ニャオニクス

Last-modified: 2024-01-04 (木) 20:02:13

Tag: ニャオニクス エスパー S操作 トリル始動 ねこだまし いたずらごころ ファストガード よこどり ねこのて ひかりのかべ リフレクター

目次

基本データ

ポケモンタイプ能力特性
タイプ1タイプ2HP攻撃防御特攻特防素早特性1特性2隠れ特性
ニャオニクス
(♂のすがた)
エスパー7448768381104するどいめすりぬけいたずらごころ
ニャオニクス
(♀のすがた)
エスパー7448768381104するどいめすりぬけかちき

ポケモン徹底攻略

概要

オスのすがたとメスのすがたが存在するポケモン。オスとメスでは一部の習得技と、隠れ特性が異なる。
トリプルバトルでは、隠れ特性『いたずらごころ』のオスが使われることがほとんどなため、オスである前提で解説する。
実際、シーズン17使用率ランキングでオスは22位だが、メスは圏外である。


特性『いたずらごころ』を活かし、豊富な補助技でサポートをするポケモン。
ほかのいたずらごころポケモンと比較すると、『ファストガード』『ねこだまし』などを覚えることが特徴。
「ファストガード」は「いたずらごころ」の効果によって優先度+4になるので、相手の「ねこだまし」(優先度+3)より確実に先に発動できる。「よこどり」(優先度+4)とは素早さ勝負になる。
クレッフィ同様の『しんぴのまもり』+『いばる』のコンボも使用可能。クレッフィのほうがタイプ耐性が優秀だが「ファストガード」等の技がある点が差別化要素になる。
「トリックルーム」を使用する際にも「いたずらごころ」が適用され優先度-6になり、「ふきとばし」「ドラゴンテール」とは素早さ勝負になる。

全体的に種族値が低く、攻撃・特攻も高くないため放置されやすい。
サポート性能は優秀だが、「いざというとき便利な補助技(=相手のパーティ依存で使用機会の限られる補助技)」ばかりを採用した場合、特に使いたい技がない場面が発生してしまうことも多い。

放置されて困る場面を減らすためにも、「ニャオニクスにしかできない技構成」であるかどうかだけでなく、「意味のある行動を選び続けられるかどうか」を意識して技構成を選択したい。
味方の火力を上げる手段を採用できていれば、放置されて困る場面が少なくなりやすい。

採用理由や固有の能力

  • 『いたずらごころ』:様々な補助技を先制技として使用できるため、安定して行動しやすい。S操作にも影響されずに先制して補助技を使うことができる。
  • 『いたずらごころ』+『ファストガード』:全てのねこだまし役の「ねこだまし」より早く「ファストガード」が発動でき、「ねこだまし」による妨害を防ぐことができる。
  • 『いたずらごころ』+『しんぴのまもり』:こだわりスカーフドーブルより速く「しんぴのまもり」を発動でき、「ダークホール」による妨害を防ぐことができる。
  • 『いたずらごころ』+『ねこのて』:先制技として「ねこのて」の技を発動させることができる。
  • 『トリックルーム』を使用することができる。
  • 『ねこだまし』を使用することができる。

不利なポケモン・戦法等

  • ちょうはつ
    攻撃技が「ねこだまし」しかない、あるいは何もない場合は、何もできなくなる。
    「サイコキネシス」「サイコショック」があっても、攻撃性能は高くはない。
    いずれにせよ、ニャオニクス本来のサポート性能が大きく損なわれるため、交代を余儀なくされることが多い。
    ニャオニクスに「メンタルハーブ」を持たせて対策することも多い。

似た役割を持つポケモン

  • クレッフィ:
    いたずらごころにより優先度+1から「しんぴのまもり」による状態異常対策や「ひかりのかべ」「リフレクター」による味方の耐久強化を行うポケモン。
    クレッフィは、はがねフェアリーという優秀なタイプ耐性を持つ一方、ニャオニクスは優先度+4のファストガードやトリックルーム、ねこだまし等優秀な技を覚える点が違う。

技名説明採用率
ファストガード「ねこだまし」、はやてのつばさ「ブレイブバード」、キリキザン等の「ふいうち」を防ぐことができる。
特性「いたずらごころ」により、「ねこだまし」より高い優先度で使うことができる。Sの低い「よこどり」持ちには奪われない。
69%
しんぴのまもり戦術のサポート要員として採用しやすい。「いばる」も併せるとメガクチート等の味方物理アタッカーの火力上げサポートになる。
「いたずらごころ」持ちのクレッフィニャオニクスでこの役割を担当する場合、こだわりスカーフドーブルのダークホール対策を兼ねられる点が非常に優秀である。
68%
いばる46%
ねこだまし相手の動いてほしくないポケモンを止めることができる。35%
よこどり「ワイドガード」や「ひかりのかべ」等を奪って味方をサポートできる。33%
トリックルーム強力なS操作技。32%
あまごい天候切り替え担当させる場合に。優先度+1で変えられるのは大きい。
残念ながら「あられ」「すなあらし」は覚えない。
19%
にほんばれ8.9%
ひかりのかべ味方の耐久を上げることができる。16%
リフレクター12%
サイコキネシス「ちょうはつ」された時に何もできなくなる事態を防ぐための一致特殊技。12%
じゅうりょく「さいみんじゅつ」等の命中を上げたり、「じしん」の一貫性を高めたりすることができる。7.9%
てだすけ味方アタッカーの火力を上げることができる。5.6%
でんじはトリックルーム無しのパーティで相手の行動を阻害したい場合に。5.3%

採用頻度の低い技

技名説明採用率
あまえる相手の物理アタッカーを弱体化させる目的の他、味方の特性「あまのじゃく」の物理アタッカー*1の強化にも使える。4.5%
まもる相手方からの集中攻撃や味方の範囲技から身を守る。「ふういん」で相手のまもるを封じるのもアリ。4.1%
サイコショックとつげきチョッキ持ちハリテヤマカポエラーモロバレルには「サイコキネシス」よりダメージを与える一致特殊技。3.7%
ねこのて先制して使用できるため、ねこのてギミックパーティの軸として非常に扱いやすい。3.2%
ふういん上記の補助技のいずれかを封じることができるのは大きい。ニャオニクスが場に残らないと効果が消えるので「まもる」と併せたい。2.5%
ほしがる「ねこのて」で選ばれない技に該当。もちもの消費後に相手への嫌がらせとしても使えるノーマル物理技。2.3%
あくび状態異常による妨害手段として。-%
にらみつける味方の物理アタッカーのサポートに。-%
なりきり何らかのギミックコンボに利用したいなら。-%
マジックルーム教え技。いたずらごころ適用により優先度+1で使える。5ターンの間、場に出ている全ポケモンのもちものの効果がなくなる。*2
1ターン目で「こだわりスカーフ」+「ねこだまし」をした味方が腐るのを防いだり、きのみ系を無効にして味方の状態異常技を相手に通したり、「とつげきチョッキ」や「きあいのタスキ」を無効にして味方のメガシンカアタッカーの攻撃を通したりするのに役立つ。
-%
ミストフィールド第6世代時点で覚えるポケモンは極少数。場が対象の変化技。
地面にいる全てのポケモンの状態異常(こんらんは除く)を防ぎ、ドラゴン技を受けた際のダメージも半減。
「しんぴのまもり」と違って相手の「よこどり」を無視して状態異常技を対策できる。
-%

もちもの

もちもの説明採用率
メンタルハーブ「ちょうはつ」による妨害を防げる。補助技4つの技構成の場合は必要になりやすい。32%
オボンのみHPが削られてきた時に回復できる。13%
ひかりのねんど「リフレクター」「ひかりのかべ」を両方採用しているなら好相性。11%
きあいのタスキ耐久振りとはいえ耐えられない弱点技持ちの前で無理矢理動ける。9.1%
ラムのみ状態異常による妨害を防げる。6.7%
ぼうじんゴーグル「いかりのこな」「キノコのほうし」等の粉系の技による妨害を無効。霰パーティ・砂嵐パーティに入れたい場合にも。5.8%

採用頻度の低いもちもの

もちもの説明採用率
ナモのみあく技を受けた時のダメージを半減。4.3%
だっしゅつボタン「ねこだまし」などで妨害した後に相手の攻撃を受ければ、交代ターンを挟まずにアタッカーを出すことができる。
「いたずらごころ」によって「だっしゅつボタン」発動前に行動しやすいため、有効に使えることが多い。
4.2%
カシブのみゴースト技を受けた時のダメージを半減。1.9%
しめったいわ雨パーティで「あまごい」させるなら。0.4%

調整

  • H-B
    実数値努力値ダメージ備考
    H181-B97252-4A146ファイアローのこだわりハチマキブレイブバードを最高乱数以外耐え(153~181)
    H181-B119252-180A177メガガルーラのすてみタックルを確定耐え(102~120+51~60)
    H181-B132252-188↑A194メガガルーラのすてみタックルを確定耐え(100~118+50~59)
    A146ファイアローのブレイブバードを確定2耐え(76~90)
  • H-D
    実数値努力値ダメージ備考
    H181-D101252-0C200ヒードランのかえんほうしゃを確定耐え(153~180)ひざしがつよい
    H181-D122252-76↑C205メガカメックスのメガランチャーあくのはどうを確定耐え(152~180)
    H181-D133252-156↑C222ギルガルドのシャドーボール確定耐え(152~180)
  • S
    実数値努力値調整意図
    1240最速60族+1
    168228↑最速100族+1
    171252↑最速

型考察

『いばる』+『しんぴのまもり』型

特 性:いたずらごころ
性 格:ずぶとい
持ち物:メンタルハーブ
技構成:いばる/しんぴのまもり/ファストガード/ねこだまし

調整について

能力HP攻撃防御特攻特防素早
努力値252025240
実数値181-140-102124

調整意図:物理耐久特化(先制技で倒されてしまわないようにしたい)
ギルガルド等を重く見た場合、おだやかHDも選択肢。

使用感

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一緒に組みたいポケモンについて

  • メガクチート:
    ORASシーズン17トリプルでは、ニャオニクスのチームメイトとしてはニンフィアに次いで多かったポケモン。
    物理範囲技「いわなだれ」を覚えて火力が高いポケモンで、「しんぴのまもり」+「いばる」で攻撃を高めると非常に強力。
    同じ役割を持てるポケモンは他にもいるが、「いばる」と「しんぴのまもり」をニャオニクスに担当させる場合の強みは「ファストガード」「ねこだまし」など。
    別のトリックルーム役とあわせて選出することでトリックルーム始動の確実性を高めることができる。
  • サマヨール:
    耐久が高く、「おみとおし」で相手のドーブルなどの持ち物がわかり、トリックルーム始動役として安定性が高い。
    ニャオニクスと合わせて選出すると攻撃性能が乏しい並びになるため強力な範囲技エースを採用したい。
  • ニンフィア
    初手から動ける強力な範囲技エースと言えばこのポケモン。
    「いばる」からの「しんぴのまもり」には二手の行動が必要で物理範囲エースを初手に出しても火力サポートを初手に間に合わせにくい。
    そのため、先発にニンフィアを置いて「しんびのまもり」「トリックルーム」を事前に展開したうえで後発メガクチートを展開するとターンロスが少なくなる。

構築サンプル集

その他情報

隠れ特性について

隠れ特性はXYのフレンドサファリ限定。
手に入らない場合は、孵化余りなどを譲ってもらおう。
進化前のニャスパーの隠れ特性は「マイペース」。
育成する前に、特性がマイペースであること、性別がオスであることを確認しよう。

タマゴわざについて

タマゴわざは「バリアー」「トリック」「ねこのて」「あくび」の4つ。
いずれもドーブルから遺伝可能だが、手間がかかるので、以下に主な遺伝経路を示す。
バリアー:グレイシア(Lv.29)
トリック:教え技(8BP)
ねこのて:エネコ(Lv.31)、ニャルマー(Lv.29)、チョロネコ(Lv.6)
あくび:ナマケロ(Lv.1)、ドンメル(Lv.36)など

関連ページ

参考リンク

パデックさんの動画があります。

コメント

  • 持ち物が二回書かれていたので修正しました。 -- コぺル? 2022-01-12 (水) 15:56:01

*1 カラマネロ、パワートリック型ツボツボ
*2 メガシンカ・ゲンシカイキには影響しない。