- 種族
- 古龍種(古龍目 深龍亜目 ナバルデウス科)
- 別名
- 大海龍(だいかいりゅう)
- 英語表記
- Ceadeus
- 危険度
- MH3G:★5, MH3:★6
- 登場作品
- MH3, MH3G
- 狩猟地
- 海底遺跡
目次
生態・特徴
- 夜空に浮かぶ月を連想させるような純白の体躯を持つ古龍種。
陸上での活動能力を完全に捨て去り、深海での生活に特化した進化を遂げた珍しい部類のモンスター。
かなりの巨体を誇る超大型古龍で、公式の記録によればその全長は5837.2cmに達する。
その圧倒的な巨躯が海底の岩盤に接触しようものなら、その衝撃は地震となって陸地に襲い掛かり、
同様に引き起こされる津波は島一つを飲み込むとも伝えられる。
- 側頭部の辺りから左右に一本ずつ伸びている巨大な角が特徴。
前足や尻尾はヒレ状に進化しており、これ等を使って悠然と海中を泳ぐ。
後ろ足は完全に退化しているが、よく見ると痕跡程度に残っていることが確認できる。
全身の至る所に特殊な発光器官があり、普段は青白く、興奮すると赤く発光する。
この器官は非常に謎が多く、発光のメカニズムや光の正体については未だ不明だが、
体表に棲む発光バクテリアがナバルデウスの発光器官からの光に呼応して発光することで、
その光を強めているとする研究結果が出ている。
身体は「甲皮」と呼ばれる鋼の如く硬い皮に覆われており、
喉元から胸部に掛けても「鎧毛」と呼ばれる硬い髭が生えている。
鎧毛には大量の共生藻を養殖させており、この共生藻はナバルデウスが呼吸した時に生じる二酸化炭素と
発光バクテリアの発する光を利用して光合成を行っている。
ナバルデウスはこの共生藻から酸素を得ることで、長時間の水中行動を可能にしていると考えられている。
しかし、それだけでは補いきれないため、時折海上に現れて呼吸を行う必要がある。
その際にはその巨体の殆どが海上に露わになるほどの大ジャンプを見せるといわれており、
その様子は見る者を圧倒し、ナバルデウスの姿が海中に消えた後でも
暫くは動くことができない一種の感動に包まれるという。
なお、一息吸い込めば前述した共生藻の作り出す酸素と自慢の肺活量により、
その先数日間(一説によれば数か月間とも)はそのまま海底で生活できると云われている。
公式の確認が遅れていたのは、この生態が大きな原因であると考えられる。
- その存在はかねてより一部地域の海沿いの村などで語られる伝承の中に記されていたが、
ごく最近になるまでハンターズギルドによる公式な確認は取れず、半ば伝説の存在とされていた。
しかし、ロックラック地方のとある孤島に隣接する「モガの村」で原因不明の地震が頻発するという事件が発生。
その調査の結果、この巨大な古龍が物理的にモガの村を揺るがせていたという衝撃の事実が発覚、
この事件によってその存在が明らかとなり、緊急的に生態調査なども行われるようになった経緯を持つ。
地震の元凶であったこの個体は、原因は不明ながら片方(ナバルデウスから見て右側)の角のみが異常に発達し、
その巨大化した角によって視界が大きく遮られてしまっていた。
これによって多大なストレスを溜め込んだことで「荒ぶる神」と化し、
右角を海底や岩盤に叩き付け、結果的にモガの村を揺るがす地震を引き起こしていたのである。
なお、この個体は村を守ろうとする一人のハンターの決死の作戦により、
右角を半ばから折り取られた事で撃退され、以後モガの村で奇妙な地震が観測されることはなくなった。
- 基本的には攻撃的な性格ではないが、外敵と判断した相手に対しては積極的に排除を試みる。
攻撃方法は体当たりや噛み付きといったシンプルなものが殆どだが、
前述の通り、身体が岩盤に接触した衝撃で擬似的な地震が発生するほどの巨体であるため、
ナバルデウスが放つ攻撃の威力はどれも計り知れない。
また、大量に水を吸い込んで圧縮し、ブレスとして吐き出すこともある。
こちらの威力は発射の反動でナバルデウスの巨体さえも大きく後退するほどであり、
直撃すれば重装備に身を包んだハンターであっても一たまりもなくふき飛ばされてしまう。
- 「ナバルデウス」という名前は本種の正式発見に合わせ、ハンターズギルドによって臨時的に命名されたものであり、
伝承の中では「深海をさまよう神」「海に浮かぶ新月」「深海に棲む光る巨人」等の様々な表現で語られている。
ハンターズギルドでは本種を《大海龍》とも通称しているが、
この呼び方も元々は伝承の中に記されていた異名の一つである。
また、同じく伝承の中では「月」に準ずる表現がよく見られるが、その由来については諸説ある。
特に有力視されているのが、夜に海中から飛び上がったナバルデウスを見た者が、
その湾曲した巨大な角を三日月と重ねて見たからという説である。
また、全身の発光体から放たれる神秘的な光を纏った姿が月の如き美しさを放っているためではないかという説もある。
概要
- MH3のオフラインにおけるラスボスを務める超巨大古龍。
伝承や文献において「大海龍」と称され、様々な異名を持つ。
亜種については下記の記事を参照されたし。- モンスター/ナバルデウス亜種(皇海龍、MH3Gより登場)
- 水棲の東洋の龍を思わせる姿を持ち、その様は正に「海に浮かぶ新月」という別称に相応しい。
銀白色の巨躯、幻想的な発光体、年輪を刻んだかのような鎧毛、湾曲した巨角など、
凶暴さや力強さが前面に押し出されていた従来の古龍種とは打って変わって、美しい特徴を多く備える。
俗界から隔絶されたかのような雰囲気を湛える戦闘フィールド、
戦闘時の神懸かり的なBGMも相俟って、非常に霊妙な印象を与えるモンスターである。
- モンスターハンター世界では「深海に棲む光る巨人」という異名でも知られるが、
これは海中において、下から見上げたナバルデウスの姿が巨人を思わせることに由来する。
3シリーズの登場ムービーやハンター大全に掲載されたスケッチが特に分かりやすいが、
硬口蓋に存在する発光体が「光る巨大な双眸」を、湾曲した巨角が「巨人の頭に上向きに生えた角」を想起させ、
あたかも深海から巨人が立ち現れたかのような印象を与えるのである。
- このモンスターこそ、モガの村を危機に陥れた地震の原因。
モガの村の真下に存在する海底遺跡。その遺跡の主たるナバルデウスが角の異常発達による苛立ちから、
遺跡の壁面に角を打ちつけたことでその衝撃が地震となりモガの村を襲っていたのである。- 当初の元凶と思われたラギアクルス討伐後、帰還中にチャチャが桟橋から転落、
海で溺れる中で偶然ナバルデウスを発見したことで明らかとなった。- なお、別名の「大海龍」はチャチャが命名したものに見えるが、
実際は古い伝承に記されているため、大昔からその名は存在していた。
ナバルデウスはギルドも把握できていない古龍故に、命名者の勘違いが起こりやすい。
- なお、別名の「大海龍」はチャチャが命名したものに見えるが、
- 1人で戦うことは不可能と考えていたモガの村の村長は、村人が避難を終えた後、
ナバルデウスに挑もうとするハンターを説得するつもりだった。
しかし村人達はハンターの身を案じて一向に避難しようとせず、
先だって連れ出された村の子供達もこっそり戻ってきてしまった。
更にアイシャ(ギルドの看板娘)まで「村人全員の避難完了」というウソ報告をし、
自分の職を投げ出す覚悟でハンターに加担。
結局、村人達とハンターに根負けした村長は、ハンターにモガの村を託すことにした。
- 当初の元凶と思われたラギアクルス討伐後、帰還中にチャチャが桟橋から転落、
- 素材から作られた防具は男性用はヘリオスシリーズ、女性用はセレネシリーズと呼ばれる。
現実世界ではヘリオスはギリシア神話における太陽神、セレネは同じくギリシア神話の月の女神である。
- ある部位の部位破壊が困難であることで有名。
その部位とは髭か、背中か…否、尾である。
尻尾は通常報酬では出ないため、入手するには絶対に部位破壊する必要がある。
下半身に一定ダメージ、属性不問というよくある仕様だが、なにせ超大型モンスターである。
動いている部分はすべてまともなダメージ判定を持つと言ういつものシステムがハンター達を苦しめる。- MHP2G以前のモンスターで喩えると、老山龍の尻尾が壊れるとかそんな感じだったりする。
本当はジエンの脚程度なのだが、水中という動きにくいフィールドであることも手伝って被弾率は意外と高い。
水中用バリスタや撃龍槍などで尾を集中的に攻めれば割と簡単に壊れるが、時間を食われる。
ダメージ覚悟で序盤で狙うか、時間を犠牲にして最終エリアで狙うのかはあなた次第。 - MHP2G以前のモンスターで喩えると、老山龍の尻尾が壊れるとかそんな感じだったりする。
- ナバルデウスの伝承は地域によって異なる。
しかしその姿は伝えられた地域によって異なり、豊穣の神であったり災厄の化身であったりする。- 海の漁師たちに伝わる伝承
- そこは深い闇のような海。
辺りには見渡す限り水平線しかなく、
波音すらも無い無音の海域が広がっている。
その場所が巨大な光を放つ時、
無数の魚群が集まる不思議な現象を起こす
海域が存在するという。
運良くその機会に居合わせた漁師たちは、
必ず大漁の恩恵を授かるそうだ。 - ある村の長が代々伝えている伝承
- 深海をさまよう神。
一度彼の怒りに触れると、
地盤を割るほどの大地震を
引き起こすと言われる。
遠い昔、その地震が引き起こした大津波が
ひとつの村を丸ごと海に飲み込んだという。
その伝承を残す民族には、
”大量の海水が突然引いたときは、
高い丘の上に逃げるのだ。
静けさのその後に大津波が来るであろう!”
戦闘の流れ
- クエスト開始時に必ずナバルデウスが海中に没す登場ムービーが流れ、
ムービー終了と共にBCからのスタートとなる。- ムービーから分かるように、クエスト開始直後はBCが設置されている地点の真下にいる。
その後、エリア1へ移動しハンターと交戦するのだが、
モンスター侵入不可領域であるはずのベースキャンプ側の暗闇から姿を現すので、初見ではかなり驚かされる。
- ムービーから分かるように、クエスト開始直後はBCが設置されている地点の真下にいる。
- 戦闘の進行に部位破壊が関わっているという特殊なモンスターであり、
エリア1~エリア2の最終地点までは髭の部位破壊が実質的にマストオーダーとなる。
エリア2深奥までに髭の部位破壊を成功させなければ、ナバルデウスがエリア3への入り口を塞ぐ岩塊を壊してくれず、
「古龍を追い込むことができなかった!」のテロップと同時に強制的にクエスト失敗となってしまう。
また、モガの村を救うために戦う際は一定ダメージを与えるのに加え、
最終ステージであるエリア3で肥大化した右角をへし取るのがクリア条件となる。- 部位破壊条件も少々特殊なものとなっており、髭は体力値を一定以下にすることで破壊となる。
髭の肉質が非常に柔らかいため髭を攻撃するのが最も早いだけで、
実際は他の部位へのダメージでも髭の部位破壊は可能(=無理して髭を狙う必要はない)。
角の条件もまた特殊で、エリア3移動後&体力一定値以下で
頭部の部位耐久力を0にするという条件となっている。 - 髭を破壊していない場合、幸いエリア2の中心でナバルデウスが立ち止まり、
少々長い戦闘があるため、火力不足を感じる場合はここで最終的に破壊を目指すのがよいであろう。
この中心エリアで崩落する遺跡とともにブレスを行う演出などはなかなか見応えがあるため、
あえて破壊しないでナバルデウス戦を堪能するのも時にはアリかもしれない。 - なお、髭を壊すとナバルデウスは猛スピードでエリア3へと進み始めるため、
エリア2までに他の部位を破壊したい場合は、髭へのダメージはほどほどに済ませたほうが良いだろう。 - 初戦でのクエスト失敗、および2頭目以降の戦闘で撃退となった場合は、
次の戦いへとダメージおよび破壊された部位が引き継がれる。
この点はMH2までの古龍戦と共通している。
- 部位破壊条件も少々特殊なものとなっており、髭は体力値を一定以下にすることで破壊となる。
- エリア2最終地点までに髭の破壊に成功した場合、ナバルデウスが洞窟を塞ぐ巨岩を破壊、
最終決戦の場であるエリア3への道が開かれる。
エリア3へは侵入すると同時に特殊ムービーが挿入される演出が入り、
ナバルデウスがハンターを明確に敵として認識し本気で襲い掛かってくる。- 遂に真の力を見せる超巨大古龍に対し、オトモとともに村を賭けて戦いを挑む
という歴代でもトップクラスにアツいシチュエーションは多くのハンターを虜にしており、
現在でもナバルデウスの人気の高さを支える大きな理由の一つとなっていると言える。
- 遂に真の力を見せる超巨大古龍に対し、オトモとともに村を賭けて戦いを挑む
余談
- 鳴き声などは意外と可愛らしい本種だが、実はその顔つきはとても恐ろしい。
この魚のようにも見える面構えは、現実世界の生物「ダンクルオステウス」に酷似している。
現生の生物ではなく、既に絶滅種のデボン紀の海を支配した巨大な古代魚である。
もしかしたらナバルデウスのモチーフの一つかもしれない。
- 名称はおそらく英語で「海軍の~」を意味する形容詞「Naval」、
もしくはその語源となったラテン語で「船」を意味する「Navalis」のローマ字読みと、
ラテン語で「神」を意味する「Deus」を組み合わせたものだろう。
「海の神」といったニュアンスだろうか。- 通常種の英語名は「Ceadeus」となっているが、
「Cea」の部分は恐らく、クジラの学名である「Cetacea」、
あるいは英語で大海を意味する「Ocean」が由来だと思われる。
「Deus」の方は日本語名と同じで間違いないだろう。
また、「Cea」の発音は海を意味する英単語「Sea」とほぼ共通するので、
「SeaDeus(=海の神)」とも引っ掛けているのかもしれない。 - MH3発売直前直後では誤情報が飛び交っており、
ナバルデウスは「モレクルス」と呼ばれていることがあった。
ただし、オフラインのボスということもあってか「アロデグス」や「ミラグレイド」よりかは、
正情報への収束が速やかだったようである。
- 通常種の英語名は「Ceadeus」となっているが、
- イラストレーションズ2にはナバルデウスの原案になったと思われる「古代海龍」なるモンスターが登場するのだが、
「全身に発光器官を持つ」という類似した特徴の他「生きながらにして体が徐々に石化している魚龍」という設定も持っており、
この事から古代海龍はギリシャ神話に登場する、海神ポセイドンによって生み出され*1、
英雄ペルセウスが持つメデューサの生首によって石化させられ退治されてしまう
鯨の怪物「ケートス」をモデルにしてるのではないか、と考えられている。
また海神ポセイドンは自身の最大の武器である三叉の矛「トリアイナ」によって大海と大陸を自在に支配し、
嵐や津波を引き起こしたり、世界そのものを揺さぶる強大な地震を引き起こすことも可能であるとされるが、
ナバルデウスもまた同様に津波や地震を引き起こす古龍であり、
結果的に本種はケートスやギリシャ神話の海神もモチーフにしているモンスターである、と言えるだろう。
- MH3並びにMH3Gのモンスターデザインを担当した永木佑命氏は、
「イチオシのモンスター」「印象に残ったモンスター」としてこのナバルデウスを挙げている。
永木氏によると、海中ボスということで今までのMHにない質感やデザイン要素を目指したとのこと。
デザイン最終日までデザイン案の決定稿が決まらず、直前までアイデアを煮詰めたことで
寧ろ自信を持って推すことが出来るモンスターになったという。
生態を前面に押し出した、ある意味シンプルとも言えるナバルデウスのデザインは
永木氏の述べる目標「カッコイイだけではない、生物としての神々しさ」を体現しているとも言え、
ナバルデウスを「単に派手でカッコイイモンスター」とは一線を画す存在とするのに一役買っている。
- 全てのナバルデウスの角があのような歪な形状に成長するのか、
それともたまたまゲームに登場するナバルデウスの右角だけが異常だったのかは明確に言及されていない*2。
ただ、ハンター大全3の挿絵には両方とも同じくらいの大きさの角のナバルデウスのシルエットが描かれており、
角を素材とした武具もそんなアンバランスな物は存在しない。
公式に全く別のナバルデウスの個体が確認されるまでこの謎の解明はお預けかもしれない。
しかしモガの村を窮地に陥れなければ今もなお存在さえ疑われていた古龍の別個体など、
一体いつになったら発見されるだろうか…。- なお、亜種は両角が眼が隠れる程大きくなっており、どちらも部位破壊可能になっている。
一説によると、ナバルデウス亜種は通常種が長い年月を経て変化した姿であるという。
恐らく劇中の通常種は右角のみが亜種のそれに匹敵するほど発達してしまっていた個体だったのだろう。
- 後に、ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2016年7月号掲載のインタビュー記事において、
ナバルデウス幼体の設定画が掲載されたが、角は非対称であり、
ゲーム内におけるナバルデウス通常種のものと同じであった。
尤もこの設定画はあくまで企画段階のラフスケッチであり*3、
そのまま設定として採用できるかについては議論の余地がある。
- なお、亜種は両角が眼が隠れる程大きくなっており、どちらも部位破壊可能になっている。
- ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2016年7月号において、
「ナバルデウスの幼体は、骸龍オストガロアの捕食対象とされている」という衝撃的な設定が公開された。
「超大型古龍種の幼体」というだけでも特筆すべき話題であるのだが、
それが更に別の古龍種の捕食対象であるなどという設定は前代未聞で、界隈を大いに賑わせた。
- 砂漠を泳いだり、全属性を使ったり、嵐を操り浮いたり、体内のマグマにより海を赤く染めたりする
3シリーズに登場する他の古龍種と比べると、ナバルデウスはずいぶん現実的である。
巨体も水中ならば浮力があるので自身の重さにもある程度耐えられるし、
数か月近く水上に出ないという生態についても、
「共生藻の養殖によって酸素を得ているため」という、妙にリアルな生態が判明した。
また、体の発光器官や驚異的な水の吸い込み速度と排出速度も、
プランクトンや魚などをおびき寄せて食べるための進化と考えれば矛盾は無い。
古龍種の中では、かなり現実世界の動物たちに近い生態を持っている、言わば異色のモンスターと言える。
- あの巨体でもあの大地震を現実的に起こせるのだろうか?と疑問に思う方がいるかもしれないが、
太古の地球では巨大恐竜が歩く度に小規模の地震が発生していたという驚くべき予想が立っている。
30m級の生物の足踏みでさえこの有様なのだから、
恐竜の2倍近い巨体と恐竜を遥かに上回る機動力を併せ持つ巨大古龍が
島に怒りのタックルをかましていたという事実をみれば、
村を揺るがす地震が発生するのも道理と言えるのではなかろうか。- ちなみに、そんなナバルデウスの7倍以上の巨体を有する規格外は、身震いで地殻変動を起こしている。
- 上記の通り、通常種は初登場のMH3では危険度★6であったが、再登場したMH3Gにて★5となった。
ほぼ上位互換である亜種との兼ね合いだろうか。
あるいはそれだけ他の古龍種(及び魔物)の脅威が途方も無いものだということなのか?
- 多くのハンターがより強いナバルデウスの登場を願い、基本報酬に尻尾、湾曲した龍角、剛龍角の追加や
鎧毛、龍玉、皇龍玉の入手確率増加を期待していたのだが、
ナバルデウスは通常種、亜種共に強化クエストは結局配信されなかった。
- 水中ではLv3通常弾の跳弾の特性が非常に活きやすく、面白いように多段HITさせる事ができる。
そしてナバルデウスはその巨体故に、接射すればほぼ最大火力を発揮させることができる。
ヘビィボウガンならばその火力で短時間で討伐できてしまうのだ。
特に前肢(ヒレ)の怯み値が低く、G級終盤の装備ならば亜種が相手でもソロで怯みハメ紛いの状況に持ち込める。
相応の装備とスキルのハンターが4人揃えば延々怯み続けた挙句に2~3分で沈む事も珍しく無い。
そのため上記の鎧毛や皇龍玉、角系統の入手のために、多くのハンターによって乱獲された。
そして鱗や甲皮が高値で売却できることもあり、最終的には過去作のアカムトルムのように
金策に使われてしまうこともある。
- MH4とその続編のMH4Gでは竜人商人を通してその素材が手に入るが、
MH4では上位イビルジョー素材、MH4GではG級の渾沌に呻くゴア・マガラ素材と下位素材を交換する事になる。
…通常種は下位個体しか存在せず、更に言えば世界観的にナバルデウス自体かなり希少なモンスターとはいえ、
上位及びG級のモンスター*6の素材と同格の価値とは一体…
彼女みたいに、G級素材を用意してやれなかったのだろうか?- 一応、レア度はどれも上位以上のものに設定されているが、
神秘の発光体は希少素材であるにもかかわらずレア度は6になっている。 - なお、MH4Gでは似たようなことがアマツマガツチの素材でも起こっている。
- 売却価格で見ると、MH4から交換出来る大海龍の甲皮が2800z、湾曲した龍角が2980z、
神秘の発光体が9700zと交易の結果か上位相当の値段に値上がりしているのに対し、
MH4Gで追加された鱗と鎧毛、深淵の龍玉はなんと一律で540z(=下位一般素材相当)と非常に安い*7。
同系統の素材にここまでの値段の差が存在するのは不自然であり、
追加素材はキッチリレア度8~9に変更されているあたり、売却価格の設定ミスの可能性が高い。- ちなみに、後者はG級モンスターの渾沌ゴア素材(鱗でも5500z程度)と交換なので、
金銭的には1:10以上のかなりとんでもない取引をしていることになる。
- ちなみに、後者はG級モンスターの渾沌ゴア素材(鱗でも5500z程度)と交換なので、
- 今作ではナバルデウス素材の武具が存在するのだが、武具の方はG級まで強化できる。
つまり、下位素材でG級トップクラスのスラアク、チャアク、弓を作っているのである。
ナバルデウス素材の研究が進んだことでより素材の力を引き出せるようになったのか、
あるいは我らの団の加工担当の手腕によるものか…。
- 一応、レア度はどれも上位以上のものに設定されているが、
- 時は流れてMHXX。
誰もが復活を絶望視していた状況で、武具だけひょっこり復活。
モガの村の村長親子からの依頼で手に入る「大海原の輝石」を素材にして生産可能。- ちなみに同様の形式でヤマツカミ素材も手に入るが、あちらの使い道は防具だけなのに対し、
こちらは武器も作れる。
この扱いの差はなんだろう…。
- ちなみに同様の形式でヤマツカミ素材も手に入るが、あちらの使い道は防具だけなのに対し、
- 『MONSTER HUNTER 超解釈生物論II』より角は元々、歯である事が推測された。
ノコギリザメの吻は歯が発達したものなので、ナバルデウスの角も同様の経緯で獲得した産物と言える。
同時に、鎧毛はエラが発達したものとも推測。エラそのものと言ったほうが正確だろう。
ともすれば、鎧毛付近が弱点であるのも酸素供給源に影響があるから、という解釈が出来るだろう。- ところで、ジエン・モーランとナバルデウスは外見的に幾つかの共通点が見られ、
また大砂漠はかつて海の底であったという事実もあり、共通の種から進化したのではないかと噂されていた。
このことはジエン・モーランの項に詳しい。
今回ナバルデウスの角が正式にもともとは歯(牙)であったという推測がなされたことで、
その噂は真実味を帯びてきている(ジエン・モーランも巨大な牙を有している)。
- 但し、これらは飽くまで学者達がカプコン側の依頼によって書かされた独自推測である。
自分達が持つ生物学の知識でモンスター達の「考察」をしてみたという話であり、
彼らがモンハンの開発陣でない以上完全な事実など推測する事など出来ない。
また「一線の研究者でない人も混ざっている」「議論が浅い」といった
カプコンの本気度に対する指摘もあり、過信は禁物である。
- ところで、ジエン・モーランとナバルデウスは外見的に幾つかの共通点が見られ、
素材
- 大海龍の鱗
- ナバルデウスの鱗。
その巨体ゆえに、一枚一枚が途轍もない大きさをしている。一方、硬度はそれほどでもないらしい。
- 大海龍の甲皮
- ナバルデウスの皮。
非常に分厚くてかつ硬く、並みの攻撃ではビクともしない。
- 大海龍の鎧毛
- ナバルデウスの顎から腹部にかけて生えた髭のような剛毛。"がいもう"と読む。
鎧と付いているように毛としてはあまりに硬く、むしろ針と言ったほうが適切な硬度を持つ。
近年の研究では、ここに共生藻を住まわせることで、海中で酸素を補充する器官となっていることが判明している。
モガの村の海底遺跡で鎧毛を斬られたナバルデウスが海面近くまで移動したのも、
鎧毛を失ったことで酸素の補充に支障をきたしたためと推測される。- 非常に立派な剛毛なので剥ぎ取りでも入手できそうなものだが、
実は部位破壊報酬か基本報酬でしか手に入らない。
入手確率もそれほど高くないにもかかわらず、武具の素材として大量に要求される。
- 非常に立派な剛毛なので剥ぎ取りでも入手できそうなものだが、
- 大海龍の尻尾
- ナバルデウスの尻尾(正確には尾ヒレ)。
先端が三つに枝分かれした形状となっており、さながら三叉の矛である。
モガの村では、村の元凶だったが故に平和の象徴とされている。
通常種と亜種のもので質や名称に違いはなく、一括して扱われる。- 説明文には「ナバルデウスからはぎとれる…」となっているが、部位破壊でしか入手できない。
地震の元凶というのならともかく「村の元凶」というのは日本語として間違っているのだが、
モガの村が出来たのはこいつのせいなので、合っているかもしれない。
- 説明文には「ナバルデウスからはぎとれる…」となっているが、部位破壊でしか入手できない。
- 神秘の発光体
- ナバルデウスの下腹部に並ぶ謎の発光器官。平常時は青白く、興奮時は赤紫に発光する。
用途も発光メカニズムも解明されていないが、強大な力を秘めていると言われている。
なお、折れた角の断面にも同様の発光器官が確認される。- アイコンが紅玉などと同じで、レア度も「深淵の龍玉」と同格の5だが、
別にそこまで入手が困難という訳では無い。
通常種と亜種どちらからでも入手が可能。
- アイコンが紅玉などと同じで、レア度も「深淵の龍玉」と同格の5だが、
- 湾曲した龍角
- ナバルデウスの巨大な角。長い歳月をかけて捩れ、曲がりながら伸びる。
モガの村近海に出現した通常種は左右の角が非対称に成長、
右角が視界を遮るほどに肥大化して、ストレスとなっていた。- 角を部位破壊して、水中に浮かぶ折れた角から剥ぎ取りする事で入手可能だが、
何故か鱗や甲皮が剥ぎ取れる事もあるので、場合によってはなかなか手に入らない。 - 上記の通り、歯が発達してできた産物でもある事が推測されている。
脊椎動物の歯は、元々は魚類の体表(鱗)の一部が高質化・変化して誕生したものであるので、
ナバルデウスの角も体表の鱗および甲皮と一体化となって変化していったものなのだろう。
- 角を部位破壊して、水中に浮かぶ折れた角から剥ぎ取りする事で入手可能だが、
- 深淵の龍玉
- ナバルデウスから入手できる幻の宝石。
深海のように黒く、覗き込むと深い闇が見えるという。- ナバルデウス武具に結構な割合で要求されるにもかかわらず、入手確率は非常に低い。
ヘリオス・セレネシリーズが非常に優秀な性能だったこともあり、
深淵の龍玉のために下位装備で頑張ったハンターは少なくないだろう。
- ナバルデウス武具に結構な割合で要求されるにもかかわらず、入手確率は非常に低い。
関連項目
モンスター/ナバルデウス亜種
武器/ナバル武器 - ナバルデウスの素材を用いた武器へのリンクあり。
防具/ヘリオス・セレネシリーズ
BGM/ナバルデウス戦闘BGM
BGM/悠久の言葉
クエスト/モガの村を救え!
フィールド/海底遺跡
モンスター/オストガロア - 幼体を捕食する事もあるモンスター。
世界観/地震