概要
背中に羽が生えた吸血鬼のようなモンスター。髪と服は茶色。
上位種として【バンパイア】、【バーナバス】がいるが、こいつはやや褐色といった感じの顔色なのに対して上位種は水色(バンパイア)、紫色(バーナバス)といかにも吸血鬼らしい顔色なのが印象的(まあこいつもFC版のドットでは薄い緑色だが)。
この系統はナンバリングではDQ3にしか登場しておらず、外伝ではイルルカでバンパイアが呼ばれているのみだったが、スーパーライトでバンパイアの転生前として再登場した。
コウモリをコンセプトとしたモンスターは先輩の【ドラキー】をはじめとして多種多様に登場しているため、枠の取り合いが激しいのだろう。
なお、あまりに直球過ぎる名前だが、『仮面ライダー』にも同名の怪人が居る。
DQ3
系統最下位種として【ロマリア】地方と【カザーブ】地方の夜間のフィールド、そして【シャンパーニの塔】に出現する。
ロマリア周辺の敵の中ではすべての能力が高めなうえ、だいたい4匹のグループで登場するため出会うと結構危険。
本作で最初に【マホトーン】を唱えてくる敵。
この時期の魔法使いでは先攻するのは難しく、呪文攻撃する前に大抵は魔法を封じられてしまう。
また、回復呪文も封じられがちなので、やくそうは多めに持っておくべし。
会いたくないなら夜は出歩かないようにしよう。
しかし、周辺のモンスターに比べて金持ちで13ゴールドも持っており、4匹組で登場すれば1回の戦闘で52ゴールドも獲得できる。しかも全体的にステータスは高めだがHPは30もないくらいなので戦士や勇者で殴ればすぐに死ぬ。
ロマリアではトップクラスの「稼げる」モンスターで、落とすアイテムも【せいなるナイフ】とこの時点では豪華である。
だが、コイツは夜しか出ないので稼ごうとすると出会いにくい(夜はロマリアでセーブできない上に、宿に泊まったりルーラを使ったりすると強制的に昼になってしまう)し、ロマリア周辺は他のモンスターがどうにも微妙(キャタピラーやアニマルゾンビはタフで倒すのに時間がかかる、ポイズントードはギラで一掃できない毒持ちで出費が嵩む上に報酬もマズい等)なので、残念ながら出現地域的な問題で稼ぎには向かない。
どちらかというと、「フィールドを進行中にうまいこと夜になったら積極的に倒す」のが良いだろう。
後衛キャラはどのみち呪文を封じられがちなので防御に徹し、戦士や勇者の打撃で1匹ずつ倒せば割となんとかなる。
というか、【防御攻撃】の裏技を厭わないなら、実質最後尾のキャラだけ防御しておけばよい。
【ラリホー】が怖い【アルミラージ】なんかよりは、よっぽど割が良い相手だろう。
MPが30もあるので、こちらの呪文職全員の呪文を封じるまでしつこくマホトーンを唱えてくる。これはどちらかというと打撃攻撃の頻度が下がることになるのである種の隙になっている。
判断力が高いので全員の呪文を封じれば打撃だけに切り替えてくるので注意。
少し後に訪れるアッサラーム地方では、同じこうもり繋がりである【キャットフライ】もマホトーンを唱えてくる。
あちらさんは初手がほぼ確実にマホトーンな上、【あばれザル】と組んだり、痛恨を出してきたりするので、断然厄介という印象が強いかもしれない。
リメイク版
FC版ではカラーパレットの都合か肌の色が薄い黄緑色だったのが、普通の人間に近いベージュ色に変更された。
MPが30から5に弱体化した事でマホトーンを1回しか唱えられなくなったが、そもそも4人組で出ることが多いのであまり関係がない。
ただし、SFC版ではマホトーンの命中率が大幅に下がっているので封じられることも少ない。
同地域の【キャタピラー】が【スクルト】を使うようになったことから、下手をするとキャットフライと【じごくのハサミ】の恐怖の再来…などと警戒する必要はまったくなく、仮にこいつにスクルトがかかったところで3ダメージ程度しか変わらないので怖くはない。
ゴールドが18に増えており、より戦いやすく、かつ稼ぎやすいモンスターになった。
格闘場では【キラービー】・【まほうつかい】と対決するパターンと、【おばけキノコ】・【ギズモ】と対決するパターンがある。
マホトーンがまほうつかいやギズモに掛かれば一気に勝利に近づけるが、MPの無い相手にマホトーンを掛けてしまい、【メラ】で焼き殺される事がある。また、キラービーのマヒ攻撃やおばけキノコの甘い息に掛かり、無抵抗のまま負けてしまうことも。
その他
携帯サイト【カジノガルド】(2009年にサービス終了)にもこの種族で唯一登場していた。属性は土でレア度は★1。