『モンスターハンター』シリーズのオフィシャルギターユニット。
『MH』シリーズの楽曲をロックアレンジした作品を発表していた。
概要
- 『MH』シリーズの楽曲製作を担当した作曲家の牧野忠義氏と裏谷玲央氏によるユニット*1。
『MH』シリーズの更なる音楽展開のため、楽曲をよりユーザーに伝えたいという思いから、2012年に結成された。
同年、1stアルバム『BlackLute』を発表。
- MHシリーズの楽曲をロックアレンジしたアルバムを発表している他、
狩猟音楽祭やモンハンフェスタなどでギターの演奏を披露したりと活発に活動していた。
しかし、現在は牧野氏、裏谷氏共にカプコンから独立しているため、事実上の活動休止となっている*2。
- BlackLute名義で発売されたアルバムは1枚しかないのだが、
「モンスターハンター10周年 コンピレーション・アルバム(セルフカバー)」や「モンスターハンター 狩猟音楽集XX」には、BlackLuteを彷彿させるアレンジが収録されている(アレンジは牧野氏か裏谷氏のどちらかによる)。
- ユニット名の由来はミラボレアスの狩猟笛「ブラックリュート」。
結成当時は、ミラボレアスに関する情報の規制が厳しいためか、
アルバムのライナーノーツでは『MHP2G』の狩猟笛と書きつつも明言は避けられていた。
その後、MHシリーズ10周年記念サイトにてブラックリュートがユニット名の由来だとハッキリと明言された。
メンバー
- 牧野 忠義(まきの ただよし)
- MHP2G、MH3、MHP3、MHXR、MHWorld、MHW:I、MH-Rで楽曲制作を担当。
イベントなどでサウンドディレクターやギター演奏も務めている。
MHP2Gの「絶対零度」やジエン(ダレン)・モーラン戦の楽曲、MHP3の「閃烈なる蒼光」、
MHWorldのメインテーマ「星に駆られて」などの作曲者である。
2016年4月にカプコンを退社し、株式会社スピンソルファを設立したことを公表した。
MH以外の作品では、カプコン時代はドラゴンズドグマ、カプコン独立後はFFシリーズなどのBGM制作にも携わっている。
- 裏谷 玲央(うらたに れお)
- MH3、MHP3、MH4、MHX、MHXX、MHRise、MH-Rで楽曲制作を担当。
イベントなどでサウンドディレクターやギター演奏も務めている。
MHP3の「牙獣現わる!」やアマツマガツチの戦闘BGM、MHXの四天王戦BGM、「トラベルナ」、
MHXXの「銀翼の凶星」、「墟城の魂たる女王」「蠢く墟城」や鏖魔ディアブロスとの戦闘BGMなどの作曲者である。
2019年7月にカプコンを退社し、REI MUSICを設立したことを公表した。
MH以外の作品では、カプコン時代はウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ、
カプコン独立後はFFシリーズやアトリエシリーズなどのBGM制作にも携わっている。
BlackLute ~Monster Hunter Guitar Arange~
- 全12曲収録。
ロック調にアレンジされているので、ゲーム中とは一味違った感覚を楽しめる。
- なお、収録曲は「牙獣現わる!」を除き、すべて狩猟音楽祭で演奏されたことのある曲からチョイスされている。
アレンジも狩猟音楽祭のものと似ている物もあり、聴き比べてみるのも面白いかもしれない。
- 収録内容
余談
- ちなみに彼らが好きな音楽は、当時モンハンの戦闘BGMでは珍しいエレキギターを使用した「閃烈なる蒼光」で、
その曲でギターを使ったモンハン楽曲への可能性を感じ、Blackluteが結成されるきっかけとなったようだ。
言うまでもなく彼らの好きなモンスターや好きな装備もジンオウガである。