No560 シュレスヴィヒ・ホルシュタイン/元ネタ解説

Last-modified: 2023-05-22 (月) 01:17:33
所属Kaiserliche Marine→Reichsmarine(1919)→Kriegsmarine(1936)→Военно-морской флот СССР(1946)
艦種・艦型ドイッチュラント級戦艦
正式名称SMS Schleswig-Holstein→Schleswig-Holstein(1919)→Бородино(1946)
名前の由来Land Schleswig-Holstein ドイツ連邦共和国シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州
→Бородино ロシア連邦モスクワ州西部ボロジノ村 ナポレオン戦争で露仏が戦ったボロジノの戦いで知られている
起工日1905.8.18
進水日1906.12.17
就役日(竣工日)1908.7.6
ドイツ海軍除籍(除籍理由)1945.1.25(1944.12.18着底)
その後1945年ソ連海軍浮揚 1948~1966標的艦として最後は沈没
全長(身長)127.6m
基準排水量(体重)12982.7英t(13191t)
出力Marine式石炭専焼缶12基三段膨張式蒸気レシプロ機関3基3軸 19330PS(19065.6shp)
最高速度19.1kt(35.37km/h)
航続距離10.0kt(18.52km/h)/5720海里(10593.44km)
装備(竣工時)28cm40口径SK L/40連装砲2基4門
17cm45口径砲14基14門
8.8cm45口径速射砲20基20門
50cm魚雷発射管1門
装備(1944)28cm40口径SK L/40連装砲2基4門
10.5cm45口径SK L/45連装高角砲6基12門
3.7cmSK C/30機関砲x22(11x2)
ボフォース40mm機関砲x10
3.7cmSK C/30機関砲x4
2cmC/30機関砲x26
装甲舷側:75~240mm 甲板:40~97mm 砲塔:280~300mm バーベット:280mm 艦橋:300mm 隔壁:20mm
建造所Friedrich Krupp Germaniawerft, Kiel
(フリードリヒ・クルップ社ゲルマニア造船所 ドイツ連邦共和国シュレスヴィヒ=ホルシュタイン州キール市)
  • シュレスヴィヒ・ホルシュタインはドイツ帝国海軍が建造したドイッチュラント級前弩級戦艦の1隻。
    既に深海艦としても実装されている(Schleswig-Holstein)。
    • 上述の通り本来は「戦艦」であるのだが、その船体規模や兵装の実態(主兵装:28cm連装砲2基4門)を踏まえてかゲーム内では「モニター艦」扱いでの登場となった。
      規模感としては海防戦艦(こちらも戦艦少女Rでは艦種「モニター艦」扱い)に類似するかもしれない。
  • ドイツ帝国海軍が第一次大戦前に建造した当艦であるが、建造中に英戦艦「ドレッドノート」の登場を受けて生まれる前に陳腐化してしまった。
    とはいえほどなくして勃発した世界大戦において活動。1916年のユトランド沖海戦では5隻全てが参戦し、3番艦のポンメルンが戦没している。
  • WWI戦後はヴェルサイユ条約のもとで保有が認められた6隻の戦艦としてドイツに留まった。(同型艦のハノーファー、シュレジェン、さらに旧式のブラウンシュヴァイク級戦艦3隻。全て28cm砲4門装備)
    戦間期は練習艦やハルクとして使用されていたが、老朽化や、新型装甲艦・戦艦の配備などにより随時解体処分されていき、1935年までに残っていたのはシュレスヴィヒ・ホルシュタインとシュレジェンの2隻だけだった。
    (このうちブラウンシュヴァイク級のエルザスとヘッセンはシャルンホルスト級戦艦建造の代償で除籍された)
  • 残った2隻は1936年に士官教育のための練習艦となるべく改装を受けた。1939年9月のポーランド侵攻において、依然として残されていた主砲でダンツィヒ(現グダニスク)を対地砲撃する(WWII最初の砲撃として知られる)。その後も練習艦や対地砲撃任務で使用され、旧式艦ながらも活躍の場を見出した。また、大量の対空機銃が増設され、対空戦闘の練習艦としても使用された。
    最期は1944年12月、英爆撃機による空襲を受けてゴーテンハーフェン(現グディニャ)にて沈没。
    戦後ソ連が浮揚し、標的艦として再度撃沈された。