Tier 5 イギリス 中戦車
スペック
HP | 600 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 40/28/28 |
最高速度(km/h) | 44 |
重量/最大積載量(t) | 19/19.3 |
本体価格(シルバー) | 380,000 |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
初期状態 | Nuffield Liberty Mk. III | QF 2-pdr Mk. X | Crusader Mk. I | Crusader Mk. I | 600 | WS No. 9 | |||||||
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395 | AP APCR HE | 78 121 23 | 50 50 60 | 180 | G | 37.5 1.70 0.36 | 38 | 39/20/25 | 48 | 340 | 375 | ||
OQF 3-inch Howitzer Mk. I開発時 | Nuffield Liberty Mk. V | OQF 3-inch Howitzer Mk. I | Crusader Mk. I | Crusader Mk. I | 600 | WS No. 9 | |||||||
410 | HE HEAT | 38 100 | 175 110 | 100 | G | 13.95 2.30 0.55 | 38 | 39/20/25 | 48 | 340 | 375 | ||
QF 6-pdr Mk. III開発時 | Nuffield Liberty Mk. V | QF 6-pdr Mk. III | Crusader Mk. III | Crusader Mk. III | 635 | WS No. 19 Mk. III | |||||||
410 | AP APCR HE | 105 170 30 | 75 75 100 | 65 | G | 27.27 2.30 0.40 | 40 | 51/24/30 | 46 | 360 | 550 | ||
QF 6-pdr Gun Mk. V開発時 | Nuffield Liberty Mk. V | QF 6-pdr Gun Mk. V | Crusader Mk. III | Crusader Mk. III | 635 | WS No. 19 Mk. III | |||||||
410 | AP APCR HE | 110 180 30 | 75 75 100 | 65 | G | 27.27 2.30 0.37 | 40 | 51/24/30 | 46 | 360 | 550 |
解説
- 概要
Tier5イギリス中戦車。
昔はLTであったが、低めの機動性から快速MTと揶揄されていた。
アップデートによりMTに変更されたので、正しく快速MTである。 - 火力
3インチ砲以外は装填時間が照準時間より早いという特徴がある。- QF 2-pdr Mk. X
イギリス低Tier戦車お馴染みの2ポンド砲。
照準時間よりも早い装填時間を活かした高速連射が売りだが、流石に貫通力が足りない。 - OQF 3-inch Howitzer Mk. I
こちらもお馴染みの3インチ榴弾砲。
その特性は以前と変わっておらず、2ポンド砲ともども当てになるとは言い難い。
うまく使いこなせれば単発火力は最高だが、かなりの修練が必要となる。 - QF 6-pdr Mk. III
新しく追加された6ポンド砲。
貫通力が大幅に向上し、金弾を使えばTier7戦車の正面を打ち抜くことも可能。
装填速度に優れ、高いDPMを誇る。
ただし早すぎる発射速度に照準が追いつかないので、中距離以上ではDPMを完全に活かしきるのは難しい。
装填・旋回が遅い味方車輌の支援や脚の速い敵LTの迎撃に向き、NDK時は相手が対応する前に複数回の射撃が出来る。
危険を承知で距離を詰めるか、極力被弾しないための位置取りや運用に気を配る必要がある。
低い車高と-12°の深い俯角が最大の利点。
非常に多彩な地形が活用でき、砂漠の微妙な起伏でもハルダウンできる。
ただし、砲塔が小さいため砲身位置が低く、車体が前後に長いので、左右40°までは-7°の俯角となる点に注意。
余裕があれば、ここまで開発してから実戦投入したい所。 - QF 6-pdr Gun Mk. V
最終砲。
QF 6-pdr Mk. IIIの強化型。
貫通力の微増に加えて弾速や精度も強化されており、より扱いやすくなった。
- QF 2-pdr Mk. X
- 装甲
前面でもわずか40mmとかなり頼りなく、格下に安定して貫通される。
遭遇しやすいM4やPz. IV Hなどの10榴による大ダメージも珍しくなく、被弾=貫通と考えよう。
視界はそれなりで、車高が低めの車体を活かして茂みに隠れればある程度の観測も行える。 - 機動性
MTとしては優秀な機動性を有しており、加速と旋回は良好で小回りに不自由を感じる事はないだろう。 - 総論
LTともMTともつかない中途半端な特性で強みが判りづらいが、柔軟性に関しては同格MTに勝る一級品。
MTになって装甲厚が僅かに増したが、Tier3LTの機関砲すら貫通しうるため気休めにもならない。
真っ向勝負を全力で拒否して側面支援や観測等で器用に立ち回ろう。
史実
クルセーダーは1938年から開発要求が出ていた、巡航戦車を支援する重巡航戦車という企画に基づいて開発された戦車で、4種の案の中からナッフィールド社がA15案として選んだのが、カヴェナンターをベースに拡大改修するというものでした。
形状は類似するようにされており、砲塔もほぼそのままに流用していましたが、エンジンだけは自社生産のリバティーエンジンに換装して、車体前面のラジエーターも改められています、これに伴い車体を延長して転輪を片側5つに変更された結果、接地圧も増加しました。
カヴェナンターの弱点であった、ラジエーターの冷却不足が改善されたように見えましたが、オーバーヒートには相変わらず悩まされ、トランスミッションを中心に機械的トラブルが絶えずに、後々までアキレス腱として尾を引くことになってしまうのでした。
これには、軽量級を専らとして使用されていたリバティーエンジンが度重なる重量増で、もはや重量級となったクルセーダーでは、アフリカの砂漠の荒地で走行した場合、エンジンを稼動させるには機構的に無理があり、シリンダーや冷却系の寿命を結果的に縮めることになり、「連続36時間重大な故障が発生せず稼働すればそれは奇跡」と乗員に評される程でした、エンジン寿命が短い事は問題でしたが、それを保護するための速度制限装置を乗員が勝手に解除してしまったことが多く、これも、エンジン寿命を更に縮める要因となっていました。
当初は5人乗りの計画だったのですが、銃搭には換気装置が無く、熱と発射ガスがこもるため、Mk.IIの第一量産バッチを最後に撤去されて乗員が1名減り4人乗りに、さらにMk.IIIで6ポンド砲を搭載した際に装填手のスペースが無くなり装填手が車長兼任にされて、ついには3人乗りになってしまい、砲撃戦では不利にならざるを得ませんでした。
対戦車戦では、ライバルであるIII号戦車(5cm/L42搭載型)と対戦した場合、クルセーダーMK.Iでは500ヤード(457m)まで接近して射撃する必要があるのに対し、III号戦車は1,000ヤード(914m)の距離からクルセーダーを撃破できると報告されています。
クルセーダーは、被弾すると弾薬が炎上する事が多く、問題視されていました。
高熱の金属片が主砲弾(約130発搭載)の薬莢を突き破ると、装薬のコルダイト火薬が簡単に発火してしまうのが原因でしたが、現場では燃料タンク爆発説にとらわれて、補助燃料タンクに水をつめて対策を図ることも多かったそうです。
色々な要因が重なり、中途半端な性能の烙印を押されたクルセーダーは、カヴェナンターと同じく、訓練目的でしか使えないと判断されつつも、やはり、1939年7月から43年まで5,300両が生産され、北アフリカ戦線を中心にチュニジア戦終了まで第一線で使用されていましたが、それ以降は特殊車両や自走砲のベースや訓練用に回されました。
量産型としては、2ポンド砲搭載のMk.I/IIと3インチ榴弾砲搭載のCSという武装ラインアップはこれまでと同じながら、新しく6ポンド砲搭載のMk.IIIが登場したほか、バリエーションには20mm連装砲もしくは、40mm機関砲が搭載された対空型や車体のみを利用した、回収型、砲牽引型、ドーザー型、地雷処理型など、多彩な種類が作られました。
クルセーダーという名前は、十字軍が由来となっています。
コメント
- 軽戦車としてはそこまでではないが、中戦車以上の隠蔽率を誇り、局所的とはいえ俯角12度を持ち、金弾ならティア7重戦車でも真正面から抜ける貫通力を持ってる。単発が軽いく足も良くないから運用に気を使うがこれらを理解して運用できる人にはかなり凶悪な戦車になる -- 2018-04-01 (日) 16:58:54
- ああああ~、ついに中戦車にされてしまったああ~。でも忘れられてなかったのはちょっぴり嬉しい。 -- 2018-08-29 (水) 01:01:57
- MTになったのでコメント等を軽く修正しました -- 2018-10-02 (火) 11:05:19
- どうにもこいつ相性悪いなぁ。すぐにやられちゃうわ。 -- 2018-10-19 (金) 00:56:54
- LTとMTの運用方法を理解してないとイマイチ戦果が安定しないから難しい戦車ではあるよ。ただLTがそのままMTにされたのもあってこのティア帯のMTの立ち回りに必要な要素はほぼ平均以上には揃ってるのであとは超手数重視の6ポンド砲をどう活かすかがこの戦車の永遠の課題だと思う。 -- 2018-10-19 (金) 01:22:52
- Tierトップなら強気に側面取りとかで攻撃的に行っても戦えるし、ボトムでも視界を取ったりで仕事ができる。状況に応じて足を使って対応できるのが強いのであって、真正面から戦おうとすると並のMT以下、って感じですかね。 -- 2018-10-19 (金) 10:17:45
- なるほど。元は軽戦車扱いだったけど今は中戦車だから、どっちの運用方法が正しいのか分からなくてね。中戦車のように支援しようとしても体力の少なさと打たれ弱さからなかなか攻撃に移れないし、偵察しようにも見つかりやすいから結局ずっと隠れるくらいしかやれなくてこいつだけ進まないんだよね。 -- 2018-10-20 (土) 10:10:16
- 元がLTかMTかは大して意味がないんで考えないでいいです。手数で稼ぐ車輌(ソ連のT-34なんかもそう)は極力足を使って、敵に見られない角度から撃ちこむ努力が必要です。敵が誰かと戦ってたら、敵から見てその味方と同じ画面に収まらないように動くんです。味方のHTと一緒に動いてたらいいカモです。マップの理解と敵味方の位置の把握、1人でも生き延びられる動きがすごく大事ですね。 -- 枝主 2018-10-23 (火) 10:49:26
- ストックでも、かなり強い! -- 2020-11-15 (日) 22:07:18
- 最終砲は、精度0.37になってる -- 2020-11-16 (月) 22:07:15