【ドルオーラ】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 05:06:08

ダイの大冒険

オリジナル呪文。漢字で書くと【竜闘気砲呪文】。
竜魔人に変身した【竜の騎士】のみが使用可能な、竜闘気(ドラゴニックオーラ)を魔法力で圧縮して撃ち出す呪文。
「極大」という表記こそないものの、溜めや型があり両手で放つという極大呪文の特徴を持っている。
 
突き出した両手の掌底を合わせ、指先を揃えてから上下に開く独特の構えを取り、その手の中から発射する。
手の甲に竜の顔のような飾りが浮き出す竜魔人がこの構えを取ると、構えた両手が竜の口を形作り、まるでブレスを吐くように闘気を放つ。
闘気の放出には応用が効くようで、【バラン】【黒の核晶】の爆発を抑え込もうとした際にも、この呪文の要領で全竜闘気を放出している。
 
【ダイ】は「絶対防御不能な呪文!これをくらって生きている方法はこらえるか、よけるかしかない」と言っており、実際にバランがダイに2発放っているが、1発目はルーラで避け、2発目は竜闘気を全開にしてこらえることに成功し、【マホカンタ】が使える【バーン】も、【光魔の杖】で障壁を展開しての防御を選択している。
 
「呪文」と言及されてはいるが、魔力を使って竜闘気を圧縮して撃ち込んで攻撃するためか闘気技としての性質が強く、魔法力を吸収し呪文攻撃を無効化するバーンパレスの魔力炉もドルオーラで破壊されている。この結果から考えればおそらくマホカンタや【シャハルの鏡】のような呪文を完全に防ぎ切れる手段でも防御不可能だろう。
同じ性質を持つパレス心臓部に閉じ込められ破壊手段を探る【ポップ】達も、ドルオーラの破壊力は強大な闘気をぶつけるものだったから同質の強力な技が必要だという流れで、やはり闘気の必殺技【グランドクルス】を使う流れとなっている。
 
竜魔人に変身しないと使えない点について、バーンは「生身で使うと呪文の威力に自分の肉体が耐えられないため、強靭な肉体の竜魔人に変身しないと使えないように、一種の制御機能が備わっているのだろう」と推測している。
例外的に双竜紋を得たダイは生身で使用してみせたが、これは双竜紋状態のダイがすでに竜魔人と同等以上の力を持っているからであるとされる。
 
破壊力が桁外れな分、消費する魔法力も相当なもので、双竜紋を得たダイでも補充無しでは2発が限度。
第30巻の時点でダイの最大MPは166なので、これを基準に考えるとドルオーラの消費MPは60~80以上と推測でき、この時期のDQ作品の呪文としては正に規格外の消費量となる。
バランもダイ一行との戦いでは2発しか使っていない。その戦闘では既に【ギガブレイク】用の【ギガデイン】と、【ライデイン】の連発で結構な魔法力を消費していたので、DQ3基準で消費MPを計算するとドルオーラ3発分の最大MPを持っていた可能性があるという考察もある。
 
ダイは【ミナカトール】の影響で暴走したバーンパレスの魔力炉と一体化した【ゴロア】を倒すべく1発使用しており、バーンとの決戦では後1発分の魔法力しか残っていなかった。
光魔の杖をフル稼働させた老バーンはドルオーラ1発なら受け止める力があり、1発受け止め魔力が切れた所を攻めるべく防御を選択したが、これを放つと魔力が0になるとのダイの宣言を聞いていたレオナがその発言の意を読み、魔法力を補給する【シルバーフェザー】で支援したことで不意の2発目を撃ち込まれる。
2連発の威力に光魔の杖は崩壊、さしものバーンも危うく死にかける事になり、真の力を見せることを選ぶ。
桁外れの実力を持つバーンゆえ、2連続で撃ち込まれるという常識ではありえない結果となった訳だが、鬼眼王バーン形態となってからさらにもう1発を撃ち込まれて耐え切ってみせ、一人で3発のドルオーラ直撃を食らう(【魔力炉】ごと天魔の塔を吹き飛ばしたドルオーラを防いだのを含めると4発)という前代未聞の結果を残した。
 
バランはかつて妻の祖国である【アルキード】を滅ぼしているが、どのような手段を使ったかは具体的に描かれていない。核爆発のごとき巨大な煙が巻き上がっていた描写からすると、このドルオーラを放って消し飛ばしたのかもしれない。

DQMSL

原作通りバランおよびダイの特技として登場。
ラウンドの最後に敵全体に攻撃力依存で無属性の呪文ダメージを与える。戦闘中1回のみ使用可。
ダメージはラウンドの最後なら通常攻撃の2.05+特技+値x0.15倍程度。
攻撃力依存ではあるが呪文扱いなので斬撃よそくなどで跳ね返されないが、マホターンなどでは跳ね返される。
一時はラプソーンの「盲信のかくせい」やトガミヒメの「鬨のふえ」などと組み合わせてダメージを増やすなどの手段と合わせて使われていたが、
現在では使用者を発動まで生かすことが難しいなどの事情もあり、ほぼ使用者は見ない。
 
ちなみに、バランはSSランクの「竜魔人バラン」が習得するので妥当だが、ダイは習得するのはSランクの「アバンの使徒ダイ」でありSSランクの「竜の騎士ダイ」ではない。
そのため【アバンストラッシュ】との逆転現象が起きてしまっている。後者のモーションには明らかにドルオーラを撃っているモーションがあるのだが・・・
いずれにせよ、ダイにしろドラゴン系にしろ速攻を得意としているのでドルオーラとの相性は悪い。

星ドラ

ダイ大コラボイベントの景品。Aランクの攻撃呪文。原作通り属性が無く、反射されないがCTが重い。
【ダイの剣】をそうび錬金したダイの剣★のメインスキルはこれの強化版「竜魔人ドルオーラ」。

ウォーク

【真魔剛竜剣】をレベル28以上に強化すると修得。
最大MPの半分をを消費し、反射されない超撃のブレスダメージを敵全体に与える。
「超撃」とは【マダンテ】と同じ耐性のことであり、10000近くものダメージを与える絶大な攻撃力を持つが、
耐えられると耐性ができてダメージが4割程度まで落ちてしまう。
先にマダンテを使っているとこちらのダメージが落ちてしまうので、併用はしないこと。

タクト

Aランクとくぎとして登場。扇形範囲・消費MP162
「範囲内の敵全てに攻撃力依存の反射不可の呪文大ダメージを与える 被HP回復効果をときどき大幅に下げる(効果3ターン)」
【竜魔人バラン】が使用可能。

魂の絆

【ボス級モンスター】としての竜魔人バランが使用する他、【プレイヤーキャラクター】としての竜魔人バラン【ダイ】の奥義にも採用。
言語切り替え時の英語表記は「Doruora」。
 

ドルオーラ(バラン)

プレイヤー側が使用する場合の効果としては、遠距離狭範囲に【闇属性】の貫通物理ダメージを6回与えつつ、短時間だけ使用者の物理会心率アップを付与する効果となる。
ガチャで【竜骨の魔剣】?を引き当てることによって修得可能。
なお竜騎将バランにはセットできないようになっているので、原作の「竜魔人にならないとドルオーラを使用できない」設定は守られている。
 
闇属性な点に関しては、原作の都合上プレイヤーサイドで使える闇属性攻撃が少ないための割り振り(原作及び2020年版アニメ準拠のため【ドルマ系】呪文も未採用)とも考えられる。

ドルオーラ(ダイ)

こちらは遠距離狭範囲に会心率の高い【光属性】の貫通物理ダメージを与え、単発だが【限界突破】可能となっている。また使用後、長時間光属性ダメージアップと物理会心率アップを付与する。
ガチャで【黄竜の剛剣】?を引き当てることによって修得可能。
 
演出としては、竜魔人バランの幻影を背負うという魔力炉を吹き飛ばした時を再現したものとなっており、【絆の勇者】にセットした場合はダイの幻影を背負う。
こちらはセット制限はなく、双竜紋を持っていない時期(を再現したスタイル)にもセット可能。

蒼天のソウラ

ドルオーラは登場しないが、【竜の騎士】のように紋章を浮かび上がらせる「エクステンション・ライン」の力を持つ主人公ソウラは、独自技のひとつ「竜の爪(ドラゴン・スクラッチ)」を両手で溜め、より強力な「暴れ龍(ドラゴン・スタンピード)」として撃ち出すことができる。
魔法力による闘気の圧縮ではなくソウラ自身とエクステンション・ライン自体のパワーでエネルギーを収束させて撃つものなので、原理は「かめはめ波」みたいなものだが、その名前や構え、エネルギー収束技というイメージからドルオーラを思い浮かべる読者もいるようだ。
 
個人で撃てるものとしては作中最強クラスの威力があるものの、「十中八九両腕が吹き飛んで自滅する」という博打が運良く成功してしまっただけの危険な技でもあり、味方からも二度と使うなと警告されるほど。
この辺りも「強靭な竜魔人の肉体でないと撃つ本人も耐えられない」と言われるドルオーラと似ている。