プリン

Last-modified: 2024-04-20 (土) 17:45:54

Tag: プリン サポート フレンドガード 低レベル がむしゃら ノーマル フェアリー よこどり いやしのはどう ほろびのうた しんかのきせき

目次

基本データ

ポケモンタイプ能力特性
タイプ1タイプ2HP攻撃防御特攻特防素早特性1特性2隠れ特性
プリンノーマルフェアリー1154520452520メロメロボディかちきフレンドガード

ポケモン徹底攻略

概要

ポケモン赤・緑から登場し続けているポケモン。XYよりタイプが追加され実質固有タイプのノーマル・フェアリータイプとなった。
HP以外の種族値は貧弱そのものだが、『しんかのきせき』が適用されるので数値ほどの脆さはない。
他のポケモンが持ち合わせない特性と技の両立が出来ることから サポート要員に採用するケースがある。

採用理由や固有の能力として

  • 受け出しの際にドラゴンタイプとゴーストタイプの両方を無効化出来る、唯一の複合タイプを持つ。
  • 隠れ特性の『フレンドガード』は、場に居続ける限り味方が受けるダメージを3/4に軽減し続ける 強力かつ珍しい特性。
  • 「フレンドガード」を持つポケモンでゴーストタイプを無効化出来るのはプリン(とププリン?)を除くとピンプクのみ。
  • 『ほろびのうた』を覚える。この技とフレンドガードを両立できるポケモンはプリン以外に存在しない。
  • S種族値が20と低く、多くのトリックルームパーティエースより足が遅い。この遅さは滅び判定勝ちを狙う際に活きる。
  • 低レベル運用時は『がむしゃら』で削り、範囲エースの技で敵を倒した後『ほろびのうた』による詰め展開を狙える。

といった内容があげられる。進化させると特性が変化してしまうため、この強みはプリンならではのものである。

似た役割を持つポケモン

  • ピッピビビヨン:
    数少ないフレンドガードを持つポケモンたち。
    味方守りに特化しており汎用性のある耐久補佐要員がピッピ、S操作も出来るのがビビヨン、取り巻きを選ぶが自身で詰めも狙える耐久補佐要員がプリン
    ちなみにフレンドガードの効果は重複するので同時採用も検討できる(最下部の記事参考)。
    他に同特性を持つピンプクやコフーライは、前述した3匹より積極的に採用したい場面・強みが極端に少ないので省略。
  • ニョロトノパウワウヤミカラス:
    ほろびのうたパーティで採用されることがあるほろびのうた使用者たち。
    雨パーティの軸にもなるあめふらしニョロトノ、優秀な耐性とねこだましを両立するあついしぼうパウワウ、先制で滅ぼしにいけるいたずらごころヤミカラス
    プリンとは違った強みを持つほろびのうた要員。ほろびのうたパーティに入れるメンツは、メガゲンガーと合わせて誰かもう1-2匹をこの中から採用することが多い。

型問わず採用

技名説明採用率
まもるわざマシンで習得。
フェイント以外のわざによるダメージを無効化する技。
場に残ることがフレンドガードの維持となる為必須。
74%
ほろびのうたタマゴ技。
かげふみと合わせたり、3匹倒した後の強力な詰め筋となる技でほぼ必須。
生存率を高めるフレンドガードとの相性も良い。
85%
いやしのはどうタマゴ技。
はどう技なので対角まで選択可能。対象者のHPを最大の1/2回復する。
生存がカギとなるほろびのうたパーティは勿論、ふんか・しおふきを軸とするトリックルームパーティ運用の際も一考。
33%

主にしんかのきせき型で採用

※低レベル運用でも必要に応じて採用出来る可能性はあります

技名説明採用率
かなしばりレベル15(XYは13)で習得。
相手が最後に使った技を 4ターンもの間封じ込める。かげふみとも相性が良く、ほろびのうたパーティでは覚えさせて損しない。
ププリン?が覚えられないので両親に覚えさせて孵化したとしても低レベル運用は不可。
25%
しんぴのまもりわざマシン。
味方のねこだましと合わせたダークホール対策、トリックルーム下でモロバレルに先制してキノコのほうしを対策する用途が主。
一応いばるも使えるので味方の物理アタッカー強化も可能。
13%
マジックコートちょうはつ・キノコのほうし・ダークホール等への対抗手段。S操作が間に合っていなくても優先度が高いので非常時に使いやすい。9.7%
マジカルシャインタイプ一致特殊範囲技。威力に大きな期待は出来ない。3.9%
にほんばれ晴れパーティに入れる際に。3.9%
じゅうりょく命中強化+ひこうタイプ・ふゆう相手にも味方のじめん技を当てられるように出来る。2.8%
うたう催眠技にして音技。命中難なので工夫は必要。2.8%
てだすけてだすけ:教え技。/うそなき:タマゴ技。
ほろびのうた以外にも相手の盤面を崩す手段を持つパーティで運用する場合は、プリンが置物にならないために採用するケースがある。
てだすけは、ねこだましよりも高い優先度で繰り出し、対象とした味方の技威力を物理特殊問わず1.5倍に強化する。
うそなきは優先度こそないが、対象のDを2段階下げることで味方の特殊技の突破力をてだすけ以上にアップさせる。
1.9%
うそなき1.0%
ひかりのかべひかりのかべ・リフレクター:わざマシン。/あまえる:自力(ププリン?時)習得。/ゆうわく:タマゴ技。
フレンドガードと合わせて相手の火力を削ぐ為の技。場にかけられるリフレクター、ひかりのかべが覚えさせる手間がかからず楽。
あまえるはA、ゆうわくはCを二段階下げる技で重ね掛けが可能。あまえると違い、ゆうわくは相手複数が対象だが、異性にしか効果がないデメリット有。
9.0%
リフレクター6.3%
あまえる-%
ゆうわく-%
ねがいごとタマゴ技。
回復までに1ターンのタイムラグが生じたり、よこどりの対象になるのが難点。
その一方で場所依存・このゆびとまれに吸われない・みがわり貫通で回復できる といった、いやしのはどうにはない独自の強みを持つ。
場所依存なのでプリン自身は勿論、ムーブや交代を駆使すればプリン以外も回復できるが、仕様上 リセットムーブで不発に終わる可能性もある。
0.7%
かわらわり壁対策に。味方の「じゃくてんほけん」起動に転用も可能。0.1%

Lv2運用時に多く採用

※高レベル運用時も役立つ技もある。

技名説明採用率
よこどり教え技。
範囲技で攻める際に邪魔なワイドガードを除去する他、トリックルーム対策のふういんを妨害する用途がある。
相手が狙った行動をしてこなかった場合、味方のじこさいせい等も奪ってしまう点には気を付けたい。
59%
がむしゃら教え技。
低レベルプリンにとっては、相手のHPを16以下まで削る打点=採用理由となるので必須。連続技や、フェイント+先制技の集中砲火には注意。
高レベルになるとHPが極端に高くなる他、主な活躍パーティであるほろびのうたパーティでも「ほろびのうた」で相手の残数を削っていく運用上まず採用されない。
49%
ジャイロボール味方の「じゃくてんほけん」起動用の技。15%
いたみわけ教え技。
現在の自分と対象のHPを足した数値を半分に分け合う = 低レベル運用時は疑似いかりのまえば。
がむしゃらに見劣りするが ゴーストタイプに無効化されず、ふいうちを不発に出来る必中技なのは大きな違い。 高レベル運用時はまず採用されない。
-%
とびはねる味方の「ほろびのうた」の回避やターン稼ぎに。-%

もちもの

もちもの説明採用率
しんかのきせき高レベル運用時の持ち物。HPは元々高いのでBDに努力値を割り振って耐久を補強しよう。
削り性能を犠牲に 半減耐性・クッション性能が活きるようになる他、かなしばりを覚えさせて運用できるのもポイント。
50%
きあいのタスキ低レベル運用する場合はこちら。がむしゃらによる圧力と、終盤の滅び詰めが輝く。
メガガルーラのふいうちやねこだまし、サポーターが覚えるフェイントには要注意。
高レベル運用時に持たせるケースは極々稀だがナシではない。
49%
メンタルハーブ持たせても耐久据え置きのため鈍足・紙耐久のプリンに採用されるケースはほぼないが採用価値0とも言い切れない難しいアイテム。
ちょうはつへの切り返し専用。しんかのきせきの取り合いが起きていた5世代ほろびのうたパーティにはこれを持たせたプリンも実在した。
-%

調整

プリンを入れたパーティの代表例は、生き残ることが重要な"ほろびのうたパーティ"がある。
特性のフレンドガードで味方の生存率を上げる役割を担っているプリンだが、プリン自身の耐久は上がらない。
そこで「いかく」を持つポケモンと併用すると他の味方は勿論プリン自身も動きやすくなるのでおすすめ。

以下調整は
いかくポケモンとセット採用を前提とし、特殊耐久を重視した なまいき と 物理耐久に寄せる のんきを想定。
素早さを低く設定しておくと ほろびのうたの判定勝ちを狙いやすい。基本的に攻撃技は採用しないのでAC個体値不問(混乱自傷を考えるとAは低いのが理想)。
HPとSの詳細にはlv2プリンの調整意図も掲載。

  • HP
    実数値努力値調整意図
    H191H416n-1。天候スリップダメージ最小。残りの504をBDに252ずつ振り分けると総合耐久が高くなる。
    H199H688n-1。1/8ダメージ最小。HPに割いた分 BかDどちらか252振り切った方の耐久値がH4より僅かに高くなり、削った方は脆くなる。
    H16無振りlv2プリン限定。満タン時のがむしゃらで相手に与える負担を少しでも増やす為にこの数値にしておきたい。HP個体値19以下で実現可能。
  • H-B
    実数値努力値ダメージ備考
    H199-B67H68-B212A特化メガガルーラ(194)のおやこあいすてみタックルを確定耐え(最大78.8%のダメージ)1いかく込み。
    A特化こだわりハチマキファイアロー(146)のブレイブバードで確定2発=1耐え(74.3%~87.9%)いかくの有無に関係なく確定2発。
    H191-B72H4-B252A特化メガガルーラ(194)のおやこあいすてみタックルを確定耐え(最大75.8%のダメージ)1いかく込み。
    いじっぱりA特化キリキザン(194)のアイアンヘッドが 最大101.5%のダメージ(低乱数1発)まけんき未発動
    H199-B79H68-B252↑A特化メガガルーラ(194)のおやこあいすてみタックルを確定耐え(最大99.4%のダメージ)いかくなし。
    A特化こだわりハチマキファイアロー(146)のブレイブバードで確定3発(42.2%~49.7%)=2耐え1いかく込み。
  • H-D
    実数値努力値ダメージ備考
    H199-D69H68-D188C特化メガボーマンダ(189)のスカイスキンハイパーボイスで中乱数2発(45.7%~54.2%)ダブルダメージ補正有 /性格補正無はここまで脆くなる
    H191D84H4-D252↑ひかえめC特化(178)せいれいプレートニンフィアのハイパーボイスを低乱数2発(~52.3%)。ダブルダメージ補正有
    ひかえめC特化(222)持ち物なしギルガルドのラスターカノンを最高乱数(6.2%)以外で耐えられる。抜群特殊技を高乱数で1発耐えるライン
    ひかえめC特化(161)いのちのたまキングドラの雨下ハイドロポンプを確定耐え(~95.8%)。D補正がないと確定耐え出来ない等倍技の例
    H199D81H68-D228↑ひかえめC特化(222)持ち物なしギルガルドのラスターカノンを確定耐え(~99.4%)。抜群特殊技確定耐えライン
  • S
    実数値努力値調整意図備考
    22無振り最遅↓S20族~30族を相手にした時ほろびのうたによる判定勝ちを狙い易くする。トリックルームで判定逆転を狙われないように注意
    無振り最遅↓多くのlv1ポケモンと同速か、それ以下のすばやさ。性格下降補正+個体値9以下が条件。lv2プリン限定

型考察

lv2型

持ち物:きあいのタスキ
性 格:なまいき
特 性:フレンドガード
技構成:まもる / がむしゃら / ほろびのうた / よこどり(自由枠)

レベル:2

調整例

能力HP攻撃防御特攻特防素早
実数値16----4

性格はS下降補正ならどれでもOK! HP個体値19以下はlv1ププリン?の段階でHP実数値が12になる。
lv49~50プリンの孵化余り個体が低レベル用採用個体の可能性がある。

使用感

トリックルームを軸にして、範囲技高火力と合わせて戦うパーティで採用される。タマゴから生まれたププリン?をなつかせ、レベルを1あげて進化させよう。
トリックルーム中に3匹倒した後のほろびのうたによる詰め性能は、ターン制限というトリックルームパーティの弱点をうまくカバーしている。
低レベルがむしゃら使いではlv25ニョロトノとカラカラ等がほろびのうたを覚えるが、フレンドガードとの両立はプリン(とププリン?)のみである。

HPは進化前のププリン?の方が低く設定できる代わりよこどりが覚えられない。
プリンはよこどりを使えるため、技が割れていない状態ではワイドガードの選択を躊躇させられる。

トリックルーム運用+低レベル共通の注意点として、相手のまもるタイミング・がむしゃらに合わせたゴーストタイプの交換出し・先制攻撃には要注意。
がむしゃらが守られたターンは範囲技でアドバンテージを取れるのか、まもるでプリンを確実に活かしておくべきか、など考えることが多い。
強力なポケモンであることは間違いないが、難易度が高い構築に採用されている為 他のパーティでトリプルバトルの対戦形式に慣れてから握っても遅くはない。

同じ構築に入れたいポケモン

  • トリックルーム習得ポケモン:
    トリックルーム展開前提なので必須。加えて展開を補佐するサポーターと範囲技エースが同時に構築に入る為、合計で4枠埋まる。
  • 範囲攻撃技持ち:
    ニンフィアを始めとした範囲技エースは、がむしゃらと合わせて面倒なポケモンを迅速に処理できる。何匹か入れておきたい。

しんかのきせき型

持ち物:しんかのきせき
性 格:なまいき
特 性:フレンドガード
技構成:まもる / ほろびのうた / かなしばり / ひかりのかべ(自由枠)

調整例(レベル50の場合)

能力HP攻撃防御特攻特防素早
努力値4025202520
実数値191-72-8422

何をどれくらい耐えるのかについては[調整]の項目参照。
生存に繋がる「まもる」、試合を動かす為の「ほろびのうた」は確定。「かなしばり」は、ほろびのうたパーティの戦術とマッチしており捨てがたい。
4枠目をここでは「ひかりのかべ」としているが、実際は取り巻きと相談する枠。足りない要素を補える技を覚えさせよう。

調整例(レベル49の場合)

能力HP攻撃防御特攻特防素早
努力値12024802480
実数値188-70-8221

レベルを1だけ下げて 素早さ種族値が同じメガバクーダナットレイに対してトリックルーム状態で確実に先手を取れるようにしたプリン
「いやしのはどう」でHP管理をサポートしたり、低レベル以外のポケモンを相手にした場合に、より確実に「ほろびのうた」で判定勝ちを狙えるようになる。
レベル50と比べて耐久は下がるものの、プリン入りのパーティは「いかく」ポケモンを採用するケースがほとんどなので、あまり気にしなくてもいいかもしれない。
一応、いかく込みでようきメガガルーラのおやこあいすてみタックルを耐え、ひかえめメガボーマンダのスカイスキンハイパーボイスをダブルダメージ補正込で2耐え出来る程度の耐久は確保されている。

使用感

ほろびのうたを軸としたいわゆるほろびのうたパーティでの運用。高耐久とはいえないが、生存=仕事となるポケモン故に努力値は耐久振りになる。
レベル2では使えない「かなしばり」を使って、相手の技を封じ込めつつ「かげふみ」を持つ味方を生き残らせる仕事をこなす。
素早さが非常に低いため、ほろびのうたでお互い全滅した場合に勝利判定になりやすい。トリックルーム下ではほろびのうたのS判定も逆転する為注意。
メガゲンガー(高速)とプリン(低速)の両方が生存した状態で最終ターンを迎えられるとそういった心配も少なくなる。

しんかのきせき型、レベル2型のどちらでも、プリンは「取り巻きを選ぶが自身で詰めを狙える耐久補佐のギミック要員」といった印象が強い。

同じ構築に入れたいポケモン

  • ゲンガー:メガシンカ前提。ゲンガーの耐久をフレンドガードで補強出来る。プリンゲンガー共通でかなしばりを覚える為、上からも下からも技を縛れる。
  • ゴチルゼル:かげふみ。互いをいやしのはどうで回復しあうことでフレンドガードとかげふみ両方を残し易い。プリンが動きやすくなるトリックルーム展開も可。

構築サンプル集

lv50プリンをほろびのうたパーティのほろびのうた要員として採用している。高レベルプリンの一般的な運用。


lv2プリンをトリックルーム下の削り要員、ほろびのうたでの詰め要員に採用している。


lv2プリンをトリックルーム時の削り役、2枚目のフレンドガード枠として採用している

その他情報

フレンドガードの仕様



タマゴわざについて

プリンに「いやしのはどう」「ほろびのうた」を遺伝させるためには、(ずかんサーチを使わない場合は)XY限定のポケモンが必要になる。
ずかんサーチでこれらの技を覚えたプリンを捕まえておくと効率がいい。

関連ページ

参考リンク

くもりガラスさんの動画があります。対戦相手が採用。

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