クエスト/異常震域

Last-modified: 2023-11-20 (月) 15:34:22

MHP2で初登場の、シリーズ恒例のクエスト。

 
作品クエストレベルクエスト種別目的地報酬金契約金獲得PT条件
MHP2集会所上位★8狩猟クエスト雪山〈夜〉15000z1250z1600GP受注:HR5~
参加:HR4~
MHP2G
集会所G級★3狩猟クエスト砂漠〈昼〉25200z1150z1950GP受注:HR9~
参加:HR7~
MHX村★6狩猟クエスト雪山<昼>14700z1500z780HRPなし*1
MHR:SM★5狩猟クエスト砂原56160z受注:MR5~
参加:MR1~
 

目次

概要

  • クエスト名からはどんなクエストか想像しにくいが、内容はあのティガレックス2頭同時狩猟というもの。
    同じエリア内で相手してしまえば、2頭の轟竜がハンター目掛けて猛突進してくるという凄惨な光景が広がる。
    異常』の二文字が、内容を知ったハンターの感情をこれ以上なく的確に表している。
    • 最序盤の納品クエストでトラウマを植え付けられ、絶対強者で乗り越えたプレイヤーの心を再びえぐるクエストである。
      恐らく、MHP2(G)を経験したモンハンプレイヤーの殆どがトラウマクエストに挙げるであろう。
    狩猟対象はそのままに、同名のクエストが後発シリーズでも存在している。
    本項では順を追って記載していく。

MHP2

ギルドマスター
モンスター討伐に向かった上位
ハンターたちが、2頭の轟竜に
襲われ全滅してしまいおった。
轟竜を排除し、救助隊の安全な
侵入ルートを確保するのじゃ!
  • 当クエストの初登場作品。
    2頭同時で一番気を付けなければならないことは当然ながら2頭の合流だが、
    狩猟地である雪山はティガレックスの主な行動範囲が1・3・6・7・8(休息で3)と狭く、
    結果2頭が鉢合わせする可能性が高い。
    この瞬間は誰もが「轟竜合流した!!」と雪山草も凍りつくシャレを言いたくなるのがお約束だが、
    そんな冗談を言っていて、ハンター側の状況がシャレにならなくなってくるのもまたお決まりと化している。
    なにせ一対一ではガチで殴り合える良モンスとの評価が高いティガレックスだが、
    2頭が揃った途端に難易度が一転して跳ね上がり、修羅の名でも足りないほどの地獄絵図と化すからである。
    当たり判定の権化2頭が暴れ回る様はまさに異常震域
    • 例えば片方の突進に気を取られていると3WAYの雪玉にふっ飛ばされたり
      咆哮に足止めされて飛びかかり、さらに起き攻めを喰らったり、
      挙句2頭同時の突進を避けたら2頭同時にUターンしてきたり…と散々な目にあう。
    • さらにMH3以前の作品なのでこやし玉もあまり効かず、
      合流されたらひたすら待たなければならないのも時間的な問題で厳しい。
      MHP2(G)全盛期でもこのクエストがクリアできないと嘆くハンターは多かった。
  • 当然ながら攻撃力はシャレにならず、P2Gではネコートを利用して先に龍耐性に優れる金色一式を揃えられるが、
    それでもかなりの大ダメージを覚悟せねばならない。それが出来ないP2ではなおさらと言えよう。
  • さらに頭を痛めるのは、このクエストが集会所上位☆8へ上がるための緊急クエストであること。
    そのため、MHP2ではこのクエストをクリアしなければ上位古龍ともラージャンとも闘えず、
    覇弓も作ることができなかった(一応古龍とラージャンにはイベントクエストという手もあるが)。
  • 幸い2頭のうち1頭はティガレックスが来ることの少ないエリア1が初期位置なので、
    モドリ玉を持っていきベースキャンプからエリア1へ移動、そこで戦闘という流れが定石とされている。
    エリア1は落とし穴が使用可能なので、PT全員でフルに持ち込み、上手く使えばここで討伐することも難しくはない。
    倒す事ができなくても片方の体力を減らすことができ、合流されても集中攻撃で楽になる。
    パーティープレイか火力に自信がある場合でもない限り、モドリ玉は持っていくべきだろう。

MHP2G

  • MHP2Gでは上述した上位のものに加え、G級にも同名のクエストが登場。
    しかし、上位のクエストとは違い、狩猟地が雪山から昼の砂漠へと変えられている。
    戦闘エリアが広くなったのはいいが、調子に乗って閃光ハメをするといつの間にか2頭目がいて気付かれて…
    といったことになるので周囲の安全はしっかり確かめよう。
    G級ゆえに攻撃力も跳ね上がっていて一撃の重みが半端ではなく、
    体力も上がっているので「一頭目でアイテムを使い切った!」みたいな事態にも注意しよう。
  • 報酬での轟竜の天鱗の確率だが、高難度にもかかわらず僅か1%となっている。
    単体クエストである絶対強者の5%と比べると、あまりにも低い。
    ティガレックスの頭部破壊では8%だが、MHP2Gの仕様で2頭目の捕獲、部位破壊では報酬が出ないので
    残り1頭はどうやっても剥ぎ取りの3%に掛けるしかなくなる。
    まあこちらはクエスト補正での体力減少があるので、結局は好みだろう。
    またサイズ補正が大きい傾向にあり、金冠が出やすい。その分攻撃範囲にも気を配る必要が出てくるのだが。
  • ちなみにこちらはキークエストでも緊急クエストでもない。

MHX

  • ネコートからの依頼を進めていくと出現する高難度クエスト。
    今回は村クエストなので一人で挑まなければならず、
    村クエストと言っても高難度クエストの為上位相当の個体が出現する。
    キャンプスタートで支給品もあるのが救いか。
  • 今回のティガレックスは最初はエリア3と8に陣取っており、
    キャンプスタートである事からもたもたするとすぐに移動され合流されてしまう。
    もっとも、今作ではこやし玉で容易に分断できる為、
    上位ティガレックスを一人で狩猟できる能力があればそれ程難しくはないだろう。
    • 加えて、村の高難度なので、上位相当とは言えソロを前提とした温情調整が為され、
      二頭合流されて大乱闘ともなれば大変には違いないが、一頭ごとの強さは控えめ。
      プレイアブルUIの進化、装備やスキルの充実、スタイル&狩技、オトモの強化、など
      かつての悪夢を知るプレイヤーにして見れば、随分と手心を感じるかも知れない。
      今作では、飽くまで過去のトラウマクエストを再体験するサービスクエストの一つであり
      要素開放のために一度だけクリアするにしても、素材目当てに周回するにしても、
      開放される要素のバランスも含めてMHXらしい順当な難易度に落ち着いている。
      無論、ソロで轟竜二頭を同時に狩猟するのは並大抵の話では済まない事には変わらず、
      過去作と比較して今作はマシ、と言うだけで、決して気楽にクリアできる訳では無い。
  • クリアする事でハンター用装備としてEXレックスS装備のキー素材が入手でき、
    更にオトモ用装備としてネコートさんのコートの製法を教えてもらえる。

MHR:S

威厳のある王国軍指揮官
轟竜出現の報をうけ、討伐に向かったのだ。
兵たちも死力をつくしヤツを追いつめた時、
背後から凄まじい咆哮が、我らを襲った。
なんと轟竜は2頭いたのだ。
無念だが、我らの手には負えぬ。
ハンターよ、力を貸してほしい。
  • MRで登場。砂原でティガレックス二頭の同時狩猟といういつも通りの内容。
    特にこれといって報酬が優れているわけでもなく、
    昇格条件になっているわけでもお団子などのキーになっているわけでもないので、
    クエスト名に懐かしさを覚えた人はいても、クエスト自体の印象は薄め。
  • かつては悪夢だった「轟竜が合流」だが、今回は操竜の登場によりむしろ大ダメージを与えるチャンスとなっている。
    仮に操竜ができないタイミングで合流されても、すぐに離脱してくれるため、
    ぶっちゃけ単体狩猟×2とそこまで変わらず、
    それでいながら二頭補正で体力が低下しているためなかなか美味いクエストになっている。
    ティガレックス素材が欲しいならば周回するのもいいだろう。
    • ただ、今作の常として体力に比べて部位耐久値が異常に高い点は注意。
      極端に壊れやすい頭はともかく、耐久値の高い前足や尻尾の場合、
      調子に乗って操竜連発でダメージを重ねすぎると壊せないまま倒れてしまうこともしばしば。
      剛爪や靭尾が欲しい場合は操竜を控えてしっかり武器攻撃を当てるなど工夫する必要がある。
  • MHR:SのMRにおける同種二頭クエストの通例通り、それぞれ最小・最大金冠確定になっている。

類似クエスト

  • 「絶対強者ティガレックスの2頭狩猟」というのはカプコンのお気に入りなのか、
    異常震域以外にも、クリア目標がティガレックス2頭狩猟というクエストは結構多い。
MHP2G
クエスト名ランクフィールド契約金報酬金
地獄から来た兄弟村長★9雪山〈夜〉2500z15000z
ティガレックス討伐演習★5大闘技場0z8000z
地獄から来た兄弟はまさに異常震域のネコート版である。
体力などは落ちているがソロ(+オトモ)で切り抜けねばならず、
キークエストなのでクリアしなければ村アカムと戦えない。
幸い、上位の異常震域と同じで片方の初期位置はエリア1のため、開幕モドリ玉作戦は引き続き有効。
ティガレックス討伐演習は、厳密に言うと二頭同時ではなく、連続狩猟となっている。
MHP3
クエスト名ランクフィールド契約金報酬金
砂原戦線 轟きあり!集会浴場★8砂原<夜>1350z16200z
ユニクロ・究極素材の追求集会浴場★8
(イベントクエスト)
火山〈昼〉1500z18000z
「砂原戦線 轟きあり!」は通常種と亜種のタッグクエ、
「ユニクロ・究極素材の追求」は亜種の2頭同時クエストとなっている。
なお、砂原戦線 轟きあり!はあのアギトが確定報酬なので救済クエストの一面もある。
MH4
クエスト名ランクフィールド契約金報酬金その他
高難度:地獄から来た轟竜達旅団★6遺跡平原1300z12000z生態未確定
高難度:原生林に轟く怒号集会所★6原生林2000z19800z生態未確定
ユニクロ・果てしなき挑戦集会所★6闘技場2100z20400z
サブ*2:2100z
生態未確定
分断柵使用可
「高難度:地獄から来た轟竜達」は通常種の2頭同時クエスト、
「高難度:原生林に轟く怒号」および「ユニクロ・果てしなき挑戦」は通常種と亜種のタッグクエとなっている。
前者はダレン・モーランを村クエで狩猟するためには必ずクリアしなければならない。
MH4G
クエスト名ランクフィールド契約金報酬金その他
高難度:ジゴクから来た宿敵達村★10旧砂漠<昼>2900z29100z生態未確定
このクエストは前作と同じく狂竜化ティガレックス通常種と亜種の同時狩猟だが、
一つ違うのは村クエなので一人で挑まなくてはならない事。よってこやし玉がないと地獄になるのは確実。
さらにG級なので通常種は超ホーミング突進、亜種は2連大咆哮を修得し、とんでもない難易度と化す。
クーラードリンクを忘れてしまうと広大なエリアでも永遠になぶられ続けることになるので要注意。
クリアするとラオシャンロン亜種素材とナナ・テスカトリ素材が交換で入手出来るようになる。
またソロ仕様で体力が低めになっているので狂竜結晶集めにも割と使えたりする。
  • ちなみに、このクエストの題名の最初の「ジゴク」だが、
    この前のクエストでは「ジゴク?」となっている。
    一度このクエストを遊んだ方なら納得の題名である。
MHF
クエスト名ランクフィールド契約金報酬金
試されし絆・双轟編HR4~雪山<温暖期・夜>100z18000z
轟竜が合流HR4~砂漠<寒冷期・昼>猟団チケット5枚消費17000z
とうとうクエストタイトルでやりやがった
なお、ティガレックス変種(HR5)及びG級の2頭同時クエストはないため、
MHFにおけるティガレックス2頭同時狩猟はHR4のクエスト限定である。
また現在ではどちらも「猟団クエスト」というカテゴリのクエストである。
MHF-G10で削除されたが、それまではハンターズクエストにも以下の2頭クエストがあった。
クエスト名ランクフィールド契約金報酬金
双轟ノアギトHR51~雪山<温暖期・昼>500z17000z
双轟竜HR71~雪山<温暖期・夜>550z10000z

余談

  • 異常震域』とは、本来は震源地で最も大きく、遠くなれば小さくなるはずの地震において、
    観測震度が通常とは異なる傾向を示す現象、もしくはその傾向を示した地域のことである。
    具体例としては「震源の位置が深く、かつプレート(岩盤)に近い場合、
    垂直方向(つまり震源付近)の震動は弱まるが、
    震動減衰力の弱いプレートを媒体に強い震動が遠方に伝播された結果、
    震源地付近は揺れが無い、あるいは弱いのに、遠方の地域で強い揺れが計測される」ということである。
    『異常』というワードに引っ張られがちであるが、この現象はたびたび起こることであり、
    地震活動そのものは異常ではないとされている。
    • モンスターハンター界隈ではかなり有名なクエスト名であるためか、
      日本国内で異常震域の地震が発生した際はネット上の各地で大きな話題になると同時に、
      それらに紛れてよく「ティガレックス」と言う言葉が飛び交う光景が見られる。
  • クエスト名こそ『異常震域』であるものの、ティガレックスには攻撃で地震を起こすものはない*3
    どちらかと言うととある村に幾度も大地震を引き起こしていた古龍
    群れで地鳴りを頻発させる獣竜種の方がそれっぽいが、
    こちらは突進に際して発生する大地の振動、または咆哮の際に起こる空気の振動を意識したものと思われる。
    • 一方で、「異常震域」が出現するタイミングは
      アカムトルムやウカムルバスの出現の前兆が確認される頃合いでもある。
      上位版では雪山と火山、G級版でも砂漠と雪山の距離はいずれもMH世界の地理上では結構離れているため、
      「アカムトルム・ウカムルバスの動きはまだ微弱ながら、
      彼らの目覚めに反応した遠方のティガレックスが大暴れしている」
      という異常震域さながらの現象が起きていたが故のクエスト名という解釈も可能かもしれない。
      実際、アカムトルムが目覚める際は火山から離れたポッケ村にも草食獣などの行動に異常が発生したことが
      伝承として残っており、ティガレックスもまたその目覚めに反応していた可能性は大いに有り得る。
  • MHP2(G)においての『異常震域』は上述の通り緊急クエストなのだが、
    その依頼文やギルドマネージャーのセリフなどから背景を読み取ってみると……
    • モンスターの狩猟に向かった上位ハンターパーティーがティガレックス2頭の襲撃により全滅
      →救助隊を向かわせたいが、件のティガレックスが2頭とも雪山(砂漠)に居座っており、迂闊に侵入できない
      →突破口を模索している内にティガレックスの暴威が現場の近隣地域にまで被害を出し始めた
      別のハンターを現地に派遣し、その間に救助隊の侵入ルートを確保する作戦立案
      →最近破竹の勢いで名を上げてきたポッケ村常駐のハンターに白羽の矢が立つ
      ギルドマスターより直々の緊急依頼として件のハンターに打診
      ハンター了承、現場へ緊急出動
    という流れになっている。
    いろいろとシャレになっていない、文字通りの意味での『緊急クエスト』である。
    なお、最初に襲撃されたハンターがその後どうなったのかについては劇中内では語られない。
    あまり想像したくはないが、現実的に考えれば死人が出ていてもおかしくはないだろう…。
  • 仲間内でのPTプレイ時、このクエストと「絶対強者」のクエスト名を混同したのか
    絶対領域」と読み間違えてしまったハンターもいるという。
  • このクエストの影響を受けてか、かつてモバゲーの「みんなでモンハンカードマスター」に
    「ティガレックス・W」という文字通りティガレックス二頭のカードが存在していた。
    期間限定で手に入る特定のティガレックスのカードが二枚必要だったが、
    それ相応にレアリティもSR+と高く、数値はどれも強力であった。数値は。
    • が、仕様上強化スキルの影響を受けにくく、結果として異常なほどに弱かった
      それこそ二段階下のレアリティであるR+で固めたデッキでも勝ててしまう程である。
      しかしこれまた内部処理としては仕様上かなりの強敵として扱われていたらしく、
      このカードを使ったデッキに勝つと非常に高い報酬金やポイントが貰えた。
      それ故、一部ユーザーに鴨Wという非常に不名誉なあだ名で呼ばれるにまで至ってしまった。
      逆にこれを利用して、引退時やスタミナ回復時間中において全てのデッキカードをティガレックス・Wにし、
      自らをいわゆるカモキャラとするプレイヤーもいた。

関連項目

モンスター/ティガレックス
クエスト/ティガレックス3頭討伐 - 通常種3頭を相手にするMH4Gの闘技大会クエスト。その内容は…
世界観/地震


*1 ただしクエストを出現させるためにはHR4以上が必要
*2 サブターゲットはティガレックス亜種の尻尾切断
*3 但し、MHXで登場した荒鉤爪ティガレックスは震動を伴う攻撃を持つ