所属 | Marine nationale |
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艦種・艦型 | アルザス級戦艦 |
正式名称 | Flandre |
名前の由来 | Flandre 現在のベルギー・オランダ・フランスにまたがる地域 |
起工日 | 未起工(フランス降伏により中止) |
進水日 | 未進水(同上) |
就役日 | 未就役(同上) |
除籍日(除籍理由) | - |
全長(身長) (1案/2案/3案) | 252m/256m/265m |
基準排水量(体重) (1案/2案/3案) | 40000英t(41000t)/42500英t(43200t)/45000英t(46000t) |
出力 (1案/2案/3案) | 不明 172358PS(170000shp)/192635PS(190000shp)/223051PS(220000shp) |
最高速度 (1案/2案/3案) | 31.0kt(57.41km/h)/31.0kt(57.41km/h)/32.0kt(59.26km/h) |
航続距離 | 不明 |
乗員 | 不明 |
装備(1案) | 380mm45口径M1935三連装砲3基9門 152mm55口径M1930三連装砲3基9門 100mm連装高角砲12基24門 37mm機関砲(搭載数不明) 25mm機銃(搭載数不明) |
装備(2案) | 406mm三連装砲3基9門 152mm55口径M1930三連装砲3基9門 100mm連装高角砲8基16門 37mm機関砲(搭載数不明) 25mm機銃(搭載数不明) |
装備(3案) | 380mm45口径M1935四連装砲3基12門 152mm55口径M1930三連装砲3基9門 100mm連装高角砲8基16門 37mm機関砲(搭載数不明) 25mm機銃(搭載数不明) |
装甲(1・2案) | 舷側:330mm 上部甲板:170~180mm 下部甲板:40mm |
装甲(3案) | 舷側:350mm 上部甲板:170~180mm 下部甲板:40mm |
建造所 | 未定 |
- アルザス級戦艦はフランス海軍が設計した最後の戦艦。
前級のリシュリュー級ですら1隻たりとも工期100%での就役を果たせていない*1ことから分かる通り、起工前にドイツ軍の侵攻を受けてフランスが降伏したことで建造中止に追いやられている。
複数の設計が存在しているが、後述するように実際の最終決定設計は1案(380mm三連装砲3基)であった。
しかし3つあった設計案のうち最大にして最強の案がどうしても目を引きがちで、フランドルも、またソノミラで実装されていた1番艦アルザスも380mm四連装砲3基の案をモチーフとしている。- アルザス(Alsace)のほかの艦名候補として、ノルマンディー(Normandie)、フランドル(Flandre)、ブルゴーニュ(Bourgogne)があった。
- 上の表からもわかるように、アルザス級の設計は3案存在し、三連装砲搭載の案も存在した。
図鑑説明文にもあるように最終的に建造されることとなったのは1案=380mm三連装砲3基搭載案であった。
これは380mm砲という既存の砲身を用いることで新たな装備設計・試作などの手間を省きつつ、一方で四連装砲3基では船体が過大になり過ぎることを考慮したものであると言われる。- 当時のフランスにおける造船設備(とりわけ造船用大型ドック・船台)の乏しさがリシュリュー級の時点で問題視されていたこともあり、ドックの拡幅などは30年代あたりから着手されていた。
これらの設備改良は40年代に入ってからの完成となるが、もし406mm砲という新口径を採用していた場合、主砲開発の遅れすなわち新型戦艦の配備遅延につながることが必至であったことから、さらなる大口径砲の採用は見送られてしまっていた。
- 当時のフランスにおける造船設備(とりわけ造船用大型ドック・船台)の乏しさがリシュリュー級の時点で問題視されていたこともあり、ドックの拡幅などは30年代あたりから着手されていた。