Tier 7 イギリス 自走砲
スペック
HP | 790 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 28/28/20 |
最高速度(km/h) | 14 |
重量/最大積載量(t) | 17.55/19.0 |
本体価格(シルバー) | 1,440,000 |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
初期状態 | Nuffield Liberty Mk. III | Q.F. 4.5-in. Howitzer | Crusader Mk. II | Crusader SP | 790 | 400 | |||||||
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395 | HE | 57 | 380 | 70 | 250 | 9.35 3.50 0.62 | 30 | --/--/-- | 14 | 370 | |||
B.L. 5.5-in. Gun開発時 | Nuffield Liberty Mk. V | B.L. 5.5-in. Gun | Crusader 5.5-in. SP | Crusader SP | 790 | 550 | |||||||
410 | HE HE | 70 75 | 570 570 | 32 | 700 12G | 5.68 5.50 0.62 | 32 | --/--/-- | 14 | 370 |
解説
- 概要
Tier7のイギリス自走砲。
Crusader巡航戦車の車体を流用した試作自走砲である。
Archerと同じく、車体に対し砲が前後逆に取り付けられている為、後退が前進より速いという異質な特性を持つ。 - 火力
- Q.F. 4.5-in. Howitzer
Bishop、FV304から引き継ぎの初期砲。
約500mの短射程・極端な高弾道の性質は変わっておらず、装填速度・照準速度共に優れ、命中率も高く、弾数も70発と豊富。
明確な違いは射界で、FV304から更に広くなっている。また装填速度も微妙に上がっており、本車特有の機動性もあるためますます戦車随伴迫撃砲と言ってもよくなっている。
これまでの車両で扱い方は慣れているはずなので、運用方法はそのままに更に扱いやすく感じられる事だろう。
火力に関してはTierが上がったことにより相対的に不足気味だが、それでもこの砲の特性は強力であり、まだまだ高弾道が生きる局面も多いため、あえてこの砲を使い続ける選択もある。
ただ、主砲旋回速度は多少低下しているので、射界が広いからといってあまり乱雑に扱わないように注意しよう。 - B.L. 5.5-in. Gun
Crusader SPの史実砲。
こちらは長砲身の長射程砲となっており、射程が約1,300m強、威力も570とTier7の中ではやや低いものの相応の性能になっている。
また前身どころか自走砲の中でも弾速が比較的早く、精度も高い。中距離ではかなり当てやすくなっているため、着実に直撃弾を重ねて行こう。
口径の巨大化により爆発半径は7.2mと大幅に向上。
こちらの砲は総じて「弾数が倍になったHummel」という風情であり、この砲が活きる局面は他の自走砲と変わりがないため、開発は急がずともよい。
- Q.F. 4.5-in. Howitzer
- 装甲・隠蔽率
自走砲らしく全く頼りにならない。だが車高の低さのおかげで被弾面積が小さく、砲身の真後ろに砲架があるため榴弾では貫通されにくい。
また、他国自走砲と比べて隠蔽率がかなり優秀*1で、視界や隠蔽の強化次第では見つかるまでに数発直射を撃ち込めることもある。 - 機動性
冒頭で述べた通り、本車は砲を車体に対し後ろ向きに装備している。ゲームの仕様上は砲口側が前方として実装されているため、前進(砲口側)が後進速度であり、後進(戦闘室側)が通常車輌の前進速度となっている。これにより前進速度が15km/h程度であるのに対し、後進速度は40km/hを超える。*2
さらに後期履帯では旋回速度も32/sと自走砲の中でもかなり高く、後退しつつのスラローム走行も難しくはない。
この特徴を理解していれば、他の自走砲では無理な神速の回避行動や変則的な陣地変換、全速後進で逃げながら追ってくる敵戦車を直接照準で撃退するといった芸当が可能になる。
また、車体旋回性能も自走砲離れしたものを持っており、(照準拡散の問題はあるものの)軽戦車の回りこみに追従して直射を狙う事すら可能である。
ちなみに車体が前後逆になっている自走砲や駆逐戦車は多いが、その多くは砲身方向への前進速度の方が速い仕様になっている。本車のように後退速度の方が速いケースは珍しい。現在、この後進の方が速い仕様なのは本車とArcherのみである。 - その他
英国自走砲ルートはBishop以降は本車両以外全て換気扇が搭載出来るが、本車は見ての通り不可。
空いた拡張パーツ枠はそれなりの静止隠蔽率を補強する等、プレイヤーの戦術に応じて選択しよう。 - 総論
移動の際に方向転換操作で混乱しないことが運用の肝になるユニークなこの自走砲は、機動力の特殊性もあって、Q.F. 4.5-in. HowitzerとB.L. 5.5-in. Gunのどちらでも堅実な運用が可能な面も併せ持っている。
高火力な最終砲一択になりがちな自走砲では味わえない貴重な戦闘経験を楽しませてくれるだろう。
史実
クルセーダー自走砲は、バレンタインをベースとした自走砲アーチャーと同じ改造法を取って、クルセイダーの車内レイアウトをそのままに、砲塔と戦闘室を取り除いてBL-5.5インチ砲もしくはBL-4.5インチ砲を車体後方に向かって搭載した自走榴弾砲です。 砲撃の際に反動で車体が浮き上がったり後退するのを防ぐ、スペード(駐鋤:ちゅうじょ)と言う装置が新たに車体前面(砲から見ると後面)に追加されています。
射撃後に後退移動することで、迅速に別の砲撃位置につける陣地転換が容易になる利点があるために、戦車を改造した多くの自走砲や駆逐戦車などにこういったレイアウトが用いられました。
ですが、クルセーダー自走砲の場合は、操縦手は砲撃の際、念のために車外へ避難する必要があり、移動の際には急いで乗り込まねばなりませんでした。
クルセーダー自走砲は、第2次世界大戦開後ほどなくして、FV300(センチュリオン戦車ベースの自走5.5インチ砲)の実証試験用として開発され、試作車が完成しましたが、イギリス軍の理解が得られず、1両が試作されたのみで正式化には至りませんでした。
コメント
- 使ってみると目に見えない欠点が目立つ。とにかくサークルの中心なんてまるであてにできないガバガバ精度。絞り切って撃ってサークルの最先端か最後部に着弾なんてザラ。現実的にほぼ直撃が見込めるレベルにまで絞った状態でそんなことが頻発するのだから流石に紅茶を決めている英国紳士でもカップを投げつけたくなる理不尽さに映る事だろう。この辺り4.5インチの素直な着弾と比べても大違いだ。だからと言ってクルセイダーの機動性で4.5インチを運用するのはやや苦しく、なによりティア相対的に4.5インチはもはや力不足。この精度の5.5インチ砲と真っすぐ付き合っていくしかこの自走砲に生きる道はない。 -- 2018-06-26 (火) 03:38:08
- 5.5インチは他国に比べて貫通と貫通が低いし、精度や回転がいいわけでもない。足が速いのも後進だから移動後に向き直る時間が無駄だし、射程があるなら移動も必要ない。足を活かすなら4.5インチの方が相性がいいし、平たい車体は隠れやすくていい。ただしその場合はFV304の劣化感が半端ない。トータルで見てコイツは長所がない。 -- 2018-10-11 (木) 12:11:03
- 低い車高と左右射角の広さと逃げやすさではこっちの方が上 -- 2018-10-11 (木) 15:01:36
- この前のスパコン実装のタイミングで最終砲の発射速度に0.36程のBuffが入った模様(パーツや戦友等を抜きで考えて、装填時間は約2秒短縮)。今までよりもポンポン打ち込めるようにはなったが、精度の劣悪さは相変わらず・・・ -- 2018-10-14 (日) 09:05:40
- FV304でやめときゃ良かった どうにも馴染めん -- 2019-04-30 (火) 23:48:53
- 最終砲の数字上は精度高いけど、全然真ん中に飛ばないから禿げ上がる -- 2020-02-09 (日) 14:09:27