第三〇号海防艦

No.438
	第三〇号海防艦 (だいさんじゅうごう)		丁型海防艦 15番艦 海防艦
	艦船ステータス(初期値/最大値)
	耐久	9	火力	3 / 15
	装甲	4 / 15	雷装	0
	回避	38 / 77	対空	4 / 21
	搭載	0	対潜	30 / 65
	速力	低速	索敵	2 / 11
	射程	短	運	17 / 77
	最大消費量
	燃料	10	弾薬	10
	装備
	三式爆雷投射機
	装備不可
	装備不可
	装備不可
改造チャート
第三〇号海防艦 → 第三〇号海防艦改(Lv35)
図鑑説明
丁型海防艦、その十五番艦、第三〇号海防艦です 長崎で生まれ佐世保で育ち、第四海上護衛部隊に配備されました。 数次のカタ船団等を護衛した後、和歌山由良の守りに就きました。 海、港、街…力が尽きるまでお守りします。

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。

ゲームにおいて

• 2021/08/31実装。
  • 初登場イベント『増援輸送作戦！地中海の戦い』ではE-3でドロップする。
• 第四号海防艦に続く、2隻目の丁型海防艦。これにより同型による耐久改修が行えるようになった。
• 2022/07/14からの期間限定ドロップでは、7-3-P(第二ボス)にてドロップが確認されている。
  • 2022/08/04からは期間限定ドロップは1-3のボスにドロップする海域が更新された。

キャラクター設定について

• 自称「みと」。
• よつと比べると大人びた感じの子。
• 守るという意識が強く、特に自身と縁のある由良湾への思い入れが強い模様。
  それもあり、母港ボイスでは由良との会話もある。ただし由良の由来は京都府の川。どちらかといえば舞鶴や宮津湾が近い。

期間限定グラフィック

• 2021/10/15アップデートにおいて、【ハロウィンmode】が追加された。
  • よつと同じく、スモックの上からコウモリモチーフのポンチョを被っている。
    ポンチョの下に12cm単装高角砲E型を装備しているせいか、カボチャ鞄は手提げ型。こちらもお菓子満載の中に、爆雷が3発紛れている。
  限定グラフィック：ハロウィンmode

  限定グラフィック：ハロウィンmode
  

• 2021/12/10アップデートにおいて、艦娘【Xmas】modeが追加された。
  • もっこもこのトナカイ服にマフラーを巻いた可愛らしい姿。
  • 両手にマフラーを持っている他に、左手に2つほどマフラーを掛けている。提督や他の艦にかけてあげる用のものだろうか。
  限定グラフィック：【Xmas】mode

  限定グラフィック：【Xmas】mode
  

• 2022/2/13のオンメンテにおいて、【バレンタイン】modeが追加された。
  • 三角巾とエプロンを装備して、チョコを丁寧にラッピングしている最中の姿。
    エプロンや手のカバーには、みとの奮闘を物語るようにチョコがついている。
  限定グラフィック：バレンタインmode

  限定グラフィック：バレンタインmode
  

• 2022/4/1のメンテにおいて、【花束】modeが追加された。
  限定グラフィック：春の花束(2022年)mode

  限定イラスト：春の花束(2022年)mode
  

• 2022年7月13日のアップデートで、艦娘水着modeが実装された。
  • 『小さな海防艦【第三〇号海防艦】にも水着mode＆夏ボイスを実装開始です！』
  • 砂遊びの最中なのか、ヒトデの型に砂を詰めて取り出している。
    右手に下げたおっきな如雨露の中には、砂遊び用の熊手が入っている。
  • 中破すると型が上手く抜けなかったのか、スコップ片手にちょっと涙目。
  限定グラフィック：水着mode

  限定グラフィック：水着mode
  

• 2022/09/10のオンメンテにおいて、【初秋の浴衣mode】が追加された。
  • 浴衣姿で水風船で遊んでいる。
  • 中破すると水風船のゴムが切れてしまうだけでなく、肩から下げたカゴからラムネの瓶や爆雷がこぼれてしまう。
  限定イラスト：浴衣mode

  限定イラスト：浴衣mode
  

• 2022年11月9日のアップデートで、【鎮守府秋刀魚祭り】modeが実装された。
  • 浴衣modeの差分で、塩焼きの載った皿と箸を持っている。
  • 中破すると皿ごと秋刀魚を落としてしまう。
  限定イラスト：秋刀魚祭りmode

  限定イラスト：秋刀魚祭りmode
  

• 2023年1月1日のオンメンテで、【晴着mode】が実装された。
  • 晴着と同じ色合いの毬を手にして嬉しそう。
  限定グラフィック：晴着mode

  限定グラフィック：晴着mode
  

• 2023年1月20日のアップデートで、【節分mode】が実装された。
  • 寒いからか、よつと色違いの半纏を制服の上から着ている。
  • ちなみにこの半纏、豆や柊の枝の柄がプリントされた節分仕様だったりする。
  限定グラフィック：節分mode

  限定グラフィック：節分mode
  

• 2023年6月14日、【梅雨mode】が実装された。
  限定グラフィック：梅雨mode

  限定グラフィック：梅雨mode
  

• 2024年02月29日開始、3月1日終了のアップデートで、【桃の節句】modeが実装された。
  • よつと同じ格好で、紅白の餅の載った台を両手で持っている。
  • 中破すると転んでしまったのか台が倒れ餅はどこかにいってしまい、みとはしゃがみこんで泣きそうな顔になってしまう。

アップデート履歴

• 2021/08/31 実装 ドロップ 夏イベント『増援輸送作戦！地中海の戦い』E-3
• 2021/11/19 ドロップ 秋イベント『海上護衛！本土近海航路の防衛』E-3

小ネタ

• 第二号型(丁型)の15番艦。正式な名称の表記は「第三十號(号)*6海防艦」。
  1944年2月15日、三菱重工業株式会社長崎造船所で起工。1944年5月10日に進水し、6月26日に竣工。竣工後は佐世保鎮守府籍となり、佐世保鎮守府部隊第四海上護衛隊に配属された。
• 第四海上護衛隊は海上護衛総司令部指揮下となった第一海上護衛隊、第二海上護衛隊と異なり、佐世保鎮守府部隊指揮下として鹿児島～沖縄～基隆間の船団護衛を専門とした部隊で、主に沖縄方面への海上輸送路の護衛を担当した。
• 竣工後の第三十号海防艦は第四海上護衛隊に所属する唯一の新造海防艦として、鹿児島～那覇～基隆間の輸送船団の護衛に奔走した。
• 9月19日、基隆発鹿児島行きのタカ909船団を護衛中、アメリカ潜水艦バングの雷撃でタンカー「第二東勢丸」が撃沈されてしまう。第三十号海防艦も損傷したものの対潜掃討を行っている。
• 10月22日、鹿児島発基隆行きのカタ916船団を護衛中、アメリカ潜水艦シードッグの雷撃で給炭艦「室戸」*7が撃沈され、特設砲艦「富津丸」が大破してしまう。
  • 「富津丸」は貨物船を徴用・改装したもので、第四海上護衛隊に所属していたが、カタ916船団には輸送船として参加していた。
• 夕方頃、第三十号海防艦は水深90mに敵潜らしきものを探知し、深度75mに設定した爆雷9発を投下。その結果、大きな気泡の噴出、続いて大量の重油流出を確認。翌朝には大きな油膜が確認された。第三十号海防艦はこの攻撃で敵潜を撃沈したと判断され、佐世保帰還後に佐世保鎮守府司令長官小松輝久中将から敵潜水艦撃沈に対する祝福を受けたが、実際は沈没した室戸の残骸を爆雷攻撃した可能性が高い。
  • 大破した「富津丸」は小型船東莱丸に曳航され、対潜掃討を終えた第三十号海防艦と第十五号掃海艇がその護衛を行ったが、やがて富津丸の沈没が避けられなくなり曳航索が切断。3隻が見守る中、富津丸は沈没していった。
• 1945年1月10日、タカ508船団を護衛中、船団はアメリカ潜水艦パファーの雷撃を受ける。魚雷は第三十号海防艦と妹の第四十二号海防艦に命中した。
  • 船団の右舷前方を航行中の第四十二号海防艦は被雷により瞬時に沈没。海防艦長の江頭冨也少佐以下乗員170名全員が戦死した。
    • 第三十号海防艦は左舷艦首に被雷し、前部4分の1を喪失し大破、乗員15名戦死の被害を出す。損傷により最大で5ノットしか出せなくなり、そのままの状態で那覇に向かう。途中敵潜水艦の雷撃を回避しつつも無事那覇に到着。応急修理中に空襲を受けて戦死者2名を出す。
  • 以降船団護衛をこなしつつ鹿児島、門司を経由して釜山に移動。朝鮮重工業のドックに入渠して修理を受け、4月14日に完了。鎮海を経由して佐世保に移動した。
• この間、沖縄方面の情勢は悪化していった。沖縄上陸に向けて連合軍の機動部隊が南西諸島方面に進出し、3月初め頃から九州地区へ空襲を開始。これによりカナ304船団を護衛中の水雷艇「友鶴」*8やサイ03船団護衛中の敷設艇「燕」など第四海上護衛隊は主力艦艇を次々に失う。制空権・制海権が失われた後は輸送艦や機帆船による輸送が細々と行われたが、3月末の沖縄戦開始に伴い航路が途絶。海上交通保護が不可能となった第四海上護衛隊は、5月10日に本土決戦に備えて南九州防衛を任務とする第五特攻戦隊へ編入されたが、この時残っていたのは第四十九号駆潜艇、第五十八号駆潜艇と第三十号海防艦だけで、駆潜艇2隻は第五特攻戦隊に編入されたが、第三十号海防艦は大阪警備府部隊に編入。以後由良湾を拠点に対潜哨戒に従事。
• 6月1日、数少ない海上戦力として本土決戦に備えて第百九十号海防艦と共に第六特攻戦隊に編入された。
• 11日午後、士気向上のためボートによる競争を行っていたところ、大阪方面の飛行場攻撃を終えたばかりのP-51 8機が来襲し、ボートや第三十号海防艦へ向けて機銃掃射を敢行。特に第三十号海防艦の甲板や上部構造物は執拗な機銃掃射を受けるも2機を撃墜した。この戦闘で乗員12名が戦死し、負傷者20名を出す。
• 7月28日朝、由良湾北側の糸谷区に停泊中、沖合から艦載機が襲来した
  • 第一波では主に網代区の港湾施設と紀伊防備隊防空陣地が標的とされたため被弾せず対空戦闘を継続しつつ機関始動を試みていた
  • 第二波では標的となり100ポンド爆弾4発を被弾し炎上。1発は艦橋を直撃しこれを四散させ海防艦長・楠見直俊少佐以下主だった艦橋要員は海上に投げ出され戦死した
  • 紀伊防備隊のほか糸谷区住民なども協力して救助と鎮火に努めたものの火勢は収まらず、同日午後11時頃沈没。楠見少佐以下乗員66名が戦死し、51名が負傷した。
  • 楠見艦長は6月末に着任したばかりで、わずか1ヶ月で戦死した。先代で初代艦長の高松彌四郎少佐も引き継ぎのため艦に残っていたが11日の空襲で負傷し、後に死亡した。
• 戦後の1953年2月8日、第三十号海防艦は浮揚され解体された。
• 戦没から70年後の2015年7月28日、第三十号海防艦の元艦長従兵、大野一富氏が由良町を訪れ、乗員でいま(2015年当時)生きているのは私を含めて2人だけだと話した。*9

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