体験リポート(9)

Last-modified: 2019-08-31 (土) 21:07:20

<機械工作物部門編(平成30年度試験)>

たるパパさんより口述試験体験リポートをいただきましたのでこちらで公開させていただきます


コース3 機械工作物部門
7月某日 会社を早退。マイカーにて最寄の田舎駅まで移動し、列車にて晩御飯を食べながら東京に移動して宿泊。
7月某日翌日
9時20分 宿泊したホテル(御茶ノ水)から徒歩にて神田の試験会場まで徒歩で移動。
9時35分 試験会場に到着。受付を済ませて自分の受験時間及び部屋を確認。
     集合時間(10時30分)まで控室でのんびり過ごす。
     順番は、10時30分受付の中では、1番最初(11:00開始予定)の班であることを確認。
10時45分 担当者から口述試験についての説明(試験会場、段取り等)
10時55分 指示により試験会場(7階)へ移動。入口前の椅子に着席して時間を待つ。
11時07分 他の人より遅れて会場に入って試験開始(前の人が若干長引いた)


試験開始

 

試験官1:受験番号と名前をお願いします。

 

たるパパ:受験番号○○○○○番田舎にある○○測量設計事務所から来ました、たるパパです。

 

試験官1:たるパパさんは、これまで○部門持っておられて、今回は、機械工作物部門受験で間違いないですね。

 

たるパパ:はい、そうです。

 

試験官1:業務経歴は、どれくらいですか

 

たるパパ:入社以来ですので約○○年です。

 

試験官1:その内今回受験する機械工作物部門に関する経歴は、どれくらいですか。

 

たるパパ:経歴書に記載されているとおり○○年3月です。

 

試験官1:会社の体制と所属している部署での役職を教えて下さい。

 

たるパパ:所属する部署では○○です。当社では、所属する○○部と用地補償部門を行う部署は、同じ部屋で業務を行っており、御互いに人員を調整し協力ながら業務をしています。

 

試験官1:有難うございます。質問に対しては、簡潔に答えるよう御願いします。

 

たるパパ:はい、わかりました。

 

試験管2:それでは、経歴書に記載してある業務について質問します。事前に提出していただいた書類には、6つの事例について記載されています。しかし事例5については、○○とか○○の調査算定ということで機械工作物というよりは生産設備の調査になるかと思いますので、事例6について質問します。○○工場の事例ですけれども機械設備としてどのような設備がありましたか。

 

たるパパ:○○工場は、2箇所ありまして○○、××、△△、□□、**、等の設備です。もう一つの同じ○○工場もほぼ同じ設備です。

 

試験管2:この設備の内○○とは、どのような設備ですか

 

たるパパ:支柱が両側にあるタイプの設備です。

 

試験管2:それらの設備の能力は、どのようにして確認しましたか。

 

たるパパ:機械についている銘板や所有者からの聞取りにより確認しました。

 

試験管2:ちなみにどれくらいの能力がありましたか。

 

たるパパ:能力は、○○用、××用、△△用の3種類ありました。他に3つも、○○の能力があります。

 

試験管2:これらの設備の移転工法は、どのようにして決めましたか。

 

たるパパ:発注者との協議等により全て構外再築工法で行っています。

 

試験管2:再築であれば、見積を取ったかと思いますがたるパパさんの記憶で価格がわかるものがありますか。

 

たるパパ:たしか××の価格は、およそ○○万円です。

 

試験管2:製造したメーカーは、わかりますか。

 

たるパパ:株式会社BAです。

 

試験管2:株式会社BAですか。他のメーカーは、ありましたか。

 

たるパパ:たしかBI社の○○もありました。

 

試験管2:有難うございます。両メーかーともこの設備に関しては、名前の知られている会社ですね。それでは、見積価格の妥当性は、どのようにして確認しましたか。

 

たるパパ:見積2社の価格を比較して大きな相違が無かったので妥当と判断しました。

 

試験管2:もし、見積が1社のみの場合にその価格の妥当性は、どのように判断しますか。

 

たるパパ:大変申し訳ありませんが、そのような経験が無いのでわかりません。

 

試験管2:見積を取る場合に、メーカーにどのようにして御願いしますか。

 

たるパパ:新たに物品を購入する為の見積でないことを説明して、その内容を理解していただいてから、見積を御願いします。

 

試験管2:見積を取る場合は、たるパパさんが直接相手先に御願いをしますか。

 

たるパパ:若い頃はやりませんでしたが、最近は直接御願いしています。

 

試験管2:見積を御願いする会社の判断基準は、どのようにしていますか。

 

たるパパ:会社の営業内容や、当該地域での納入状況等の実績を基に判断します。

 

試験管2:このような話をして実際問題として、全ての会社で上手く見積徴収出来ますか。

 

たるパパ:概ね1/3位です。

 

試験管2:もしこの事例のように再築でなく復元する場合に営業補償等も絡んできて、移転工期等が発生しますけれども、作業工程や日数は、どのようにして求めますか。

 

たるパパ:機械の重量から、据付工数を求めあとメーカーからの聞取り等により行程、日数等を求めます。

 

試験管2:他にどのような事を行いますか。

 

たるパパ:関係者からの聞取り等を行います。

 

試験管2:それは、あまり良い方法ではありませんね。

 

たるパパ:あまりそのような経験がありませんので・・・・・。

 

試験管2:その他の機械工作物として○○機は、どのようなものかわかりますか。テキストに掲載されていると思いますけれども、テキストは、あまり見ていないですか。

 

たるパパ:大変申し訳ありません。あまりテキストは、見ていません。××機とは、ちがいますか。

 

試験管2:違います。ちなみにその他の工作機械には、どのような機械がありますか。

 

たるパパ:旋盤とか、ボール盤等があります。

 

試験管2:今回説明した事例の他に調査した機械にどのような物がありますか。

 

たるパパ:書類にも記載していますように、製材所において帯鋸盤、送材車、鉋盤等を調査しています。

 

試験管2:帯鋸盤の能力は、何処で確認しますか。

 

たるパパ:鋸の大きさ等で判断します。

 

試験管2:送材車の能力は、何処で確認しますか。

 

たるパパ:スピード等ですか。

 

試験管2:それもありますが、材木を決められた大きさに切るには、レールが重要になります。

 

試験官1:たるパパさんの所属する部署員は何名ですか。

 

たるパパ:○名です。

 

試験官1:用地補償関係部署の所属員は何名ですか。

 

たるパパ:○名です。

 

試験官1:試験は、終了です。お疲れ様でした。

 

たるパパ:どうも有難うございました。

立って、その場で一礼を行い、部屋を出るときに一礼し退室。
終了時刻 11:23

感想
・昨年迄の口述試験は、実務経験に関することと規則等に関する事について概ね半分の時間配分で試験を行っていましたが、今回は、その殆どを実務経験に関係する質問でした。前の時間が少し長引いたので、時間は短かったが、中身は非常に濃い口述試験でした。


※たるパパさん情報提供ありがとうございました。tk@管理人