フランチェスコ・カラッチョロ級戦艦
性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能
Tier | 6 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 派生元 | Andrea Doria |
国家 | イタリア | 派生先 | Vittorio Veneto |
生存性 | 継戦能力 | (A) 48,600 (B) 50,500 | |
装甲 | 16-381mm ・艦首・船尾 0-1mm ・上部構造 0-1mm ・砲郭 0-1mm ・主砲 0-1mm ・重要区画 0-1mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | (A) 20% (B) 25% | |
機動性 | 機関出力 | 前期 0,000馬力[hp] 後期 186,000馬力[hp] | |
最大速力 | 前期 26.1ノット[kt] 後期 29.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 740m | ||
転舵所要時間 | (A) 20.0秒 (B) 14.3秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
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海面発見距離 | 14.3km | 14.3km | 16.3km | 9.8km | |
航空発見距離 | 11.4km | 19.1km | 14.4km | - |
射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A | mod.1 | 14.3km | 0m | |
B | mod.2 | 15.8km | 0m |
主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
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A-B | 381mm/50 OTO 1934 | 4基×2門 | HE弾 5400(24%) AP弾 11000 | 33秒 | 30秒 |
副砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
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A-B | 90mm/50 OTO 1939 | 12基×1門 | SAP弾 2000(0%) | 3.5秒 | 5.0km | |
152mm/55 OTO 1936 | 4基×3門 | SAP弾 3800(0%) | 5.0秒 | 5.0km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
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A | 20mm/65 Breda 1935 | 10基×2門 | 34 | 2.0km | |
37mm/54 Breda 1932 | 8基×2門 | 93 | 3.5km | ||
90mm/50 OTO 1939 | 12基×1門 | 114 | 4.0km | ||
B | 20mm/65 Breda 1935 20mm/70 Breda 1941 | 2基×2門 8基×6門 | 7 50 | 2.0km | |
37mm/54 Breda 1932 | 8基×2門 | 93 | 3.5km | ||
90mm/50 OTO 1939 | 12基×1門 | 114 | 4.0km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ | ○ | ○ |
1 | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 | ||
対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 | |
操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | ||
推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | ||
目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 |
・開発ツリー
軍艦名 (必要経験値/購入クレジット) | モジュールスロット (必要経験値) |
当艦 | ━ | モジュールスロット1 (42,000) | ━ | モジュールスロット2 (63,000) | ━ | モジュールスロット3 (105,000) | ━ | V.Veneto (210,000) |
船体 | ||
---|---|---|
F.Caracciolo 船体 B | 1,800,000 | |
主機(エンジン) | ||
推力 130,000馬力 | 225,000 | |
射撃管制装置(照準装置) | ||
照準装置 Type7 mod.2 | 225,000 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
---|---|---|---|
応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:15 秒 消耗品の準備時間:80 秒 | |
十字キー上 | |||
修理班 | 4 回 | 消耗品の動作時間:28 秒 消耗品の準備時間:80 秒 回復:0.5% HP/秒 | |
十字キー右 | |||
排気発煙装置 | 3 回 | 消耗品の動作時間:45 秒 煙幕の持続時間:10 秒 消耗品の準備時間:150 秒 | |
十字キー下 | |||
強化型副砲照準器 | 3 回 | 副砲の安定性:+100% 副砲の散布界:-50% 消耗品の動作時間:30秒 消耗品の準備時間:160秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
フランチェスコ・カラッチョロ級戦艦は、イタリア海軍初の超弩級戦艦の艦級であり、381 mm 砲を採用していました。各艦は一次大戦中に起工され、諸外国で当時建造中だった新型の高速戦艦に対抗すべく設計されていました。
設計年:1913
解説
- 概要
イタリアティア6戦艦。これ以降は15インチ(380mm砲)クラスの主砲を搭載する。
- 抗堪性
相変わらずHPは低いが、前Tier平均値は上回るようになり同格内でも下から4番目とここに来てやや改善を見せている。しかし、特段撃たれ強くなったという訳でもないので孤立したり放火魔に粘着されると容易に溶ける。特にColorado等のAP弾、またKing George Vの榴弾は極めて厄介な相手である。
- 主砲
381mm連装砲×4基。門数が減ったのに装填時間が前Tierから据え置きで、σ値も1.7とほんの少ししか改善されていない。申し訳ないが正直かなりのガバ砲である。
AP弾はRomaと同じ (かつ、ツリー艦ではTier7まで同じ) もので、最大ダメージがNelsonの16インチ砲と同じと15インチとしては高めで、貫通力が非常に高い。Tier6~7の他の15インチクラスはもちろん、16インチクラス砲に対しても10kmを超えると貫通力は上回りTier最強を誇る。加えて、砲旋回が優秀。そのトレードオフとして投射量が低いためDPMはワースト2位。
射程は15.8kmとSinopを0.1km上回ってワースト2位。
旋回時間は30秒と順当に向上している。
前級からの特徴として、AP弾の跳弾角度が優遇されている
- 対空火力
同格内では平均的な値で長距離射程も短いので過信はしないようにしよう。問題なのがこの対空砲の最大射程で、いわゆる対空の傘をさす、ということができない。本艦の対空砲が敵機を捉えるとき、それは既に攻撃態勢に入っているのであくまでも自衛用である。
- 機動性
最大速力・転舵時間・旋回半径いずれも同格平均値をやや上回るレベルと、やや優秀。ヘイト管理をしっかり行い、最後まで戦場を駆け巡ろう。
- 隠蔽性
海面被発見距離は最良値で12.50km、これまでほどではないがそれでも同格4位と優秀。
- 消耗品
このTierからイタリア戦艦は排気発煙装置を装備する。起動すると45秒間、全長238mの煙の塊になって30ktで航行できる。煙幕内射撃時の被発見距離は13.1kmと同程度の隠蔽性の他戦艦と比べてもやや良好な程度で、ほかの戦艦と同様モク撃ちには向いていない。戦線を安全に離脱する際やcap強襲を試みる際に利用するのがいいが、その際は発砲を控えたほうがいい。
- 総評
射程の短さ、装填時間の長さ、そしてなんといっても芳しくない散布界など気になる点はあるが、全体的に言えば強力な戦艦である。
全級から比べ主砲口径が大きくなり、貫徹力が大幅に向上している。同格に対しては巡洋艦、戦艦問わずしっかりダメージが入る。ただ、戦艦のバイタルを抜くにはやはりAP弾が必要であるため弾種切り替えを適宜行っていくとダメージも伸びる。
格上戦艦などに対しても当たり所さえ良ければ1斉射1万ダメージも絵空事ではない。若干主砲のご機嫌次第といった所もあるが攻撃面も、機動性も比較的良好であり若干癖があるが持っていて損はない艦艇だと言えるだろう。
またこのTierから使える排気煙幕を纏い、敵に副砲SAPをお見舞いするという奇抜な戦い方もある。SAPのダメージソースは高く、主砲で撃つよりも相手を削れる場合がある。副砲特化で運用し、土壇場で使うというのも戦術としてはある。ただし相手が見えていなければ何も意味が無いので、飽くまで非常手段として捉えるべきである。それらを加味しなくても、強烈なSAP副砲弾特化は一考に値する。
史実
フランチェスコ・カラッチョロ級戦艦は、イタリア初の超弩級戦艦の計画案である。
前級カイオ・ドゥイリオ級の建造中に宿敵オーストリア=ハンガリー帝国海軍が計画していた「モナーク代艦」は35cm砲を搭載する超弩級戦艦であった。これに対し、弩級戦艦しかなかったイタリア海軍は超弩級戦艦の整備を計画し、既に38.1センチ砲搭載の超弩級戦艦であるクイーンエリザベス級戦艦を起工していたイギリスに協力を仰いだ。既に38.1センチ砲を実用化していたイギリスは38.1センチ砲をイタリアへ提供する事が出来た。これにより、本級は38.1センチ砲を搭載する高速戦艦として設計された。計画速力は28ノットを目標としており、船体の縦横比率は従来艦の5.8~6.0に比べ6.8と高速を出しやすい形状となっていた。本級は4隻の建造が承認され、1914年に起工したが、第一次世界大戦の勃発に伴う資材不足により全艦建造停止となった。
アンサルド社が、他3隻の資材などを集中させ建造中止となっていた1番艦フランチェスコ・カラッチョロを航空母艦へ改装することを提案し、それに対して一旦はイタリア海軍も理解と関心を示した。だが、イタリアの財政危機によりこの計画は不可能となり、代わりとしてアンサルド社は水上機母艦への改装を提案。工事は再開され1920年5月30日に進水するも、この改装も結局中止となり10月25日に売却された。その後貨物船への改装も中止となり、最終的に解体されてしまった。
ちなみに2番艦に予定されていた艦名は「クリストフォロ・コロンボ」。
また本級に使用されるはずだった38.1センチ砲を流用してモニター艦「ファー・ディ・ブルーノ(Fáa di Bruno )」1隻、及び38.1センチ砲身を1門ずつ流用した小型モニター4隻が建造された。
小ネタ
第1次世界大戦の勃発により、本艦および姉妹艦の全4隻が起工後に解体されてしまった事は既に述べた。そして第一次世界大戦中のイタリア海軍は既存の艦隊のみで戦い抜き、大戦後の海軍の休日(1922~36年)において条約の範囲で所有を許されたのは弩級戦艦(コンテ・ディ・カブール級2隻とアンドレア・ドーリア級2隻)のみであった。つまりこの期間はイタリア海軍は当時の世界標準であった超弩級戦艦を建造することはできず、平和な日々を過ごしていた。
しかし、大戦後に新たな仮想敵国とされたフランス海軍はこれまでの仮想敵国であったオーストリア・ハンガリー帝国海軍やオスマントルコ海軍とは一味違っていた。海軍の休日時代においても新技術の研究を欠かさず、条約の失効を見越して新戦艦の先駆けともいえる「ダンケルク」級の建造を発表したのだ。この発表は平和な休日を過ごしていたイタリア海軍に寝耳に水であり、超弩級戦艦すら持っていない海軍はいきなり新戦艦の必要性を突き付けられた。このため元来であれば本級の設計図を基に拡大設計を行うのが望ましかったのだが、竣工にすら至っていないので…やむなくコンテ・ディ・カブール級を拡大する形で次級「ヴィットリオ・ヴェネト」級の設計を執り行うことになった。とはいえ、後の歴史を知っている身としてはイタリア海軍はすでにこのあたりで相当に無理をしており、やがて建艦競争に疲労困憊してしまうであろうことは薄々感じられるのである。
ちなみに2番艦に予定されていた艦名は「クリストフォロ・コロンボ」。英語読みだとクリストファー・コロンブスであり、歴史的には大西洋航路(ヨーロッパとアメリカ大陸を結ぶ航路)を発見した人物として知られる。なお、彼はジェノバ生まれなので一応イタリア人である。
彼は航海計画を当初ポルトガルに提出したが報酬の交渉がうまくいかず、最終的に資金を出したのはスペイン王室であった。彼の航海は成功し、彼は名声と富を得たがその後にスペインが新大陸の富を略奪し住民を奴隷とする事が日常化した事から、今日では彼の評価は探検家というよりも征服者としての面が強いとされている。なお、彼の晩年について触れておくと援助者であるイサベル女王が死去するとスペイン王室との関係が冷えてしまい、最終的には4度目の航海から帰国後に病気となり1506年5月にマドリードで死去している。
砲がガバい→伊戦、仏戦?
門数が多い→高ティア伊戦、仏戦 どちらもHEある
よってpc版レパントの話をしていると推測する -- 2023-10-29 (日) 10:58:37