Tier 2 ドイツ 軽戦車
スペック
車体
HP | 150 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 25/16/16 |
最高速度(km/h) | 35 |
重量/最大積載量(t) | 9,99/11,0 |
本体価格(シルバー) | 3,600 |
修理費(シルバー) |
戦車パッケージ
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | PzKpfw 35(t) II (860/14,330) | ┏ | Pz. 38(t) (1,250/33,000) | |||||
Pz. 35(t) (120/3,600) | ━ | LT Vz 35 2cm (35/1,910) | ━ | PzKpfw 35(t) Ausf V (265/3,790) | ┻ | PzKpfw 35(t) III (820/13,900) | ┛ |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回 速度 | 視認 範囲 | HP | 通信 範囲 | |
Pz.Kpfw. 35 (t) | Skoda T-11 | 3.7 cm KwK 34 (t) L/40 | PzKpfw-35-(t)-Standardketten | PzKpfw-35-(t)-Standardturm | 150 | 290 | |||||||
120 | AP APCR HE | 40 69 18 | 40 40 45 | 72 | 14 2G 8 | 26.09 1.70 0.47 | 46 | 25/16/16 | 32 | 290 | |||
LT Vz 35 2cm | Skoda T-11 | 2 cm KwK 30 L/55 | PzKpfw-35-(t)-Standardketten | PzKpfw-35-(t)-Standardturm | 150 | 310 | |||||||
120 | AP APCR | 23 46 | 11 11 | 300 | 3 1G | 95.24 1.70 0.58 | 46 | 25/16/16 | 32 | 290 | |||
PzKpfw 35(t) Ausf V | Skoda T-11 | 2 cm KwK 38 L/112 | PzKpfw-35-(t)-Verstärkteketten | PzKpfw-35-(t)-Standardturm | 150 | 310 | |||||||
120 | AP APCR | 39 51 | 11 11 | 300 | 3 1G | 113.21 1.60 0.44 | 48 | 25/16/16 | 32 | 290 | |||
PzKpfw 35(t) II | Skoda T-15 | 2 cm Flak 38 L/112 | PzKpfw-35-(t)-Verstärkteketten | PzKpfw-35-(t)-Verstärkteturm | 180 | 525 | |||||||
220 | AP APCR | 39 51 | 11 11 | 300 | 3 1G | 122.45 1.60 0.44 | 48 | 35/16/16 | 32 | 320 | |||
PzKpfw 35(t) III | Skoda T-15 | 3.7 cm KwK 38(t) L/47 | PzKpfw-35-(t)-Verstärkteketten | PzKpfw-35-(t)-Verstärkteturm | 180 | 525 | |||||||
220 | AP APCR HE | 42 74 18 | 40 40 45 | 72 | 14 2G 8 | 26.09 1.70 0.40 | 48 | 35/16/16 | 32 | 320 |
解説
Tier2のドイツ軽戦車。
厳密には下記史実にもある通りチェコ製で、Pz.Kpfw. 38 (t) n.A.まで続くチェコ戦車シリーズの第一章である。
- 火力
同Tier帯のドイツ軽戦車では唯一砲が装備可能。
戦車砲を使うなら3.7cmL47、機関砲なら2 cm Flak 38を最終砲にするのがいいだろう。
- 3,7 cm KwK 34 (t) L/40
初期砲であり史実砲。
AP貫通力40mmとTier2としては悪く無い威力を誇り、精度もいいため乗り出しが快適。
- 2 cm KwK 30 L/55
ドイツ軽戦車系ではおなじみの機関砲。
初期砲が優秀なので当車両ではあまり使う必要はないだろう。
- 2 cm Flak 38 L/112
II号戦車の最終砲でもある対空機関砲。
3.7cmL40とほぼ同等の貫通力を持つ弾を連射出来るため、使いやすい。
- 3.7 cm KwK 38(t) L/47
I号4.7cm対戦車自走砲の初期砲とほぼ同等の性能を持つ砲。
初期砲から順当に強化されており、扱いやすい。
瞬間火力は機関砲の方が優秀だが、戦車砲には機関砲より長射程という利点があるので使い手次第。
- 装甲
初期から前面25mm他15mmとPz.Kpfw. IIには劣るが厚めの装甲を持つ。
昼飯の角度なら機関砲や戦車砲を弾きながら戦える。
改良砲塔なら前面35mmとII号を越え、砲塔を出しての砲撃戦に強い。 - 機動性
軽戦車ではあるが、機動性はそこまで良くない。
特に砲塔旋回速度が32とBT-2より遅い点には注意が必要。
死角からの不意打ちに対応しづらいため、マップ上の敵の動きには気をつけよう。 - 総評
豊富な武器選択が可能な軽戦車。
II号の方がバランスはいいが、こちらは戦車砲が搭載できるため遠距離戦では優位。
軽戦車にしては足回りが弱く、特に砲塔旋回速度に劣るため機動戦が苦手な点に注意。
史実
1920年、共和国憲法を制定しチェコスロバキア共和国が誕生。
1930年代には世界第7位の工業国であり、戦車等の兵器開発と生産を自国で行える程にまで発達していた。
当時チェコはフランス軽戦車Renault FT-17を配備していたが、1918年に生産された車両の為、国産新型車両の開発が求められた。
1935年にLTvz.34軽戦車(Light Tank VZ型 34年式)が配備されたが、緊迫する世界情勢から更なる新型車両の開発が求められ、軍はCKD社とシュコダ社に開発を打診。CKD社はLTvz.34の改良型であるP-II-aを提示。対してシュコダ社は新規設計のS-II-aを提示した。
軍のテストの結果、シュコダ社のS-II-aに決定した。1935年10月30日、LTvz.35として制式採用された。
S-II-aの採用に関しては色々と説があるが、シュコダ社はオーストリア=ハンガリー帝国及びチェコスロバキア共和国では最大の財閥である。財閥、軍、政府が何らかの形で繋がっているのは珍しくもない話である。
LTvz.35は1937年にはチェコの主力戦車となっており、イギリスのヴィッカース Mark E、ポーランドの7TP(ヴィッカース Mark Eのライセンス生産)、ソ連のT26、イタリアのM11/39及びM13/40、ドイツのPz.Kpfw.III等当時のヨーロッパの戦車に匹敵していた。
しかし1938年から段階的にドイツによるチェコ併合が進められ、1939年3月、チェコはドイツと併合した。
LTvz.35はドイツ軍によって接収されPz.Kpfw.35 (t)の名前を与えられた。(ドイツ語ではチェコの頭文字はcではなくt =Tschechoslowakei)
Pz.Kpfw.IIIに匹敵する能力はドイツ軍兵士に歓迎され、また質・量共に力不足であった第二次世界大戦開戦初期のドイツ軍にとって貴重な戦力となった。
Pz.Kpfw.35 (t)は第1軽装甲師団(後の第6装甲師団)に配備され、1939年のポーランド侵攻を皮切りに、1940年のフランスの戦い、1941年のバルバロッサ作戦にも参加していたが、本作戦で赤軍の装備していたKV-1とドイツ兵から「ギガント」と呼ばれたソ連重戦車KV-2の前になす術もなく149両中40両を失い、その後登場したソ連中戦車T-34の前には性能不足であり1941年12月10日までに全車を損耗した。
LTvz.35はルーマニアを始めとする、諸外国にも少数が輸出された。
日本に余り馴染みのないシュコダ(スコダとも)社は、チェコにおいて自動車の一大メーカーである。(日本には輸出してない為、知名度がない)
現在はアウディの傘下となっているが、自動車や鉄道などの開発を古くから行っており、冷戦時下では警察車両の他、KGBや秘密警察車両にも使用された為、スパイ小説などで度々登場する。
熱心なモータースポーツファンなら、2005年のラリー北海道でシュコダ・ファビアWRCの左面のSkodaのロゴをわざわざ日本のファンの為に「シュコダ」とカタカナに替えたのは記憶にあるだろうか。