狩猟フィールドの一つ。初期シリーズではゲーム序盤から中盤の間に赴けるようになる。
目次
概要 
- 砂地と岩場ばかりの広大な地域。
かと言って水場が全く無い乾き切ったフィールドというわけではなく、
地底湖などの水域も存在し、砂地のエリアと岩山のエリア、地底湖のエリアに分けられる。
- 昼夜で環境が真逆であり、昼間はクーラードリンクや暑さ無効などの対策が必要なほど暑く、
逆に夜はホットドリンクが要るほど寒い。
昼間の岩場は日陰になっているので、クーラードリンクが無くてもどうにかなる。
しかし、熱気の届かない地底湖は昼夜に関係なく寒いので、ここに長く留まるならばホットドリンクが欲しい
(とはいえ、地底湖で戦うモンスターはドスゲネポスとガノトトスぐらいなのだが)。
以上の複雑な環境から、うっかり忘れ物をするハンターが頻出するフィールドでもある。
その過酷な環境に適応した強力なモンスターが生息し、彼らに対抗せんとハンターは訪れる。
- ハンターから「砂漠」と呼ばれるフィールドは2つある。
このうち、実はデデ砂漠については正式名称が"砂漠"だった作品がない。
とはいえ、作中では砂漠と称されることも多いため、この記事で双方を扱う。
デデ砂漠 
- MH、MHG、MHP、MHP2G、MH4G、MHX、MHXXにて登場。
MHPまでは「砂漠岩地」という名称であったが、MHP2Gからは「旧砂漠」と呼ばれている。
- 大陸の南部に位置する砂漠地帯の一つ。
後述するもう一つの砂漠、セクメーア砂漠とはほぼ隣接しており、
超広大な砂漠地帯の北部一帯をこのデデ砂漠が、南部をセクメーア砂漠が占めている。
- MHP2G以前とMH4G以降でエリアの作りにはかなりの差異が認められるものの、
主に北東部の岩場と、南西部の砂漠で構成されているという点は共通する。
暑い地域というイメージがあるが、実はクーラードリンクが必要なエリアは秘境を含めてもたった3つ*1。
ただ、その砂漠地帯のエリアが非常に広いだけである。
岩に穴が開いたアーチ状の地形が多く見られるのが特徴。
砂漠地帯でも所々にかなり高い植物が見られる。また、時折甲高い鳥の鳴き声が聞こえてくる。
- 人々からはガレオスたちの巣窟として恐れられている一方、
自生するサボテンをはじめとした貴重な植物が採取できることが知られており、
日夜を問わず多くのハンターたちがこの地を訪れている。
特に珍しいキングサボテンは、とあるハンマーに利用することができる。
無印 ~ MHP2G 
- 砂漠地帯は小高い岩山に囲まれた平坦な地形で、2エリアを占める広大なもの。
大抵はガレオスが群れで泳いでおり、不用意に刺激すると襲い掛かってくる。
この地の豊かな水脈が生み出したオアシスも存在しており、多くの大型モンスターはここで休息を取る。
岩地は高台がある場所も多く、角竜種と戦うにはうってつけの場所である。
砂漠と比較すると日射はそこまで強くないようで、クーラードリンクも必要ない。
BCはこの岩地と砂漠の境界線に位置している。- ちなみに、砂漠エリアにあたるエリア7やエリア2の一部には壁が存在しない。
当然走っていけばエリア外へ行くこともできるが、しばらくすると砂塵が吹き荒れはじめ、
終いには画面が暗くなってエリアの入り口に戻される。まさか遭難してるんじゃなかろうか。
- ちなみに、砂漠エリアにあたるエリア7やエリア2の一部には壁が存在しない。
- 洞窟内の地底湖エリアは半円状に湖で囲われており、ホットドリンクがないとスタミナを奪われてしまう。
MHGとMHPではランポスや白ランポスが群れで現れることもあった。
基本的に大型モンスターが侵入することはないエリアだが、
クエストによっては地底湖にガノトトスが出現する。- ガノトトスは湖から湖へ足場を横断する形で滑空攻撃で移動できるので注意が必要。
ちなみにこの滑空は、旧作においてガノトトスの攻撃で唯一睡眠が付加されるレアな技でもある。
- ガノトトスは地底湖エリアから移動することはないが、
戦闘中にエリア遠方へと逃げることがある。この場合しばらくすると戻ってくる。
この際には未発覚状態になるため、ソロならば釣り上げも狙ってみよう。
隣接エリアにて釣りカエルの採取も行えるため、持ち込む手間も掛からない。
- ガノトトスは湖から湖へ足場を横断する形で滑空攻撃で移動できるので注意が必要。
- また、エリアとして独立した立派なネコの巣が存在する
(MHPまでは、ここか森丘にしかネコの巣専用のエリアが存在しなかった)。
暑さを凌ぐためか、壁を挟んだ反対側にアイルーの姿が見える場所がある。彼の住処だろうか?- なお、このアイルーに向けて散弾を放ってもすり抜けるため、背景扱いになっているらしい。
- 下記のセクメーア砂漠にもネコの巣専用エリアがあり、やはり同様の場所が存在する。
- 出現するモンスターは以下の通り。特筆がない限り通常種、亜種などで共通。
全体的にガレオスやゲネポスといった厄介なザコが多く、また強力な角竜種も生息している。
地底湖はメタペ湿密林とつながっていて、ガノトトスはそこから泳いできているようだ。
MHP2以降はティガレックスやドドブランゴ亜種が目撃されることもある。
主な出現モンスター 
- 大型モンスター
- ドスガレオス
ドスゲネポス
ダイミョウザザミ(通常種/亜種)
ガノトトス(通常種/亜種)
リオレイア(通常種/亜種)
モノブロス(通常種/亜種)
ディアブロス(通常種/亜種)
ドドブランゴ亜種
ティガレックス
MH4G以降 
- MH4Gでは、MHP2G以前の旧砂漠がリメイクされて再登場。
実際にMHP2G以前の"旧砂漠"とエリアの位置やエリア番号などが一致しており、
狩猟地名(及び土地名)だけでなく場所自体も全く同じであることが窺い知れる。
- 従来の"旧砂漠"が「岩地に囲まれた砂漠*2」だったのに対し、
こちらは地平線の彼方まで砂漠が続いており、旧作と背景が大きく異なっている
(しかし、過去の旧砂漠と似たエリアもいくつか残っており、完全に一新されたわけではない)。
これについては「年月を経たことで、新たな地形や生態系が形成されているため」と解説されている。
- また、MH4Gの旧砂漠には昼夜の差が存在する。
最近こそ当たり前となった狩猟フィールドの昼夜の概念だが、
「旧砂漠」としてはシリーズ唯一の夜間フィールドに行くことができるようになった。
MHXではシステムの関係か、昼間にしか赴くことが出来ない。
- 高低差アクションに対応するために、ところどころに段差が設置されている。
また、植物が繁茂しているエリアでは、枝から枝へと飛び移ることができるようになっている。
流砂が流れている場所もあり、ここに足を踏み入れると徐々に流されていってしまう。- 平坦かつ広大だった砂漠エリアは少しコンパクトになっており、
砂丘による段差および傾斜の追加や背景の変更によって景色が様変わりしている。
また、旧作では見られなかった、朽ちた遺跡の残骸のようなものが見受けられる。
いくつかの洞窟エリアにも、出口に石段のようなものが設置されており、
元々は人工的に作られた建造物の成れの果てであるかのような印象を受ける。- そのせいもあって砂丘がエリアを縦断しているエリア2はかなり戦いづらい。
- 岩場エリアも段差が追加されて立体的になっているが、
砂漠エリアと比べるとかつての地形の名残を残していると言える。
岩場の中にあるベースキャンプに関しても、大きな変化はほぼ見られない。
- 平坦かつ広大だった砂漠エリアは少しコンパクトになっており、
- MH4G作中の旧砂漠では飛び出し合戦なるものが名物となっているようで、ツアー客も訪れるらしい。
内容は、ドスガレオスやダイミョウザザミが砂の中から飛び出してくるのを観察する、というもの。
また、ある起業家はこの地を人気スポットにしようと、
サンドボードなる遊びを考えつき流行らせようとしているが、
危険なモンスターたちと起業家のまぬけさのせいで、なかなかうまくいかない模様。
- 大老殿の、大長老の目の前にいる守護兵は
「G級には下位や上位には登場しなかったフィールドがある。旧砂漠<昼>と旧砂漠<夜>だ。」
という旨の情報を教えてくれる。
確かに集会所クエに限ればその通りなのだが、村クエだと上位の時点で旧砂漠に行けるため、
村クエも平行して進めているプレイヤー目線だと矛盾が生じてしまう。
- MHXではMH4Gからの続投フィールドの一つとして、闘技場と共に下位から登場する。
高低差は据え置きであるため、古代林や森丘等と比べると大きく感覚が異なってくる。
上位に上がる前にこのフィールドで高低差に慣れておくという意味合いもあるのだろう。
ちなみに、砂漠エリアに入った際に強い日差しに照らされる様なエフェクトが掛かる様になった。
XXのNS版での美しさは必見。
また遠くの景色が陽炎で揺れるように見えるなど細かい仕様変更がされている。- また、MHXXのG級ではなんといにしえの龍骨・巨龍骨が取れるようになった。
同作で登場した遺群嶺と並んで最速の入手タイミングであり、
一部の武器で妙に速い段階で強化素材に巨龍骨を要求されるのはこれが原因と思われる。
- また、MHXXのG級ではなんといにしえの龍骨・巨龍骨が取れるようになった。
エリア解説 
ベースキャンプ 
- 無印 ~ MHP2Gの時の ベースキャンプと大差はない。
崖の縁に作られたベースキャンプ。テントのある場所はしっかり日陰になっている。
何のアイテムも取れないエリアだが、なぜか山菜爺がいる。 - 北の洞穴からは岩場地帯のエリア1へ、
南にあるアーチ状の石を潜ると砂漠地帯のエリア2へ移動できる。
エリア1 
- 岩場地帯にある狭いエリア。少々狭いが、特筆して戦いにくいということは無い。
東側一帯に低い段差があるが、それ以外は平坦な地形である。
出現する大型モンスターの種類こそ多めだが、頻繁に訪れる種は少ない。 - 西の斜面を降りるとエリア3へ、
北の道を進むとエリア4へ移動できる。
エリア2 
クーラードリンクおよびホットドリンクを飲まないと体力・スタミナに悪影響が出るエリア。
- 旧砂漠のイメージに合う、広大な砂漠地帯。非常に大きな砂丘がエリアを縦断している。
ガレオスが泳いでいることが多い。
トップクラスに急斜面の砂丘があり、頂点へ向かってダッシュするとジャンプができる。 - 砂丘による戦闘面への影響は大きく、急斜面で攻撃が当たりにくい、
砂丘の向こうにいるモンスターの姿が見えない、などなど慣れるまでは難儀する。
更に、このエリアを訪れるモンスターも多い。 - エリア東の岩のアーチからはベースキャンプ、
エリア西の道からはエリア7、
エリア南西にひっそりと佇む石の門からはエリア6に移動できる。
エリア3 
- 岩場地帯の谷間にあるオアシスのようなエリア。
緩い斜面にヤシの木のような木がたくさん生えており、
斜面を下りきると湖の端にあたる水場がある。
ヤオザミなどの甲殻種がいることが多い。
フィールドが狭く、斜面になっているために若干戦いにくい。- ゲネポスやディノバルド、ティガレックスなど
寝床として使われる事が多いエリアの一つ。
- ゲネポスやディノバルド、ティガレックスなど
- 奥には湖が広がっているが、夜になると水位が下がってエリア7と行き来できるようになる。
昼夜でフィールドの作りに違いが生じるのもMHP2G以来である。- MHX(X)には【夜】のクエストが存在しないため、
このショートカットが使えるシチュエーションは無い。
- MHX(X)には【夜】のクエストが存在しないため、
- 段差からジャンプしてヤシの葉の部分に飛びつくことで、しがみつくことが可能。
飛ぶ位置によっては当たり判定が怪しいこともあるが無理やりしがみつく。
夜は木の葉を伝っていけばエリア11へのショートカットにたどり着ける。
- エリアの南東の道からはエリア1へ、
北東の道からはエリア4へ移行できる。
- タマゴのオブジェクトが存在するが実際に卵を拾う事は出来ず、
手に入るのはモンスターの糞か骨のみ。
エリア4 
- 岩場地帯にある広めのフィールド。4つのエリアと繋がっており訪れる機会も多い。
フィールドの東半分が段々畑のような地形になっており、
そこで戦うとモンスターが思わぬ位置へ行ったり、
ハンターの移動に時間がかかったり意図せずジャンプしたりとグダグダな戦いになりやすい。
乗りを狙うなどの目的がないなら、なるべく平坦なフィールドの西半分で戦うようにしたい。
北西一帯には釣りが可能な泉がある。
また、アプケロスやリノプロスがいることが多い。 - 夜間、エリア4ではフンコロガシを見ることができる。
デデ砂漠であることを考慮すると、サソリスカラベだろうか?- 近くの採取ポイントはモンスターのフンではなく、釣り餌系アイテムばかりが採れる。
サソリという名から、フンではなく肉団子を転がしているのかも知れない。
実際、観察しているとアプケロスの死骸に入っていく様子が見られる。
- 近くの採取ポイントはモンスターのフンではなく、釣り餌系アイテムばかりが採れる。
- 高台の上にある道を東へ進むとエリア1へ、
南の坂を下るとエリア3へ、
北にある洞窟に入るとエリア5へ、
西の道に進むとエリア10へ移動できる。
エリア5 
- 岩場地帯の谷間にあたる全体が斜面になっているエリア。
エリア下部には竜の卵が採れる採取スポットがある。 - エリアのほぼ半分を流砂が流れていて、上に立っている間は流されてしまう。
流される速度は微々たるものだが、武器種によっては定点攻撃の邪魔になりやすく、
地味にフラストレーションが貯まる要素。
その上、流砂の上には罠や爆弾を設置できない。注意されたし。
遠くに谷間を流れる流砂の滝が見え、非常に印象的な背景となっている。 - エリア北の洞窟からエリア4へ、
南西にある斜面の一番下から崖に飛び降りると一方通行でエリア8へ移動できる。
エリア6 
- 洞窟エリアその1。天井中央に穴が開いており空が見える。
サボテンやキノコなどが生えている採取専用のようなエリア。
入口が狭いためか大型モンスターは一切入ってこない。
…と思われたが、MHX(X)ではラングロトラがブナハブラを捕食するために進入するようになった他、
瀕死になったらここで休眠する。 - 階段を上っていくことでエリア2に移動できる。
エリア7 
クーラードリンクおよびホットドリンクを飲まないと体力・スタミナに悪影響が出るエリア。
- エリア2よりも広い、旧砂漠最大のエリア。
南部は緩やかな斜面になっているが、それ以外はほぼ平坦な地形で戦いやすい。
エリア2に比べるとやや硬そうな地盤だが、ガレオスは構わず泳ぐ。 - エリア中央は夜に訪れると流砂地形になっている。
昼でもモンスターの特定の攻撃によって地面が割れて流砂が発生するようになる。
こうして発した昼のエリア7流砂ポイントでは、その時のみ採掘できる採掘ポイントも現れる。 - 4つのエリアと繋がっており、
南東の道からはエリア2、
南西の洞窟からはエリア8、
北西の洞窟からはエリア9、
北の道からはエリア10へ移動できる。
エリア8 
- 洞窟エリアその2。獣人族がいることが多い。
遺跡の柱のようなものが埋まっていたり、階段のようなものが見られたりと
古代文明の名残のような要素が散見される。 - 夜間のエリア8では、なんと隕石が落ちている。
この隕石をピッケルで掘ると「隕石の大塊」というアイテムが手に入る。
隕石には不思議な鉄が含まれているらしく、とあるハンマーを作成する過程で使用するようだ。
不思議な成分を含む隕石というと思い浮かぶモンスターがいるが、関連性は不明。
MHXでは昼の旧砂漠にしか行けなくなったが、引き続きエリア8で隕石の大塊を採掘できる。 - 階段を上っていくことでエリア7へ移動できる。
エリア9 
- 洞窟エリアその3。
エリア2&6とは異なり、遺跡のような構造は見られない天然の洞窟。
こちらも天井に穴が開いており、砂がこぼれ落ちてくる様子が見られる。
やはり大型モンスターは入ってこない。
西側一帯に泉があり、釣りが可能。 - 来た道を戻るとエリア7へ移動できる。
エリア10 
- 端が高台になっており、中央が窪んでいるような地形となっている。
クンチュウやゲネポスがいることが多い。
元々狭いエリアだが、窪地の中は特に狭く体の大きいモンスターとの戦いは危険。
高台に上がるにはAボタンで捕まりよじ登るアクションが必要で隙が大きくなる。
ガンナーなら高台の上から容易に狙撃が可能ではあるが、
窪地と高台に分かれて戦うとモンスターの行き来が激しくなり追い回す羽目になるので、
追いかける手間の分、剣士泣かせな地形ともいえる。 - 窪地の南にある道からエリア7へ、
高台の東にある道からエリア10へ、
高台の西にある洞穴からエリア11へ移動できる。
エリア11 
- フィールド北西の果てにあるエリア。周囲を切り立った崖に覆われたネコの巣。
崖の上の一つが秘境エリア扱いになっており、ここから空を見上げると鳥のような生物が飛んでいるのが見える。 - 昼間には木製の屋根のようなオブジェクトの上にカブトムシがいる。
原生林のカブトムシといい、ネコの巣に集まる習性でもあるのだろうか? - エリア10からのみ行き来することができる。
主な出現モンスター 
- 大型モンスター
- ドスガレオス
ドスゲネポス
ドスジャギィ
ラングロトラ
アルセルタス亜種
ゲネル・セルタス亜種
ダイミョウザザミ(通常種/亜種/矛砕)
ラージャン
リオレイア(通常種/亜種/紫毒姫)
モノブロス
ディアブロス(通常種/亜種/鏖魔)
ネルスキュラ亜種
ザボアザギル亜種
セルレギオス
ティガレックス(通常種/亜種/荒鉤爪)
ハプルボッカ
ボルボロス
ディノバルド(通常種/燼滅刃)
イビルジョー(MHXより)
クシャルダオラ
テオ・テスカトル
- 環境変化によって現れたのか、新たな魚竜種など新顔の姿も見られる。
ネルスキュラ亜種も姿を見せるが、通常種と異なり巣を作らないことから、
旧砂漠内には地底洞窟のような大規模な巣は見られない。
過去作では姿を見せなかった大型古龍も出没するようになった。
- なお、MH4Gのブロス科は当然MH3のモデリングとなっており(モノブロスも同様)、
MHP2G以前のブロス科とは姿勢や脚の形状が異なる*3。
特に後者については「地域によって脚の形状に差異が生じている」という設定が存在したのだが、
過去に登場した場所である旧砂漠には、本来であれば旧作での足形のブロス科が棲息しているはずである。
大規模な環境変化により新たな生態系が構築されたという設定を見る限りでは、
ブロス科が新たな環境に適応進化した結果、とするのが妥当なところだろうか。
あるいは、進出してきたMH3以降の個体に旧個体が駆逐されてしまった可能性もある。
メタな話だが、今更旧タイプの骨格を使うわけにはいかないという開発側の事情もあるだろう。
セクメーア砂漠 
- MH2、MHP2、MHF、MHP2G、MHXXに登場する砂漠。
MH2 ~ MHP2G、MHF 
- セクメーアとはこの世界の言葉で「渇きの海」という意味を持ち、
その過酷な環境から、温暖期になると立ち入ることすらままならないという。
因みにドイツ語で海は「メーア(Meer)」である。
- セクメーア地帯の砂漠。上記の通りデデ砂漠よりさらに南方に位置しているが、
ジャンボ村からなら船ですぐに行ける。
マップの中央付近にBCがあり、南東部が砂漠、北西部が岩場、
そこに囲まれるように地底湖のエリア6といったフィールドが広がっている。
砂漠エリアがとにかく広く、モンスターに逃げられると追跡に時間が掛かる場所でもある。
出来ればモドリ玉の準備もしておいた方が良いだろう。
- 昼と夜で寒暖の差が激しく、昼はクーラードリンクが必須だが、夜はホットドリンクが欲しい。
- いわゆるドス古龍が多く姿をみせるフィールドでもある。
クシャルダオラによる天候変化は発生しないため、爆弾の利用も可能である。
- 採れる鉱石はなかなか良質。トレジャーハンターでは、セクメーアパールという鉱物が取れる。
- MH2をベースとするMHFでも、ほぼそのままの仕様で登場していた。
同作では本フィールドに関連した独自設定を持つオリジナルモンスターが多数実装されていた経緯があり、
メインシリーズから引き継がれた既存フィールドの中ではかなりの存在感を放っていたと言える。
MHXX 
- MHP2G以来、実に9年ぶりのメインシリーズ復活を果たし、久しぶりにデデ砂漠と共存することとなった。
ジャンプアクションに対応して段差もいくつか新設されているが、
旧砂漠と比べると高低差の少ない、平坦なフィールドとして差別化されている。
なんといっても流砂がないため環境はこちらの方が断然良い。
- 旧砂漠ほどリメイクはされずディアブロスの餌の補給場となるサボテンの群落など、
モンスター用のオブジェがいくつか追加されている。
- 【昼】のクエストしかないためクシャルダオラが姿を見せる事は無いが、
引き続きテオ・テスカトルは登場し、新参者のバルファルクも現れる。
エリア解説 
ベースキャンプ 
沼地や密林と異なり岩影に設置された安全性を考慮した立地。
結構高度のある丘(高台?)の上であり、外を見ると広大な砂漠地帯を一望できる。
後ろにある古井戸に飛び込むとエリア6まで行ける。ただし一方通行。
- MHXX
- BCらしく特に変化はない。
エリア1 
- ヤシめいた木が生え、東側に湖を湛えたオアシスの様なエリア。
だが人が活動するには過酷な環境な様で、クーラードリンク無しに長期滞在はできない。
魚は釣れるものの、水生のモンスターは確認されていない。
- MHXX
- エリアの西側にボルボロスが潜れる泥沼が新設されている。
ボルボロスだけでなくハプルボッカ、テオ・テスカトルの寝床も意外な事にここである。
エリア2 
- ステレオタイプの砂漠といった趣の広大な砂地エリア。
エリアそのものもエリア移動の範囲も非常に広い。
エリアの端の方に行くと、砂塵が巻き起こり視界がとても悪くなる。- エリア2側は見渡す限りに砂原が広がっているが、
それ以外の方向は切り立った岩肌が目に入る。
- エリア2側は見渡す限りに砂原が広がっているが、
- MHXX
- BCとエリア3の中間辺りに段差ができている。
エリア3 
- 岩場にかこまれているエリア。
日光が半分ぐらい遮られているためか暑さは控えめな様で、クーラードリンクもいらない。
段差が存在しており、ブロス科と戦う際には非常に便利。
- エリア7付近の小石は採取ポイントであり、
釣りカエルを集めるのに適している。
- MHXX
- 段差が若干低くなっている。
ダイミョウザザミの初期位置になっている。
釣りカエルの取れた小石は残っているが採取ポイントではなくなってしまった。
エリア4 
- 洞窟エリアの一つ。そのためクーラードリンクはいらない。
上のほうを見るとすこし日光が入ってきているのが確認できる。
他のエリアと比べると少々狭いが、頻繁に来るのはドスゲネポスぐらいでテオ・テスカトルが休眠時に訪れる程度。
- MHXX
- 真ん中あたりに段差ができている。
大型モンスターとやりあうには明らかに手狭にも関わらず、
ディノバルドやテオ・テスカトルが進入する事がある。
エリア5 
- エリア2同様非常に広い砂地エリア。
エリア2は見渡す限りに砂原が広がっていたが、
こちらは東側が崖になっており、砂流が崖へ落ちている。
流されてハンターも落ちるということは起こらない。
- エリア1と9への方向のみ、端に行くと砂塵が巻き起こる。
- MHXX
- エリア2付近に段差ができている。
エリア6 
- 全く日光に当たらない地底湖エリア。
【昼】であろうと凍える程寒く、長居するにはホットドリンクが無いと厳しい。- ただしクーラードリンクが必要になる砂地エリアと、
ホットドリンクが必要になるこのエリア両方を移動するモンスターは
ドスゲネポスしかいないため、その気になればドリンク無しでもどうにかなる。
因みにクエによってはBCから直行すると、ドスゲネポスに乗れそうな位置に落下する。
- ただしクーラードリンクが必要になる砂地エリアと、
- MH2のフィールドらしく【昼】と【夜】とで大きく様変わりするエリアでもあり、
【昼】は普通のエリアなのだが、【夜】になると地底湖の水が満潮になり、
主な行動範囲であった場所が水没するためエリア6は実質的に5と7を繋ぐだけの通路になる。
- 地底湖を突っ切るようにエリア4への通路が存在していおり、行動範囲はかなり広い。
陸地に向けてブレスを放つ水上のガノトトスを(やろうと思えば)真横から眺める事ができる、
という他の場所では見られないような構造になっている。
まあ通路に留まっても一方的にガノトトスの攻撃に晒されるだけだが。
- MHXX
- 旧砂漠の湖はMH4Gにて干ばつの憂き目に遭ったが、
こちらの湖はどうなのかと言うと若干水位が下がっている。
マップを見ても、エリア6からエリア4へと続く細道が消失し、
太い一本道となっていることからもそれは伺える。
とはいえ、ガノトトスが泳げるだけの水深は十分にあるが。- ベースキャンプの古井戸から飛び降りる際に、
方向キーで指定した方へ向いてエリア6へ降り立つことが可能という小技は、
今作ではできなくなっている。 - テオ・テスカトルが現れるようになったため、
本格的にクーラー&ホットドリンク両方が必要になる可能性が増えた。
- ベースキャンプの古井戸から飛び降りる際に、
エリア7 
- 中央に巨大な岩がある岩場に囲まれたエリア。
日光はちゃんと入ってきているが砂地程は暑くはない様で、
クーラードリンクがなくても問題ない。
ドスガレオスの寝床はここ。
- エリア1と同様湖があり、こちらはガノトトスが出現するほど大きさがある
上記の通りエリア6は夜になると水没するので、
夜のクエストでガノトトスを狩猟する時はこのエリア7でのみ戦う事になる*4。
- MHXX
- 中央の岩が壊れると氷海のエリア1のように段差が現れるようになっている。
エリア8 
- エリア9からの小さな穴から繋がっているネコの巣の洞窟。
山菜爺さんがいる。また、常に音楽が流れている。
入口が非常に狭いためか大型モンスターは一切入ってこない。
- MHXX
- 大型モンスターの進入がないためか変化はなし。
エリア9 
- 岩場に囲まれているエリア。
エリア3と似た雰囲気だが全体的にこちらの方が明るく狭い。
上の方に岩がたくさんあるためか、クーラードリンクはいらない。- ダイミョウザザミやティガレックスの休眠場所。
- MHXX
- エリア3と同じように段差が若干低くなっている。
エリア10 
- エリア4のように洞窟であり、暑くないためクーラードリンクも必要ない。
こちらも上のほうを見るとすこし日光が入ってきているのが確認できる。
アプケロスの営巣地らしくほぼ確実に複数体が陣取っている。
ただし卵は彼らが登れない段差の上にある。- こちらも大型モンスターの進入がない。
- MHXX
- 「草食竜の卵」の採取ポイントがエリア7への出入り口付近から、
エリア真ん中辺りにある段差の上に移動している。
秘境エリア 
- エリア1から湖を取っ払って日陰を増やした様な場所。
採掘ポイントはなく、虫あみと採取ポイントがある。
移動するとエリア5の最東端に出る。
- MHXX
- 新たに採掘ポイントが追加された。
主な出現モンスター 
- 小型モンスター
- アイルー
メラルー
ガレオス
ゲネポス
アプケロス
ランゴスタ
オルタロス
大雷光虫
ヤオザミ
ガブラス
チャチャブー
- 大型モンスター
- ドスガレオス
ドスゲネポス
ダイミョウザザミ(通常種/亜種/矛砕)
ハプルボッカ
ガノトトス(通常種/亜種)(辿異種)
ボルボロス
ドドブランゴ亜種
ラージャン
モノブロス(亜種)
ディアブロス(通常種/亜種/鏖魔)
リオレイア(亜種/紫毒姫)
ティガレックス(通常種/荒鉤爪)(辿異種)
セルレギオス
イビルジョー(通常個体/飢餓個体)
ディノバルド(通常種/燼滅刃)
クシャルダオラ
テオ・テスカトル
ナナ・テスカトリ
バルファルク
- 出現モンスターをよく見てみればわかるが、MHFやMHXXに存在したフィールドだけあって生息するモンスターがとんでもない事になってしまっている。
UNKNOWNやルコディオラ、グレアドモスといったMHFのオリジナルモンスターに加え、MHXXの双璧であるバルファルクと鏖魔ディアブロスに加え同じく二つ名持ちである燼滅刃や紫毒姫が生息している。
更にいえばガノトトスとティガレックスとルコディオラは辿異種が姿を表すこともある。
流石にゲームが違う辿異種や二つ名持ちモンスター、そして強力な古龍達はそれぞれ別のタイミングで出現しているようだが、この砂漠の未来が心配である。何ならあのイビルジョー飢餓まで生息しているのでそういう大物を狙って出現することもあるだろうし...
余談 
- 先述した通り、同じフィールドでクーラードリンク・ホットドリンクが
どちらも必要になると言う気温差の激しいフィールドだが、
現実の砂漠も季節にもよるが「温度差」だけなら似たようなものがある。
ただし、昼が50度にもなるような灼熱地獄の季節では夜も10~20度くらいあり寒いというほどではなく、
逆に夜が氷点下になるほど寒い季節では昼は30度程度までしか上がらない。- モンハン世界ではクーラードリンクやホットドリンクが必要になるほどの気温の場所と言えば、
それぞれ地底火山(恐らく4~50度)や氷海(恐らくマイナス20度以下)などがあるが、
モンハン世界の砂漠はこんな天変地異クラスの温度差が生じるほどの場所なのだろうか?
もっとも、ホットドリンクも流石にTシャツ短パンで氷海に降り立っても平気になるほど
とてつもない効果を持っている訳ではないだろうと思われるので、
ホットドリンクが要る地域にはインナーを着込み、
クーラードリンクが要る地域ではインナーを風通しの良い物にするなど、
同じ装備をしているように見えても色々工夫をしていると思われる。
1日の間で相当な気温差を生じる砂漠には寒暖のどちらかに特化した服装をしていく事ができず、
比較的重装備で昼の砂漠、比較的軽装備で夜の砂漠に挑む事になる。
火山や氷海ほどでなくてもホットドリンクとクーラードリンクが必要になるのも当然である。 - モンハン世界ではクーラードリンクやホットドリンクが必要になるほどの気温の場所と言えば、
- 砂漠と言えば「砂丘が無数に存在する広大な砂地」を思い浮かべるが、
実際の砂漠は岩石砂漠と呼ばれる岩肌が剥き出しになった
(モンハンでいうとBC付近の様な)面積の方が圧倒的に広い。
現実では砂漠と扱われる地域の約80%は岩石砂漠で、
世界最大の砂漠・サハラ砂漠は実にこの岩石砂漠が面積の90%を占めるという。- 「見渡す限り砂の海」の様な場所は砂漠のほんの一部分に過ぎず、
ゲーム中でフィールド内の砂地エリアが半数にも満たないのは現実に則している。
ガレオスやデルクス、ハプルボッカなどの生息域は結構狭い様だ。 - こういった砂漠の違いはハリウッドの実写版でも描かれており、
序盤で主人公達の部隊が現代世界でいたのが細かい石を主として広がっているタイプの乾燥地帯だったのが、
飛ばされたモンハン世界では砂丘のある広大な砂漠であったことに対して登場人物が驚いて混乱している描写がある。
- 「見渡す限り砂の海」の様な場所は砂漠のほんの一部分に過ぎず、
- MHFにはセクメーア砂漠とは全く異なる、白い砂漠のフィールドが登場している。
これは砂漠にのみ生息するモンスターなどのクエストがマンネリ化を招くため、
もう一つ砂漠フィールドを用意することでそれを解消しようとしたものであるという。
関連項目 
フィールド/砂原 - MH3シリーズにおける砂漠ポジションのフィールド。
フィールド/大砂漠 - 超巨大古龍が生息する砂漠の大海原。
フィールド/大蟻塚の荒地 - MHWorldに登場するフィールド。一部に砂漠地帯を含んでいる。
フィールド/白湖 - MHFに登場する同作第二の砂漠。
フィールド/クバ砂漠 - MHSTに登場する砂漠フィールド。
フィールド/砂
世界観/レクサーラ
BGM/砂漠戦闘BGM