No85 ジャッカル/元ネタ解説

Last-modified: 2019-01-21 (月) 01:27:30
所属Royal Navy
艦種・艦型J級駆逐艦
正式名称HMS Jackal (F22)
名前の由来Jackal イヌ科の中小型の3~4種の総称 近縁ではなく4種とも厳密には別のグループに属する 主となるのはキンイロジャッカル
起工日1937.9.24
進水日1938.10.25
就役日(竣工日)1939.4.13
除籍日(除籍理由)不明(1942.5.12自沈処分)
全長(身長)108.66m
基準排水量(体重)1690英t(1717t)
出力Admiralty式重油専焼缶2基Parsons式蒸気タービン2基2軸 44000shp(44610.3PS)
最高速度36.0kt(66.67km/h)
航続距離15.0kt(27.78km/h)/5500海里(10186km)
乗員183~218名
装備(1942)4.7inch45口径Mk.XII連装砲3基6門
4inch45口径Mk.V単装両用砲1門
ヴィッカース2ポンド機関砲x4(1x4)
エリコン20mm機関砲x4(4x1)
21inch四連装魚雷1基4門
爆雷投下軌条1基
爆雷投射機2基
装甲なし
建造所John Brown and Company, Clydebank, Scotland
(ジョン・ブラウン社 スコットランド国ダンバートンシャー郡ウェスト・ダンバートンシャー州クライドバンク市)
  • J級駆逐艦二番艦として1937年9月24日にてジョン・ブラウン社にて起工。工事は順調に進み、1939年4月13日に無事就航した。
    • ちなみにJ級駆逐艦1番艦ジャーヴィスは嚮導駆逐艦として建造されたため、資料によってはジャーヴィスを別タイプと区別し、ジャッカルを1番艦にしている。
  • 開戦時はイギリス本国艦隊の第7駆逐隊に属し、北海にて船団護衛と対潜哨戒任務に就いた。
  • 1940年2月27日、スウェーデン船「Storfors」と衝突し損傷。
    • 損傷はひどく、イングランドのノーサンバーランド洲にあるブライス造船会社にて2ヶ月かけて修理された。
  • 艦隊に復帰してからすぐに、ノルウェーの戦いに参加。
  • 同年10月10日には同型艦のジャガー、ジュノー、ジュピター他3隻の駆逐艦と6隻のモニターと共にシェルブール砲撃に参加
  • 同年11月29日、イギリス海峡にて駆逐艦4隻と共にドイツ軍駆逐艦2隻と交戦。この時ジャベリンが被雷し、大破する。
  • 1941年4月からは地中海に派遣され、5月からはマルタの戦いに参加する。
  • 同年11月30日、駆逐艦3隻と共にイタリア海軍駆逐艦への攻撃のため出撃、しかし戦果はなかった。
    • 帰還中にイタリア空軍の雷撃機の攻撃により、左舷に魚雷が1本命中。幸いにも自力航行が可能だったので、12月2日にアレキサンドリアに帰還。そこで1942年まで修理を受ける。
  • 1942年5月11日、船団攻撃のため駆逐艦3隻と共にMG2作戦に参加。しかし駆逐隊はドイツ空軍に発見され、帰還中にJu88の爆撃に合う。
    • この攻撃で駆逐艦2隻が沈没。ジャッカルも被弾し、ジャーヴィスに曳航される。
    • だが浸水と損傷が激しかったためか途中で曳航を断念。ジャーヴィスにより自沈処分された。