概要
DQ5以降の全シリーズ、およびリメイク版DQ3とスマホ版DQ4に登場する兜。
鋼鉄を上回る硬度を持つ魔法金属で生成された最高級の兜。
黒光りする本体に、金・黄色系の【モヒカンのケ】のような装飾が施されている。
歴代の名戦士達も装備していたと言うが、その歴代の戦士達というのが誰なのかは不明。
DQ4の【ライアン】がかぶっている兜に似ている。そういえばDQ5はDQ4の未来の話だったな…。
上述の設定により基本的には最高クラスの兜として物語の終盤に登場する。
ただしなぜか頑なに特殊能力を備えることはなく、同時期に非売品のより強力な兜が入手できることも多い。
ちなみに本来のグレートヘルムは、中世ヨーロッパで使用された円筒状の兜である。
DQ8やヒーローズシリーズの兵士が被っているバケツ状の兜がそれであり、DQ10では【聖騎士のヘルム】として登場している。
DQシリーズのグレートヘルムは、どちらかと言うと古代ローマ軍の兜「ガレア」に近い。
DQ3(リメイク版)
【リムルダール】で35000Gで購入できる。守備力45。
【勇者】と【戦士】が装備可能である。
SFC版では【オルテガのかぶと】に本来あるはずの補助呪文耐性がついていないうえ、これを守備力で上回る兜は呪われている【はんにゃのめん】のみであるため、戦士はもちろん勇者にとっても最強の兜になる。
オルテガのかぶとにラリホー・マヌーサ・ルカニへの耐性が正しく付けられたGBC版でも、アレフガルド以降にこれらの耐性が有効になるボスは存在しないので、ボス戦の際にはこれが最強の兜と言える。
というわけで、市販品でありながらリメイク版では後に【ロトのかぶと】と伝えられる可能性が最も高いのがこれ。
ちなみに、FC版の時には市販どころか中盤から売られている【てっかめん】がこのポジションだった。
もっとも、オルテガのかぶととは性能的に大した差はないので、イメージを優先して父の愛用した兜を選ぶプレイヤーも少なくないだろう。
何しろオルテガの兜と比べて、減らせるダメージはせいぜい4しか変わらず、終盤では誤差の範囲である。
むしろ3万ゴールド以上払ってまでたかだか守備力が15高い程度の兜を買う方が割に合わないと言える。
しかし裏ダンジョンに潜る頃になれば、ゴールドの使いみちがなくなって金余り状態になるので、そうなったらケチらず買うと良いだろう。
DQ4(スマホ版)
守備力+28、売却不可。
【勇者】・【ライアン】・【クリフト】・【トルネコ】・【ピサロ】が装備可能。
【ドラゴンクエスト ポータルアプリ】のアイテム交換所にて、ポイント交換という条件付きで配信された。現在は入手不可。
5章開始時点で使用可能になるため、まずは勇者に装備させ、
【てっかめん】や【てんくうのかぶと】入手後にトルネコやクリフトへ使い回すといいだろう。
他の作品よりもやけに弱く設定されているが、本作では天空の兜の守備力が30なので鉄仮面以上・天空の兜以下というポジションは従来通りである。
DQ5
本作が初登場。
市販の兜の中では最も高額で、【ジャハンナ】にて20000Gで販売されている。守備力45。
「これを身につけることは男らしさの象徴」という設定どおり、男性キャラは全員装備可能。
ほかには、仲間モンスターもかなり多くが装備可能。
ただ、守備力以外に特殊効果もない割に価格がとんでもなく高い。
なにしろ守備力16で1100Gの【てつかぶと】や、守備力25で3500Gのてっかめんと比べても10未満のダメージ(終盤では誤差の範囲)しか変わらないし、装備可能者もほぼ被っている。
高い守備力と耐性を併せ持つ高額の鎧・盾が売りに出される時期に、これを優先して買う価値はほとんどない。
こんなものより先に、まずは【ふぶきのつるぎ】や耐性防具などの購入を検討したい。
【ギガンテス】は、仲間にしたばかりはかしこさが10しかないのでしばらくは【ちりょくのかぶと】の方がいい。
とりあえず「【メタルキングヘルム】を与えられず、専用の兜もないキャラ」にとっては消去法的に最高の兜ではあるので、武器・鎧・盾を全て買い揃えて、その後にお金が貯まったら買いに行こう。
主に一品物のメタルキングヘルムからあぶれた【サンチョ】や【ピピン】、仲間モンスターが装備することになるだろう。
【5強】の仲間になる確率の低さからお金が余る時期に加入+メタルキングヘルム抜きでも十分に硬くて強い、【キラーマシン】や【ヘルバトラー】も必然的にこれを被ることになると思われる。
ちなみに【ドラゴンキッズ】は装備できるのに、同じドラゴンの【ドラゴンマッド】や【グレイトドラゴン】は装備不可。
成竜だと頭がデカすぎて入らないんだろうか。
DQ6
【欲望の町】にて25000Gで市販。守備力50。守備力だけなら加工前の【セバスのかぶと】以上。
【チャモロ】以外の男性陣や装備グループC・Fのモンスターが装備可能。
前作より守備力が5だけ上がった代わりに5000Gも高くなった。正直割に合わない。
ちなみに、【ちりょくのかぶと】は守備力40から変化していないが、価格も13000Gのままである。
欲望の町ではこれの他に非常に高性能な【みかがみのたて】や【ギガントアーマー】なども売っているため、やっぱり後回しにすべき。
そもそも守備力50というのは打撃ダメージを12.5減らすという効果でしかないので、何の付加効果もないこれに25000ゴールドもかけるのは正直罠である。
前作と同じく【メタルキングヘルム】が回らなかったキャラクターにとっては消去法的に最高の兜となる。
今作のメタルキングヘルムはサタンジェネラルからいくらでもドロップ可能…とはいえ確率は低く、【盗賊】4人パーティでも数を揃えるのは中々大変。
他の装備を全て買い揃えて、その後にお金が貯まったらコレを買いに行こう。
DQ7
移民の町最終形態にて30000Gで市販。守備力45。
装備品の値段高騰が顕著なDQ7らしく、コストパフォーマンスがさらに悪くなった。
【主人公】と【アイラ】が装備可能。どちらか【フエーゴのかぶと】から漏れた方が装備することになるが、
守備力は5落ちるものの状態異常耐性のある【デュゴンのかぶと】またはカジノで少し粘れば手に入るメタルキングヘルムを装備させたほうがよい。
あるいはアイラには【おうごんのティアラ】の方が相応しいか。
リメイク版
なんと【マール・デ・ドラゴーン】販売に変更された。
そのせいでデュゴンの兜と一緒に店頭に並んでいるという始末。買う人はまずいないだろう。
さらに、元々高かった販売価格が1.5倍の45000Gに値上がり。なんと【ドラゴンローブ】を超えてしまった。
デュゴンのかぶとや【えいゆうの杖】など値上がりした装備は他にも見られるが、機能性がなく飛び抜けた守備力でもないこの兜には厳しい仕打ちである……。
DQ8
【三角谷】にて16000Gで市販。守備力45。【主人公】と【ヤンガス】が装備できる。
市販品では一段下の【ミスリルヘルム】との価格差が小さく、割りと妥当な価格。
ただし、それを【猛牛ヘルム】(守備力42)にすると、コストがほとんど掛からずに数値差がかなり小さくなる為
グレートヘルムを買う必然性が薄くなってしまう。
DQ9
はじめて市販品ではなくなった。錬金限定。
守備力27で、戦士・バトルマスター・パラディンが装備できる。
【サタンヘルム】+【せいじゃのはい】の錬金で入手でき、グレートヘルム+【うらみのほうじゅ】でサタンヘルムに戻る。
市販されてはいないものの、今作でも相変わらず高いので、サタンヘルムと聖者の灰が余っていればこれに錬金して売り飛ばすといい。
DQ10オンライン
【グレートマントセット】の頭部防具として登場。
DQ11
【主人公(DQ11)】と【グレイグ】が装備可能な兜。
- | +1 | +2 | +3 | |
守備力 | 46 | 48 | 50 | 52 |
過ぎ去りし時を求めた後の【デルカダール城下町】の防具屋に【バンデットメイル】、【ギガントアーマー】と共に新規入荷されている。価格は16000G。
その他【メガトンケイル】(強ver含む)のレアドロップで入手可能。
状態異常を仕掛けてくる敵が増えてゆき、プレイヤーの性能面への目が厳しくなる中であるにも拘わらず、漢らしいまでに守備力しか上がらない。
ドロップとして早めに手に入ったとしても使い道は乏しいだろう。
トレジャーズ
【お宝】の一つとして登場。
お宝No. | 96 |
レアリティ | トレジャー |
カテゴリー | ヒストリー |
コレクション | 防具 |
標準価格 | 3,000,000G |