FF14 野良の零式における考察

Last-modified: 2023-06-29 (木) 06:01:50


なぜ野良で進捗が早い人と遅い人がいるのか

周囲含めてよく聞く話であり疑問であるのが、「同じ野良同士なのになぜか相手のほうが進捗が早い」というもの。自分はまだ4層に到達すらしていないのにすでに4層踏破している人が、それも野良という同じ環境なのに多いのはなぜなのか、気になったことはある。

5chなどでは『一ヶ月目標くらいなら下手な固定より野良でじゅうぶん』という意見がよく取り交わされており、実際一ヶ月~二ヶ月以内であるなら野良でも踏破は見込めると言える。
しかしそれよりも前、つまり2週間や3週間で野良踏破するというのはよほどの高PSを保有しているだけでなく魔の『野良ガチャ』の運も関係してくるようにも思えるが、大幅にクリア確率を上げる方法があるにはある。


もちろん本人のPSも大事

「零式初めてです」「高難易度初めてです」という人がいきなり一ヶ月より前に踏破しようとするのはもちろん愚の骨頂(もっとも、一部天才的にゲームが上手い人であれば話は別)とは言えるが、やはり普通に考えれば本人のPSも高いことが大前提となる。

それは高い火力が欲しいなどというだけでなく、ギミックに関する理解とその動作についても初期のうちはかなり試されることになる。
まだ脳死クリア方法などが出回っておらずSNSやサイト、早期攻略動画など、さほど細かい解説もないままとりあえずアップされているといったものから解法を捻出するようになるため、誰が見ても分かりやすいというわけにはいかない。自分なりにギミックというものを理解する地頭の良さは必須となるだろう。

当然ながら理解するだけでは机上の空論となり、ゲームとパッド(キーマウ)を前にして実際にその通りに動けるかも重要。
とくに野良はVCというものは想定されていないため、難解なギミックでも他人から指示(コール)されて動くのではなく自分で動けなければまずギミックのクリアはむずかしい。

そしてこれらのギミックをしながら火力やヒールなど各々のロールに課せられた役目を果たすだけでなく高水準をキープし続けられることがなにより大切であり、これらを総じて『PS(プレイヤースキル)』として呼ぶ。
零式と絶では難易度に大きな差がありコンテンツタイムも長丁場となるため比較のしようもないが、どちらにしても早期であるうちは意識の高さは必要と言えるだろう。


PTをとにかくどんどん移る

実装当日もしくはその翌日には1層だけでもクリアしたいと思う場合、レイドレースチームの配信を見ながらできるだけPTをとっかえひっかえしながら進む。

当日は実装時間前からPT募集が開始されているのが恒例だが、フルタイムを費やしていいメンバーというのは野
良である以上どうしても限られてしまう。
30分~1時間(2飯)くらい様子見しながらギミックを推し進めて別のPTに切り替えるのが最善策となろう。その際にはもしかしたらテンションの高いPTから抜けるということになるので心苦しいだろうが、この「心苦しさ」というのは早期攻略においてはまず封印しなければならない感情である。

高PS者であれば最初から2つないし3つ目くらいのフェーズまでは進むため、抜けたらすぐに該当フェーズからの募集PTに直行。間違っても最初からPTに再度入って復習しようなどと考えてはいけない。
フェーズ詐欺が許されるのはこの時期だけでもあるので、とにかく分からなくても先に進むことを考えて突撃し続けるのが〇。はっきり言って練度は後からついてくるものなのでまずはギミックを見る、体験するというところに重点を置きたい。


募集ピークタイムについて

零式実装はとくにメンテを挟まず時間になったらNPCからクエストが受注されるという仕組みだが、この時間はだいたいの場合は17時からとなる。そのため、当日の17時前から募集が開始されはじめておりまずはどこでもいいので食い込んでおきたい。

その後、21時頃から帰宅した社会人や学生が始動するためにここでも募集が増えるが、最初から募集がほとんどなので早期を狙う場合は避けたい。
初日であればこのピークは0時あたりまで盛況。深夜3時過ぎの募集を狙うという手もある。(翌日仕事などがある人は1時2時にはログアウトしてしまうため、2時以降のPTはそれなりの手練れニート勢が参戦している可能性が高い)

余談となるがFF14はニートが勝ち組と言われるのはこのあたりが理由であり、実装当日に仕事学校に時間を割かない人ほど先に進める可能性が高くなる。
実際にレイドレースチームなどはほとんどが自営業であったり有給休暇を得ていたりして一週間は外出の必要がない状態にしてから挑んでいるというのは有名な話である。(逆に言えば一週間以内に踏破しなければならないノルマとも言えるが)。


練習時期は早朝・深夜の募集はハズレが多い(個人の感覚です)

あくまでも私個人の感覚ということを強く前置きしながらではあるが、早期ではなく練習時期に入った零式の早朝や深夜募集は地雷が多いというのはあるかもしれない。

理由は複数考えられるが、まず可能性としてあるのは『駆け込み勢』が多いということ。もう寝なければいけない時間だが、とにかく先のフェーズを練習したいから、クリアしたいからという意欲ばかりが先行しておりギミックの精査が欠けていたり集中力が散漫になっていることが多いのである。

次に挙げられるのは深夜早朝の時間帯はどうしても人口が少ないために狭い範囲内の人間しかかき集めることができないからということ。母数自体が少ないということはやや地雷な人が紛れている可能性も上がってしまい、一度解散して再度募集を立てたりしても同じ人が来るという確率も上がってしまう。

また、この時間帯はPTが揃いにくいというのはどうしても付きまとう問題だ。そのため、PT主によっては本来ならばD1、D2は近接枠としたいところでもあえてレンジやキャスでも可としてしまう場合もある。
もちろんそれでも問題なくこなせる人であれば構わないが、大抵の場合はレンジはD3でありキャスはD4なのが主流であることもあり、違うポジションの動きをする際にミスが起きやすくなってしまう。ただでさえギミックミスも起きやすいところに加えてこのような別の問題も加味されるとなると、さらに目的からは遠ざかってしまうと言えるだろう。


ヒーラーが上手いと進む

自身がヒラ以外のジョブである場合に限るが、PTのヒラが上手いとおのずと先に進みやすくなる。もちろんギミックミスによる死亡やワイプはどうしようもないが、ある程度の事故被弾や全体の戻しなどが的確かつ機敏であればクリアはともかく先に進めるようになる。
理由は単純明快で、零式のギミックミス被弾の多くは与ダメ低下、つまり半額シールが付与されるほかにはダメージが大きいという程度だからである。戻しやバリアが分厚ければ厚いほど生存確率が向上するので時間切れまで引っ張っていくことが可能なのだ。

もし上手いと思えるヒラがいた場合は解散する流れとなった場合でも次のPTに思い切って誘ってみるなどの対応も可だろう。


どのようなヒーラーが上手いと言えるのか

『火力が高いヒラが上手い』という通説が浸透しているFF14。もちろんヒラではないとしても火力が低いより高い方が良いのは良いだろうがそれではただのDPSである。
いかにヒールや軽減ができるかどうかがヒラのキモと言える部分であり、火力にこだわるあまりPTヒールやバリアがおろそかあるいはギリギリになりやすいのであればいっそのことずっとオーバーヒールしていたほうが遥かに役に立つと言える。

クリアする場合はともかくとして練習、それも早期段階でのヒーラーの火力というのは最初のうちは問われるものではない。まずはDPSがコンテンツ練度を高めて火力を引き上げ、そこから足りない分をタンクやヒラがいくつかのヒールスキルを減らしながら考慮しつつ担当するという足し算からの引き算方式だ。「足りない分」がはっきりするまではオーバーヒールで過ごしていてもいいほどである。

レイドレースチームなど早期攻略のヒーラーがとくにFF14では最高に難しいジョブと言われるのはこの部分であり、とにかく早いうちに「必要な火力を捻出するにはどのヒールやバリアを削ればいいか」を把握してその通りに動けるようになることが求められるからである。

もっとも、綿密な相談ができない野良のヒラにここまでを求めるのは少々酷かもしれない。相方ヒラがどのように動くか分からない以上それぞれが思うようにスキルを使うしかない野良でのヒーラーはいわゆるlogsの数字なども高めることは難しく、これは固定したヒラペアだからこそ可能なやり方とも言える。
だからこそ単体でも素早いヒールやバリアを臨機応変に使い分けられる上手い野良ヒラはもしかしたらレイドレースチームのヒラよりも上手いという説もあるのかもしれない。