2002年2月。
たび重なるサーバー負荷とトラブルに対応するべくひろゆき氏が筆頭となって計画されたのが「オイスター作戦」である。2ちゃんねるのサーバーはもとよりレンタルサーバーが利用されていたが、2ちゃんねるの専用となるサーバーを購入しより安定した掲示板閲覧と書き込みを目指して立案された。
勘違いされやすいが、「ビューア」という名称ではあるが2ちゃんねる閲覧や書き込み用のソフト(いわゆる専ブラ)等ではなくビューアというシステム名となっている。ユーザーは2ちゃんねるビューアという名前のサイト上で名前やメールアドレスを登録し、ログインIDとパスワードを取得して2ちゃんねるを使用した時に特典を得ることができるというもの。
●を購入(2ちゃんねるビューアに登録)することで1000レス数に達したスレや一定期間を過ぎたいわゆる「dat落ち」スレをすぐに閲覧できるようになったり(通常では数ヶ月待たなければHTML化されなかった)、ほかのブラウザでは使用不可能な一部の絵文字などが使用できたり、高度な検索ツールなどが使用できる。
その後に実装された「忍法帖*1」などの書き込み規制も無であり、アクセス規制も突破可能なうえに連続投稿もできる。2ちゃんねるのヘビーユーザーなほどありがたいシステムが提供されていたのだ。
●の購入以外では「モリタポ*2」という電子通貨を使用しての購入も可能であり、これらは2ちゃんねるのサーバー購入のための積立金として貯蓄されることになった。
名前の由来としては「課金」→「牡蠣」→「オイスター」。ただしひろゆき氏は2ちゃんねる創立当初から全面課金には反対の姿勢をとっており、このオイスター作戦における2ちゃんねるビューア登録も基本的には利用者の任意としていた(無課金による致命的なデメリットはとくにない)。現在でいうところのなにかしらのコンテンツのプレミアム会員というような認識で間違いないだろう。
しかし後年、この2ちゃんねるビューアに登録していた人のクレジットカード番号などが漏洩するという『2ちゃんねる個人情報流出?』事件が発生してしまうことになる。
引用:Oyster作戦 - 5ちゃんねるwiki
引用:2ちゃんねるビューア - Wikipedia