【闘気】

Last-modified: 2019-12-24 (火) 20:30:02

概要 Edit

バトル物の漫画などでよく用いられる用語。
作品によって「気」「オーラ」など表現は様々だが、肉体から何らかのエネルギーを噴出させ、攻防に利用するものとして描写されることが多い。

DQ関係では、【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】において頻繁に用いられ、闘気に「オーラ」の読みをあてる事もある。

ダイの大冒険 Edit

本作における闘気は、自身の生命力を体外に放出したものとされている。
闘気を拳打や斬撃に乗せて威力を上昇させたり、飛び道具のように飛ばしたり、身に纏って防壁にしたりと、使い手次第で様々な応用が利く。
闘気を防御に使う場合、基本的に相殺できるのは同種の闘気技に限られるが、物語後半では【呪文】さえ防ぐ規格外の使い手も登場した。
 
闘気は呪文のように技のランクが決まっておらず、放出法を習得していれば己の力量以上の大技を強引に撃つこともできるが、生命力である闘気の過剰放出や無理な技の反動は自らの身体や装備した武器を傷つける危険性も大きい。
こうした反動を抑えるためには肉体の強化や類稀なセンス、強力な武具を使いこなすことが必要とされる。
また、力量の内であっても制御は難しく、闘気弾や切断波などの飛び道具として使う場合、闘気の扱いに熟達した者でも狙った場所に正確に当てることはかなり難しい模様。
こうした扱いの難しさもあり、有力な闘気の使い手は必然的に心技体に優れた戦士となる事が多い。
 
肉体の鍛錬が必要ということで、闘気の使い手は【戦士】【武闘家】、肉体派のモンスター、魔族がほとんど。
このため魔法使い系職業との両立は困難であり、呪文と闘気を併用して戦えるキャラクターは作中でも限られている。
認定条件的なものではないだろうが、特に人間サイドでは【勇者】の称号を得ている者が闘気と攻撃呪文を両方使いこなしている。
 
闘気には暗黒闘気や竜闘気などいくつか属性があるとされるが、どちらとも取れない性質の技もいくつか登場している。以下に各種闘気の特徴を述べる。

光の闘気 Edit

【ヒュンケル】【アバン】が得意とし、昇格後の【ヒム】も駆使する。正確な名称は不明。
相反する性質の、闇の魔力や闘気で作られた存在に大きなダメージを与えられる。
光の闘気を扱う技には【グランドクルス】【空裂斬】【虚空閃】【アバンストラッシュ】【オーラナックル】などがある。

暗黒闘気 Edit

光の闘気と対を成す闇の闘気。主に大魔王【バーン】を筆頭とする魔王軍サイドのキャラが使用する。
特にバーンと【ミストバーン】はこの闘気の扱いに優れており、バーンは主に【カラミティウォール】【カラミティエンド】といった必殺技でその圧倒的な力を見せつけた。
ミストバーンは、暗黒闘気で敵の肉体を縛り付ける【闘魔傀儡掌】【闘魔滅砕陣】、暗黒闘気を込めた掌で【オリハルコン】すら削り潰す【闘魔最終掌】などを操る。
ヒュンケルもミストバーンに暗黒闘気の扱いを教えられており、自身の内で光と闇の二つの闘気を戦わせることが彼の戦闘力の源となっていた。
 
暗黒闘気で受けた傷は回復呪文を受け付けないらしく、飛び抜けたタフネスを持つヒュンケルさえミストバーン戦後にはしばらく動けずにいた。
この「回復呪文を阻害する」という特性については描写が曖昧で、暗黒闘気の攻撃を受けていたはずの他のメンバーがピンピンしていたり、闘魔最終掌で削られたヒムの右腕が回復呪文で普通に回復するなど、作劇上ではあまり厳密に扱われていない。
一方で、最終決戦では、バーンの暗黒闘気を交えた技で疲弊した【ダイ】【ポップ】が回復呪文を使い続けたが効果が出ないというシーンもあった。
この時ダイは攻撃呪文でも大きなダメージを受けていたが、呪文分のダメージだけが選択的に回復するという事もなかったため、「暗黒闘気で受けた傷が回復できない(場合もある)」のか、「攻撃された肉体そのものが回復呪文を受け付けなくなる」のかといった細かい設定がどこまで存在、反映されているかは不明である。
 
暗黒闘気は【ゾンビ系】モンスターや鎧系モンスターを動かす力の源としても使われている。
このほか【ハドラー】はかつてアバンにやられ死にかけたところをバーンの暗黒闘気で復活し、「死ぬ度に強くなる肉体」となっている。【デルムリン島】で死にかけた時と【バルジ島】でヒュンケルに殺された時にも、ミストバーンの暗黒闘気で復活しパワーアップしている。
バーンとミストバーンが共に暗黒闘気の使い手である事は、二人の関係性を示す伏線であったのかもしれない。

魔炎気 Edit

高熱を発する暗黒闘気の一種。闘気と同様、自らの生命力を引き換えにすれば凄まじい力を発揮する。
 
【フレイザード】【デッド・アーマー】に憑依する際に岩石生命体から魔炎気でできた生命体に変質したほか、【超魔生物】と化したハドラーが魔炎気を剣に纏わせる奥義【超魔爆炎覇】を使用している。

暗黒闘気の一種と呼ばれてはいるが、どのような関連性があるのか作中では全く触れられていない。
魔炎気によるダメージは呪文で普通に回復するなど、暗黒闘気で言及された特性も描写されておらず、詳細は謎のまま終わっている。

竜闘気(ドラゴニックオーラ) Edit

【竜の騎士】特有の闘気。当然、使用者は【バラン】とダイの親子のみ。
固有の技の破壊力や、高めればあらゆる呪文を防ぐ性質など、竜の騎士専用にふさわしい攻防ともに最高クラスの闘気。
また、竜闘気は使い手の意思で波長を変化させられるようで、極めて闘気に近い衝撃エネルギーであるカラミティウォールを前にしたダイは、カラミティウォールと同質に調整した竜闘気を垂直に噴出させることにより、衝撃波の壁を防ぐのではなくすり抜けるという技を見せた。
 
竜闘気を使った攻撃技には、竜の紋章から竜闘気のビームを打ち出す【紋章閃】、魔法力で竜闘気を圧縮して放つ超呪文【ドルオーラ】があるほか、ダイは竜闘気に目覚めて以来【アバンストラッシュ】などの闘気剣にも竜闘気を込めて威力を上げている。
 
その威力は、一般の武器に竜闘気を注ぐと耐え切れずに分解消滅してしまうほどに強力で、竜闘気を用いた戦闘にまともに耐えられるのはオリハルコン製の武器のみである。
作中で登場したオリハルコン製の武器は【真魔剛竜剣】【ダイの剣】【覇者の剣】の三振りだが、覇者の剣は超魔生物化したハドラーの手に渡り、人間側で竜闘気に耐えうる武器は残る二振りのみだった。
ダイはバラン戦で【パプニカのナイフ】【鎧の魔剣】に、【ザムザ】戦では偽物の覇者の剣にそれぞれ竜闘気を纏わせたが、 パプニカのナイフは相手に命中する前に消滅、残る二つも1度しか耐えられず、直後にボロボロに崩れ去り、修復不能になってしまった。
 
暗黒闘気と同様に、竜闘気には一時的に回復呪文を受け付けなくさせる効果もあるようだ。この性質は竜闘気の使用者にも反動として現れるようで、ドルオーラを立て続けに二発放ったダイに施した【レオナ】のベホマは、時間差でその効力が現れていた。
バーンは、「魔」に近い闘気で限界を超えた戦いをするとこうした反動が出ることが稀にある、と語っている。
もっとも、この件も暗黒闘気の設定と同じく描写は曖昧で、バランのギガブレイクを受けたダイ、クロコダイン、ハドラーと、ダイのアバンストラッシュを受けた時のバーンは回復呪文でダメージを回復している。
ダイに関しては、バランが息子を殺さないよう力をセーブしたと発言しているため、竜闘気を交えずに技を放ったとも考えられるが、バーンの説明でも「稀に」とあり、使い手以外への影響も厳密な設定があるのか判らないため、作劇上の竜闘気の性質や設定については推測の域を出ない。
 
拳に紋章が出るようになったダイに関しては、拳に全闘気を集中するせいで際限なくエネルギーが消費されるという弱点も生まれていた。
これが原因でオーラが切れると、紋章の力で扱えていた呪文が使えなくなり、視界がブレて力が出なくなるなどの弊害が起きる。
この問題は【マァム】の閃華裂光拳をヒントに、攻撃する瞬間に全パワーを集中させる方法で解決されている。
  
スーパーライトや星ドラでは、あらゆる種類の技のダメージを軽減するという効果で再現されている。

その他の闘気の技 Edit

光・闇の属性が明言されていない闘気技もあり、敵味方どちらでも使用されている。
クロコダインの闘気流技【獣王会心撃】【獣王激烈掌】、ヒュンケルの【ブラッディースクライド】などが該当。
これらが「無属性の純粋な闘気」の技なのか、「普通の闘気=光、特殊な性質の闘気=闇」で所属や心の善悪で区別される訳では無い、ということなのかは不明。
【ノヴァ】の必殺技の【ノーザン・グランブレード】【マァム】【猛虎破砕拳】も闘気を用いた技だが、これも光の闘気と明言されてはいない。
 
また、ノヴァとハドラーは生命力を大幅に消費して闘気の剣を生み出す捨て身の技【生命の剣】を使用している。生命力=闘気という設定を反映しているが、これも純粋な闘気なのか光や闇の属性を帯びているかは不明。

ロトの紋章 Edit

【キラ】が最初に出された「水晶を切る」課題を終えた際に賢王【カダル】が「静なる闘気」と口にしている。
また、【アリアハン】での修行中にやる気全開の【アルス】から立ち上るオーラを見て【ヤオ】が「す…すごい闘気……」と思わず心中で呟いている。
このように、『ロト紋』においてもところどころで使われている言葉ではあるが、こちらではそれっきりで、『ダイ大』のようにストーリー上で重要な位置を占めるまでには至らなかった。
あえて近いものを挙げるならばヤオの用いる【波動拳】であるが、これらは「」と呼称されており、「闘気」とは呼ばれない。