MHRiseで乗りに代わり実装された新システム。
ハンターがモンスターに乗り、鉄蟲糸を使って操るという驚愕のシステムである。
概要 
- ジャンプ攻撃や鉄蟲糸技をモンスターに何度も命中させる、
または猟具生物のクグツチグモの吐く糸を命中させる、
あるいは他のモンスターと争いを起こしてダメージを受けるなどによって、
そのモンスターがぐったりとして翔蟲が取り付く操竜待機状態に移行する。
納刀してその状態のモンスターに接近してボタン入力をするか、
または攻撃すると暗転を挟んでハンターがモンスターの背中に乗り、
モンスターに絡まった鉄蟲糸を手繰って傀儡のように操ってしまう。- 蓄積可能な攻撃をヒットさせた時は、表示されるダメージの数字に
青く光るエフェクトが追加される為わかりやすくなっている。
しかし、ダメージ表示をOFFにしているとこのエフェクトも表示されず、判別しにくくなるので注意。 - 操竜中は翔蟲を消費するコマンドが存在するが、
もし操竜前に翔蟲を消費して回復中であった場合、
操竜開始と同時に全ての翔蟲が即時回復するようになっている。
- 蓄積可能な攻撃をヒットさせた時は、表示されるダメージの数字に
- 操竜には制限時間が存在し、菱形の時計で表示されている。
制限時間は時間経過や攻撃を受けると減少していくが、こちらの攻撃を当てることで延長できる。
ただ、この制限時間はとにかく急がなければならない程短い訳では無く、
操竜してから他モンスターを探し回って攻撃するには十分な程長い。
- 操竜中は移動、弱攻撃、強攻撃、回避/緊急回避、突進離脱などの行動が行え、
後述する操竜ゲージを蓄積すれば操竜大技が使用可能になる。
- 移動
- 操竜中はRを入力していなければ移動ができない。
また、移動中も小回りが全く効かず、かなり癖が強いため慣れがいる。
基本的に曲がる時は大回り気味になるため、早めに曲がっておくかRを小刻みに押すなどの工夫をしよう。
流石は人間より圧倒的に巨大なモンスターと言うべきか、移動速度はかなり速く
広いフィールドであっても他のモンスターを探すのには困らない。- 他の大型モンスターがいる場合は自動で一番近いモンスターに
ロックオンカメラが適用され、カメラの制御も不安定になってしまう。
目的のモンスター以外をロックオンしてしまった時は、
落ち着いてRスティックを押し込んでロックオン対象を変更しよう。 - 大抵のモンスターは操竜してもドタバタと地面を歩くことしかできないが、一部の素早いモンスターや
格上モンスターは明らかに移動速度が早かったりと、格上を操竜するメリットが大きい。- リオレウスを操竜すると飛行状態で移動できるため、地上にしか攻撃できないモンスター相手に
一方的に有利な戦いを展開する事ができる。空の王者の面目躍如といった所。
- リオレウスを操竜すると飛行状態で移動できるため、地上にしか攻撃できないモンスター相手に
- 他の大型モンスターがいる場合は自動で一番近いモンスターに
- 弱攻撃・強攻撃
- Xでの弱攻撃は威力は低めだが隙が小さい攻撃、
逆にAでの強攻撃は威力は高めだが隙が大きい攻撃を繰り出す。
これらの攻撃は連続での入力でコンボになったり、
あるいはLスティックと同時入力で全く別の技を繰り出せたりするので
初見のモンスターを操竜した時は色々試してみよう。
状態異常や属性が付与されている攻撃も勿論使用でき、
それらの攻撃を他のモンスターに命中させれば状態異常や属性やられに陥らせることが可能。- 相手に強攻撃を当てると最大3回まで落とし物を落とす。
後述する突進離脱で両方のモンスターに操竜した後だと、
地面に大量の落とし物が散らばっている事も多々ある。 - Lスティックとの同時入力では、左右と後ろで同じ技が出るモンスターもいれば、
違う技が出せるモンスターもいたりするため中々ややこしい。
モンスターによっては同時入力無しの技より、同時入力有りの技のほうが
使い勝手が良いこともあるため慣れておきたいところ。 - なお、これらの攻撃は味方ハンターにも当たり、怯ませてしまうが
ダメージや状態異常、属性やられなどは一切与えない。
- 相手に強攻撃を当てると最大3回まで落とし物を落とす。
- 回避/緊急回避
- スティック入力に合わせて前後左右にステップするように回避行動を行う
通常時の【回避】は特に支障なく行えるが、攻撃や移動中もしくは被弾時においては、
表示が【緊急回避】変更され、この際は翔蟲ゲージを消費する必要がある。
相手モンスターの攻撃に合わせて行うと受け流しになり、
攻撃を無効化して大ダメージを与え、怯ませることができる。
なお、後述の突進離脱による激突後は【ダウン回避】に変化する。- この受け流しはダメージと共に操竜ゲージの蓄積も可能。
あらゆる硬直をキャンセルできるので非常に性能が高く、
なんなら受け流しだけで十分戦えてしまう程である。
モンスターによっては攻撃の前隙が大きすぎてまともに戦いにくい
ということもあるので、しっかりと使いこなせるようにしておきたい。 - 回避をキャンセルして攻撃に繋げられるので、攻撃→回避→攻撃→回避…
というように連続攻撃が可能であるが、これらのアクション中は翔蟲の回復が停止する。
うっかり翔蟲を全て消費しているのに攻撃して隙を晒さぬように注意。
また、一度でも突進離脱をした場合、それ以上は操竜を終えるまで翔蟲は回復しない。 - 上述の通りRを押しての通常移動は小回りが効きにくいため、要所要所で前と左右の回避行動を織りまぜた方が
操竜状態でモンスターと対峙する時に立ち回りやすい。もちろん、操竜ゲージの残量には気を配った上で。 - 受け流しとはいうものの、実際に成功した時の絵面はタックルに近い。
- この受け流しはダメージと共に操竜ゲージの蓄積も可能。
- 突進離脱
- 操竜しているモンスターを前方に突進させる。
ぶっ飛ばしのように、壁にぶつける事でダメージとダウンを奪えたり、
他のモンスターにぶつければダメージを与えた上で操竜待機状態にできる。
また、壁にぶつかった直後に翔蟲を消費すればダウン回避で操竜を継続でき、
翔蟲の残っている限り連続で壁にぶつけられる。
事前に野良の翔蟲を拾っておけばぶつける回数を増やすことも可能。
なお、継続後は突進離脱以外のコマンドが封印され、
再度突進離脱しなければ少し経つと操竜が解除されてしまう。- モンスターに向かって突進離脱を行った場合、翔蟲の残数にかかわらず1回目で強制終了となるが、
その代わり相手モンスターが強制的に操竜待機状態へ移行し、即座にそちら側へ乗り直す事が可能。
縄張り争いで狙っていた方とは逆のモンスターが負けてしまった場合等に有効なテクニックである。 - また、壁やモンスターにぶつからなかった場合は継続もできずに終了する。
モンスターの動かし方には癖が強いが、しっかりと角度を合わせ
確実に何かしらのオブジェクトに命中させたい。- ダウン回避すると180度回転するので、通路のような場所に言って突進離脱すると
続けざまに突進離脱を行いやすくなる。操竜したら適した位置をすぐに把握するよう心掛けるとよい。
- ダウン回避すると180度回転するので、通路のような場所に言って突進離脱すると
- 突進離脱後はモンスターが鉄蟲糸によって地面に縫い付けられた状態となる。
相手はこの状態になっても普通に攻撃などは行ってくるが、
縫い付けられた地点から大きく移動することができなくなり、飛行なども封じられる。
時間が経つと鉄蟲糸が一本ずつ千切れていき、全て千切れると解除される。
- モンスターに向かって突進離脱を行った場合、翔蟲の残数にかかわらず1回目で強制終了となるが、
- 操竜大技
- 操竜中は制限時間の横に操竜ゲージが表示されており、
弱・強攻撃や受け流しでダメージを与えることで蓄積されていく。
ゲージが最大まで溜まると相手モンスターがダウンすると同時に操竜大技が使用可能になる。
これは操竜しているモンスターが持つ攻撃を連続で放つようなもので、
モンスターによっては状態異常や属性やられを付与できるものもある。- なお、操竜大技が発動可能になっても弱・強攻撃でダメージを与えられるが、
発動可能になってから急速にゲージが減り始め、
0になると強制的に振り落とされてしまうので、慣れない内はさっさと発動するのが吉。
- なお、操竜大技が発動可能になっても弱・強攻撃でダメージを与えられるが、
- 操竜が終了すると、乗られていた側のモンスターは別のエリアへ移動する。
その為モンスター合流時に分断したい場合は基本的に操竜を狙う事で事足りてしまい、
これまでのシリーズで多用されてきたこやし玉の使用率が激減している。
- 操竜は乗りと同じようにモンスター側に耐性値のようなものが設定されている。
また、こちらの攻撃による蓄積量も細かく設定されているようで、
何度も何度も当てる必要のある攻撃もあれば、数発で操竜できるような鉄蟲糸技も存在する。
また、操竜し終えた直後は例えククツチグモを使っても操竜し直すことはできない。
耐性が上がっているというより、5分程度のクールタイムが設けられているようで、
時間をおいてから蓄積を行うと再度操竜状態に移行させることができる。
- 操竜待機状態になってから解除されるまではそれなりに時間がかかるため、
操竜前に大タル爆弾などを設置してダメージを稼いだり、
砥石やバフアイテム等を使って操竜後の展開に備えるということもできる。
- 操竜中はモンスターの行動を完全に制御できるので、
マルチプレイではそのまま何もしなければ殴り放題ではないか、と思われるかもしれないが、
操竜されているモンスターへのダメージはかなり強く軽減されてしまう。
さっさと終わらせたい場合は即突進離脱を行うのが良いだろう。
- 総評すると、これまでハンターに与えられてきた特殊システムによる拘束手段を
1つにまとめ上げ、さらに昇華したようなシステムと言える。
批判される事の多かった乱入が特にプレイヤーに利するものになったのも見逃せず、
MHRiseではモンスターが乱入するとすぐに争いを起こし、
どちらかが操竜待機状態になるため、そのモンスターを操竜して戦うことができる。
また、操竜した後はすぐ乱入したモンスターは移動するので邪魔になる事も少ない。- ただ、ジャンプ攻撃やクラッチクローを使わないことで封印できた乗りやぶっ飛ばしと違い、
モンスター同士の争いや鉄蟲糸技によってプレイヤーの意思に関係なく操竜待機状態になりやすく、
操竜待機状態では攻撃を当てることで強制的に操竜に移行してしまうこと、
操竜待機状態の解除には結構長めの時間がかかってしまうことや、
加えて乗りにはあった任意離脱の方法が突進離脱の激突不発くらいしかないことから、
そういったシステムを使わずして戦いたいプレイヤーからは不満点が無い訳ではない。 - また、乗り蓄積値を溜めたり頭にクラッチしたプレイヤーが行えた乗りやぶっ飛ばしと違い、
システムの都合上、マルチプレイでの操竜は操竜待機状態にしたプレイヤーが行えるとは限らない。
そのため他のプレイヤーに操竜を取られて狙い通りに行かないような事態も起こりやすい。
当然、変なプレイヤーに取られてしまえば遠くのエリアに連れて行かれたり、
突進離脱を無駄撃ちされてせっかくの操竜を無駄にされるようなことも起こり得る。
防ぐ手立てはないが、せめて待機状態に合わせてA連打や攻撃ができるように待機しておきたい。
- ただ、ジャンプ攻撃やクラッチクローを使わないことで封印できた乗りやぶっ飛ばしと違い、
- 強力なモンスターは操竜した時のスペックがあからさまに高くなっており、格上とされるモンスターの強さを体感できるようになっている。
- クエスト達成時に操竜していた場合、即座に振り落とされてしまう。
また達成後の自由時間中は操竜しようとAボタンを押してハンターが一瞬硬直するだけで何も起こらない。*1
よって待ち時間中のじゃれ合いには使えない。- また、稀なことだが操竜可能モンスターの近くに落とし物がある場合、操竜の判定に吸われて落とし物を拾えない事がある。
クエスト達成後の時間はボタンを押しても何も起こらないので、操竜可能状態が終るのを待たないといけない。
捕獲した時は特に時間切れが怖いので、そういう落し物は最後に拾おう。
- また、稀なことだが操竜可能モンスターの近くに落とし物がある場合、操竜の判定に吸われて落とし物を拾えない事がある。
関連項目 
世界観/竜操術 - 操竜と関連性があると思わしき旧作に見られた設定。
システム/乱入クエスト
システム/乗り状態
ゲーム用語/同士討ち
システム/クラッチクロー