疾風怒濤は野良ではなにかと常用するのがむずかしいスキルです。
疾風怒濤は学者レベル90のスキルで、PT全員に「疾風」というバフと「怒濤」というバフを付与することができます。疾風は移動速度上昇(スプリントと同様)、怒涛はダメージ10%軽減という二重においしいスキル。
とくに戦闘中に任意のタイミングでスプリントを追加できるので相談ありきで使えば移動において困ることはほとんどなくなりますし、軽減10%アップもなかなかに便利。ひろく散開しながら各々が単体ダメージを受けてしまうようなシーンでは大活躍します。
実装時点ではスプリント効果は20秒と非常に長いこともありチートスキルだと言われていたこともありましたが、調整後に10秒と短くなったもののいまだに便利であることには変わりありません。

固定などで事前に打ち合わせしていない限りは学者の判断での使用となるため、普通にギミック処理のために走り出したら不意に疾風怒濤が入って急加速してしまいビックリするというパターンが。
学者のほうもリキャ毎でかならずキッチリ入れている人とそうでない人とでバラつきも多く、野良であればなおのこと使用タイミングを知る方法はありません。
そのため、いわゆる外周死という事故が発生しやすいスキルでもあり、バリバリでフィールド端まで行こうとして移動開始している最中でいきなり疾風怒濤が入るとそのまま突っ込んでしまうというパターンですね。
しかしこの話、スレは同様のことまとめ記事のコメントフォームにおいてもなかなか学者側を擁護する意見が多く、そもそも「そこまで外周端を意識しなければならないギミックは煉獄編零式のどこにもない」、「急にスプリントが入った程度で外周死するくらいなら零式は向いてない」などの意見が大量に。
たしかに4層後半でいえば術式のいずれかか万象灰燼で使用することになると思いますが、ここでは主流のマクロ(ぬけまるハイジア)で考えてもそこまで端に行かずとも処理は可能となっています。
万象灰燼と術式2はきちんと端にいないと他の人を巻き込む可能性こそありますが、そこまでシビアな散開でもないとも思えます。もちろん練習段階であればやむをえないこともありますが…。
また、学者を動かしていると思わしき人のレスやコメントでは「あくまでも軽減効果を意識してリキャ毎で使っているのでそれでいきなり外周死されると困る」というものもあり、他の意見も自分のミスを学者のせいにするなといったものが多数でした。
学者からすればスプリント効果よりも軽減効果で被弾量を少なくしようとしているため、加速についてまで考慮する人もすくないということかもしれません。
さて高難易度で学者を動かしている私として最近思い至ったのは、やはり野良では事前にどこで疾風怒濤を入れるのかを宣言したほうが親切だということ。
もちろんスプリント効果での外周死というのは基本的に考えにくいのは同感なのですが、自分が学者以外でコンテンツに行き、疾風怒濤を使われた時に死ぬはなくてもビックリしたという経験は結構あったりします。
練習PTであれば自分のことで精一杯なところ、ホットバーにばかり目が行ってしまい疾風怒濤効果まで失念してしまったということもありうることでしょう。
あるいは、自分用に使っていたスプリントが無駄になってしまったということも。そこで疾風怒濤を入れてくれるなら別のところでスプリントができたのに…という無念ですね。
リキャ毎で使う学者とそうでない学者が世には溢れていることも加味し、自分はここで使います、と先に伝えておけば野良メンバーは安心して動くことができると思います。
固定であれば疾風怒濤に限らず軽減についてかならずこうした相談はされているでしょうし、先に宣言するのはすこしチャットすればいいだけのこと。そこで「できればこっちのほうで使って欲しい」という意見が出れば別のロール・ポジションにとっての需要を知れて、自分のスキルを見直すきっかけにもなれば最高ですね。
元記事:【FF14】???「学者さん、動き回るギミックで疾風怒濤をするのはやめて!外周に突っ込みそうになるから怖い!」:FF14速報