絶望の詩を紡ぐ狩猟笛。
この音色を耳にした者は、感情を持たない狂戦士と化すという。
目次
概要
- MHP2Gより登場する狩猟笛。
「ミラ」の名の通り、黒龍ミラボレアスの素材を使った武器である。
- 見た目は完全にエレキギター。
もはや笛でも何でもないがこの武器が手に入る頃には、
「狩猟笛=笛の形」という概念はハンターの中で完全に崩壊しているのであまり気にする者はいない。
音色もやはりエレキギターの様。見た目が見た目だけにギュィィイイインという音が禍々しく感じる。
- 紅龍武器のミラメノスソウルやミラバルカンライド、祖龍武器のミラアンセスライドについては
当該記事を参照されたし。
MHP2G
- 黒いかけら、黒い塊を使ってブラックリュートを作り、そこからミラメノス、ミラメノスアギカと強化できる。
強化元が元々黒いせいか、ブラックリュートのまま性能だけ上昇した感じである。
- 最終強化であるミラメノスアギカの性能は、
- 攻撃力は1456となかなかの高さであり、龍属性320も兼ね備える。
- 音色は攻撃力強化、防御力強化と聴覚保護までできる紫空赤
- 斬れ味はミラボレアス武器の宿命である青止まり、匠で白30。
- おまけのスロット1。
メテオや雷といった小細工なしで勝負する黒龍の特徴を体現しているといえよう。
紫の補正が強すぎてほとんどのカリピストが祖龍笛を使っているのは秘密
何気に龍属性笛で赤音色を持つ物は少なく、
同じ龍属性笛の一派であるサクラノリコーダー派生とは攻撃と属性のバランス、
製作難易度、そしてこの赤音色で区別できていると言える。
- 当然のことながら、音色を聴いても大剣使いが獣のような動きでモンスターをぶった切っていったりはしない。
MH4
- ミラボレアスの再登場に合わせこの
ギター笛も再登場。
MH4G
- イベントクエストに登場するG級黒龍の素材を用いることで、最終強化形のミラメノスアギカへの強化が可能。
攻撃力1404、龍属性520、そして匠で白ゲージ20・紫ゲージ30追加と、
前作のミラメノスを順当に強化したような性能をしている。- 同じ音色を持つ龍属性笛であるミラアンセスアヴロスと比較すると、
武器倍率と紫ゲージの長さで劣るもののその差はともに10しかなく、
一方でこちらは倍近い属性値と維持しやすい並びの音色を持っている。
上位互換と言っても過言では無いだろう。
- 同じ音色を持つ龍属性笛であるミラアンセスアヴロスと比較すると、
MHX
- 本作ではミラボレアスは登場しないが、黒いかけらを用いたブラックリュートが登場する。
最終強化はクロノリュート。その性能は、- 攻撃力190
- 龍属性22
- 素の斬れ味は長い緑ゲージという鈍器使い向けだが、
斬れ味レベル+2で青25と白25が出現する。 - 音色は龍属性笛で唯一の紫空赤
攻撃力強化【大】・聴覚保護・耐だるま、といった有用な旋律が揃う。 - スロットは無い
しかし同音色の轟鼓【虎鐘】には属性込みでも大きな威力差を付けられがちなのが残念なところか。
MHXX
- ミラボレアスが3種共に復活。そして限界突破を施す後にさらに強化をはさむ事で最終的にミラメノスに銘を変える。
- 攻撃力310
- G級としてはやや控えめな龍属性29
- 素では青ゲージだが斬れ味レベル+2で紫30が出現
- 本作でも龍属性唯一の紫空赤
- 限界突破時に突如として現れるスロット3
同じ音色を持つティガレックス笛の轟鼓【大虎鐘】に期待値で上回るようになった。
龍属性が弱点のモンスターに対してはあちらよりもこちらを担いだ方が都合が良い。 - 更にブラックリュート時代では影も形もなかったスロットがいきなり3つも付与される。
龍属性の笛でスロットを3つ持つものはこれだけなので大きなアドバンテージとなるだろう。 - 欠点は素の斬れ味が青で斬れ味レベル+2でないと紫ゲージが短いことか。
前述したティガ笛は素でゲージMAX故に他のスキルに枠を割く事ができるため、大きな差別点となる。- ちなみにこの2つの笛はどちらも音色2が空、音色3が赤に割り振られているため、同じ操作感覚で扱う事が可能。
MHW:I
- Ver.15.01アップデートにてミラボレアスが復活を果たしたのに伴い再登場。
最終強化は「ミラメノスアギカ」。
めちゃくちゃな強さになって帰ってきたミラボレアスに併せ、極めて高い性能を誇る。- 攻撃力1470(武器倍率350)
- 会心率-20%
- デフォルトでそこそこの紫ゲージ、更に匠で伸ばせる
- おまけ程度の龍属性150、だがありがたい龍封力:大
- スロットはLv4×2
- 音色は紫赤橙
- 吹ける旋律は自分強化、全旋律効果延長、のけぞり無効、
攻撃力UP【大】、響周波【打】、響周波【龍】
単純な物理期待値でも他の狩猟笛をぶっちぎってトップなのにもかかわらず、
更に攻撃力UP【大】まで吹けるという非常に攻撃的な狩猟笛となって帰って来た。
加えて使い勝手の良い全旋律効果延長まであり、旋律の維持もしやすい。
覚醒武器ですら覚醒能力に1枠割かないと吹けないため、他武器種以上に独走色は強いものとなっている。
殴り性能においては間違いなくトップの狩猟笛と言えるだろう。- 攻撃力UP【大】の重ね掛けによる効果は武器倍率1.2倍であり、
この笛で吹けばそれだけで武器倍率が70上昇する。無茶苦茶にも程がある。 - この攻撃力から叩き出される響周波【打】の破壊力は凄まじい。
またミラ武器はどの武器種も属性値が極端に低く、属性ダメージにはあまり期待できないのだが、
この武器は響周波【龍】と恐ろしく高い武器倍率が合わさることにより高い龍属性ダメージを狙える。
(響周波【龍】は物理ダメージこそ攻撃力を参照するが龍属性値は固定であり、笛本体の属性値は参照されない為)
実用上【打】を超える場面はあまりないが、存在自体は覚えておいて損はない。 - ただし、基本的に攻撃系旋律しか吹けない笛ではあるので、耳栓効果や風圧完全無効、
状態異常無効などの笛ならではのサポートを考えるなら持ち替えた方が良い。
(風圧【大】まではのけぞり無効旋律で無効化出来るが、効果時間が短く維持するのは難しい)
狩猟笛という武器種の特性故に他の武器の存在意義が消失したわけではないことには留意したい。
それらの旋律が使える笛で考えると、結局は覚醒強化した赤龍武器に落ち着くのだが… - 気になる演奏サウンドだが、やはりというべきか舞い降りる伝説の一節が流れるようになった。
ダークなベースサウンドに加え、例の混成コーラスが高らかに響き渡る。
楽器なのに人の声のようなものが流れるのはどういう原理なのだろうか…
ミラボレアスに滅ぼされた者たちの怨念の声に聞こえなくもない。コワイ。
記事冒頭のテキストを読んでから聴き直すともっとコワイ。
なお、弦楽器なためポーズセットの武器構えで弦を爪弾くとサウンドが流れる。もちろんコーラスも流れる。
余談
- ミラメノスはエレキギターの音が鳴る狩猟笛の代表であるが、
MH4Gでは他にもインフレイム=ギグやララバイ=ガンロック、真・王牙琴【天禄】に狼牙琴【異獄】が登場している。
ただし、ミラ武器を含め数あるギター武器の弦はすべて4本のため、正確にはエレキベースということになる。
その割には結構高い音が出ているが。
- 後に登場した黒龍の名を持つグラン・ミラオス素材の笛もゆぴーも、音色がエレキギターという点で同じである。
明らかに笛ではない楽器という点でも同じだが、もゆぴーはもはや笛どころか楽器ですらない何かとしか形容しようがない。
見た目のインパクトでははるかに上を行かれてしまっている。
ちなみに音符の色はミラメノスソウルと同じである。
- 新たな武器が数々追加されるMHFでもミラボレアスの狩猟笛は長らく存在していなかったが、
G級解禁により極・闇黒邪龍笛がついに登場。こちらは間違いなく笛である。
- カプコンサウンドチーム所属のメンバーによって結成されたユニット、BlackLute。
ユニット名の由来はミラメノスの前身であるブラックリュートからとられているが、
黒龍関連の情報は規制が厳しいため、ライナーノーツではMHP2Gの狩猟笛が由来としか書かれていない。
その後、MHシリーズ10周年記念サイトでついに公式発表された。詳しくはリンク先を参照されたし。
関連項目
モンスター/ミラボレアス
武器/ミラ系武器
武器/ミラメノスソウル
武器/ミラアンセスライド
武器/カクトスゼーレ - MHFに登場するエレキギターのような狩猟笛。こちらも弦は4本。