ルドラの秘宝 用語集

Last-modified: 2022-04-22 (金) 01:14:36


キャラクター

シオン

 人間。西の大陸にあるクリューヌ城に仕える兵士であり、魔物ハンターでもある剣士。血気盛んでやや猪突猛進気味な18歳。

 クリューヌ城の兵士長ターレスを師匠として剣の道を志し、兵士としての勤務の傍らで魔物たちを退治するなどして常に修行と鍛錬を続けてきた熱血漢。性格はよく言えば一本気だが周囲を見ずに突っ走るところがあり、とくに戦いにおいては先陣を切って飛び出してしまう無鉄砲なところも。口調や振舞いもややぶっきらぼうで、乱暴者だと勘違いされてしまうこともある。
 しかし己が正義と信じたものに対しては揺るがない意思の強さを持ち、類まれなる身体能力に加えて確かな才能と実力に裏打ちされた剣技はすでに師匠ターレスを超えたとも噂されるほどである。

 物語ではシオンの章の主人公であり、巨人の塔でのスルトとの戦いでその右目に「ライフジェイド」を埋め込まれジェイド戦士として選定される。
 それでも自分の宿したジェイドの使命を果たそうとするというよりは、どちらかというと目の前にある戦いや自分の気持ちに正直に突き進んでいるだけであるが、そうした意思が結果的に使命に立ち向かい、ジェイド戦士たちのなかでは矢面に立ちふさがる剣士として頼れる男として成長していく。

 クラスとしては重戦士にあたり、とくに大剣はすべてのものが装備でき操ることができる。反面、言霊を使う戦いは不得手なので補助に回るのが吉。前衛で武器を振り回して戦うのがもっともシオンらしい立ち振る舞いと言えるだろう。

フォクシー

 人間。オリアブ近郊に屋敷を構える富豪エレミア家のご令嬢ではあるが本人は魔物ハンターとして過ごしており、女だてらに腕っぷしもなかなかのものがある。18歳。

 各地で悪い噂を漂わせるルドラ教団員を捕獲するために活躍し、そのひとりを捕らえてクリューヌに連行してきたのがフォクシーであった。
 美しい外見とは裏腹な戦闘能力の高さを持ち、物腰はきびきびとしながら女性としての情愛にも溢れているまさに才色兼備な姿にシオンの友人であるダグなどは首ったけである。巨人の塔に向かうシオンに同行し、危険な戦闘を苦もなくこなす姿に最初は怪訝そうにしていたシオンも彼女の実力を認め、やがて共に戦う仲間としてシオンと共に歩むようになる。

 クラスとしては軽戦士であり、とくに鞭を使っての身のこなし軽やかな戦いを好む。鞭を装備できるキャラは全キャラ中でフォクシーだけなので、手に入れた鞭装備は積極的に装備させておきたい。言霊はそこまで得意ではないが、素早さが高いので補助効果のある言霊を先制で使うことに向いている。

テュール

 巨人。地上世界ではほとんど絶滅したと思われる巨人種族の末裔であり、人間の倍以上はある筋骨たくましい肉体を誇りとする。18歳。

 巨人の塔の内部に囚われた状態でシオンに救出され、行くあてもなくシオンに同行することになるが実際は天空大陸のダナン宮殿付近を住処にしている呪術師である。もともと巨人族は旧世代の種族たちのなかでもダナン神族についで数が少なく、テュールは同じ巨人族のスルトをどうにかするために巨人の塔にあるラゴウ石に祈りを捧げに地上に赴いていただけだったのだ。
 豪快そうな外見とは裏腹に堅苦しささえある生真面目な性格で、融通が利かないところはあるが良い意味でラミレスと噛み合っており、なかなか息の合ったコンビとも言える。

 クラスはヒーラータイプの言霊師であり、回復の言霊が得意。また、装備も巨人族専用のメイス系武器などが使えるためになかなか強力である。とはいえ前線で戦うよりも後方支援を得意としている。

ラミレス

 ダナン神族。天空大陸のダナン宮殿の王として君臨しているべき人物だが、冒険好きでもありひとりで勝手に宮殿を抜け出して世界を飛び回る活発な老人。200歳だが、人間換算とすると60歳。

 天空大陸が主な住まいではあるがダナンたちの所有物であるダナンの方舟を駆使して世界各地を飛び回っており、はては地上世界も行き来してジェイドやルドラなどの研究や探索を趣味としている老人だ。トゥーラの遺跡にてジェイドを発見し思わず手に取ってしまうが、所有者の資格のなかったラミレスは石と化してしまっていた。シオンたちに助けられ同行するようになるが、シオンがジェイドを宿した戦士だと知ると天空大陸へ誘い、ダナン四神と会見してもらう段取りを立てようとする。
 ひょうひょうとした好々爺で、長い時を生きてきたためその知識量はゾラや賢者ソロンに匹敵するほどのものがある。ただし天空大陸を主な住まいとしていたためか地上世界についての知識はさほど持っておらず、そのせいでジェイドを素手で掴んでしまうなどの失敗を犯してしまった。

 クラスはキャスタータイプの言霊師であり、攻撃の言霊が得意。また、得意武器としているボウガンは全体に攻撃ができるうえに属性が付与されていることが多いので弱点を突けばザコ戦では効果的である。その性質上、後衛で戦うのが吉。



サーレント

 人間。言霊の修行をしながらもラゴウ石やジェイドといった古代文明に興味を持つ言霊師。冷静かつ物静かな20歳。
 トール火山に住む高名な言霊師でもある賢者ソロンを師として世界各地を旅しながら言霊を磨く言霊師。言霊師たちはある程度の実力が認められると放浪の旅に出て魔物ハンターのようなことをしたり、ひたすら滝行やまじないといった業、予言者的な仕事をするなどして自らの修行としているが、サーレントもそのひとりである。
 性格は温厚で物静かであり滅多に激しい感情を見せないが、ことルドラやラゴウ石といった興味のある対象を前にすると我を失うことも。言葉遣いは丁寧で敬意は絶やさない。

 ラゴウ石の謎を追い掛けるうちにサーレントは自身が「リバイブジェイド」を宿す運命を背負っていることを突きつけられるが、それは終わりの始まりに過ぎなかった。亡者たちの支配する冥界で出会うゴモラという人物と取引を続け、生きることや死ぬことに肉迫しつつも使命を全うしようとサーレントは呪われた道を歩き続ける。

 クラスはキャスタータイプの言霊師。専用武器のバードカッターは高い攻撃力を持つ上に属性が付与されている使いやすい装備。言霊での攻撃を軸として後衛で戦わせるのが良い。
 ちなみにサーレントは物語中で身体(キャラクターステータス)が変化する時があるが、その場合はまったくクラスや装備可能アイテムが変化するので注意したい。

レギン

 人間。オリアブにて道具屋を経営しているカスタギア博士を父に持つ青年。冒険を好み、趣味で各地を放浪していた経歴を生かしてナビゲーターという職業に就いておりサーレントとは親友の間柄。19歳。

 サーレントがミュンヒ博士と共に各地の遺跡を探訪する際に道案内役としてレギンも同行しており、その後ミュンヒ博士の言いつけで聖杯をエレミア家に拝借しに行く時など、常にサーレントと共に行動し共に戦ってきた。
 父カスタギア博士は発明家でもあるためサーレントの旅に役立つ道具を発明してくれたり、いとこのミーミルは誘拐事件の際には子供たちを手分けして送り届ける役目を担ってくれたりとレギンたちの一家は揃ってサーレントの旅を協力してくれる。

 クラスは軽戦士であり、短剣などのほかボウガンも装備できる。とくにライフル銃はなかなかの腕があり、後方支援を得意としている。

ソーク

 人間。弟子として、そして用心棒としてもソロンに付き従っている剣士。30歳。

 サーレントとは兄弟弟子でもあり、トール火山のソロンの間を住まいとしてソロンに師事している。非常に寡黙で無口な性格でほとんど感情も表に出さないが、たまに口を開くとやや危険なほどに粗野で粗暴な性格がうかがい知れる。実際は悪を打ち滅ぼす正義感も持っており剣士としても確かな実力を持っているが、言動がいちいち危なっかしいのが玉に瑕。

 言霊師でもあるソロンに師事しているが、クラスは重戦士。大剣などの重量級の武器を得意としている。言霊はまったく得意ではなくMPも低いので前線で戦うのがセオリー。

ロロ

 種族、年齢は不明。ルドラ教団員による子どもの誘拐事件の際にトゥーラの遺跡に捕らわれてしまっていた少年。

 オリアブで巻き起こった誘拐事件を追い掛けたサーレントたちが偶然にも救い出した少年だが、その時点で記憶のほとんどを失ってしまっており自分がどこの誰なのかまったく分かっていない。行くあてもないのでサーレントたちに同行するようになるが、その旅路で事あるごとにサーレントでも知らないような古代語の知識や古代文明のうんちくを呟いており、なにか秘密があると考えられていた。
 実は隠れ里からピピンと共に逃げ出した少年であり、ダナン神族である。現在この世界で生き残っているダナン神族は老人や大人ばかりであり、子どもというだけで貴重な存在だった。そのために大切に育てられていたのだが、悪友ピピンの誘いに乗ってしまい外の世界に飛び出した時にルドラ教団員に捕まってしまったという顛末である。

 クラスはヒーラータイプの言霊師。ボウガンや弓を扱う技術も高い。後方で回復や補助の役目を担当するのが良い。



リザ

 人間。北の大陸よりやや南に位置する大陸、そこにあるカーンという村で生まれ育った心優しき少女。17歳。

 世界に三人いる賢者のうちゼクウという人物を祖父に持ち生まれたが、生まれた時から額にジェイドを宿しておりゼクウや周囲の人々からも運命の子どもだと確信して育てられた。しかしリザの母親はリザを生んで間もなく行方をくらましており、父親もどこの誰とも知れない人物であった。

 生まれながらに「ホーリージェイド」を宿し博愛に満ちて成長したリザは、自分が何かの使命を持っているなどというよりも純粋に目の前にある世界の汚染や動植物の枯渇を見ていられないという一心で旅に出る決意を固める。ゼクウにより見送られ、リザは浄化の旅を踏み出すのだ。

 クラスはヒーラータイプの言霊師で、とくに弓での攻撃が得意。ルドラの秘宝ではリザの専用装備でもある弓武器も登場するため、後方で仲間たちを癒しながら戦うのがベスト。

ガーライル

 人間。カーンからほど近いところにあるバベルという都市を拠点としている青年。18歳。

 リザが旅立って間もなく樹海にてバベルの兵士たちに追われている青年と遭遇するが、これがガーライルであった。実はガーライルはバベルでレジスタンスを統率しているリーダーであり、きれいな空気を提供する代わりに高い税金を搾取する市長と真っ向から対立している。
 もっとも、レジスタンスとはいえスラム街の子どもだけで結成されているだけであり現在のところ劣勢状態でもあるのだが、そこに現れたリザが世界の浄化を目指していると聞くとガーライルは一も二もなく協力し同行するようになる。リザに恋焦がれている一面も覗かせる好青年だ。

 クラスは軽戦士で、とくにマシンガンなど銃の扱いに長ける。後方支援を得意としており、素早い動きで敵を翻弄する。

ピピン

 爬虫類族。旧世代の種族のうち、爬虫類族に属する少しイタズラ好きな少年。12歳。

 地上世界にある隠れ里で生まれ育った旧世代の種族の末裔。ロロとは友達でもあり共に成長するが外の世界に憧れを抱き、ある日隠れ里の長老の持つ宝「永遠の眠りに落ちる薬」を奪ってロロと共に隠れ里から家出してしまう。ところが行くあてもなく放浪する末にロロはルドラ教団員に捕まり、ピピンもまた樹海で迷子になった末に魔物に捕らわれて窮地に陥ったところでリザたちによって無事に救出された。
 性格は年齢相応以上にイタズラ好きで悪賢い。自らのことを爬虫類族の王子だと名乗ってリザたちに対しても偉そうにしているが、本来は臆病なところもある少年である。

 クラスは軽戦士ではあるがそれなりの防具も装備させられるうえに、専用武器でもあるクロー系が近接攻撃主体の武器なので前線で戦わせたい。言霊も得意ではないので敵と肉迫して戦う方が向いている。

マリーナ

 水棲族。海の底にあるライラの町で生まれ育った少女。足が尾ひれのようになっている水棲族特有の外見で水中を高速で泳ぐことが得意。15歳。

 この世界の海は限りなく汚染されてしまっているのだが、海の底の一部に水棲族のラゴウ石を利用して正常な水をたたえた一区画がある。そこにひっそりと隠れるように水棲族たちの住むライラの町がある。ここで生まれ育ったマリーナは「海の守り神様」と水棲族たちに呼ばれる存在が眠るタマゴを孵化させる力を持つ神官という役目を持っている。
 まさに人魚のような美しい外見を持つ美少女でもあるが性格はやや猜疑心が強く疑り深い。とくにライラの町で聞き育ったためか水棲族を滅ぼしたとされる爬虫類族やそのルドラに対する警戒心と恐怖心が強く、リザたちと出会った時も同行していたピピンを見て慌てて逃げ出してしまったほど。その後は再会・和解をし、浄化の旅が自分の役目でもある守り神様のタマゴの孵化にも必要不可欠だとしてリザたちに同行するようになる。

 クラスは軽戦士とキャスタータイプの言霊師を兼任する。攻撃の言霊で後方攻撃を得意としながらも専用武器でもある槍での物理攻撃もそこそこ強い。

デューン

 人間。大冒険家、トレジャーハンターと自称するややお調子者な青年。19歳。

 相棒キッドと共に世界をまたにかけて財宝や秘境、お宝探しに奔走している根っからの冒険家。シオンやサーレント、リザの章のあちこちに顔を出しては事件や騒動を巻き起こす。
 聖杯や聖衣などをサーレントの目の前で奪い取りながらさらなるお宝を求めてトゥーラの遺跡に挑戦するが、そこで石像と化したラミレスとその手の中にあるジェイドを発見。奪い取ろうとするもジェイドは逆に吸い込まれるようにデューンの右手に埋まり込んでしまった。これにより、「デスジェイド」を宿す人間となってしまう。
 デューン単独で動かせる章は物語の最後となり、各章で繰り広げられた物語の集大成の主人公を担う。

 クラスは軽戦士で、ボウガンでも銃でもなんでも器用に扱えるが短剣を扱った攻撃が得意。とくに専用武器かつ短剣系列では最強の威力を持つ『フリーダム』は素早さを高めてくれる効果もあり、このゲームにおいて最大数値の素早さを手に入れることができるのはデューンだけである。

その他

ミーミル
サーレントの章で主に登場。レギンのいとこであり、外見はおしとやかだが気が強くしっかり者な19歳の少女。
レギンとは幼馴染のようにして暮らしているが傍目には完全に尻に敷かれている格好だ。サーレントたちが誘拐事件を解決した際に子どもたちを引率して連れて帰る手助けをするなどで一行になにかと協力してくれる。
キッド
世界をまたにかけるトレジャーハンター、デューンの相棒。17歳。
時に無鉄砲で突っ込みたがりなデューンとは異なり、臆病で逃げ腰癖があるがそれが頷けるほどの足の素早さを誇り、お宝を奪った時にものすごいスピードで逃げ出すのはデューンと同格かそれ以上である。「トレジャーハンター」という単語が覚えられず、テレジャーハンター、ブラジャーハンターと名言が多数存在。
ダグ
シオンの章で主に登場。孤児の出身だがクリューヌ城兵士見習いとして毎日真面目に働いている。16歳。
シオンのことを「アニキ」と呼ぶなどしてなにかと慕って憧れており、自分もはやくシオンのように兵士として立身したいと願っている。性格はやや気弱なところもあるが、小間使いとして働いているためか小舟を所有しておりシオンやリザの旅にも役立ててくれた。ダヌルフ東の教会にいる神父に育てられ神父とは実の父と等しい関係。