【釣り】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 04:52:20

概要

【つりざお】と糸、餌(または疑餌)を使って【さかな】を釣り上げる行為。
RPGにおいては大体において食材集めや収集要素の為に釣り要素が存在する作品が多いが、ドラゴンクエストシリーズの釣りにおいても例外ではなく多種多様な魚が釣れたりするので、実益にしろ趣味にしろたまには戦いの手を休めて釣りに興ずるのも一興だろう。
本編での初出はDQ10オンラインだが、小説版や漫画版では旅の日常風景の描写として釣りが出てくることも多い。特に小説版の【チャモロ】は釣り好きとして描写されている。
 
余談だが、ドラゴンクエストシリーズにおいては水棲モンスターの種類も非常に多く存在するが、意外なことに「モンスターを釣り上げる」というシステムが採用されることは非常に少なかったりする。
全シリーズ通してもビルダーズの【ぐんたいガニ】【スライム】【スライムベス】【メタルスライム】【キングスライム】と言ったスライム系、モンスターに分類していいのか怪しいがDQ11の【ケトス】くらいなものである。
【とつげきうお】【エビルアングラー】【さつじんえい】【イルカちょうちん】などいかにも釣り針にかかりそうなモンスターも存在するがやはり危ないからだろうか…?
ただその割には【ジンベイザメ】のようにそこらのモンスターより巨大だったり【エラスモサウルス】のように下手なモンスターより危険な奴を釣ってる作品もあるのだが。
 
ネット用語ではいかにも興味を引きそうなデマで人を引き寄せることを「釣り」と言うこともある。
知名度の高いRPGであるドラクエ界隈でもこの意味での釣りが行われることもままあり、「【キーファ】が仲間に復帰する方法」などはリアルタイム世代ならば一度は目にしたことがあるのではないだろうか。

DQ10オフライン

クエスト【その者 釣り老師】によって解放されるコンテンツ。
以降の釣りクエストも含め、【港町レンドア】にいる釣り老師【ハルモス】から受注する。
 
町中やフィールド、ダンジョンにある水辺(「釣りをする」と表示される場所)で決定ボタンを押せば実行できる。ただし、敵シンボルに追われている最中は釣りができない。
地図では釣りのできる場所が魚型アイコンで表される。海や川のほか、ダンジョン内の小さな池などでも釣り可能。【過去のオーグリード大陸】では釣りはできない。
釣れるさかなと推奨釣りレベルはマップごとに決められており、淡水か海水かだけでなく、同じエリアでも釣り場ごとに釣れるさかなが違う場合もある。
釣り道具として【釣りざお】【ルアー】を使用するが、組み合わせは釣り実行時に変更できる。
また、いずれもハルモスからもらうことができる。
 
実行してしばらくすると「!」マークが出るとともに魚がかかり、ここでさらに決定ボタンを押すとミニゲーム「釣りバトル」が開始。なお、ボタンを押さずに放置すると逃げられて終了となる。
釣りバトルは、さかなとのターン制バトル形式であり、基本的にはプレイヤーの行動とさかなの行動が一手ずつ行われる。
距離を0mにできれば釣り上げに成功するが、「くいつき度」が0になると逃げられてしまい終了となる。いわば、距離は敵のHP、くいつき度は自分のHPに相当する。
「さおを引く」でくいつき度を1消費して距離を縮めていき、さかなの行動「じたばた暴れる」などでダメージを受けくいつき度が減っていく。「さおをゆるめる」とくいつき度が回復するうえ、そのターンはダメージを受けずに済む。その他「全力で引く」や各種特技で特殊な引き上げ方ができるが、「さおを引く」以外の行動には回数制限がある。
なおミニゲーム時のBGMはDQ7の戦闘曲【血路を開け】【主人公(DQ7)】【漁師の息子】であることと、魚との戦いだということだろうか。
 
さかなの種類ごとに釣り経験値が設定されており、【元気玉】【料理】【ラグアス】【ロイヤル】スキルの「獲得経験値+○%」によって釣り経験値を増やせる。
釣りLvが上昇すると引き寄せ距離が増えるなど手ごわいさかなが釣りやすくなり、ビッグ、キングサイズの確率も上がる。
まれに【宝箱】が引っかかり、中から【ちいさなメダル】【ふくびきけん】が出てくることも。特にちいさなメダルの無限入手はこれでしかできないので無駄遣いしてしまった場合はこちらで頑張るしかない。
 
ふしぎな鍛冶はオンラインから難易度が激減したが、こちらは氷の釣りざおと天使のルアーが大幅に弱体化している影響でオンラインよりも難易度が上がっている。釣り道具は消耗品では無いのでリトライはしやすい。
 
釣ったさかなは「さかなぶくろ」で管理されるが、種類やサイズを問わず合計100匹までとなる。
魚交換員【ピッチョ】に渡すことで【おさかなコイン】がもらえ、おさかなコインは各種アイテムと交換できる。
またハルモスからは指定したさかなを釣ってくる依頼を出され、納品すると釣り経験値とおさかなコインを獲得できる。ビッグサイズやキングサイズの場合は報酬が上乗せされる。
おさかなコインには、ここでしか交換できない景品が多い。
 
なお、釣りをしている最中にボタンを連打しすぎると、釣りバトルが変な終わり方をしたり、稀に操作不能になったりするバグがある。不安ならば一定時間ごとにマップを切り替えてオートセーブしておくといいだろう。

DQ10オンライン

釣り竿とルアーは購入する消耗品、魚交換員は各町にもいる、釣り上げた魚の種類・サイズ数に応じた報酬がある、さかなぶくろはオフラインより小さいが徐々に拡張される、など様々な違いがある。
詳細はDQ10大辞典:【釣り】を参照。

DQ11

コンテンツとしては実装されていないが、釣りに関する描写の多い作品。
過去の【イシの村】【テオ】が釣りをしていた他、【主人公(DQ11)】【魚】になった際は【アラーニ】に釣り上げられる、【預言者】と釣りをしながら会話する、【天空のフルート】が変形した釣り竿で【ケトス】を釣り上げる、と印象的に使用されている。

ビルダーズ1

浮きが「チャポンッ」と沈んだタイミングで○ボタンを押すと獲物を釣り上げることができる。
釣りは内陸・外海問わず水がある場所ならOK。
残念(?)ながら温泉では不可能。こちらは当然と言うべきか毒沼とマグマも不可能。
釣れる物は内陸か外海かで大きく異なる。また、同じエリア内でも釣りをする場所で変わることがある。魚以外にも枝や原木、場所によっては何故か【文房具】【エッチなほん】なんかも釣れる。
ただしたまにモンスターが釣れることもある。
そして当然だが釣りの最中でも周囲のモンスターは襲ってくるので戦える準備は万全に。
……実は周囲から2マス高い台を作り、その上から釣りを行えばモンスターを無視することが可能。
意識していないと気付かないのだが、実は釣り糸を垂らしている間は満腹度が一切減らない
腹を減らすことなく食用のアイテムを収集できるというある意味反則のアイテムである。

ビルダーズ2

【DLC】第2弾「水族館パック」で釣り竿が実装されたことで可能となった。
竿を垂らすまでは前作同様だが、垂らすと魚影が映り、その大きさで大体の種類が分かる。
魚影は「小」「中」「大」「特大」の4種で魚の種類ごとに固定。
また、近づいてきた後に決定ボタンが表示されるタイミングでないとMISSになり、その魚はいなくなる。
狙い以外の魚影の排除として活用できる。
逆に、特定のタイミングでボタンが押せた場合は「Just Hit」となり、有利な状態で開始できる。
 
ヒットした後は決定ボタン連打でゲージをせいこうまで持っていくと釣り成功、逆にしっぱいに持っていかれると逃げられてしまう。
ゲージには魚アイコンが表示されており、成功側に向いている時は引き寄せやすくなる。
魚は途中で暴れる事があり、その際は魚アイコンが赤くなり怒った顔になる。この時に連打しても引き寄せる事が出来ず、ボタンを押しっぱなしにしていなす必要がある。暴れる時間は魚の種類により固定(例えば【キングサーモン】はいなすモーションが3回ループするまでの間暴れ続ける)。
なお、成功後は決定ボタンを押すまで掲げたままなので注意。
今作では釣り糸を垂らしている間も満腹度が減るようになった。一方、ムーンブルク島の吹雪地帯のダメージは受けない。
ただし、釣りをしている間は完全無敵という訳ではなく、敵モンスターから攻撃を受けるとたとえ魚との格闘中であっても釣りを強制中断されてしまう。
特に遠距離攻撃を仕掛けてくる【モンゾーラ島】【ジメジメ島】【おおなめくじ】には要注意。
ちなみに、魚と戦っている間は周りの仲間がファイティングモーション(仲間モンスターは溜めモーション)で応援してくれたりする。
NPCでは、【フィー】【シャル】【老人】【イエティ】が「水族館パック」適用後、拠点にて釣りを行ってくれる。
 
釣れる魚の種類は島と液体の種類、場所によってそれぞれ違ってくる。
はじめに釣りを行う島によって釣れる魚が異なり、さらに水質が【水】【海水】かどうかでも変わる。
「からっぽ島では水からキンギョかニジマスが、海水からはアジ、クマノミ、マンボウが釣れ、ジメジメ島では水からニジマス、バス、ピラニアが、海水からはタイ、ヒラメ、ナンヨウハギが釣れる」……といった塩梅。
【からっぽ島】【かいたく島】【ツリル島】では釣れる魚は共通だが、それ以外では【そざい島】含めゲーム中訪れる全ての島の水、海水に対し、それぞれ異なる釣れる魚が設定されている。
 
加えて海水に向けて釣りを行う場合、周囲の環境によっても釣れる魚が異なってくる。
まずそざい島以外の島では、露出しているブロックが【うすグレー岩】【黄山岩】の場所で海水に向けて釣り糸を垂らすと、「海水・岩場」扱いとなり、それ以外で釣った場合とは違う種類の魚が釣れる。
島によっては条件に合う海岸が全く無い場合もあるので、適当な場所に対して【リフォームコテ】などを用いて周辺を岩場に塗り替えた上で、そこに【かわきのつぼ】で海水を流して専用の釣り堀を作るのが手っ取り早い。
そしてストーリー上で訪れる三つの島の場合は、浅い海(マップ上で薄い水色)か深海(マップ上で濃い青色)かでも釣れる魚が異なってくる。
海岸線のすぐ先が深海になっている場所はかなり多いので、こちらは釣る場所に困ることは無いだろう。
ただ足元が岩場だった場合は、上の「海水・岩場」判定の方が優先され、海の深さに関係なく岩場の魚しか釣れなくなるため、その点は要注意。
 
さらにシナリオ中で訪れる場所など、特定の地域では釣れる魚がそれ以外の場所と変わることもある。
そういった特定の地域でのみ釣れる魚も存在し、【モンゾーラ島】のかつての【恵みの大樹】周辺の海水から釣れる【ジンベイザメ】【ムーンブルク島】【ローラの門】付近の海水で釣れる【マンタ】【ブクブク島】の海水で釣れる【オウムガイ】がそれにあたる。
また、【オッカムル島】の地底湖の水から釣れる【エンゼル魚】、ムーンブルク島の【氷の塔】近くの吹雪地帯の水・海水より釣れる【キングサーモン】【ロンダルキア】の水から釣れる【シーラカンス】もそこ以外では一部のそざい島でしか釣ることができない。
 
いずれにせよからっぽ島、かいたく島、ツリル島にて同じ場所でつりざおを垂らすだけはあまり貴重な魚は釣れないので、魚をコンプリートしたいならストーリー上で訪れる島や【そざい島】などを巡り、様々な場所で釣りを行わなくてはならない。
なお本作では【ドロ水】【温泉】から釣ることも可能だが、その場合は全島・全地域共通で同じ種類の魚が釣れ、それぞれドロ水では【バス】【フナ】【ピラニア】を、温泉では【青ベタ】、【ネオンテトラ】、【赤ベタ】、【アロワナ】を釣ることができる。
特にドロ水からは食用魚だけが確実に釣れるので、拠点で釣りを行うNPC用にドロ水の釣り堀を作ってあげるのもよし。
食用魚しか釣れないのはからっぽ島・かいたく島などで海水+岩場で釣った場合も同じだが、地面の絵を気にしないで済む分お手軽且つ省スペース。
 
こうして釣れる魚は普通サイズの他、「フナ・大」、「タイ・特大」などサイズ名の付くものに分かれる。
大、特大サイズの魚はアイテムとしては別物扱いであり、魚の総数は40種類×3つのサイズで計120種。この全ての収集を目指すのも良いだろう。
大きいサイズの魚は放流したときのサイズが大きくなるほか、料理の材料にしたとき高級な料理ができやすく、中には大・特大サイズの魚を使わなければできない品質の料理もある。
なお、3つのサイズのうちどれか一種でも釣れば、アイテム図鑑にはその種類の魚の普通サイズのものが登録される。逆に言えば、大サイズ以上のものを【ビルダーハート】交換で入手することは不可能。
また、水族館パックを適用したからと言って、敵からドロップする魚に大・特大サイズのものが混ざることは無い。
 
ちなみに、特大サイズのものか、魚影が「大」以上の種類の魚かつ大サイズのものがかかると「大物の予感…!」というメッセージとともにBGMが【戦闘~生か死か~】に変わる。
ほか、釣れた魚が初めて釣った種類・サイズであるなら、その際「はじめて 〇〇(〇〇・大、〇〇・特大)を 釣り上げた!」というアナウンスが流れるが、先に大・特大サイズを入手した後、普通サイズのものを釣った場合のみ、そのアナウンスは流れない。
普通サイズのものは、一度図鑑に登録されればビルダーハート交換を利用して釣りを介さず入手することも可能だからか。

キャラバンハート

【釣り師】の特技「さかなつり」により、食料アイテムとして【さかな】が入手できる。