩で熱せられた為か非常に熱く、
加工作業前には入念な冷却作業が必要らしい。
MHFの特異個体から稀に採れる「極鱗」と呼ばれる鱗は、火山の溶岩を思わせるような肌触りと見た目を持つ。
また同作のG級個体から採れる、一枚一枚が規格外の堅さと大きさを誇るものは「絶鱗」と呼ばれる。
MHXRでは「覇竜の鱗」が登場する。
- 覇竜の堅殻
- アカムトルムから剥ぎ取った外殻。鈍く黒光りしており、「黒き神」の異名の所以となっている。
体表からカルシウムを含む体液が分泌されており、そこに火山の希少鉱石が沈着している。
そのため、ただでさえ強固な外殻はより硬く、より黒く、半永久的に成長していく。
上質な鉱物の数倍の硬度を誇り、加工は困難を極める。
より上質なものは「重殻」と呼ばれ、あらゆる攻撃を寄せつけない凄みと堅牢さを備える。
MHFのG級個体から採れるものは「絶殻」と呼ばれ、溶岩をもその身に同化させ、際限なく力を増幅させるという。
- 覇竜の尻尾
- 大岩と見紛うほどの大きさを誇るアカムトルムの尻尾。先端に鉤爪があるのが特徴。
基本的に巨体のバランスを取るための代物ではあるが、側面の外敵をなぎ払う武器にもなる。
振り抜けば地面が丸ごと削り取られるほど重く、切り落とされた後でもその迫力は圧巻。
意外としなやかに動くものの、外殻に守られている上に非常に太く、
しかも前述のような圧倒的な破壊力を秘めているため、切断は容易ではない。
より重く頑強に発達したものは「重尾」と呼ばれる。
- 覇竜の剛爪
- アカムトルムの前脚の爪。爪というにはあまりにも規格外な大きさである。
歩みを進める度に大地を砕いていくそれは、最早生物の部位とは思えない。
より逞しく発達したものは「剛裂爪」と呼ばれ、猛進によりその爪に轢き潰されたら、一溜まりもない。
MHFの特異個体から入手できる「壊爪」は一度突き刺されば人の手で決して抜けないと言われる。
同作のG級個体から極稀に入手できるものは「断裂爪」と呼ばれ、
その爪は大地を抉り、あらゆる生命を終わらせるという。
- 覇竜の大牙
- アカムトルムの口元から伸びる、数多の外敵を貫いた天を衝くような豪壮な牙。
元々が巨体であるが故にとても大きく、最早牙というレベルではない。
発達したこの牙はバサルモスやグラビモスの厚い装甲を突き貫く頑強さを誇るとされ、
狩りにも活用されているようである。
内側から薄皮が剥けていくように成長するため、表面や内部には年輪のような跡が見られる。
より上質なものは「極大牙」と呼ばれ、武具の素材として扱う場合、特に硬質な根元部分が用いられるらしい。
MHXRでは「覇竜の牙」が登場する。
- 覇竜の大棘
- アカムトルムの背中に多数生えている棘。一本一本が大型モンスターの角以上に大きい。
本来は巨躯の相手に対する防衛の為に進化したと考えられているが、
圧倒的な硬度も併せ持ち、岩盤を潜行しても傷一つ付かない。むしろ岩石の方が削られていく。
その大きさと硬度のために直接剥ぎ取ることはほぼ不可能だが、
背中に向けて集中的に攻撃を加えれば折り取ることは可能。
より上質のものは「重棘」と呼ばれる。
アカムトルムの素材の中でも特に貴重なものの一つで、覇竜の宝玉に次ぐ価格で取引されている。
MHFのG級特異個体からは「滅棘」と呼ばれるものが得られる。
こちらは、一度その巨躯を震わせれば、大地は鳴動し、マグマが噴き上る。
- 覇竜の剛髄
- 破滅をもたらすアカムトルムの髄。
強靭な造りで一つ一つの部位を繋ぎ止めている。
MHFのG級個体から入手することができる。
- 覇竜の宝玉
- 近年の研究によって確認された、アカムトルムの体内で稀に生成される宝玉。
その昔、世界を統べた王が手にしていたと言われている。
凄まじい覇気が感じられ、何人たりとも近付くことすら許さない。
現在のところ、溶岩峡谷や溶岩島に生息する個体からのみ入手が可能。
G級ランクに認定された個体からは「覇導玉」と呼ばれる珠玉が見つかることがあり、
手にすることそのものが天下を覇するに等しいという言い伝えがあるらしい。
- 覇竜の骨
- アカムトルムの骨。
MHXRで追加された固有素材。
- 覇竜の土崩玉
- アカムトルムが持つ玉石。
MHXRで追加された固有素材。
関連項目 
武器/アカムト武器 - アカムトルム素材を用いた各武器へのリンクあり
防具/アカムトシリーズ
BGM/アカムトルム戦闘BGM
クエスト/起源にして、頂点
クエスト/横行覇道アカムトルム
アクション/ソニックブラスト
フィールド/溶岩峡谷 - 現状、アカムトルム専用となっているフィールド。
モンハン用語/三界
モンスター/ウカムルバス - アカムトルムの近縁らしき種で、ゲーム内では対をなす存在。
アイテム/大竜結晶 - MHXでアカムトルムから新たに手に入るようになった素材。ウカムルバスからも手に入る。