・ザキ系呪文
概要 
【ザキ系】最下級呪文。相手1体を一定確率で即死させる。
味方サイド 
呪いの言葉が 敵1体を 死へといざなう
【僧侶】がLv45、【魔剣士】がLv55で覚える。また【デスマスター】が最初から習得している。消費MPは5。
最初期バージョンの騒動により存在価値を奪われ、実用性皆無となった不遇の呪文。
初級呪文といえば上位呪文までのつなぎなど育成過程で多少なり使う機会があるものだが、ザキは極端に低い成功率からそうした出番すらない。
攻略本などによれば成功率は基本的に1/20より少なく、弱いモンスターでも1/10ほどだという。DQシリーズの最弱といわれるスライムに撃ったって驚くほど効かないのである。
魅了された味方が撃った、プレイヤーへのザキはそこそこ効いてしまう。これはそれだけ敵が持つ即死耐性の影響が大きいことを示している。
コロシアムではその「プレイヤーへの成功率」すら下げられるため普通は使わないが、時間ギリギリのときなど一発逆転を狙って苦し紛れに使われることはあるかもしれない。
なお、なぜか混乱、眠り等の効果を一定確率で解除してしまう事がある。この時は即死が決まった時のSEが発生するので、ぬか喜びに終わってしまうことも。
上位呪文のザラキやザラキーマは、敵専用のまま味方が使える兆しが無い。
せめて格下相手にある程度効きやすくなればいいのだが、他の職業との兼ね合いも見ればほぼ絶望的だろう。
不遇だらけで存在価値すら疑われそうな呪文ではあるが、一応マホターン消しとして有効活用できるといえないこともない。
マホターンが消えると再度マホターンを唱えるタイプのモンスターならば実質的な一回休みを与えるに等しく、手が空いてヒマならば狙ってみるのも良いだろう。
(僧侶は素で25%の即死耐性を持つため完全耐性を得やすい)
Ver.1.0 
サービス開始時はサポート仲間すら加えない完全ソロプレイが一番経験値を稼ぎやすかった影響で、火力の低い僧侶で地獄のソロ狩りを行い、レベル45まで上げた者だけが使えた渇望の攻撃系呪文であった。
コレ以降はマリンスライムをザキで狩るザキマリンで、当時の最大レベルである50まで突っ走ることになる。
ここまでなら問題なかったのだが、2012年8月20日に暴走ラリホーとザキを併用して強敵を狩れることが2ch(現在の5ch)で発覚。
まとめサイトやTwitterを通じて一気に拡散してしまう。
当時僧侶以外を使っていたプレイヤーからは当然これを良しとしない声が多く、提案広場ではレシピの利益を独占するヘビィユーザーへの不満が募り、ザキ弱体要望が次々と提案される。
Ver.1.1 
提案を受け、初の大型アップデートにて大幅弱体化。サービス開始からたった2ヶ月ほどでザキはその存在意義を失ってしまう。
成功確率が「回復魔力依存」から「一定確率」へ変更された上、すべてのモンスターに即死耐性がつけられ、自分より強いモンスターへの成功率が下げられてしまった。
余談だが、即死耐性付与の影響で【デーモンスピア】や【どくばり】といった武器の一定確率で即死させる特殊能力まで全く生かされなくなり、ザキの道連れという憂き目にあっている。
Ver.5.4 
8年越しに魔剣士という新たな使い手が現れた。闇を操る魔剣士らしい呪文だが、事情は上記の通りなので今更どうしろと…と言わざるを得ない。
そしてやはりというべきか、ザラキやザラキーマは習得しなかった。
闇属性に特化している職業としてのあくまでも雰囲気付けということだろうか。
Ver.6.0 
このバージョンで実装された【コインボス】の【アンドレアル】はボスでありながらなんとザキが効くという異例の敵となった。
当てにできるような成功率ではないものの、僧侶の手が空いた際に使ってみると意外な成果を発揮するかもしれない。
ちなみにアンドレアルが初登場したFC版DQ4でもザキは強耐性止まりだったため、ザキが効くのは原作再現である(リメイク版では完全耐性になったので効かない)。
Ver.6.3 
デスマスターが初期状態から習得するようになった。魔剣士と同じく雰囲気付けと思われる。
敵サイド 
味方にとっては産廃同然の呪文となってしまったが、敵から使われると厄介であることには変わりない。ただし、さすがに素の成功率は低めである。
ただ、死ぬ機会の多いオンラインゲームでは蘇生方法も多く、せかいじゅの葉がメダル2枚で手に入る上、ザオやザオラルで簡単に生き返ることができる。
即死ガードも付けられるので対策は簡単。