2ちゃんねる売られる騒動

Last-modified: 2022-06-06 (月) 23:53:44

 2001年8月31日。
 2ちゃんねるのトップページの2ちゃんねるロゴマーク画像が「for sale!」という看板が掲げられたものに差し替えられ、実際にこの画像リンク先となっていたオークションサイト「ビッダーズ」(現:Wowma!)にて2ちゃんねるが売られているという騒動が起きた。

 出品者は「hiroyuki2ch」であり、コメント欄には「今までがんばってくれた人たちありがとうございました。夜勤さんは悪くない」といった旨の言葉が書かれていた。ビッダーズ情報を交換するスレが各所に立てられてオークションにみんなが参加してしまい、一千万から始まった入札価格は17時30分には555京円を記録。史上まれに見ないオークション騒ぎとなってしまう。
 これを受けたビッダーズの運営元である株式会社ディー・エヌ・エーにより「落札目的ではない入札者が参加している」として2ちゃんねる販売は強制終了させられた。


 この騒動の背景としては直前に起きた『8月危機』を経て2ちゃんねるが閉鎖されるという話がまことしやかになっていたことが挙げられるが、オークションサイトへの出品自体はひろゆき氏のいたずらであり同氏は2ちゃんねるを販売しようと本気で思っていたというわけではないという話もあり、真偽のほどは定かではない。
 コメント欄から考察し、『8月危機』において奮闘した夜勤氏に対するひろゆき氏の感謝を兼ねた一大ジョークという捉え方をする人が多かった。

 また、現在であればこうしたいたずらはオークションサイトの荒らし行為だと見なされて賛否両論が巻き起こる可能性もあるが、当時はまだ炎上騒動やネットバッシングという名称や行為もインターネット上に浸透はしておらず、ひろゆき氏のいたずらやエイプリルフールネタも2ちゃんねるユーザーからすれば日常茶飯事でもあったため騒動後は寛大な笑い話としてまとめられた。


引用:News:速報:「2ちゃんねる」売ります!!──ビッダーズでオークション開始